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海洋教育
6 年生は去年から「総合的な学習の時間」で海の生き物について学習していま
す。玄関にある大きな水槽には、5 年生の時に学習したメジナが住んでいますね。
実はこれ、すごいことなのです。海の生き物を飼っている学校はそんなに多く
はありません。しかも、メジナを飼っている学校はもっと珍しいことでしょう。
そして、メジナが去年の秋からずっと生き続けていることもすごいことなので
す。ある先生から言われました。
「おそらく、日本の小学校で飼っているメジナ
で一番長く生き続けている日本一のメジナだよ。」これはどうやら、本当のこと
のようです。
先週の木曜日、6 年生は千葉県館山にある「御茶ノ水女子大学湾岸生物教育研
究センター」に行きました。ここは大学の先生たちが、海の生き物の研究をし
ているところです。だから性能のいい顕微鏡や水槽がいっぱいありしました。
蛇口をひねると、海から直接新鮮な海水が出てくる特別な装置もありました。
そして、とても珍しい海の生き物がたくさんいました。
さて、その研究センターで見た生き物。それは、ウニやヒトデが主でした。
「ム
ラサキウニ」これは、食べるとおいしいですね。「キタムラサキウニ」これは、
「ムラサキウニ」より少し北の寒い地方で採れるから「キタ」が付くのだそう
です。「バフンウニ」これは、馬の糞に似ているからバフンウニと言うのです。
「フクロウ二」これは体が柔らかく袋みたいな形だからだそうです。その他に
も「ウミケムシ」という生き物を見ました。それは、毛虫のように体中に毛や
針のようなものが生えていて、体をくねくねさせて歩くのです。
「ウミシダ」は
ヒトデの仲間。上や横から見ると植物のシダのように見え、草が生えているの
かなって思います。でも、実はヒトデの仲間。裏返すと真ん中がヒトデの形を
していて、その 5 本のそれぞれの指のようなところに草のようなものが生えて
いるのです。そうそう、ヒトデは 5 の数が基本だそうです。指のような足のよ
うなものは 5 本、よく見ると口が 5 個や歯が 5 本なんていうのが多いそうです。
6 年生はこれから卒業まで、猿楽小学校の教育目標のように、海のことを調べ
て、感じたことや考えたことを、みなさんに広げてくれると思います。