専修・科目 3100 001 系共通科目(西洋古典学) 講義 1

【西洋文化学系】
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
3100 001 系共通科目(西洋古典学)
講義
1-4
2
2
前期
金5
チエシュコ マルティン
西洋文化1
3102 002 系共通科目(西洋古典学)
講義
1-4
2
2
後期
金5
髙橋 宏幸
西洋文化2
3202 001
系共通科目(スラブ語学スラブ文学)
講義
1-4
2
2
前期
水5
中村 唯史
西洋文化3
3204 002
系共通科目(スラブ語学スラブ文学)
講義
1-4
2
2
後期
水5
中村 唯史
西洋文化4
3302 001 ドイツ語学ドイツ文学(系共通科目) 講義
1-4
2
2
前期
金2
松村 朋彦
西洋文化5
3304 002 ドイツ語学ドイツ文学(系共通科目) 講義
1-4
2
2
後期
金2
川島 隆
西洋文化6
3402 001 系共通科目(英語学)
講義A
1-4
2
2
前期
水4
家入 葉子
西洋文化7
3404 002 系共通科目(英語学)
講義B
1-4
2
2
後期
水4
家入 葉子
西洋文化8
3406 003 系共通科目(英文学)
講義A
1-4
2
2
前期
金3
廣田 篤彦
西洋文化9
3408 004 系共通科目(英文学)
講義B
1-4
2
2
後期
金3
佐々木 徹
西洋文化10
3502 001 系共通科目(アメリカ文学)
講義A
1-4
2
2
前期
水5
森 慎一郎
西洋文化11
3503 002 系共通科目(アメリカ文学)
講義B
1-4
2
2
後期
水5
若島 正
西洋文化12
3601 001 系共通科目(フランス語学)
講義
2-4
2
4
通年
水2
田口 紀子
西洋文化13
3604 002 系共通科目(フランス文学)
講義
1-4
2
2
前期
火2
永盛 克也
西洋文化14
3606 003 系共通科目(フランス文学)
講義
1-4
2
2
後期
火2
増田 眞
西洋文化15
3701 001
講義
1-4
2
4
通年
金4
天野 惠
西洋文化16
3902 001 系共通科目(西洋文学入門) 講義
1-2
2
2
前期
木5
高橋・中村・松村・廣田・若島・永盛・天野
西洋文化17
3130 003 西洋古典学
特殊講義 3-4
2
4
通年
水3
チエシュコ マルティン
西洋文化18
3130 004 西洋古典学
特殊講義 3-4
4
4
後期
3140 005 西洋古典学
演習
3-4
2
4
通年
金4
髙橋 宏幸
西洋文化20
3140 006 西洋古典学
演習
3-4
2
2
通年
水5
チエシュコ マルティン
西洋文化21
3140 007 西洋古典学
演習
3-4
2
4
通年
金3
チエシュコ マルティン
西洋文化22
3141 008 西洋古典学
演習
3-4
2
2
前期
火3
早瀬 篤
西洋文化23
3141 009 西洋古典学
演習
3-4
2
2
後期
火3
早瀬 篤
西洋文化24
3141 010 西洋古典学
演習
3-4
2
2
前期
月4
平山 晃司
西洋文化25
3151 011 西洋古典学
講読
3-4
2
2
前期
水4
髙橋 宏幸
西洋文化26
3151 012 西洋古典学
講読
2-4
2
2
後期
水4
髙橋 宏幸
西洋文化27
3151 013 西洋古典学
講読
2-4
2
2
前期
木4
勝又 泰洋
西洋文化28
3151 014 西洋古典学
講読
2-4
2
2
後期
木4
勝又 泰洋
西洋文化29
8050 112 西洋古典学
語学
2-4
4
2
通年
火2
山下 修一
西洋文化30
8051 113 西洋古典学
語学
2-4
4
4
通年
月1木1 広川 直幸
西洋文化31
8052 114 西洋古典学
語学
2-4
2
2
通年
8053 115 西洋古典学
語学
2-4
4
4
通年
3231 003 スラブ語学スラブ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
火2
中村 唯史
西洋文化34
3231 004 スラブ語学スラブ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
火2
中村 唯史
西洋文化35
3231 007 スラブ語学スラブ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木5
楯岡 求美
西洋文化36
3231 008 スラブ語学スラブ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月3
服部 文昭
西洋文化37
3231 009 スラブ語学スラブ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月3
服部 文昭
西洋文化38
3241 010 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
前期
月5
中村 唯史
西洋文化39
3241 011 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
後期
月5
中村 唯史
西洋文化40
3241 012 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
後期
月4
Valerij Grecko
西洋文化41
3251 013 スラブ語学スラブ文学
講読
3-4
2
2
前期
金2
中村 唯史
西洋文化42
3251 014 スラブ語学スラブ文学
講読
3-4
2
2
後期
金2
中村 唯史
西洋文化43
3251 015 スラブ語学スラブ文学
講読
3-4
2
2
前期
水1
小山 哲
西洋文化44
3251 016 スラブ語学スラブ文学
講読
3-4
2
2
前期
火3
伊藤 順二
西洋文化45
3251 017 スラブ語学スラブ文学
講読
3-4
2
2
後期
火3
伊藤 順二
西洋文化46
3261 018 スラブ語学スラブ文学
外国人実習
2-4
2
2
前期
木3
Vinogradova Svetlana
西洋文化47
3261 019 スラブ語学スラブ文学
外国人実習
2-4
2
2
後期
木3
Vinogradova Svetlana
西洋文化48
8082 136 スラブ語学スラブ文学
語学
1-4
2
2
通年
火4
Bogna Sasaki
西洋文化49
8117 137 スラブ語学スラブ文学
語学
1-4
2
1
前期
水4
Bogna Sasaki
西洋文化50
8117 138 スラブ語学スラブ文学
語学
1-4
2
1
後期
水4
Bogna Sasaki
西洋文化51
科 目 名
講義コード
科目コード 連番
専修・科目
系共通科目(イタリア語学イタリア文学)
担 当 者
月4月5 髙橋 宏幸
木3
堀川 宏
月2金2 佐藤 義尚
シラバス連番
西洋文化19
西洋文化32
西洋文化33
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
3331 003 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
金3
川島 隆
西洋文化52
3331 004 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
金3
松村 朋彦
西洋文化53
3331 005 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月4
奥田 敏広
西洋文化54
3331 006 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月4
奥田 敏広
西洋文化55
3331 007 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
金4
河崎 靖
西洋文化56
3331 008 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
木3
D.トラウデン
西洋文化57
3331 009 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木3
D.トラウデン
西洋文化58
3331 010 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
火3
岡田 暁生
西洋文化59
3331 011 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
火3
岡田 暁生
西洋文化60
3331 012 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
集中
中丸 禎子
西洋文化61
3341 013 ドイツ語学ドイツ文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
前期
水4
川島 隆
西洋文化62
3341 014 ドイツ語学ドイツ文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
後期
水4
川島 隆
西洋文化63
3343 015 ドイツ語学ドイツ文学
演習Ⅱ
3-4
2
2
前期
火2
松村 朋彦
西洋文化64
3343 016 ドイツ語学ドイツ文学
演習Ⅱ
3-4
2
2
後期
火2
松村 朋彦
西洋文化65
3345 017 ドイツ語学ドイツ文学
演習III
3-4
2
2
前期
金5
松村 朋彦・川島 隆
西洋文化66
3345 018 ドイツ語学ドイツ文学
演習III
3-4
2
2
後期
金5
松村 朋彦・川島 隆
西洋文化67
3351 019 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
後期
火4
松村 朋彦
西洋文化68
3351 020 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
前期
火4
川島 隆
西洋文化69
3351 021 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
前期
木4
西尾 宇広
西洋文化70
3351 022 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
後期
木4
西尾 宇広
西洋文化71
3361 023 ドイツ語学ドイツ文学
外国人実習
2-4
2
2
前期
月3
D.トラウデン
西洋文化72
3361 024 ドイツ語学ドイツ文学
外国人実習
2-4
2
2
後期
月3
D.トラウデン
西洋文化73
3431 005 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
火2
廣田 篤彦
西洋文化74
3431 006 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
火2
佐々木 徹
西洋文化75
3431 007 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
火5
森 慎一郎
西洋文化76
3431 008 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
火5
若島 正
西洋文化77
3431 009 英語学英文学
特殊講義 2-4
2
2
前期
水4
谷口 一美
西洋文化78
3431 010 英語学英文学
特殊講義 2-4
2
2
後期
水4
谷口 一美
西洋文化79
3431 011 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木3
前川 玲子
西洋文化80
3431 012 英語学英文学
特殊講義 2-4
2
2
前期
木5
西村 秀夫
西洋文化81
3431 013 英語学英文学
特殊講義 2-4
2
2
後期
木5
西村 秀夫
西洋文化82
3431 014 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
水2
服部 典之
西洋文化83
3431 015 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
水5
里内 克巳
西洋文化84
3431 016 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木2
藤井 光
西洋文化85
3431 017 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月2
出口 菜摘
西洋文化86
3431 018 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
木3
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化87
3431 019 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木3
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化88
3431 020 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月3
Gallimore,Daniel
西洋文化89
3431 021 英語学英文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月3
Gallimore,Daniel
西洋文化90
3431 022 英語学英文学
特殊講義 3-4 30
2
後期
月5
Raphaël Lambert
西洋文化91
3431 023 英語学英文学
特殊講義 3-4 30
2
前期
集中
後藤 和彦
西洋文化92
3432 080 英語学英文学
特殊講義 2-4 15
1
前期
集中
Karen Corrigan
西洋文化93
3441 024 英語学英文学
演習Ⅰ
2-4 30
2
前期
金5
家入 葉子
西洋文化94
3441 025 英語学英文学
演習Ⅰ
2-4 30
2
後期
金4
家入 葉子
西洋文化95
3441 026 英語学英文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
前期
金2
廣田 篤彦
西洋文化96
3441 027 英語学英文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
後期
金2
廣田 篤彦
西洋文化97
3441 028 英語学英文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
前期
火4
若島 正
西洋文化98
3441 029 英語学英文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
後期
火4
森 慎一郎
西洋文化99
3444 030 英語学英文学
演習Ⅱ
4
2
2
前期
水3
佐々木 徹
西洋文化100
3444 031 英語学英文学
演習Ⅱ
4
2
2
後期
水3
佐々木 徹
西洋文化101
3451 032 英語学英文学
講読
2-4
2
2
前期
火3
佐々木 徹
西洋文化102
3451 033 英語学英文学
講読
2-4
2
2
後期
火3
廣田 篤彦
西洋文化103
3451 034 英語学英文学
講読
2-4
2
2
前期
火5
若島 正
西洋文化104
3451 035 英語学英文学
講読
2-4
2
2
後期
火5
森 慎一郎
西洋文化105
3451 036 英語学英文学
講読
2-4
2
2
前期
水3
桂山 康司
西洋文化106
3451 037 英語学英文学
講読
2-4
2
2
後期
水3
桂山 康司
西洋文化107
講義コード
科目コード 連番
科 目 名
専修・科目
担 当 者
シラバス連番
科 目 名
講義コード
科目コード 連番
専修・科目
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
担 当 者
シラバス連番
3461 038 英語学英文学
外国人実習
2-4
2
1
前期
木1
LUDVIK,Catherine 西洋文化108
3461 039 英語学英文学
外国人実習
2-4
2
1
後期
木1
LUDVIK,Catherine 西洋文化109
3461 040 英語学英文学
外国人実習
2-4
2
1
前期
木2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化110
3461 041 英語学英文学
外国人実習
2-4
2
1
後期
木2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化111
3531 003 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
火5
森 慎一郎
西洋文化112
3531 004 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
火5
若島 正
西洋文化113
3531 005 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
火2
廣田 篤彦
西洋文化114
3531 006 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
火2
佐々木 徹
西洋文化115
3531 007 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木3
前川 玲子
西洋文化116
3531 008 アメリカ文学
特殊講義 2-4
2
2
前期
水4
谷口 一美
西洋文化117
3531 009 アメリカ文学
特殊講義 2-4
2
2
後期
水4
谷口 一美
西洋文化118
3531 010 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
水5
里内 克巳
西洋文化119
3531 011 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木2
藤井 光
西洋文化120
3531 012 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月2
出口 菜摘
西洋文化121
3531 013 アメリカ文学
特殊講義 2-4
2
2
前期
木5
西村 秀夫
西洋文化122
3531 014 アメリカ文学
特殊講義 2-4
2
2
後期
木5
西村 秀夫
西洋文化123
3531 015 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
水2
服部 典之
西洋文化124
3531 016 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月5
Raphaël Lambert
西洋文化125
3531 017 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
木3
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化126
3531 018 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木3
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化127
3531 019 アメリカ文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月3
Gallimore,Daniel
西洋文化128
3531 020 アメリカ文学
特殊講義 3-4 30
2
後期
月3
Gallimore,Daniel
西洋文化129
3531 021 アメリカ文学
特殊講義 3-4 30
2
前期
集中
後藤 和彦
西洋文化130
3532 080 アメリカ文学
特殊講義 2-4 15
1
前期
集中
Karen Corrigan
西洋文化131
3541 022 アメリカ文学
3541 023 アメリカ文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
前期
火4
若島 正
西洋文化132
演習Ⅰ
3-4
2
2
後期
火4
森 慎一郎
西洋文化133
3541 024 アメリカ文学
演習Ⅰ
2-4
2
2
前期
金5
家入 葉子
西洋文化134
3541 025 アメリカ文学
演習Ⅰ
2-4
2
2
後期
金4
家入 葉子
西洋文化135
3541 026 アメリカ文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
前期
金2
廣田 篤彦
西洋文化136
3541 027 アメリカ文学
演習Ⅰ
3-4
2
2
後期
金2
廣田 篤彦
西洋文化137
3544 028 アメリカ文学
演習Ⅱ
4
2
2
前期
水4
森 慎一郎
西洋文化138
3544 029 アメリカ文学
演習Ⅱ
4
2
2
後期
水4
若島 正
西洋文化139
3551 030 アメリカ文学
講読
2-4
2
2
前期
火5
若島 正
西洋文化140
3551 031 アメリカ文学
講読
2-4
2
2
後期
火5
森 慎一郎
西洋文化141
3551 032 アメリカ文学
講読
2-4
2
2
前期
火3
佐々木 徹
西洋文化142
3551 033 アメリカ文学
講読
2-4
2
2
後期
火3
廣田 篤彦
西洋文化143
3551 034 アメリカ文学
講読
2-4
2
2
前期
水3
桂山 康司
西洋文化144
3551 035 アメリカ文学
講読
2-4
2
2
後期
水3
桂山 康司
西洋文化145
3561 036 アメリカ文学
外国人実習
2-4
2
1
前期
木2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化146
3561 037 アメリカ文学
外国人実習
2-4
2
1
後期
木2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
西洋文化147
3561 038 アメリカ文学
外国人実習
2-4
2
1
前期
木1
LUDVIK,Catherine 西洋文化148
3561 039 アメリカ文学
外国人実習
2-4
2
1
後期
木1
LUDVIK,Catherine 西洋文化149
3630 004 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
4
通年
水4
田口 紀子
西洋文化150
3631 005 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月4
増田 眞
西洋文化151
3631 006 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月4
増田 眞
西洋文化152
3631 007 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
木2
永盛 克也
西洋文化153
3631 008 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木2
永盛 克也
西洋文化154
3631 009 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
木3
AVOCAT, Eric
西洋文化155
3631 010 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
木3
未定
西洋文化156
3630 011 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
4
通年
水5
大浦 康介
西洋文化157
3631 012 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
金2
王寺 賢太
西洋文化158
3631 013 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
金2
王寺 賢太
西洋文化159
3631 014 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
水3
稲垣 直樹
西洋文化160
3631 015 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
水3
稲垣 直樹
西洋文化161
3631 016 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月3
塩塚 秀一郎
西洋文化162
3631 017 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月3
塩塚 秀一郎
西洋文化163
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
3631 018 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
前期
月2
小栗栖 等
西洋文化164
3631 019 フランス語学フランス文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月2
小栗栖 等
西洋文化165
3640 020 フランス語学フランス文学
演習I
3-4
2
4
通年
月2
増田・永盛
西洋文化166
3642 021 フランス語学フランス文学
演習II
4
2
4
通年
火3
田口 紀子
西洋文化167
3645 022 フランス語学フランス文学
演習
3-4
2
2
前期
金3
増田 眞
西洋文化168
3645 023 フランス語学フランス文学
演習
3-4
2
2
後期
金3
増田 眞
西洋文化169
3645 024 フランス語学フランス文学
演習
3-4
2
2
前期
木4
AVOCAT, Eric
西洋文化170
3645 025 フランス語学フランス文学
演習
3-4
2
2
後期
木4
未定
西洋文化171
3651 026 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
前期
金4
永盛 克也
西洋文化172
3651 027 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
後期
金4
永盛 克也
西洋文化173
3651 028 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
前期
木3
平光 文乃
西洋文化174
3651 029 フランス語学フランス文学
購読
2-4
2
2
後期
火5
塩塚 秀一郎
西洋文化175
3651 030 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
後期
木3
多賀 茂
西洋文化176
3660 031 フランス語学フランス文学
外国人実習
2-4
2
4
通年
火4
AVOCAT, Eric(後期未定)
西洋文化177
3730 002 イタリア語学イタリア文学
特殊講義 3-4
2
4
通年
火2
天野 惠
西洋文化178
3730 003 イタリア語学イタリア文学
特殊講義 3-4
2
4
通年
水2
村瀬 有司
西洋文化179
3730 004 イタリア語学イタリア文学
特殊講義 3-4
2
4
通年
水3
VAGATA, Daniela Shal
西洋文化180
3730 005 イタリア語学イタリア文学
特殊講義 3-4
2
4
通年
水5
VAGATA, Daniela Shal
西洋文化181
3731 006 イタリア語学イタリア文学
特殊講義 3-4
2
2
後期
月2
内田 健一
西洋文化182
3731 007 イタリア語学イタリア文学
特殊講義 3-4 30
2
前期
集中
長神 悟
西洋文化183
3740 008 イタリア語学イタリア文学
演習
3-4
隔週4
4
通年
3740 009 イタリア語学イタリア文学
演習
3-4
2
4
通年
火4
天野 惠
西洋文化185
3740 010 イタリア語学イタリア文学
演習
3-4
2
4
通年
金3
村瀬 有司
西洋文化186
3750 011 イタリア語学イタリア文学
講読
2-4
2
4
通年
木5
河合 成雄
西洋文化187
3751 012 イタリア語学イタリア文学
講読
2-4
2
2
前期
水4
村瀬 有司
西洋文化188
3751 013 イタリア語学イタリア文学
講読
2-4
2
2
後期
水4
村瀬 有司
西洋文化189
3760 014 イタリア語学イタリア文学
外国人実習
3-4
2
2
通年
火3
VAGATA, Daniela Shal
西洋文化190
8054 116 イタリア語学イタリア文学
語学
2-4
2
2
通年
月4
松本 健二
西洋文化191
8055 117 イタリア語学イタリア文学
語学
2-4
2
2
通年
月5
松本 健二
西洋文化192
8057 118 イタリア語学イタリア文学
語学
2-4
4
4
通年
月2木3 霜田 洋祐
西洋文化193
8059 119 イタリア語学イタリア文学
語学
2-4
2
2
通年
講義コード
科目コード 連番
科 目 名
専修・科目
担 当 者
木1木2 天野・村瀬・ヴァガータ
火5
VAGATA, Daniela Shal
シラバス連番
西洋文化184
西洋文化194
西洋文化学系1
授業科目名 西洋古典学(講義)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金5
開講期
前期
准教授 マルティン チエシュコ
授業
形態 講義
使用
言語 日本語
History of Greek Drama
[授業の概要・目的]
We will become acquainted with the masterpieces of Greek drama, especially Tragedy but we will also
briefly introduce Comedy. You will read a few pieces and, more importantly, watch some recorded
performances.
[到達目標]
The goal is to introduce the best Greek drama has to offer and to see how Greeks of the Classical Era viewed
life, heroism, fate and their place in the world.
Theatre was celebrated by the whole city of Athens, it was a truly democratic cultural event where politics,
philosophy, religion and the rule of law were discussed in the open - the contrast with Japan's diminishing
democracy and political discourse could not be greater. This too will hopefully lead to a lively debate and an
increased awareness of the relationship between art and politics.
[授業計画と内容]
The course will be conducted in English.
1. Introduction to Greek theatre.
2-15 We will discuss the following plays (and watch a few performances on DVD):
Aeschylus' Oresteia
Sophocles' Theban cycle (Oedipus and Antigone)
Euripides Medea, Trojan Women
Aristophanes' political plays
[履修要件]
Ability to understand spoken English.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Final report:70%
Attendance:30%
[教科書]
使用しない
西洋古典学(講義)(2)へ続く↓↓↓
西洋古典学(講義)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
You will need to read some background information plus a few plays in translation.
(その他(オフィスアワー等))
Although instruction will be in English, DVDs are either in Japanese or with Japanese subtitles. Final report
can be submitted in Japanese.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系2
授業科目名 西洋古典学(講義) <英訳>
Greek and Latin Classics (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金5
開講期
後期
教授
授業
形態 講義
高橋 宏幸
使用
言語 日本語
ローマ演劇史
[授業の概要・目的]
主としてプラウトゥスおよびテレンティウスの喜劇作品とセネカの悲劇作品を取り上げ、ジャンル
の常套。各作家の作風、表現の特色を紹介する。
[到達目標]
演劇を愛したローマ人の感性に触れる。
古典演劇の表現手法を学ぶ。
[授業計画と内容]
ローマ喜劇はギリシア新喜劇の筋立てを翻案し、ローマ独自の要素を加味した。そうしてプラウ
トゥスはすべてを吹き飛ばすような弾ける笑いを、テレンティウスは人情味が滲む優雅な笑いを生
み出した。セネカはギリシア悲劇を模しながら、彼が生きたローマとその時代を織り込んだ劇を残
した。これらの様相を邦訳テキストに即して見ていく。
第1回 文学史的背景
第2回∼第4回 ギリシア新喜劇、ローマの劇場、
第5回∼第8回 プラウトゥスの喜劇
第9回∼第11回 テレンティウスの喜劇
第12回∼第14回 セネカの悲劇
第15回 全体のまとめ
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末レポートおよび平常点。
[教科書]
使用しない
プリントを配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
原典の翻訳をできるだけ広く読むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系3
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Lectures) 職名・氏名
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
前期
授業
形態 講義
中村 唯史
使用
言語 日本語
ロシア文化における自然のイメージ(19世紀まで)
[授業の概要・目的]
あれだけ広いのですから、本当はロシアにも山岳地帯や海や湖など、多様な自然があるのですが、
ロシアというと「広大な平原や森」が思い浮かびます。これはロシアに住む人々が長年育んできた
自然観や原風景が、文学・絵画・映画等を通して広まったのです。ロシアの自然イメージはいかに
して成立し、文学・思想・芸術にどのように影響してきたのでしょうか。自然観や風景という観点
から、19世紀までのロシアの文化を読み解いていきます。
[到達目標]
1)芸術作品や文化現象における「自然」「空間」を分析するための枠組と方法を身につける。
2)ロシアの文学と文化に関する知識と理解を深める。
[授業計画と内容]
1.はじめに(第1回)
2.近代以前の自然の表象:民間伝承に見る自然観(第2−3回)
3.ロシア文化における「風景」の成立:西欧の自然観の受容と変容(第4−7回)
4.19世紀前半−中葉の文学と絵画における自然の表象:「原風景」の確立まで(第8−11回)
5.19世紀後半の文学と絵画における自然の表象:無関心な自然と親和的な自然(第12−15回)
授業の進度が予定と若干ずれる可能性があります。
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
毎回配付する質問票への記入、期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価しま
す。
[教科書]
適宜プリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
開講時ほか授業中に適宜指示します。
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に紹介する本や論考を、できるだけ自分でも読んでみてください。
(その他(オフィスアワー等))
ロシア語の知識はかならずしも必要としません。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系4
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Lectures) 職名・氏名
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
後期
授業
形態 講義
中村 唯史
使用
言語 日本語
ロシア(ソ連)文化における自然のイメージ(20世紀を中心に)
[授業の概要・目的]
あれだけ広いのですから、本当はロシアにも山岳地帯や海や湖など、多様な自然があるのですが、
ロシアというと「広大な平原や森」が思い浮かびます。これはロシアに住む人々が長年育んできた
自然観や原風景が、文学・絵画・映画等を通して広まったのです。ロシアの自然イメージはいかに
して成立し、文学・思想・芸術にどのように影響してきたのでしょうか。自然観や風景という観点
から、主として20世紀のロシアの文化を読み解いていきます。
[到達目標]
1)芸術作品や文化現象における「自然」と「空間」を分析するための枠組と方法を身につける。
2)ロシアの文学と文化に関する知識と理解を深める。
[授業計画と内容]
1.はじめに(第1回)
2.ロシア的原風景の成立までとその特性(第2−3回)
3.20世紀前半の批評における自然観:空と宇宙をめぐる論争(第4−6回)
4.20世紀前半の絵画論とその実践:自然の模倣を拒絶せよ(第7−9回)
5.ソ連期の文学と映画における自然の表象(第10−14回)
6.まとめ(第15回)
授業の進度が予定と若干ずれる可能性があります。
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
毎回配付する質問票への記入、期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価しま
す。
[教科書]
適宜プリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
開講時ほか授業中に適宜指示します。
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に紹介する本や論考を、できるだけ自分でも読んでみてください。
(その他(オフィスアワー等))
ロシア語の知識はかならずしも必要としません。
授業の内容は前期からの続きですが、後期からの履修も認めます。授業の最初の回で、後期の前提
となる事項の説明を行います。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系5
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Lectures) 職名・氏名
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
前期
授業
形態 講義
松村 朋彦
使用
言語 日本語
文庫本で読むドイツ文学
[授業の概要・目的]
近現代ドイツ文学の名作のなかから、文庫本で手軽に読める作品を毎回1∼2篇ずつ取り上げ、作
品の成立史や文学史的な位置づけ、読みどころやさまざまな解釈の可能性について解説する。ドイ
ツ文学にたいする受講者の関心を呼び起こし、じっさいに作品を読むための手引きとしたい。
[到達目標]
ドイツ文学のさまざまな作家や作品にかんする知識と理解を深めるとともに、文学作品を読み解く
ための基本的な技法を身につける。
[授業計画と内容]
取り上げる予定の作家と作品は次の通り。
第1回 はじめに
第2回 『ドイツ名詩選』(岩波文庫)
第3回 クライスト『チリの地震』(河出文庫)
第4回 フーケー『水妖記(ウンディーネ)』(岩波文庫)
第5回 シャミッソー『影をなくした男』(岩波文庫)
第6回 ホフマン『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ』(光文社古典新訳文庫)
第7回 シュティフター『水晶』(岩波文庫)
第8回 シュトルム『みずうみ』(岩波文庫)
第9回 リルケ『神さまの話』(新潮文庫)
第10回 マン『トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す』(新潮文庫)
第11回 ヘッセ『デミアン』(新潮文庫)
第12回 ブレヒト『ガリレイの生涯』(岩波文庫)
第13回 エンデ『鏡のなかの鏡』(岩波現代文庫)
第14回 ジュースキント『香水』(文春文庫)
第15回 まとめ
[履修要件]
ドイツ語の知識は必要としない。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
毎回の授業時にコメントペーパーを提出してもらい、その内容(50%)と期末レポート(50%)に
よって評価する。
期末レポートについては、到達目標の達成度にもとづいて評価する。
ドイツ語学ドイツ文学(講義) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(講義) (2)
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で取り上げた作品を、できるだけ自分で読んでみること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系6
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講義) 担当者所属・
文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳>
German Language and Literature (Lectures) 職名・氏名
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
授業
形態 講義
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
後期
使用
言語 日本語
文化史で読むカフカ
[授業の概要・目的]
フランツ・カフカ(1883-1924)の文学は、宗教的解釈・実存主義的解釈・マルクス主義的解釈
・精神分析的解釈・ポストモダン的解釈など、非常に多くの解釈アプローチが乱立していることで
も知られる。この授業では、とくに文化史的な観点からのアプローチに的を絞り、カフカ作品の一
つの読み方の例を示す。19世紀末から20世紀初頭にかけての時期(世紀転換期)は高度に文化が爛
熟した時期であり、哲学思想や文学、芸術などの分野で新たな試みが行われていた。その文脈中に
カフカを位置づけることをめざす。
[到達目標]
なるべく多くのカフカ作品に触れ、かつ文化史的に文学作品を読むことの意義を把握する。
[授業計画と内容]
本授業では、基本的に講義形式でカフカの作品とその作品が生まれた文化的背景を紹介し、必要
に応じて他メディアへの移植(映像化、舞台化等)も視野に入れる。取り上げる予定の作品とテー
マは以下の通り。
第1回 カフカ解釈の多様性
第2回 世紀転換期ヨーロッパの文化と社会
第3回 カフカの生い立ち――同化ユダヤ人の家庭生活
第4回 カフカ初期作品と「言語危機」の問題
第5回 『変身』①サラリーマン文学として
第6回 『変身』②健康と身体
第7回 長編『失踪者(アメリカ)』①アメリカ移民とドイツ文学
第8回 長編『失踪者(アメリカ)』②文学と映画
第9回 長編『訴訟(審判)』①原稿の編集をめぐる問題
第10回 長編『訴訟(審判)』②法と正義
第11回 寓話とユダヤ人問題①動物物語
第12回 寓話とユダヤ人問題②『万里の長城が築かれたとき』
第13回 長編『城』①到達不可能性というテーマ
第14回 長編『城』②「難民」文学として
第15回 晩年の作品
[履修要件]
特になし
ドイツ語学ドイツ文学(講義) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(講義) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
毎回の授業時に小課題を提出してもらい、平常点(50%)と期末レポート(50%)で評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で扱った作品を可能なかぎり実際に手に取って読んでみてほしい。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系7
授業科目名 英語学(講義A)
<英訳>
English Language (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
教授
授業
形態 講義
家入 葉子
使用
言語 日本語
英語史A
[授業の概要・目的]
アングロ・サクソン人がブリテン島に移住してから現在に至るまでの英語の発達過程を学びます。
また、英語史についての知識を活かしながら、現代英語をどのように理解し、分析することが可能
であるかを考察します。
[到達目標]
英語の史的変化への理解を深め、時代の異なる英語の特徴をおおまかに理解することを目標とし
ます。
[授業計画と内容]
英語史についての基本的な知識を学ぶために『ベーシック英語史』を読み、同時に『古英語・中
英語初歩』を使用して、具体的な文献の講読も行います。『ベーシック英語史』については原則と
して講義形式で進め、『古英語・中英語初歩』については、受講者にも参加を求めることがありま
す。英語学講義Aでは、『ベーシック英語史』の前半を扱い、『古英語・中英語初歩』については、
主に古英語の文献を講読します。
その他、必要に応じて論文等の教材を追加することがあります。
第1回 授業についての説明ほか
第2回∼7回 インド・ヨーロッパ語としての英語、英語の発達に影響を与えた外面史、語彙の歴史
など
第8回∼15回 文字・綴り字、人称代名詞、名詞等の発達など
フィードバックについては、授業中に指示いたします。
なお、授業の進行状況により、多少予定が変更になることがあります。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への貢献度(10%)およびレポート(90%)によって評価を行います。
英語学(講義A) (2)へ続く↓↓↓
英語学(講義A) (2)
[教科書]
家入葉子 『ベーシック英語史』(ひつじ書房)
市河三喜・松浪有 『『古英語・中英語初歩』 』(研究社)
[参考書等]
(参考書)
寺澤盾 『英語の歴史――過去から未来への物語』(中公新書)
R. Hogg & D. Denison 『A History of the English Language』(CUP)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
[授業外学習(予習・復習)等]
指定された教科書の該当箇所に目を通しておいてください。また、ミニリサーチ等の担当になっ
た場合は、他の受講者にわかりやすく説明できるよう、資料を作成して発表の準備してください。
(その他(オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系8
授業科目名 英語学(講義B)
<英訳>
English Language (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
教授
授業
形態 講義
家入 葉子
使用
言語 日本語
英語史B
[授業の概要・目的]
アングロ・サクソン人がブリテン島に移住してから現在に至るまでの英語の発達過程を学びます。
また、英語史についての知識を活かしながら、現代英語をどのように理解し、分析することが可能
であるかを考察します。
[到達目標]
英語の史的変化への理解を深め、時代の異なる英語を翻訳等の助けを借りながら読む力を身につ
けることを目標とします。
[授業計画と内容]
英語史についての基本的な知識を学ぶために『ベーシック英語史』を読み、同時に『古英語・中
英語初歩』を使用して、具体的な文献の講読も行います。『ベーシック英語史』については原則と
して講義形式で進め、『古英語・中英語初歩』については、受講者にも参加を求めることがありま
す。英語学講義Bでは、『ベーシック英語史』の後半を扱い、『古英語・中英語初歩』については、
主に中英語の文献を講読します。
その他、必要に応じて論文等の教材を追加することがあります。
第1回 授業についての説明ほか
第2回∼7回 英語の語順の変化、主節と従属節の関係など
第8回∼15回 動詞(不定詞・動名詞などの用法を含む)、助動詞など
フィードバックについては、授業中に指示いたします。
なお、授業の進行状況により、多少予定が変更になることがあります。
[履修要件]
英語学講義Aの続きとなっていますので、できるだけ英語学講義Aを受講した上で、本講義を受
講するようにしてください。やむを得ない事情で英語学講義Bからの受講になる場合は、『ベーシ
ック英語史』の前半部分を自習してから受講してください。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への貢献度(10%)およびレポート(90%)によって評価を行います。
[教科書]
家入葉子 『ベーシック英語史』(ひつじ書房)
市河三喜・松浪有 『古英語・中英語初歩』(研究社)
英語学(講義B) (2)へ続く↓↓↓
英語学(講義B) (2)
[参考書等]
(参考書)
寺澤盾 『英語の歴史――過去から未来への物語』(中公新書)
R. Hogg & D. Denison 『A History of the English Language』(CUP)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
[授業外学習(予習・復習)等]
指定された教科書の該当箇所に目を通しておいてください。また、ミニリサーチ等の担当になっ
た場合は、他の受講者にわかりやすく説明できるよう、資料を作成して発表の準備してください。
(その他(オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系9
授業科目名 英文学(講義A)
<英訳>
English Literature (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
准教授 廣田 篤彦
授業
形態 講義
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
前期
使用
言語 日本語
英文学史概説(中世から18世紀の演劇)
[授業の概要・目的]
英文学史上の著名な作品を紹介しながら、英文学の歴史的変遷について考える。前期は中世から18
世紀前半までを扱う。本学期は演劇史を概観する。
[到達目標]
中世から18世紀の演劇史を、実際のテクストに即しながら概観することを通じて、以下についての
理解を深めることを目指す。
1.演劇言語の変遷
2.劇場構造の変化に伴う演劇の変化
3.中世から近代にいたるイングランド史と演劇の関係
[授業計画と内容]
以下の順に講義を進める。原則として各々のテクストの解説に2週を当てる。
I. イントロダクション
英文学の範囲、英国演劇の特徴、政治史・文化史全般と演劇史の関係について解説した後、以後の
授業の進め方について説明する。
II. 中世演劇
1. Mystery Plays
2. Morality Plays
III. エリザベス朝・ジェイムズ朝演劇(16世紀後半―17世紀前半)
3. Thomas Kyd, The Spanish Tragedy
4. William Shakespeare, A Midsummer Night’s Dream
5. 同, King Lear
IV. 王政復古期演劇(17世紀後半)
6. Nahum Tate, King Lear
V. 18世紀前半の演劇
7. John Gay, The Beggar’s Opera
フィードバックについては授業中に指示をする。
英文学(講義A) (2)へ続く↓↓↓
英文学(講義A) (2)
[履修要件]
後期に開講される英文学講義Bと今年度中に合わせて履修することが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
中間レポート(50%)と学期末レポート(50%)により評価する。両方のレポートを提出することが単位
取得の条件。題目、提出期間等詳細については授業中に指示をする。
[教科書]
プリント配布
[参考書等]
(参考書)
喜志哲雄 『英米演劇入門』(研究社)ISBN:4-327-37511-X
Dinah Birch, Katy Hooper 『The Concise Oxford Companion to English Literature』(Oxford UP)ISBN:
978-0199608218
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で扱うプリント(英語)は予め配布するので、辞書を丹念に引いて内容を理解した上で授業に
臨むこと。授業後は、扱われた作品の演劇史における位置づけについて考察すること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系10
授業科目名 英文学(講義B)
<英訳>
English Literature (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
後期
教授
授業
形態 講義
佐々木 徹
使用
言語 日本語
英文学史概説(小説・散文)
[授業の概要・目的]
英文学史上の有名な小説・散文を紹介しながら、英文学の歴史的変遷について考える。
[到達目標]
英国小説についての基礎的な知識を身につける。
[授業計画と内容]
通常、文学史は古いところから説き起こすのであるが、この講義では新しいところから遡る。少し
でも馴染みのある世界から入ったほうがわかりやすいのではないか、という発想に基づく配慮であ
る。
第1回 Kazuo Ishiguro
第2回 Salman Rushdie, Zadie Smith
第3回 第2次大戦後の作家たち
第4回 Graham Greene, Evelyn Waugh
第5回 George Orwell, E. M. Forster
第6回 James Joyce, Virginia Woolf
第7回 D. H. Lawrence, Joseph Conrad
第8回 Thomas Hardy, George Eliot
第9回 Charles Dickens
第10回 The Brontes
第11回 Jane Austen
第12回 ゴシック小説、歴史小説
第13回 Samuel Richardson, Henry Fielding
第14回 Daniel Defoe, Jonathan Swift
第15回 まとめ
第16回 フィードバック (研究室にて授業内容に関連する質問に答える)
[履修要件]
英文学講義Aと今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
学期末に提出してもらうレポートによって評価する。
英文学(講義B) (2)へ続く↓↓↓
英文学(講義B) (2)
[教科書]
使用しない
プリントを適宜配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予習の必要はないが、授業で紹介した作家について、知的好奇心をもって、自力でどんどん読み進
めるように。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系11
授業科目名 アメリカ文学(講義A)
<英訳>
American Literature (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
前期
准教授 森 慎一郎
授業
形態 講義
使用
言語 日本語
アメリカ文学史I
[授業の概要・目的]
植民地時代から20世紀初頭にいたるまでのアメリカ文学史のおおまかな流れをたどる。各時代を代
表する作家、作品を紹介するとともに、できるだけ具体的に個々の作家の文章に触れてもらうこと
を心がけたい。
[到達目標]
アメリカ文学に関する基礎知識の習得、ならびにアメリカ文学を本格的に学んでいくための土台作
りを目的とする。
[授業計画と内容]
おおよその進行予定は以下のとおり。
1.イントロダクション
2.植民地時代から独立期まで(Franklin他)
3.初期の小説(C.B. Brown, Irving, Cooper他)
4.Edgar Allan Poe
5.超越主義(Emerson, Thoreau他)
6.Nathaniel Hawthorne
7.Herman Melville
8.WhitmanとDickinson
9.南北戦争期
10.Mark Twain
11.Henry James
12.自然主義(Norris, Dreiser他)
13.WhartonとCather
14.F. Scott Fitzgerald
15.Ernest Hemingway
[履修要件]
アメリカ文学(講義B)と今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末試験(50%)とレポート(50%)により評価する。期末試験では、アメリカ文学に関する基礎
知識の習得度を評価する。レポートは、授業で紹介したアメリカ文学作品について自由に論じると
いうもので、読者としてのセンス、思考力、論述力を評価する。
アメリカ文学(講義A)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(講義A)(2)
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
アメリカ文学の世界への導入を目的とした授業なので、予習、復習は特に強要しない(必要のある
場合は授業中に指示する)。ただしその分の時間を使って、授業で紹介するアメリカ文学作品をな
るべく多く読んでみること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系12
授業科目名 アメリカ文学(講義B)
<英訳>
American Literature (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
後期
教授
授業
形態 講義
若島 正
使用
言語 日本語
アメリカ文学史II
[授業の概要・目的]
20世紀前半から現在にいたるまでのアメリカ文学史を概観する。個々の作家や作品を通時的に紹介
するのみならず、さまざまな大衆小説ジャンルや批評史についても講義する予定。
アメリカ文学に関する基礎知識の習得、ならびにアメリカ文学を本格的に学んでいくための土台作
りを目的とする。
[到達目標]
20世紀のアメリカ文学史の基礎知識を習得する。
[授業計画と内容]
以下の内容を順次扱っていく予定。
1.小説1
2.小説2
3.小説3
4.小説4
5.小説5
6.小説6
7.小説7
8.小説8
9.小説9
10.大衆小説1
11.大衆小説2
12.詩1
13.詩2
14.批評史1
15.批評史2
[履修要件]
アメリカ文学(講義A)と今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
学期末試験(50%)とレポート(50%)により評価する。
アメリカ文学(講義B) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(講義B) (2)
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
講義で扱われた作家の作品を、可能なかぎり原書で読むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系13
授業科目名 フランス語学(講義) <英訳>
French Language (Lectures)
配当
学年 2回生以上 単位数 4
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水2
開講期
通年
教授
授業
形態 講義
田口 紀子
使用
言語 日本語
フランス語学講義
[授業の概要・目的]
フランス語の歴史や仕組みについて概説する。その上で言語学的アプローチから具体的なテクスト
を読み、文学テクストの構造について理解を深める。
[到達目標]
フランス語の歴史や仕組み、文学テクストの構造についての基本的事項を理解する。
[授業計画と内容]
はじめにフランス語の歴史を概説したあと、いくつかの言語学的トピックを取り上げ解説する。
あわせてフランス文学のテクストでの具体的な用例を分析し、作品中での機能を説明する。1課題
に2∼3回の授業を当てる。
1.フランス語の歴史 2.発話と発話行為
3.レシとディスクール 4.直説法半過去と単純過去
5.話法と内的独白 6.視点
7.映し手と語り手 8.冠詞と照応 など
[履修要件]
フランス語初級を習得していること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点と定期試験。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系14
授業科目名 フランス文学(講義) <英訳>
French Literature (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
前期
准教授 永盛 克也
授業
形態 講義
使用
言語 日本語
フランス近代詩を読む
[授業の概要・目的]
フランス近代の代表的詩人を時代の文化的・社会的状況に即して紹介していくとともに、代表的作
品を取り上げて鑑賞・分析する。
[到達目標]
近代フランス詩の流れ(文学的影響関係や前の世代への反発など)について理解を深めるとともに、
フランス詩を読む上で必要な知識を習得する。
[授業計画と内容]
以下の詩人について、それぞれ1∼2回の授業を行う予定である。
1 ユゴー
2 ラマルティーヌ
3 ヴィニー
4 ミュッセ
5 ネルヴァル
6 ボードレール
7 ランボー
8 ヴェルレーヌ
9 ロートレアモン
10 マラルメ
11 ヴァレリー
12 クローデル
13 アポリネール
[履修要件]
フランス語の初歩的知識があることが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末レポート(100%)
[教科書]
プリント等を配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で取り上げる詩人について事前に調べておくこと、授業で扱った作品を原文と翻訳を対照させ
て読み直すこと、さらに、同じ詩人の他の作品を読んでみることが望まれる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系15
授業科目名 フランス文学(講義)
<英訳>
French Literature (Lectures)
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
後期
教授
授業
形態 講義
増田 眞
使用
言語 日本語
近代フランス小説の変遷―18-20世紀―
[授業の概要・目的]
小説が文学において中心的な位置を占めることは自明のことのように思われがちであるが、実際
にはそれは比較的新しい事態である。また、小説が文学ジャンルとして確固たる地位を築いてから
も、小説観は多くの変遷を経ており、それは当然、作品にも影響している。この講義では、18世紀
末から20世紀までの何人かの作家(あるいはいくつかのグループや潮流)の作品を取り上げ、その
時代の小説ジャンルが目指した文学的意味と、作品形式の関係を概観する。あつかう予定の作家は、
マリヴォー、ルソー、スタンダール、バルザック、フロベール、ゾラ、プルースト、カミュなど。
[到達目標]
フランス近代小説の流れを理解し、抜粋と翻訳を通して各時代の代表的な作品の実際に触れること。
[授業計画と内容]
小説ジャンルの変遷と各時代の特徴を概観しつつ、それぞれの時代について何人かの作家を取り
上げ、その主要な小説作品の抜粋を紹介しながら、作品の形式や中心的なテーマを論ずる。
1回目で全体の紹介をしたのち、2∼4回目で18世紀の小説、5∼9回目で19世紀の小説、10∼
15回目で20世紀の小説を紹介する予定。(多少変更の可能性あり。)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業で取り上げられた作家、作品についてレポートを提出してもらう予定。
[教科書]
プリントを使用する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系16
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Italian Language and Literature (Lectures) 職名・氏名
配当
学年 1回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金4
開講期
通年
授業
形態 講義
天野 惠
使用
言語 日本語
イタリア文学史講義
[授業の概要・目的]
イタリア文学にアクセスするための準備と基礎を理解させると同時に、イタリア語学イタリア文学
専修を選択する学生に対しては研究の道への導入を行なうことを目的とする。
[到達目標]
中世・ルネサンス期のイタリア文学というものがヨーロッパの社会や文化の中に置いてどのような
位置を占めるのか、また同時代のイタリア人にとってどのような意味を持ち、どのような存在であ
ったのかを理解し、ひいては外国文学一般について、その理解・観賞および研究のために必要とな
る手続きを学びとることが到達目標である。
[授業計画と内容]
はなはだ当然ながら、イタリアの文学作品はわれわれ日本人読者を想定して創られてはいない。と
りわけダンテをはじめとする古い時代の作品は、われわれ現代の日本人とは大きく常識を異にする
人々によって、またそうした人々を念頭において産み出されており、従ってこれらにアクセスする
ためには単にイタリア語を習得するだけでは不十分である。本講義においては、外国文学の受容に
潜むさまざまな問題点から目を逸らすことなく、一歩一歩イタリア文学の本質に近づいていくこと
をめざす。言語と文学の関係や作品成立の背景となった社会や文学形式、さらには研究方法などに
も言及しながら、イタリア文学を包括的に解説していく予定。学生と教員のコミュニケーションを
最も重要視し、質問や要望には可能な限り応じる。
[履修要件]
イタリア語の知識は要求しないので、誰にでも履修可能。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点を基礎とするが、履修者数に応じてレポートを課す等の適切な方法を取る予定。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
なし。
[授業外学習(予習・復習)等]
予習に当たっては配布資料に目を通すこと、また復習においては授業内容から自分なりの疑問点を
洗い出し、次の週の授業に際しての質問を準備するものとする。
(その他(オフィスアワー等))
なし。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系17
文学研究科
文学研究科
文学研究科
授業科目名 西洋文学入門(講義) 担当者所属・
文学研究科
<英訳>
Introduction to Western Literature (Lectures) 職名・氏名
文学研究科
文学研究科
文学研究科
配当
学年 1,2回生
題目
単位数 2
開講年度・ 2015・
曜時限 木5
開講期
前期
教授
教授
教授
准教授
教授
准教授
教授
授業
形態 講義
高橋 宏幸
中村 唯史
松村 朋彦
廣田 篤彦
若島 正
永盛 克也
天野 惠
使用
言語 日本語
西洋文学入門
[授業の概要・目的]
西洋文化学系の専任教員7名によるリレー講義。西洋古典文学、イタリア文学、英文学、フランス
文学、ドイツ文学、ロシア文学、アメリカ文学、ラテンアメリカ文学の作品をそれぞれ1∼2篇ず
つ取り上げ、各担当者がその魅力を語る。西洋文学にかんする全般的な理解を深めることを目的と
するが、それと同時に、さらに深く学びたい人を西洋文化学系へといざなう、動機づけの役割をは
たすことも期待している。
[到達目標]
西洋文学のさまざまな作家や作品にかんする知識と理解を深めるとともに、文学作品を読み解くた
めの基本的な技法を身につける。
[授業計画と内容]
第1週∼第2週(4月9日、16日、西洋古典文学、高橋):オウィディウス『変身物語』(岩波文
庫)
第3週∼第4週(4月23日、4月30日、イタリア文学、天野):ダンテ『神曲』(岩波文庫);マ
キアヴェリ『君主論』(中公文庫)
第5週∼第6週(5月7日、14日、英文学、廣田):シェイクスピア『ハムレット』(新潮、岩波、
ちくま、角川各文庫等、多数の翻訳が手に入るので、原文とあわせて読み比べることを勧める。)
第7週∼第8週(5月21日、28日、フランス文学、永盛):モリエール『タルチュフ』(岩波文庫)
;『人間ぎらい』(新潮文庫)
第9週∼第10週(6月4日、11日、ドイツ文学、松村):ゲーテ『ファウスト』(中公文庫、新潮
文庫)
第11週∼第12週(6月25日、7月2日、ロシア文学、中村):プーシキン『青銅の騎士』(群像社
ロシア名作ライブラリー);トルストイ『イワン・イリイチの死』(光文社古典新訳文庫)
第13週∼第14週(7月9日、16日、アメリカ文学、ラテンアメリカ文学、若島):ナボコフ『セバ
スチャン・ナイトの真実の生涯』(講談社文芸文庫)、ボルヘス『伝奇集』(岩波文庫)
第15週(7月23日、松村):まとめ
[履修要件]
特になし
西洋文学入門(講義) (2)へ続く↓↓↓
西洋文学入門(講義) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末レポートにより、到達目標の達成度にもとづいて評価する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する。
授業で取り上げる作品の多くは、下記のサイトでも紹介されている。
(関連URL)
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/wl/index.html(「西洋文学この百冊」)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で取り上げた作品を、できるだけ自分で読んでみること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系18
授業科目名 西洋古典学(特殊講義)
担当者所属・
文学研究科 准教授 マルティン チエシュコ
<英訳>
Greek and Latin Classics (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
通年
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
Euripides Troades
[授業の概要・目的]
We will be reading Euripides' Troades and compare his depiction of the Trojan War with the Homeric
narrative.
[到達目標]
You will become acquainted with Tragic metre and diction and gain an insight into the shifting narratives of
the Trojan War on the Athenian stage.
[授業計画と内容]
1. First class will serve as an introduction to the language and metre of Greek Tragedy and Euripides' take on
the story of the Trojan War.
Classes 2-30 will have a uniform structure:
2-30. quiz on vocabulary; reading (approx. 30 lines per week) with attention to both literary and philological
aspects of the work.
Students will be required to do some reading on their own between the terms.
[履修要件]
At least one year of Greek.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Vocabulary tests (70% of the total grade) + Greek composition of some 500 words (30%).
[教科書]
使用しない
I will provide handouts.
[参考書等]
(参考書)
K. H. Lee 『Euripides Troades』(Duckworth/ Bristol, 1976/1997)
W. Biehl 『Euripides Troades』(Heidelberg 1989)
E. Schwartz 『Scholia in Euripidem II』(Berlin 1891)
[授業外学習(予習・復習)等]
Mandatory: Before each class you will read either the English commentary by Lee or the more up-to-date one
in German by Biehl.You will study and learn new vocabulary.
西洋古典学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
西洋古典学(特殊講義)(2)
Recommended: You will want to acquaint yourselves with the story, so reading extensively in Epic poetry is
highly recommended.
Optional: You may at the same time work on your Latin by reading side by side a Latin translation as well as
Greek scholia on the play.
(その他(オフィスアワー等))
Class instruction will be conducted in English, but students can use Japanese during their presentations.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系19
授業科目名 西洋古典学(特殊講義)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Greek and Latin Classics (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
高橋 宏幸
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
開講年度・ 2015・
曜時限 月4,5
開講期
後期
ウェルギリウス研究
[授業の概要・目的]
ラテン文学を代表する詩人ウェルギリウスの詩作について考究する。昨年度に引き続いて『牧歌』
を精読したのち、『農耕詩』の検討に入る。
[到達目標]
ラテン語原典の読解力を高める。
文献学的アプローチに習熟する。
[授業計画と内容]
授業の進め方としては、古注を考察の手がかりとして紹介する一方、参照される先行作品との比較
に重きを置く。『牧歌』については、テオクリトスが創始したジャンルを詩人がどのようにローマ
へ引き継いだか観察する。『農耕詩』については、教訓詩の伝統の中での位置、『アエネーイス』
との関連といった点に留意しながら、作品理解を試みる。
第1回 全体のイントロダクション
第2回∼第3回 『牧歌』第7歌
第4回∼第5回 『牧歌』第8歌
第6回∼第8回 『牧歌』第9、10歌
第9回 『牧歌』についてのまとめと『農耕詩』へのイントロダクション
第10回∼第14回 『農耕詩』第1巻1∼203行
第15回 全体のまとめ
[履修要件]
ラテン語文法を修得し、なんらか原典を読んだ経験があること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点、および、期末レポート。
[教科書]
R.A.B.Mynors(ed.) 『P.Vergili Maronis Opera.(OCT)』(これを標準テキストとするが、各自用意でき
るものも可。)
[参考書等]
(参考書)
R. Coleman 『Vergil Eclogues』(Cambridge UP)ISBN:0521291070
W. Clausen 『Virgil Eclogues』(Oxford UP)ISBN:9780198150350
R. F. Thomas 『Virgil Georgics. Vol. 1, Books I-II』(Cambridge UP)ISBN:0521278503
西洋古典学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
西洋古典学(特殊講義) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
参考書として挙げた注釈書をできるだけ熟読すること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系20
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金4
開講期
通年
教授
授業
形態 演習
高橋 宏幸
使用
言語 日本語
オウィディウス『変身物語』
[授業の概要・目的]
オウィディウスの神話叙事詩『変身物語』を精読して、物語構成の変化の妙、繊細な人物造形、そ
れらの表現を支える巧みなウィットとユーモアを味わい、楽しむ。
『変身物語』はギリシア・ローマの神話伝承に取材した大小250あまりの物語が切れ目なく連なっ
て、形式上は叙事詩の体裁を取る。しかし、そこには叙事詩の本質的な要素である統一的主題が見
当たらない。詩人の執筆意図は物語が関わるあらゆるレベルで「変身」もしくは「変容」を表現す
ることにある。本演習はその仕掛けを読み解くことを目指す。
[到達目標]
ラテン語原典の読解力を身につける。
古典文学伝統の受容と継承についての感性を磨く。
メタ物語伝承的な語りの構造と表現に慣れ親しむ。
[授業計画と内容]
今年度は第9巻340行より始めて、毎回50行前後を読み進む。
第1回 全体のイントロダクション
第2回∼第9回 第9巻340∼797行(Dryope, Byblis, Iphisの物語など)
第10回 第9巻のまとめと第10巻の展望
第11回∼第24回 第10巻1∼739行(Orpheus-Eurydice, Hyacinthus, Pygmalion, Myrrham Adonis,
Atalanta-Hippomenesの物語など)
第25回 第10巻のまとめと第11巻の展望
第26回∼第29回 第11巻1∼194行(Midas, Apollo-Panの物語など)
第30回 全体のまとめ
[履修要件]
ラテン語文法を修得していること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点および期末試験。
西洋古典学(演習)(2)へ続く↓↓↓
西洋古典学(演習)(2)
[教科書]
W.S.Anderson 『Ovid's Metamorphoses Books 6-10.』(Oklahoma 1972.)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
原典の下調べの他、教科書に挙げた注釈書をよく読んで授業に望むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系21
授業科目名 西洋古典学(演習) <英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
通年
准教授 マルティン チエシュコ
授業
形態 演習
使用
言語 英語
Aristophanes Ecclesiazusae
[授業の概要・目的]
We will be reading Aristophanes' comedy Ecclesiazusae and discuss how comedy was changing its shape and
moved towards the more familiar genre of New Comedy.
[到達目標]
You will become acquainted with the basics of Comic metre, diction and techniques employed by
Aristophanes to make his audience laugh.
[授業計画と内容]
1. The first class will serve as an introduction to the language and metre of Greek comedy and Aristophanes'
goals in this play.
All the rest of the classes will have a uniform structure:
2-30. quiz on vocabulary; reading (approx. 30 lines per week) with attention to both literary and philological
aspects of the work.
Students will be required to do some reading on their own between the terms.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Vocabulary tests (70% of the total grade) + A 500-word Greek composition (30%).
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
R. G. Ussher 『Aristophanes Ecclesiazusae』(OUP 1973)
A. H. Sommerstein 『The Comedies of Aristophanes. Ecclesiazusae』(Aris & Phillips 1998)
J. van Leeuwen 『Aristophanis Ecclesiazusae』(1905)
R. F. Regtuit 『Scholia in Aristophanis Thesmophoriazusas et Ecclesiazusas』(Groningen 2007)
[授業外学習(予習・復習)等]
Before each class you will read the commentaries by Ussher, Sommerstein and/or van Leeuwen and learn all
new vocabulary.
Optionally, you may wish to read ancient scholia.
(その他(オフィスアワー等))
Class instruction will be conducted in English, but students can use Japanese during their presentations.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系22
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
通年
准教授 マルティン チエシュコ
授業
形態 演習
使用
言語 英語
Menander Samia
[授業の概要・目的]
This course is intended to introduce students to the genre of New Comedy which had an immense influence
on European drama.We will also make comparisons with older comedy (esp. Aristophanes) so attendance in
my seminar on Ecclesiazusae is recommended.
[到達目標]
You will become acquainted with the basics of Menander's metre, diction and dramatic technique that was
influenced not only by earlier comedy but also by the now classic dramas of Euripides.
[授業計画と内容]
1. The first class will serve as an introduction to the language and metre of New Comedy and Menander's
goals in this play.
All the rest of the classes will have a uniform structure:
2-30. quiz on vocabulary; reading (approx. 30 lines per week) with attention to both literary and philological
aspects of the work.
[履修要件]
Students must have finished a basic grammar course.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Vocabulary tests (70% of the total grade) + A 500-word Greek composition (30%).
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
A. H. Sommerstein, Menander's Samia (Cambridge 2014)
[授業外学習(予習・復習)等]
Before each class you will read Sommerstein's commentary and learn new vocabulary.
Optionally, you may wish to read alongside relevant extracts from Plautus' or Terence's Latin adaptations of
Greek New Comedy.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系23
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
前期
非常勤講師 早瀬 篤
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
プラトン『ティマイオス』を読む
[授業の概要・目的]
プラトン (427-347 BC) の『ティマイオス』の原典を精読する。プラトン後期の著作である『ティマ
イオス』は、デミウルゴス(宇宙製作者)が永遠不変のイデアをモデルとして宇宙を製作した様子
を、プラトン自身の哲学および当時の自然学的知見を総動員して描写したものであり、プラトンの
著作の中では例外的にラテン語に翻訳されて中世世界に伝承され、西洋的自然観の成立にきわめて
深刻な影響を与えた。本授業では、この重要書を哲学的および文献学的観点から徹底的に吟味する
ことを目指す。
[到達目標]
・古典ギリシア語で書かれた文献を正確に読むことができるようになる。
・注釈書・研究書を批判的に読み、また自らの訳・注を作成することによって、文献学的研究の基
礎能力を身につけることができる。
・文献解釈に関わる論文作成において、思弁的ではなく、テクストにもとづいた議論を展開するこ
とができるようになる。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
最初に『ティマイオス』の内容および思想史的位置づけについて説明を行う。次に演習参加に当
たって参照すべき注釈書や研究書を紹介し、授業形式について詳しい説明を行う。
第2回∼第14回 プラトン『ティマイオス』精読
『ティマイオス』を冒頭から精読していく。序論部分 (17a-29d) のギリシア語は比較的読みやす
く、またあまり議論の対象となってもいないので、毎回参加者全員が少しずつ訳読する形式を採用
し、教科書として挙げた Oxford Classical Text の2ページ半を目安に読み進める。本論以降 (29d-)
は徐々に難解になるので、事前に担当者を決めて、OCTの1ページ半ほどの訳と簡単な注を準備し
てもらい、それを全員で検討しながら読むという形式を採用する。
第15回 まとめ
前期に読んだテクストの内容および授業期間中に提起された議論を振り返りながら、参加者全員
で議論を行う。きりのよいところまで読み進められなかった場合は、この回も精読に当てることが
ある。
[履修要件]
古典ギリシア語の初級文法を習得していること。
西洋古典学(演習)(2)へ続く↓↓↓
西洋古典学(演習)(2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
成績は、平常点によって算出し、出席状況(訳読への参加を含む)(50点)と担当箇所についての
発表内容(30点)と議論への積極的な参加(20点)により評価する。
[教科書]
J. Burnet 『Platonis Opera IV (Oxford Classical Text)』(Oxford, 1902)
使用するテクストのコピーは授業で配布する。
[参考書等]
(参考書)
Zeyl, J. D. 『Plato: Timaeus』(Hackett, 2000)(比較的新しい『ティマイオス』の英訳)
Cornford, F. M. 『Plato's Cosmology』(さまざま, 1935)(現在でもスタンダードな研究書)
Taylor, A. E. 『A Commentary on Plato's Timeaus』(さまざま, 1928)(『ティマイオス』についての
きわめて詳細な注釈書)
必要な資料のコピーは授業で配布する。
[授業外学習(予習・復習)等]
授業前に古典ギリシア語で書かれたテクストを読んで準備する必要がある。序論部分は、授業中に
その場で訳読できるように準備する必要があり、能力によって個人差はあるが5時間程度かかるだ
ろう。本論部分については、訳と注の担当者になった場合には、遅くとも授業の2日前までにレジ
ュメを作成し、参加者全員にメールに添付して配布しなければならない。この準備には10時間程
度はかかると見込まれる。他の参加者は、配布された訳と注を検討しておく必要があり、準備の周
到さに応じて変わってくるが、やはり数時間かかると思われる。
(その他(オフィスアワー等))
演習の課題の都合上、きりのよいところまで読み進めるために、授業時間を延長することがある。
延長時間における参加は成績評価にさいして考慮せず、正規の授業終了時間に退席しても問題ない
が、授業でなされる議論の詳細を知るためには延長時間も参加する必要がある。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系24
授業科目名 西洋古典学(演習) <英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
後期
非常勤講師 早瀬 篤
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
プラトン『ティマイオス』を読む
[授業の概要・目的]
プラトン (427-347 BC) の『ティマイオス』の原典を精読する。プラトン後期の著作である『ティマ
イオス』は、デミウルゴス(宇宙製作者)が永遠不変のイデアをモデルとして宇宙を製作した様子
を、プラトン自身の哲学および当時の自然学的知見を総動員して描写したものであり、プラトンの
著作の中では例外的にラテン語に翻訳されて中世世界に伝承され、西洋的自然観の成立にきわめて
深刻な影響を与えた。本授業では、この重要書を哲学的および文献学的観点から徹底的に吟味する
ことを目指す。
[到達目標]
・古典ギリシア語で書かれた文献を正確に読むことができるようになる。
・注釈書・研究書を批判的に読み、また自らの訳・注を作成することによって、文献学的研究の基
礎能力を身につけることができる。
・文献解釈に関わる論文作成において、思弁的ではなく、テクストにもとづいた議論を展開するこ
とができるようになる。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
最初に前期期間中に読んだ『ティマイオス』の内容を振り返る。次に、新規参加者のために、演
習参加に当たって参照すべき注釈書や研究書を紹介し、授業形式についての説明を行う。
第2回∼第14回 プラトン『ティマイオス』精読
前期に読み終えた箇所から『ティマイオス』の精読を再開する。前期の進み具合によって後期の
開始箇所は変わってくるが、順調に進んだ場合、ステパヌス・ページの35-38あたりになると予想
される。事前に担当者を決めて、OCTの1ページ半ほどの訳と簡単な注を準備してもらい、それを
全員で検討しながら読む形式を採用する。
第15回 まとめ
後期に読んだテクストの内容および授業期間中に提起された議論を振り返りながら、参加者全員
で議論を行う。きりのよいところまで読み進められなかった場合は、この回も精読に当てることが
ある。
[履修要件]
古典ギリシア語の初級文法を習得していること。
西洋古典学(演習) (2)へ続く↓↓↓
西洋古典学(演習) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
成績は、平常点によって算出し、出席状況(50点)と担当箇所についての発表内容(30点)と議論
への積極的な参加(20点)により評価する。
[教科書]
J. Burnet 『Platonis Opera IV (Oxford Classical Text)』(Oxford, 1902)
使用するテクストのコピーは授業で配布する。
[参考書等]
(参考書)
Zeyl, J. D. 『Plato: Timaeus』(Hackett, 2000)(比較的新しい『ティマイオス』の英訳)
Cornford, F. M. 『Plato's Cosmology』(さまざま, 1935)(現在でもスタンダードな研究書)
Taylor, A. E. 『A Commentary on Plato's Timeaus』(さまざま, 1928)(『ティマイオス』についての
きわめて詳細な注釈書)
必要な資料のコピーは授業で配布する。
[授業外学習(予習・復習)等]
授業前に古典ギリシア語で書かれたテクストを読んで準備する必要がある。訳と注の担当者になっ
た場合には、遅くとも授業の2日前までにレジュメを作成し、参加者全員にメールに添付して配布
しなければならない。この準備には10時間程度はかかると見込まれる。他の参加者は、配布され
た訳と注を検討しておく必要があり、準備の周到さに応じて変わってくるが、やはり数時間かかる
と思われる。
(その他(オフィスアワー等))
演習の課題の都合上、きりのよいところまで読み進めるために、授業時間を延長することがある。
延長時間における参加は成績評価にさいして考慮せず、正規の授業終了時間に退席しても問題ない
が、授業でなされる議論の詳細を知るためには延長時間も参加する必要がある。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系25
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・ 大阪大学 平山 晃司
職名・氏名 大学院言語文化研究科 准教授
開講年度・ 2015・
曜時限 月4
開講期
前期
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
キケロー『卜占について』
[授業の概要・目的]
キケロー『卜占について』第1巻の精読を通じて、共和制末期のローマ社会における宗教生活の
一端を窺知するとともに、古代社会において宗教がいかなる役割を果たしたかという問題をも考え
る。
[到達目標]
辞書と注釈書を頼りに古典ラテン語の原典を独力で正確に読めるようになる。
[授業計画と内容]
キケロー最晩年の著作の一つである『卜占について』は著者キケロー自身と弟クイントゥスの対
話という体裁をとる。第1巻ではストイシズムに同調する後者が未来を予知するための有効な手段
として卜占を擁護し、第2巻では前者が新アカデーメイア派の立場からこれに容赦なく反駁を加え
る。
授業では最新の注釈付きテクストを用いて第1巻を綿密に読み解く。毎回2∼3ページずつのペ
ースで進む予定。
第1回 導入
第2回∼第15回 訳読
[履修要件]
ラテン語文法を修得済みであること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況、訳読の出来の良否などを勘案し、平常点によって評価する。
[教科書]
C. E. Schultz 『A Commentary on Cicero, De Divinatione I』(University of Michigan Press)ISBN:978-0472-03608-0
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回の授業に備えてテクストと注釈を丁寧に読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系26
授業科目名 西洋古典学(講読)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
教授
授業
形態 講読
高橋 宏幸
使用
言語 日本語
ラテン語中級講読
[授業の概要・目的]
ラテン語初級文法を終えた人を対象に、カエサル『内乱記』を教材として、ラテン語の基礎力を養
う機会を提供する。
[到達目標]
ラテン語の基本的な感覚を身につける。
語彙力を高める。
複雑な構文にも対処しうる読解力を養う。
[授業計画と内容]
初級文法のおさらいを行なう一方、初級者が見落としやすい意味の区別、よく使われる言い回し、
構文の特徴などに注意を喚起しながら、原文を読む。第1巻第32章から始めて、毎回、2∼3章を
読み進める。
第1回 オリエンテーション
第2回∼第8回 第32∼47章 マッシリア包囲、イレルダの戦い
第9回∼第14回 第48∼60章 イレルダでのカエサル軍の困難、マッシリア沖海戦
第15回 全体のまとめ
[履修要件]
ラテン語初級文法を既習得であること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点。
[教科書]
プリントを配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
配布する注釈を熟読すること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系27
授業科目名 西洋古典学(講読) <英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
教授
授業
形態 講読
高橋 宏幸
使用
言語 日本語
ラテン語中級講読
[授業の概要・目的]
ラテン語初級文法を終えた人を対象に、カエサル『内乱記』を教材として、ラテン語の基礎力を養
う機会を提供する。
[到達目標]
ラテン語の基本的な感覚を身につける。
語彙力を高める。
複雑な構文にも対処しうる読解力を養う。
[授業計画と内容]
初級文法のおさらいを行なう一方、初級者が見落としやすい意味の区別、よく使われる言い回し、
構文の特徴などに注意を喚起しながら、原文を読む。第1巻第61章から始めて、毎回、2∼3章を
読み進める。
第1回 オリエンテーション
第2回∼第11回 第1巻第61∼87章 アフラーニウス軍の降伏 第12回∼第14回 第2巻第1∼7章 マッシリア攻略 第15回 全体のまとめ
[履修要件]
ラテン語初級文法を既習得であること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
注釈を熟読すること。
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系28
授業科目名 西洋古典学(講読)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木4
開講期
前期
非常勤講師 勝又 泰洋
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
クセノポーン『キューロスの教育』
[授業の概要・目的]
紀元前5世紀末から4世紀半ばにかけて活躍した文人クセノポーンの『キューロスの教育』を精読
することを通じ、ギリシア語読解能力の向上をはかる。
[到達目標]
辞書、註釈書を用いながら平易なギリシア語散文を読むことができるようになる。
[授業計画と内容]
『キューロスの教育』は、アケメネス朝ペルシアの開祖キューロスの生涯が綴られた作品である
が、その混合的叙述スタイル(伝記、歴史、哲学、小説、随筆といった要素が混ざり合っている)
ゆえ、内容分類が難しい特異な著作物である。他方、言語的な面では、極めて平易なアッティカ方
言で書かれているので、言葉を追っていくこと自体は比較的スムーズにできるはずである。
授業は伝統的訳読形式で進める。文法事項を確認しつつ、少しずつ、ゆっくりと読み進めていき
たい。内容に深く踏み込むことは時間的に難しいかもしれない。
なお、初回授業では、クセノポーン及び『キューロスの教育』に関する全般的解説を行うととも
に、テクスト、辞書、註釈書の使用法について丁寧に説明をする。それらをふまえた上で、2回目
から、読解作業に入る。
第1回 イントロダクション
第2回∼第15回 訳読
[履修要件]
ギリシア語文法を習得していること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点。
[教科書]
E. C. Marchant (ed.) 『Xenophontis Opera Omnia, IV 』(Oxford University Press)(テクスト)
コピーを配布する。
[参考書等]
(参考書)
Hubert A. Holden 『The Cyropaedeia of Xenophon Books I and II』(Cambridge University Press)(標準
的に用いる註釈書)
電子スキャン版がインターネットで常時閲覧可(https://archive.org/details/cyropaediagreek00holdgoog)
。
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回、指定された範囲を前もって読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
特になし。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系29
授業科目名 西洋古典学(講読)
<英訳>
Greek and Latin Classics (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木4
開講期
後期
非常勤講師 勝又 泰洋
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
ロンゴス『ダプニスとクロエー』
[授業の概要・目的]
紀元後2世紀末頃に成立したロンゴスの小説『ダプニスとクロエー』を精読することを通じ、ギ
リシア語読解能力の向上をはかる。
[到達目標]
辞書、註釈書を用いながら平易なギリシア語散文を読むことができるようになる。
[授業計画と内容]
『ダプニスとクロエー』は、一組の純真無垢な少年少女の恋の物語である。そのギリシア語は極
めて平易で、読解が困難な文章はほとんどない。その言語と軌を一にするような、美しいカップル
の単純素朴さに、読者はいつの間にか魅せられていることだろう。
授業は伝統的訳読形式で進める。文法事項を確認しつつ、少しずつ、ゆっくりと読み進めていき
たい。内容に深く踏み込むことは時間的に難しいかもしれない。
なお、初回授業では、ロンゴス及び『ダプニスとクロエー』に関する全般的解説を行うとともに、
テクスト、辞書、註釈書の使用法について丁寧に説明をする。それらをふまえた上で、2回目から、
読解作業に入る。
第1回 イントロダクション
第2回∼第15回 訳読
[履修要件]
ギリシア語文法を習得していること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点。
[教科書]
Michael D. Reeve (ed.) 『Longus Daphnis et Chloe』(K. G. Saur Verlag)ISBN:3598719329(テクスト)
コピーを配布する。
[参考書等]
(参考書)
Shannon N. Byrne and Edmund P. Cueva 『Longus’ Daphnis and Chloe』(Bolchazy-Carducci Publishers)
ISBN:9780865165939(標準的に用いる註釈書)
コピーを配布する。
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回、指定された範囲を前もって読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
特になし。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系30
授業科目名 ギリシア語(2時間コース)(語学) <英訳>
Greek (2H)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
通年
非常勤講師 山下 修一
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
ギリシア語文法(2時間コース)
[授業の概要・目的]
古代ギリシア語アッティカ方言の基礎を学ぶ。初級文法と基本語彙を習得することで、オリジナル
のテクストを読むための基礎的な力を養成する。
[到達目標]
古代ギリシア語のテクストを読むための基盤を形成する。
今後の「講読」や「演習」の授業に参加するために必要な基礎的な語学力を養成する。
[授業計画と内容]
毎回の授業では、教科書を1∼2課のペースで進む。新しい文法事項の解説を行ない、教科書の練
習問題を宿題として課す。次回の授業で、出席者には宿題の発表をしてもらったあと、文法事項の
復習を行ないながら、ギリシア語の文章を解説する。教科書を終えた残りの4∼5回は、授業参加
者の希望と実力を勘案した上で、簡単なテクストの講読を行ないたい。(テクストとコメンタリー
とはこちらが用意する。)
ギリシア語の学習には語形変化の体得が不可欠であるが、授業時間が限られるので、授業時間以外
でも積極的に反復練習を行なってもらいたい。習得度合いを確認するため定期的に小テストを行な
う予定である。
第1回 イントロダクション(履修にあたっての注意点や授業の進め方などについて説明する)、
教科書第1課の解説
第2回∼第24回 教科書の解説(毎回1∼2課のペースで進める)
第25回∼第29回 講読(平易なテクストの読解)
第30回 テスト(受講者の状況次第で引き続き講読をおこなう)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
全授業回数の3分の2以上の出席を必須とする。平常点を重視する(出席回数、宿題の発表、小テ
ストの点数)。受講者の状況次第で年度末にテストを行なう。
[教科書]
水谷智洋 『古典ギリシア語初歩』(岩波書店)ISBN:9784000008297
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
ギリシア語(2時間コース)(語学) (2)へ続く↓↓↓
ギリシア語(2時間コース)(語学) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で解説した課の練習問題を宿題として課す。授業時間以外の最低限の学習として、自分の力で
宿題の和訳を準備することが求められる。さらに、新出単語の語形変化を練習してもらいたい。
ギリシア語2時間コースは授業時間が限られるので、ギリシア語の要となる語形変化の定着は、自
主的な反復練習に頼らざるをえない。短時間でもかまわないので、可能なかぎり毎日、基本的な語
彙の語形変化の練習時間を確保するようお願いしたい。
(その他(オフィスアワー等))
出席者には相応の準備が求められる。特に語形変化の反復練習を自主的に行なってもらいたい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系31
授業科目名 ギリシア語(4時間コース)(語学)
<英訳>
Greek (4H)
配当
学年 2回生以上 単位数 4
題目
担当者所属・
職名・氏名
非常勤講師 広川 直幸
開講年度・ 2015・
曜時限 月1,木1
開講期
通年
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
ギリシャ語(4時間コース)
[授業の概要・目的]
ギリシャ語はヨーロッパで最も歴史の長い言語である。線文字B文書を別にすれば、紀元前8世紀
から現在に至るまで途切れることなく続いている。その長い歴史の内で便宜上「古典ギリシャ語」
と呼ばれる期間のギリシャ語の基礎を習得するのがこの授業の目的である。教科書では紀元前5∼
4世紀頃のアッティカ方言を中心に学ぶ。アッティカ方言は、標準語を持たなかった古典ギリシャ
語の中で最も豊富に文献を残しており、それゆえ比較的よく実態が解明されている方言である。ア
ッティカ方言の学習は、同時代の他の方言で書かれた文献を読むためにも、またそれ以前の文献(
例えばホメーロス)やそれ以後の文献(例えば『新約聖書』)を読むためにも必須である。この授
業は、教科書による基礎的文法と最小限の語彙の習得を目指すのはもちろんのこと、教科書終了後、
平易なテクストを講読することにより、教科書で得られる知識と本格的な原典講読のために必要な
知識との間にある非常に大きな隔たりをできるだけ小さくするところまでを目指す。
[到達目標]
古典ギリシャ語アッティカ方言の基礎を習得することにより、辞書、文法書等を活用して各自が欲
するあるいは必要とするギリシャ語原典(紀元前8世紀の叙事詩から紀元後4世紀頃の擬古文まで)
の読解に取りかかることができる。
[授業計画と内容]
まずは全36課の教科書を原則として一回に一課ずつ学習する。授業は教科書の構成に添って進め
るが、それだけでは習得に必要な反復練習や知識のネットワーク化ができないので、必要に応じて
何度でも既習事項の確認・復習や関連付けを行いながら進める。特に文法に関して、何よりもまず
習得すべきは屈折(いわゆる語形変化)なので、教科書の練習問題を解いてもらう度に徹底的に屈
折の口頭練習を行う。
教科書終了後は、できるだけ受講者の希望を考慮に入れてテクストを決定し講読を行う。
前期
第1回 イントロダクション、第1課「文字と発音」の解説
第2回 第1課の練習、第2課「アクセント」の解説
第3回 第1課と第2課の復習
第4回 第3課の解説
第5回 第3課の練習、第4課の解説
第6回∼第30回 第5回と同様に授業の前半に前回指定した練習を行い、後半に次の課の解説を
行う。
後期
第30回∼第38回 前期と同様に教科書の続きを学ぶ。
第39回∼第60回 平易なテクストを講読する。
ギリシア語(4時間コース)(語学)(2)へ続く↓↓↓
ギリシア語(4時間コース)(語学)(2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(出席状況、課題遂行状況、習熟度)に基づいて評価する。必要な場合、年度末に試験を行
う。
出席数が全授業数の3分の2に満たない者には、理由の如何を問わず、単位を認定しない。
[教科書]
水谷智洋 『古典ギリシア語初歩』(岩波書店)ISBN:4000008293
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業の際に詳しく指示する。
(その他(オフィスアワー等))
分からないことについては、遠慮をせずに積極的に質問すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系32
授業科目名 ラテン語(2時間コース)(語学) <英訳>
Latin (2H)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
通年
非常勤講師 堀川 宏
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
ラテン語(2時間コース)
[授業の概要・目的]
ラテン語の基礎を学ぶ。ラテン語は、ローマ帝国・ラテン文学の言語としての価値を持つだけでな
く、中世から近代にかけての学術公用語としての価値、またイタリア語・フランス語など「ロマン
ス諸語」の祖としての価値など、様々な価値を持つ。本授業では、語形変化のシステムや基本語彙
など記憶すべきことを逐一確実に記憶し、辞書などを参考にしながらラテン語で書かれた文章を読
んで行くための準備を整える。
[到達目標]
・ラテン語がどのような言語であるのか、その概略を知ること。
・基本語彙と変化パターンを覚えてある程度運用できるようになること。
・辞書の構成を知りそれを使えるようになること。
[授業計画と内容]
下記教科書(全19課)の内容を小分けにし、一年かけてゆっくり学習を進めてゆく(前期は2回の
授業で1課のペース;後期は少しペースを上げる)。ラテン語の習得には多様な語形変化への習熟
が不可欠である。あらゆる局面で徹底的な暗記と練習が求められることを覚悟して履修していただ
きたい。
授業計画は以下の通り:
1)授業では文法事項の説明をなるべく丁寧に行い、教科書にある練習問題は自宅学習用の課題と
して用いる。
2)授業で説明した事項(主に語形変化)への習熟度を確認するための小テストを(原則)毎回実
施する。
3)その他、必要に応じて既習事項に立ち返り、記憶の強化を進めてゆく。
[前期]第1回∼第15回:教科書 §1∼§38
[後期]第16回∼第30回:教科書 §39∼§82
*第1回の冒頭で簡単なイントロダクション(上記内容の詳細と成績評価について)を行うので、
履修者は必ず出席すること。
[履修要件]
特になし
ラテン語(2時間コース)(語学) (2)へ続く↓↓↓
ラテン語(2時間コース)(語学) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席点(30%)、毎回の小テストでの得点(30%)、定期試験での得点(40%)の合算による。
なお定期試験は前期と後期に各1回実施する。
[教科書]
中山恒夫 『標準ラテン文法』(白水社)ISBN:978-4560017616
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予習は特に必要ないが、毎回の小テストと定期試験のために相応の復習が必要である。要求される
のは以下の3つ:
1)授業ノートを使ってのポイント確認。
2)変化パターンの反復練習。
3)練習問題を使っての知識運用の仕方の体得。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系33
授業科目名 ラテン語(4時間コース)(語学)
<英訳>
Latin (4H)
配当
学年 2回生以上 単位数 4
題目
担当者所属・
職名・氏名
非常勤講師 佐藤 義尚
開講年度・ 2015・
曜時限 月2,金2
開講期
通年
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
ラテン語(4時間コース)
[授業の概要・目的]
ラテン語の初歩を学ぶ.古代ローマから近世にいたるまで哲学,文学は言うに及ばず,法律,自然
科学の書物もラテン語で書かれている.ラテン語は長期にわたって西欧文化の表現手段であった.
西欧の諸言語,文化はラテン語という母胎から産み落とされてきたという事実はもう少し知られて
もいいだろう.ラテン語を知らずして西欧の理解はありえない.
[到達目標]
古代,中世,近世にラテン語で書かれた文献が読解できるようになることを目標とする.
フランス語,イタリア語などの近代語を生み出した言語を学ぶことで,これらの言語の仕組みがよ
り深く理解できるようになることを目標とする.
[授業計画と内容]
授業は教科書にそってすすむ.各課の文法事項を説明し、ラテン語和訳の練習問題を読む.動詞、
名詞、形容詞の語形変化はプリントを配布して詳述する.一回の授業で二課ぐらいの進度ですすむ.
ラテン語は単語の変化がすべてとも言える言語なので,変化の練習を繰り返し行い習熟を目指す.
前期は文字,発音,アクセントから始まって,動詞,名詞の基本的な変化を中心に学び、後期は分
詞、接続法などを学習する.後期のなかばで教科書を終え、簡単なラテン語を読んでいく.
前期
第1回;ラテン語の仕組み.関連ウェッブサイトの紹介.
第2回∼第30回;一回に二課ぐらいの進度ですすむ.
後期
第1回∼第15回;教科書を二課ずつすすみ,学習し終える.
第16回∼第29回;平易なラテン語作品を文法事項を確認しながら読む.
第30回;試験.学習到達度の評価
第31回;フィードバック
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点と期末試験.評価の割合は8:2.
ラテン語(4時間コース)(語学)(2)へ続く↓↓↓
ラテン語(4時間コース)(語学)(2)
[教科書]
松平千秋・国原吉之助 『新ラテン文法』(東洋出版)ISBN:4-8096-4301-8
教科書だけではわかりにくいので,解説資料を配布する.
教科書巻末に語彙集がついているので、最初の段階では辞書不要.
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で次回にやる練習問題を指示するのでそれを予習してくる.
(その他(オフィスアワー等))
ギリシャ語既習であればラテン語学習はかなり容易.逆にラテン語を勉強すれば将来のギリシャ語
学習は容易になる.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系34
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
前期
中村 唯史
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
「アウステルリッツの空」をめぐって
[授業の概要・目的]
「アウステルリッツの空」は、レフ・トルストイ(1828-1910)の長編小説『戦争と平和』(1864-69)
の中で、作中人物が戦場で負傷し、目にする空のことです。人間に無関心なこの空の描写は、世界
や歴史の認識不可能性の象徴として、多くの批評家に注目されてきました。この授業では「アウス
テルリッツの空」の描写と、それをめぐる数人の批評家の言説の分析を通して、19−20世紀のロシ
アにおける他(者)性の思考の系譜を考察します。
[到達目標]
1)小説や批評の言説を分析するための枠組と方法を身につける。
2)近代ロシアにおける文学と思想に関する知識と理解を深める。
[授業計画と内容]
第1回 はじめに
第2−7回 『戦争と平和』および「アウステルリッツの空」の考察
第8−14回 ボリス・エイヘンバウム(1886-1959)の歴史観とトルストイ論
第15回 前期のまとめ
授業の進度が予定とずれる可能性があります。
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
ロシア語の初級文法を修めていることが望ましいですが、必須ではありません。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
毎回配付する質問票への記入、期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価しま
す。
[教科書]
適宜プリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
開講時ほか授業中に適宜指示します。
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に紹介する本や論考を、できるだけ自分でも読んでみてください。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系35
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
後期
中村 唯史
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
「アウステルリッツの空」をめぐって(承前)
[授業の概要・目的]
「アウステルリッツの空」は、レフ・トルストイ(1828-1910)の長編小説『戦争と平和』(1864-69)
の中で、作中人物が戦場で負傷し、目にする空のことです。人間に無関心なこの空の描写は、世界
や歴史の認識不可能性の象徴として、多くの批評家に注目されてきました。後期の授業では、前期
の内容を確認した後、「アウステルリッツの空」と、それに象徴される歴史や世界の認識可能性を
めぐる数人の批評家の言説の分析を行い、19−20世紀のロシアにおける他(者)性をめぐる思考の
系譜の考察を続けます。
[到達目標]
1)小説や批評の言説を分析するための枠組と方法を身につける。
2)近代ロシアにおける文学と思想に関する知識と理解を深める。
[授業計画と内容]
第1回 はじめに
第2−3回 ロシア文学・思想における「アウステルリッツの空」の特異性
第4−8回 世界文化への郷愁:詩人オシプ・マンデリシターム(1891-1938)の文化史観
第9−13回 批評家ミハイル・バフチン(1895-1975)のトルストイ批判とその意図
第14−15回 まとめ:ロシア文学・思想における他(者)性の問題
授業の進度が予定とずれる可能性があります。
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
ロシア語の初級文法を修めていることが望ましいですが、必須ではありません。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
毎回配付する質問票への記入、期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価しま
す。
[教科書]
適宜プリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
開講時ほか授業中に適宜指示します。
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に紹介する本や論考を、できるだけ自分でも読んでみてください。
(その他(オフィスアワー等))
授業の内容は前期からの続きですが、後期からの履修も認めます。授業の最初の回で、後期の前提
となる事項の説明を行います。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系36
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
担当者所属・
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
神戸大学大学院 国際文化学研究科 准教授
楯岡 求美
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
開講年度・ 2015・
曜時限 木5
開講期
後期
19世紀ロシア文学の諸相:異文化受容、女性表象、民族
[授業の概要・目的]
19世紀のロシアは、20世紀初頭の帝国崩壊と革命にいたるまで、ナポレオン戦争、農奴解放、産
業革命などの大きな社会的変化を何度も経験した。ロシアは多民族の帝国であり、地政学的にも文
化的にもヨーロッパとの比較においてアイデンティティの揺らぎが特にクローズアップされたのも
19世紀である。
特に文学の分野では、ヨーロッパの社会思想や文化受容に刺激を受けつつ、独自の表現が模索さ
れた時代である。韻文による詩や戯曲によるロシア語独自の独自の表現が模索され、次第に長編の
散文へと表現形式が発展するとともに、当時の社会問題や人間観、世界観などを検証する媒体とも
なっていった。
本講義では、異文化受容、生死の表象(賭博、決闘、幽霊)、女性表象、民族などをキーワード
に、作家たちがどのような創作的実験を行っていたのか、また社会問題をどのように作品に取り入
れているのかについて考察を行う。
[到達目標]
19世紀ロシア文学の概要を学び、文学作品を読む際、ただストーリーを追うだけではなく、多角的
に分析する能力を養う。
[授業計画と内容]
19世紀ロシア文学の諸相
1.イントロダクション:19世紀ロシアの文学と社会(第1回)
2.グリボエードフ『知恵の悲しみ』(戯曲)(第2∼4)
3.プーシキン『ベールキン物語』『スペードの女王』(小説)(第5∼8回)
4.ゴーゴリの『ヴィー』(小説)(第9∼11回)
5.オストロフスキーとスンドゥキャン(アルメニア)(戯曲)(第12∼15回)
を予定。参加者の希望によって多少変えることがある。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末レポートによって成績を評定する。
論考の構成力、論理的説得性、文章表現力を重視して採点する。
[教科書]
参照する小説、論文については、随時指示しますが、翻訳テキストについては、できる限り各自入
手して読むようお願いします。
スラブ語学スラブ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
スラブ語学スラブ文学(特殊講義)(2)
[参考書等]
(参考書)
宇佐見森吉 『知っておきたいロシア文学』(明治書院)ISBN:9784625686108
プーシキン 『スペードのクイーン / ベールキン物語』(光文社)
[授業外学習(予習・復習)等]
参照する小説、論文については、随時指示するので、翻訳のあるテキストについては、できる限り
各自入手して読んでおくこと。
授業では内容については大雑把にしか触れることができませんが、文学に限らず、創作はディテー
ルが重要であり、またディテールは全体を眺めて初めて意味が確定します。
(その他(オフィスアワー等))
授業前に取り上げる小説を読んでおくことが望ましいです。
授業中に、ロシア語表現に関する説明も行いますが、ロシア語は必須ではありません。ただし、理
解する(興味を持つ)よう、努力してください。
連絡先:[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系37
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
前期
服部 文昭
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
ロシア語学の基礎
[授業の概要・目的]
現代ロシア語の構造を研究する上での基本的な諸事項につき、理解を深めてゆく。
[到達目標]
現代ロシア語の構造を研究する上での基本的な諸問題を念頭に置きつつ,読解力を高め,専門領域
での情報収集能力も身につけること。
[授業計画と内容]
第1週:ロシア語学の基本的な諸概念(1)
第2週:ロシア語学の基本的な諸概念(2)
第3週:ロシア語の統語論(1)
第4週:ロシア語の統語論(2)
第5週:ロシア語の形態論(1)
第6週:ロシア語の形態論(2)
第7週:ロシア語の音論
第8週:ロシア語の語彙論
第9週:ロシア語の諸方言の基礎
第10週:ロシア語史の基礎
第11週:ロシア語学の視点からの文学作品研究(1)
第12週:ロシア語学の視点からの文学作品研究(2)
第13週:ロシア語学と翻訳
第14週:総括
単なる講義には終わらず、いくつかのカレントの論文を輪読する形式も一部で取り入れたい。受
講生諸君に割り当てる際には、本人の関心・興味と勉学・研究の進み具合を勘案の上、分担を決め
ようと考えているので、受講する諸君は積極的に参加して欲しい。
[履修要件]
ロシア語の読めることが望ましい(具体的には、少なくとも8単位は履修済みのレベルで)。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点とレポートなど提出物の総合評価を原則とする。
総合評価における割合は、到達目標と照らし合わせた上で、受講者の力量や取り組み方などを勘案
し、有機的に判断するが、おおむね、半々である。
[教科書]
使用しない
スラブ語学スラブ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
スラブ語学スラブ文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
授業中に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系38
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
後期
服部 文昭
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
ロシア語学の諸問題
[授業の概要・目的]
現代ロシア語の構造を研究する上での基本的な諸問題につき、理解を深めてゆく。
[到達目標]
現代ロシア語の構造を研究する上での基本的な諸問題を念頭に置きつつ,読解力を高め,専門領域
での情報収集能力も身につけること。
[授業計画と内容]
動詞のアスペクト、名詞・形容詞の格、コピュラを含む構文といったテーマを中心に、取り組む
予定である。
・古典的なヴェンドラーの分類をめぐる問題
・借用語である動詞と両体動詞との関係の問題
・否定とアスペクトとの問題
・動詞のアスペクトと目的語(その格)の問題
・コピュラを含む構文の述部での名詞・形容詞の格の選択の問題
導入的な講義(2回分)の後に、各項目につき、2回ないし3回の講義で扱ってゆく予定である
が、その際に、格とアスペクトとの関係、近隣のスラヴ諸語との対照といった点にも目配りをして
ゆきたい。
単なる講義には終わらず、いくつかのカレントの論文を輪読する形式で進めてゆく。受講生諸君
に割り当てる際には、本人の関心・興味と勉学・研究の進み具合を勘案の上、分担を決めようと考
えているので、受講する諸君は積極的に参加して欲しい。
[履修要件]
ロシア語の読めることが望ましい(具体的には、少なくとも8単位は履修済みのレベルで)。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点とレポートなど提出物の総合評価を原則とする。
総合評価における割合は、到達目標と照らし合わせた上で、受講者の力量や取り組み方などを勘案
し、有機的に判断するが、おおむね、半々である。
スラブ語学スラブ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
スラブ語学スラブ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
授業中に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系39
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月5
開講期
前期
授業
形態 講読
中村 唯史
使用
言語 日本語
ロシア文学演習Ⅰ
[授業の概要・目的]
フョードル・ドストエフスキーの長編小説『罪と罰』を読む
[到達目標]
1)ロシア語の読解能力を向上させる。
2)文学テキストを分析する方法と枠組を身につける。
3)作品の背景となっている時代と社会についての理解を深める。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
ドストエフスキー『罪と罰』の概要を説明します。講読する箇所は、前年度からの続きとなりま
すが、これまでのあらすじと登場人物についても述べます。
第2回∼第14回
『罪と罰』を精読し、語彙、視覚イメージ、作品の構造、時代的・思想的背景、先行研究の蓄積
なども考慮に入れつつ、テキストを分析します。
第15回 まとめ
本授業中で読んだ内容をまとめ、議論します。
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
ロシア語の初級文法を修めていること。独習でも構いません。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への取り組みと期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価します。
[教科書]
テキストはプリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
授業中に適宜紹介します。
[授業外学習(予習・復習)等]
次回に授業で読む箇所に事前に自分で目を通し、知らない単語を調べ、テキストが描いている情景
や登場人物の心理を想像してみてください。
(その他(オフィスアワー等))
詳細は最初の授業のときに話し合ったうえで指示します。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系40
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月5
開講期
後期
授業
形態 講読
中村 唯史
使用
言語 日本語
ロシア文学演習Ⅱ
[授業の概要・目的]
フョードル・ドストエフスキーの長編小説『罪と罰』を読む。
[到達目標]
1)ロシア語の読解能力を向上させる。
2)文学テキストを分析する方法と枠組を身につける。
3)作品の背景となっている時代と社会についての理解を深める。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
ドストエフスキー『罪と罰』の概要を説明します。講読する箇所は、前期からの続きとなります
が、これまでのあらすじと登場人物についても述べます。
第2回∼第14回
『罪と罰』を精読し、語彙、視覚イメージ、作品の構造、時代的・思想的背景、先行研究の蓄積
なども考慮に入れつつ、テキストを分析します。
第15回 まとめ
本授業中で読んだ内容をまとめ、議論します。
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
ロシア語の初級文法を修めていること。独習でも構いません。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への取り組みと期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価します。
[教科書]
テキストはプリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
授業中に適宜紹介します。
[授業外学習(予習・復習)等]
次回に授業で読む箇所に事前に自分で目を通し、知らない単語を調べ、テキストが描いている情景
や登場人物の心理を想像してみてください。
(その他(オフィスアワー等))
詳細は最初の授業のときに話し合ったうえで指示します。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系41
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者所属・
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月4
開講期
後期
非常勤講師 Valerij Grecko
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
近現代のロシア文学
[授業の概要・目的]
19世紀後半から20世紀にかけてのロシア文学を概観する。ロシア文学の作品に親しみ、文学テクス
トとの付き合い方について学ぶとともに、ロシア語能力を向上させることを目的とする。
[到達目標]
ロシア語能力(読解力、コミュニケーション能力)を高め、ロシア文学やロシア文化に対する理解
を深めるとともに、文学理論についての知識を得る。
[授業計画と内容]
19世紀から20世紀にかけて書かれた短編小説をロシア語で読み、分析する。ロシア語で書かれたテ
クストを精読し、それぞれの作家独自の文体や表現をじっくり味わいたい。また、分析にあたって
は文学理論に関する論文を適宜参照する。文学研究にとって重要な概念や方法論についての知識を
得るとともに、具体的な作品分析にどのように応用できるかを考える。授業で扱う主な作品は次の
通り。
1)チェーホフ『箱に入った男』(1)
2)チェーホフ『箱に入った男』(2)
3)チェーホフ『六号室』(1)
4)チェーホフ『六号室』(2)
5)チェーホフ『六号室』(3)
6)ブルガーコフ『運命の卵』(1)
7)ブルガーコフ『運命の卵』(2)
8)ブルガーコフ『運命の卵』(3)
9)ハルムス『出来事』(1)
10)ハルムス『出来事』(2)
11)ハルムス『出来事』(3)
12)マンデリシュタムの詩(1)
13)マンデリシュタムの詩(2)
14)マンデリシュタムの詩(3)
15)まとめ
[履修要件]
中級程度のロシア語能力のある学生に限る。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
成績は平常点(出席状況30%、課題への取り組み40%、討論への貢献度30%)で評価する。
スラブ語学スラブ文学(演習) (2)へ続く↓↓↓
スラブ語学スラブ文学(演習) (2)
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に扱うテクストにあらかじめ目を通しておくこと。
(その他(オフィスアワー等))
質問等がある場合はメールで連絡してください。[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系42
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
前期
授業
形態 講読
中村 唯史
使用
言語 日本語
20世紀ロシア文学講読
[授業の概要・目的]
ロシア語の初級文法を終えた2回生以上を対象として、少しずつロシア文学のテキストを読んで
いきます。文法事項や語彙の確認とともに、ロシア語を適切な日本語に翻訳していく訓練を行いま
す。また文学作品の考察や分析を行い、時代背景についての知識も深めます。前期は現代に近い20
世紀の文学作品を主に読解し、19世紀の作品を対象とする後期の授業につなげます。
[到達目標]
1)ロシア文学を読解する語学力と方法と知識を習得する。
2)ロシア語文学テキストを日本語に翻訳するコツを身につける。
[授業計画と内容]
第1回 読解する作品を決め、作品と作者について説明します。
第2回∼第14回
テキストを精読していきます。ソ連後期の「叙情的散文」を代表する作家ユーリー・カザコーフ
(1927-1982)や象徴主義の作家フョードル・ソログープ(1863-1927)の短編、ボリス・パステル
ナーク(1890-1960)の詩などを取り上げる予定ですが、学生の皆さんからの希望があれば考慮し
ます。
第15回 まとめ
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
ロシア語の初級文法を修めていること。独習でも構いません。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への取り組みと期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価します。
[教科書]
テキストはプリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
授業中に適宜紹介します。
[授業外学習(予習・復習)等]
次回に授業で読む箇所に事前に自分で目を通し、知らない単語を調べ、テキストが描いている情景
や登場人物の心理を想像してみてください。
(その他(オフィスアワー等))
詳細は最初の授業のときに話し合ったうえで指示します。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系43
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
後期
授業
形態 講読
中村 唯史
使用
言語 日本語
19世紀ロシア文学講読
[授業の概要・目的]
ロシア語の初級文法を終えた2回生以上を対象として、ロシア文学のテキストを読んでいきます。
文法事項や語彙の確認とともに、ロシア語を適切な日本語に翻訳していく訓練を行います。また文
学作品の考察や分析を行い、時代背景についての知識も深めます。後期は主に19世紀の作品を対象
とします。
[到達目標]
1)ロシア文学を読解する語学力と方法と知識を習得する。
2)ロシア語文学テキストを日本語に翻訳するコツを身につける。
[授業計画と内容]
第1回 読解する作品を決め、作品と作者について説明します。
第2回∼第14回
テキストを精読していきます。短編の名手アントン・チェーホフ(1860-1904)の作品や「ロシア
文学の父」アレクサンドル・プーシキン(1799-1837)『ベールキン物語』中の一編、アファナー
シー・フェート(1820−1892)の詩などを取り上げる予定ですが、学生の皆さんからの希望があれ
ば考慮します。
第15回 まとめ
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
[履修要件]
ロシア語の初級文法を修めていること。独習でも構いません。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への取り組みと期末レポート等を総合的に考慮して、到達目標の達成度を評価します。
[教科書]
テキストはプリントを配付します。
[参考書等]
(参考書)
授業中に適宜紹介します。
[授業外学習(予習・復習)等]
次回に授業で読む箇所に事前に自分で目を通し、知らない単語を調べ、テキストが描いている情景
や登場人物の心理を想像してみてください。
(その他(オフィスアワー等))
詳細は最初の授業のときに話し合ったうえで指示します。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系44
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水1
開講期
前期
授業
形態 講読
小山 哲
使用
言語 日本語
ポーランド書講読
[授業の概要・目的]
ポーランド語で書かれた歴史書を精読することをつうじて、ポーランド語の読解力の向上を図ると
ともに、歴史研究や歴史叙述にかかわる概念や語彙についての理解を深めることを目標とする。
[到達目標]
・歴史的な叙述で用いられるポーランド語の語彙や語法を習得する。
・20世紀のポーランドの歴史について、ポーランド語のテキストを読むことをつうじて理解を深め
る。
[授業計画と内容]
この授業では、次の本をとりあげ、その一部を読む。
Karol Modzelewski, Zaje dzimy koby
Warszawa 2013.
historii. Wyznania poobijanego je d ca, Wydawnictwo ISKRY,
本書は、ポーランドを代表する中世史家であり、社会主義体制下で反体制運動の指導者の1人でも
あったカロル・モゼレフスキの回想録である。
授業は受講者による訳読と、担当者による解説を中心に進める。ポーランド語による歴史的な叙述
で用いられる語彙や文体に親しむとともに、20世紀後半のポーランドが直面した諸問題や、歴史研
究者がおかれた状況についての理解を深めることを目指す。
[履修要件]
ポーランド語の初級文法を習得していることが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(出席点と、授業中の訳読の回数)により、到達目標に示した諸点をふまえて評価する。
[教科書]
授業の進度に応じてテキストのコピーを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
スラブ語学スラブ文学(講読)(2)へ続く↓↓↓
スラブ語学スラブ文学(講読)(2)
[授業外学習(予習・復習)等]
・あらかじめテキストを読んでおくことが授業に参加する前提である。
・授業中に訳読について指摘された点を授業後にもう一度確認しておくと、さらにポーランド語の
文献を読み進むうえで効果的であろう。
(その他(オフィスアワー等))
読解力を高めるためには、ある程度の分量のテキストを読み続けることが不可欠である。受講生に
は、継続して出席し、十分な予習をしたうえで授業にのぞむことを期待する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系45
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読)
担当者所属・
人文科学研究所 准教授 伊藤 順二
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
前期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
露書購読1
[授業の概要・目的]
19世紀前半を扱った史料集の講読を通じて、ロシア語の一般的読解力を向上させるとともに、公文
書・公的書簡・私的書簡・回想録などのさまざまな文体に触れさせ、19世紀的な文体に習熟させる。
[到達目標]
19世紀のロシア語の文章を、辞書等を参照しつつ自力で読解できる。
[授業計画と内容]
昨年に引き続き、以下の史料集をテクストとする予定である。 東アジアと関係の深い露米会社の行
跡をたどることで、ロシア語の文章を身近に感じられるようにしたい。
Российско-американская компания и изучение Тихо
океанского Севера : сборник документов
(Исследования Русских на Тихом океане в XVIII-первой
половине XIX в.), 1994,(『ロシア・アメリカ会社と太平洋北部の調査:資料集 (18世紀
から19世紀前半のロシア人による太平洋探検)』)
ただし、受講者の希望によってテクストを変更する可能性もある。
受講人数にもよるが、毎回1頁程度、一人あたり数行∼十数行ずつの割当てで進行する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末テストはおこなわない。出席と予習の精度による。
[教科書]
使用しない
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
露和辞典は研究社出版のものを所持していることが望ましい。
[授業外学習(予習・復習)等]
予習として自分でテクストを訳しておくことが必須となる。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜4限とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系46
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読)
担当者所属・
人文科学研究所 准教授 伊藤 順二
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
後期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
露書講読2
[授業の概要・目的]
19世紀前半を扱った史料集の講読を通じて、ロシア語の一般的読解力を向上させるとともに、公文
書・公的書簡・私的書簡・回想録などのさまざまな文体に触れさせ、19世紀的な文体に習熟させる。
[到達目標]
19世紀のロシア語の文章を、辞書等を参照しつつ自力で読解できる。
[授業計画と内容]
前期に引き続き、以下の史料集をテクストとする予定である。 東アジアと関係の深い露米会社の行
跡をたどることで、ロシア語の文章を身近に感じられるようにしたい。
Российско-американская компания и изучение Тихо
океанского Севера : сборник документов
(Исследования Русских на Тихом океане в XVIII-первой
половине XIX в.), 1994,(『ロシア・アメリカ会社と太平洋北部の調査:資料集 (18世紀
から19世紀前半のロシア人による太平洋探検)』)
ただし、受講者の希望によってテクストを変更する可能性もある。
受講人数にもよるが、毎回1頁程度、一人あたり数行∼十数行ずつの割当てで進行する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末テストはおこなわない。出席と予習の精度による。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
露和辞典は研究社出版のものを所持していることが望ましい。
[授業外学習(予習・復習)等]
予習として自分でテクストを訳しておくことが必須となる。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜4限とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系47
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(外国人実習)
担当者所属・
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
前期
非常勤講師 Svetlana,Vinogradova
授業
使用
外人実習
形態
言語 ロシア語
ロシア語実習
[授業の概要・目的]
話すこと、書くことの両面にわたって現代ロシア語の確実な知識の習得を目指す。基本的な日常表
現から始めて、よく使われる語彙、熟語、文法形式を身につけ、実際に使いこなせるようになるこ
とを目指す。
[到達目標]
1) ロシア語の正しい発音を身につけ、またその聴き取り能力を身につける。2) 基本的な日常表現か
ら始めて、よく使われる語彙、熟語、文法形式を身につける。3) 日常的な対話の場面でのコミュニ
ケーション能力を身につける。4) 日常生活に必要な書かれた文章をすばやく理解し、自分でも作成
する能力を身につける。
[授業計画と内容]
文法の授業で習ったことをネーティブ教員との対話によってひとつひとつ確認し、確実にロシア語
の力を身につけていくことを目指す。出席者の興味に応じて具体的なテーマを設定し、それによっ
て授業を進める。それぞれのテーマはロシアにおける実際の生活の場を想定したテクストとそれを
発展させる対話、さらに練習問題からなる。一定のテーマによって文章を書く訓練も行う。
第1回∼第2回 ロシア語の正しい発音を身につける。
第3回∼第4回 ロシア語の聴き取りの能力を身につける。
第5回∼第14回 日常の生活におけるコミュニケーション能力を身につける。 日常の生活を題材
とする書かれたテクストを読んで理解し、また自分でそのような文章を書く訓練をする。その際、
テクストの内容について質疑応答をし、またテクストの内容を要約するといった訓練を通して、ロ
シア語の力を確実に身につけることを目指す。
第15回 試験。
第16回 フィードバック。
[履修要件]
ロシア語初級文法を習得していることが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況、授業時の参加状況、課題の提出状況と学期末の試験の結果を総合して評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
必要に応じて映像資料、音声資料、ロシアで発行されている雑誌等を補助教材として用いる。
スラブ語学スラブ文学(外国人実習) (2)へ続く↓↓↓
スラブ語学スラブ文学(外国人実習) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回の授業ででた課題をきちんと行うこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系48
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(外国人実習) 担当者所属・
<英訳>
Slavic Languages and Literatures (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
非常勤講師 Svetlana,Vinogradova
授業
使用
外人実習
形態
言語 ロシア語
ロシア語実習
[授業の概要・目的]
話すこと、書くことの両面にわたって現代ロシア語の確実な知識の習得を目指す。基本的な日常表
現から始めて、よく使われる語彙、熟語、文法形式を身につけ、実際に使いこなせるようになるこ
とを目指す。
[到達目標]
1) ロシア語の正しい発音を身につけ、またその聴き取り能力を身につける。3) 基本的な日常表現か
ら始めて、よく使われる語彙、熟語、文法形式を身につける。4) 知的な対話の場面でのコミュニケ
ーション能力を身につける。5) 複雑な、また知的な内容の文章を理解し、自分でも作成する能力を
身につける。
[授業計画と内容]
文法の授業で習ったことをネーティブ教員との対話によってひとつひとつ確認し、確実にロシア語
の力を身につけていくことを目指す。出席者の興味に応じて具体的なテーマを設定し、それによっ
て授業を進める。教材とするテクストはそれぞれの学生が興味を持つ分野を考慮にいれ、たとえば
文学作品、文化に関するもの、ロシアの歴史に関するものといった形で選ぶ。日常的会話の場面だ
けでなく、知的な対話の場面を想定した訓練や一定のテーマによって文章を書く訓練も行う。
第1回∼第2回 ロシア語の正しい発音を身につける。
第3回∼第4回 ロシア語の聴き取りの能力を身につける。
第5回∼第14回 学術的・知的な対話の場面でのコミュニケーション能力を身につける。知的な内
容の書かれたテクストを材料に、それを自由に理解し、また自分でそのような文章を書く訓練をす
る。その際、テクストの内容について質疑応答をし、テクストの内容を要約する、といった訓練を
通して、ロシア語の力を確実に身につけることを目指す。また文法の知識を復習し、複雑な構文を
実際に使いこなせるように身につける。
第15回 試験。
第16回 フィードバック。
[履修要件]
ロシア語初級文法を習得していることが望ましい。前期の授業から継続して出席することが望まし
いが、絶対的条件とはしない。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況、授業時の参加状況、課題の提出状況と学年末の試験の結果を総合して評価する。
スラブ語学スラブ文学(外国人実習) (2)へ続く↓↓↓
スラブ語学スラブ文学(外国人実習) (2)
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
必要に応じて映像資料、音声資料、ロシアで発行されている雑誌等を補助教材として用いる。
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回の授業で課題を与えるのできちんと行うこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系49
授業科目名 ポーランド語(初級I)(語学)
<英訳>
Polish
配当
学年 1回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
通年
非常勤講師 Bogna Sasaki
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
ポーランド語初級I
[授業の概要・目的]
ポーランド語の初級文法を習得する。
[到達目標]
ポーランド語を初めて学ぶ受講生は、一年間の学習を終えてから、辞書を使って簡単な文章が読め
るように、この言葉の構造や基本的な文法を身につけていきます。
[授業計画と内容]
前期
1.ポーランド語の基礎知識(文字、アクセント、語尾変化、発音など)【1週】
2.基本的な動詞(byc,miec)の変化、格の基礎知識、代名詞の主格、挨拶や自己紹介に関する語
彙【2週】
3.名詞と形容詞の単数主格、名詞と形容詞の性の見分け、動詞の第1変化(-m,-sz型)、「これ
は○○である」「○○が△△をする」のような基本的な文型、日常生活に関する語彙【3週】
4.名詞と形容詞の単数複数造格、日本語の「∼である」に相当する主格と造格の使い分け、動詞
の第2変化(-e,-isz型)、国名や職業名に関する語彙【3週】
5.名詞と形容詞の単数対格、所有代名詞の単数主格、人称代名詞の対格、家族や趣味に関する語
彙、年齢を表すなどの数詞の使い方【3週】
6.ここまでの総復習、主格、造格、対格の使い分けや基本的な文型の確認、語彙の復習【2週】
7.前期小テストとフィードバック【1週】
後期
1.moc, musiec, lubicなどの助動詞の使い方、-owacで終わる動詞、動詞の第3変化(-e,-esz)、動
詞活用のまとめ、頻度を表す語彙、様々な活動を表す語彙【2週】
2.名詞と形容詞の単数生格、否定生格の用法、isc/chodzic, jechac/jezdzicの用法、人称代名詞の造
格、時間、曜日の表し方、znac, wiedziec, umiecの使い分け、do+場所とna+目的の使い分け【2週
】
3.名詞と形容詞の複数生格、malo,duzo等+生格の用法、形容詞の比較級と最上級、nosic,zakladac
の用法、podoba mi sieなど人称の与格を使う用法、食料品や買い物に関する語彙【2週】
4.動詞の過去形、月の名前の前置格、過去の出来事の述べ方、時間帯を表す表現【2週】
5.動詞の未来形、現在形、過去形と未来形のまとめ、予定の表し方、希望の述べ方【2週】
6.名詞と形容詞の単数複数前置格、特定の場所への行きかたに関する表現、方角や観光に関する
表現、前置詞の使い方のまとめ【2週】
7.前後期の総復習、名詞と形容詞の格変化の補足と使い方の確認、基本文型の復習【2週】
8.期末テスト【1週】
9.フィードバック【1週】
ポーランド語(初級I)(語学)(2)へ続く↓↓↓
ポーランド語(初級I)(語学)(2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況と学年末に行う試験の両方で評価する。
[教科書]
授業中に資料を配布します
[参考書等]
(参考書)
石井哲士朗・三井レナータ著 『ニューエクスプレス ポーランド語』(白水社)ISBN:978-4-56006794-9
木村彰一・工藤幸雄・吉上昭三・小原雅俊・塚本桂子・石井哲士朗・関口時正[編] 『ポーランド
語辞典』(白水社)ISBN:978-4-560-00095-3
[授業外学習(予習・復習)等]
特になし
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系50
授業科目名 ポーランド語(中級II)(語学)
<英訳>
Polish
配当
学年 1回生以上 単位数 1
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
非常勤講師 Bogna Sasaki
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
ポーランド語中級II
[授業の概要・目的]
初級レベルよりやや高度な文法を学びつつ、語彙力を伸ばします。
[到達目標]
この授業を通して、より複雑な文章構造を理解する力、自分の意見などをある程度伝え表現する力
を身につけていきます。
[授業計画と内容]
受講生の興味や要求を聞き、詳しい授業形態を決めます。特に希望がなければ数週間単位で、テキ
ストを読み、翻訳や文章構造の説明、文法的な解説などを行いたいと思います。
テキストの詳細については出席者と相談のうえで決めます。ポーランドの文化、社会、文学、映画、
言語といったテーマについて書かれた雑誌の記事、簡単なエッセイといったものを使う予定です。
授業計画:
1.ポーランド語の知識の確認、教材の相談、短い記事の解説【1週】
2.テキストIー翻訳と解説【3週間】
3.テキストII−翻訳と解説【3週間】
4.テキストIII−翻訳と解説【3週間】
5.テキストIV−翻訳と解説【3週間】
6.総復習とまとめ【1週】
7.期末テスト【1週】
8.フィードバック【1週】
[履修要件]
ポーランド語の文法の基礎知識、1年間以上の学習歴が要求されます。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
基本的に前期末の試験での評価となります。出席状況や授業での積極的な態度も考慮します。
[教科書]
授業中に資料を配布します。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
特になし
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系51
授業科目名 ポーランド語(中級II)(語学)
<英訳>
Polish
配当
学年 1回生以上 単位数 1
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
非常勤講師 Bogna Sasaki
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
ポーランド語中級Ⅱ
[授業の概要・目的]
初級レベルよりやや高度な文法を学びつつ、語彙力を伸ばします。
[到達目標]
この授業を通して、より複雑な文章構造を理解する力、自分の意見などをある程度伝え表現する力
を身につけていきます。
[授業計画と内容]
受講生の興味や要求を聞き、詳しい授業形態を決めます。特に希望がなければ数週間単位で、テキ
ストを読み、翻訳や文章構造の説明、文法的な解説などを行いたいと思います。
テキストの詳細については出席者と相談のうえで決めます。ポーランドの文化、社会、文学、映画、
言語といったテーマについて書かれた雑誌の記事、簡単なエッセイといったものを使う予定です。
授業計画:
1.ポーランド語の知識の確認、教材の相談、短い記事の解説【1週】
2.テキストIー翻訳と解説【3週間】
3.テキストII−翻訳と解説【3週間】
4.テキストIII−翻訳と解説【3週間】
5.テキストIV−翻訳と解説【3週間】
6.総復習とまとめ【1週】
7.期末テスト【1週】
8.フィードバック【1週】
[履修要件]
ポーランド語の文法の基礎知識、1年間以上の学習歴が要求されます。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
基本的に前期末の試験での評価となります。出席状況や授業での積極的な態度も考慮します。
[教科書]
授業中に資料を配布します。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
特になし
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系52
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
20世紀ドイツの児童文学
[授業の概要・目的]
ドイツでは19世紀全体を通じて児童文学市場の拡大が見られた。これを受けて20世紀への転換期
には、本格的な児童文学批評の営みも始まる。ただし20世紀のドイツでは、度重なる戦争や政変を
経て、社会規範や価値観が大きく変動し、それにつれて、児童書がめざすべきとされる理想もまた
変遷していった。作品に表れたその変遷を見ていくことは、ドイツの歴史を知ることでもある。本
授業では、ドイツの児童文学史上に名を残している作品をいくつか選び、作者の思想的立場や時代
背景との関連で読んでいく。
[到達目標]
児童文学の古典、「名作」とされてきた作品を実際に読んでみることを通じ、文学作品と社会の関
係をよりよく理解し、かつドイツの歴史への理解を深める。
[授業計画と内容]
基本的に講義形式で授業を進める。取り上げる予定のテーマと作品は以下の通り(ただし、授業の
進行速度や受講者の興味などを勘案して予定変更する場合がある)。
第1回 導入――19世紀までのドイツ児童文学
第2∼3回 児童文学批評の誕生
第4∼5回 ボンゼルス『みつばちマーヤの冒険』――冒険と成長
第6∼7回 ケストナー『点子ちゃんとアントン』――ワイマール共和国時代の児童文学
第8∼9回 リヒター『あのころはフリードリヒがいた』――ナチズムへの反省
第10∼11回 プロイスラー『クラバート』――郷土文学と故郷喪失
第12∼13回 エンデ『モモ』――反資本主義とエコロジー思想
第14∼15回 パウゼヴァング『みえない雲』――反核から反原発へ
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業中の小課題にもとづく平常点(50%)および期末レポート(50%)で評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で扱った作品を可能なかぎり実際に手に取って読んでみてほしい。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系53
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
松村 朋彦
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
後期
『ヴィルヘルム・マイスター』を超えて――ゲーテ以降のドイツ小説
[授業の概要・目的]
近現代のドイツ小説は、ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』(1795/96)にたいする
対抗意識から生み出されたといっても過言ではない。「教養小説」の典型とされるこの作品を乗り
越えようとする試みとして、ゲーテ以降のさまざまなドイツ小説を読みなおしてみたい。
[到達目標]
ドイツ語圏のさまざまな小説にかんする知識と関心を深めるとともに、小説を歴史的な文脈のなか
で読み解く視点を身につける。
[授業計画と内容]
取り上げる予定の作家と作品は次の通り。
第1回 はじめに
第2回 ゲーテ『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』(1795/96)
第3回 シュレーゲル『ルツィンデ』(1799)
第4回 ノヴァーリス『青い花』(1802)
第5回 アイヒェンドルフ『予感と現在』(1815)
第6回 ホフマン『ブランビラ王女』(1820)
第7回 ゲーテ『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』(1829)
第8回 メーリケ『画家ノルテン』(1832)
第9回 シュティフター『晩夏』(1857)
第10回 ケラー『緑のハインリヒ』(1854/55、1879/80)
第11回 マン『魔の山』(1924)
第12回 ホフマンスタール『アンドレアス』(1930)
第13回 グラス『ブリキの太鼓』(1959)
第14回 ハントケ『まわり道』(1975)
第15回 まとめ
[履修要件]
ドイツ語の知識がなくても受講できるように配慮する。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末レポートにより、到達目標の達成度にもとづいて評価する。
[教科書]
プリント配布。
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で取り上げた作品を、できだけ自分で読んでみること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系54
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月4
開講期
前期
奥田 敏広
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ニーベルンゲン物語と近代ドイツ文学
[授業の概要・目的]
北欧神話に遡るニーベルンゲンの物語は、中世英雄叙事詩の素材にもなったが、19世紀には多く
の作家と音楽家がこの素材に取り組んでいます。ヴァーグナーの楽劇が恐らく今日では最も有名で
あろうが、彼以外にも著名な作家たちが作品を創っている。その作品を取り上げ、精読します。
[到達目標]
近代の芸術家たちが、この素材を基にいかなるテーマを作品化しようとしたのかを、いくつかのテ
キストを比較することによって明らかにすると同時に、やや古い19世紀のドイツ語テキストを読
解する力を養います。
[授業計画と内容]
第1回は、このニーベルングの物語という素材について概説します。
第2∼15回は、もっぱらEmanuel Geibelの Brunhild (1857)を適宜省略したり要約を挟みながら読み
進めます。
第16回はフィードバックです。
[履修要件]
ドイツ語の文法を学習し、習得していること
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業参加とレポート
[教科書]
上記「授業計画と内容」で挙げた作品の必要箇所をコピーして配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予習が必要です
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系55
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月4
開講期
後期
奥田 敏広
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ニーベルンゲン物語と近代ドイツ文学
[授業の概要・目的]
北欧神話に遡るニーベルンゲンの物語は、中世英雄叙事詩の素材にもなったが、19世紀には多く
の作家と音楽家がこの素材に取り組んでいます。ヴァーグナーの楽劇が恐らく今日では最も有名で
あろうが、彼以外にも著名な作家たちが作品を創っている。その作品を取り上げ、精読します。
[到達目標]
近代の芸術家たちが、この素材を基にいかなるテーマを作品化しようとしたのかを、いくつかのテ
キストを比較することによって明らかにすると同時に、やや古い19世紀のドイツ語テキストを読
解する力を養います。
[授業計画と内容]
第1回は、このニーベルングの物語という素材について概説します。
第2∼15回は、もっぱらFriedrich Hebbelの Die Niebelungen (1857)の後半部分(Kriemhildeの復讐)
を適宜省略したり要約を挟みながら読み進めます。
第16回はフィードバックです。
[履修要件]
ドイツ語の文法を学習し、習得していること
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業参加とレポート
[教科書]
上記「授業計画と内容」で挙げた作品の必要箇所をコピーして配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予習が必要です
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系56
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金4
開講期
前期
河崎 靖
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ドイツ語学・ゲルマン語学入門
[授業の概要・目的]
印欧語の世界を視野に収めながら、ことばの普遍性・体系性を明らかにすることを目標とする。史
的言語学の諸分野(音論、形態論、統語論等の諸領域)を対象に、言語体系の普遍的な法則性を探
るべく、通時的考究を進める。言語体系の法則性・言語変化のメカニズムを探り、そのあり方を解
明することを通して、言語の本質に迫る。
[到達目標]
今日の言語学の手法と併せて、言語の史的考察による種々の成果を踏まえ、言語学の方法論上の問
題について考究する力が身に付くようにする。個別言語にとどまらず、言語一般の体系性が把握で
きることを目指す。
[授業計画と内容]
ドイツ語学の諸分野(音論・形態論・統語論・意味論などの領域)を対象に、言語体系の普遍的な
法則性を探るべく考究を進める。言語の理論的アプローチによる種々の成果を踏まえ、言語学の方
法論上の問題についても考察する。
第1回∼第3回 ゲルマン語学の諸問題
第4回∼第8回 ドイツ語学の諸分野(音論・形態論・統語論・意味論)
第9回∼第10回 ドイツ語圏の方言学
第11回∼第13回 ゲルマン語学・ドイツ語学と一般言語学
第14回∼第15回 まとめ
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(50%)・小テスト(30%)・レポート(20%)等により総合的に判断する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
こちらで用意する教材に関し、授業の前後(予習・復習)に課題を課し、授業時に発表できる準備
をしてもらう。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系57
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
前期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 ドイツ語
Deutsche Literatur zur Zeit der Weimarer Republik I
[授業の概要・目的]
Anhand typischer Werke aus Lyrik, Prosa und Drama werden wichtige literarische Strömungen des durch den
Ersten Weltkrieg und seine Folgen geprägten Zeitraumes (z.B. Expressionismus, "volkhafte" Dichtung etc.)
sowie Themenkreise, welche die Schriftsteller dieser Zeit bewegten, vorgestellt.
[到達目標]
Die Studenten sollen die besonderen Merkmale der literarischen Stile der Zeit und ihre Bedeutung kennen
lernen und damit in die Lage versetzt werden, einen Text selbständig einer bestimmten Stilrichtung zuordnen
zu können und ihn auf dieser Grundlage zu interpretieren.
[授業計画と内容]
Jede Woche wird ein Text eines wichtigen Autors der Zeit vorgestellt und vor dem historischen und
kulturellen Hintergrund der Zeit interpretiert. Der Lehrer gibt die notwendigen Informationen, mit deren Hilfe
die Studenten die Interpretation selbst vornehmen können.
1. Woche: Einführung in die historischen und kulturellen Grundlagen.
2.-14. Woche: Vorstellung jeweils eines Autors und Interpretation jeweils eines Textes (auch nach Absprache
mit den Studenten).
15. Woche: "Feedback" - Zusammenfassung des in diesem Semester Erlernten.
[履修要件]
Die Studenten benötigen ausreichende Kenntnisse in der deutschen Sprache, um auch komplexere Texte lesen
und verstehen zu können. Es wird erwartet, dass sie den jeweils zu besprechenden Text gut vorbereiten.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung.
[教科書]
Die Anschaffung eines Textbuches ist nicht erforderlich. Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Die Studenten sollten sich Wörterbücher (auch elektronischer) bedienen, im Zweifelsfall eine Übersicht über
die deutsche Grammatik benutzen und literaturgeschichtliche Werke zu Rate ziehen.
[授業外学習(予習・復習)等]
Es wird empfohlen, dass die Studenten ihre während des Unterrichts gemachten Notizen noch einmal
durchsehen und systematisieren.
(その他(オフィスアワー等))
Für Fragen der Studenten steht der Dozent nach dem Unterricht, nach Absprache in einer Sprechstunde und
in der Feedbackzeit zur Verfügung.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系58
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 ドイツ語
Deutsche Literatur zur Zeit der Weimarer Republik II
[授業の概要・目的]
Anhand typischer Werke aus Lyrik, Prosa und Drama werden wichtige literarische Strömungen des durch den
Ersten Weltkrieg und seine Folgen geprägten Zeitraumes (z.B. Neue Sachlichkeit, sozialistischer Realismus
etc.) sowie Themenkreise, welche die Schriftsteller dieser Zeit bewegten, vorgestellt.
[到達目標]
Die Studenten sollen die besonderen Merkmale der literarischen Stile der Zeit und ihre Bedeutung kennen
lernen und damit in die Lage versetzt werden, einen Text selbständig einer bestimmten Stilrichtung zuordnen
zu können und ihn auf dieser Grundlage zu interpretieren.
[授業計画と内容]
Jede Woche wird ein Text eines wichtigen Autors der Zeit vorgestellt und vor dem historischen und
kulturellen Hintergrund der Zeit interpretiert. Der Lehrer gibt die notwendigen Informationen, mit deren Hilfe
die Studenten die Interpretation selbst vornehmen können.
1. Woche: Einführung in die historischen und kulturellen Grundlagen.
2.-14. Woche: Vorstellung jeweils eines Autors und Interpretation jeweils eines Textes (auch nach Absprache
mit den Studenten).
15. Woche: "Feedback" - Zusammenfassung des in diesem Semester Erlernten.
[履修要件]
Die Studenten benötigen ausreichende Kenntnisse in der deutschen Sprache, um auch komplexere Texte lesen
und verstehen zu können. Es wird erwartet, dass sie den jeweils zu besprechenden Text gut vorbereiten.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung.
[教科書]
Die Anschaffung eines Textbuches ist nicht erforderlich. Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Die Studenten sollten sich Wörterbücher (auch elektronischer) bedienen, im Zweifelsfall eine Übersicht über
die deutsche Grammatik benutzen und literaturgeschichtliche Werke zu Rate ziehen.
[授業外学習(予習・復習)等]
Es wird empfohlen, dass die Studenten ihre während des Unterrichts gemachten Notizen noch einmal
durchsehen und systematisieren.
(その他(オフィスアワー等))
Für Fragen der Studenten steht der Dozent nach dem Unterricht, nach Absprache in einer Sprechstunde und
in der Feedbackzeit zur Verfügung.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系59
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
人文科学研究所 教授
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
前期
岡田 暁生
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
初期アドルノの音楽エッセイを読む
[授業の概要・目的]
博士論文を書く以前の20代のアドルノは、音楽ジャーナリストとして極めて旺盛な活動を行ってい
た。それは地元のフランクフルト新聞での様々な演奏会評から、音楽雑誌におけるエッセイの類ま
で、無数の数にのぼる。当時のアドルノの文体は、のちの体系哲学的ながんじがらめの理論にとら
われることなく、極めて洒脱なエッセイのスタイルによっているが、これらは後年の彼の思想が一
体どのような具体的な音楽に即して着想されたかを知るという意味でも貴重であり、さらに20世紀
音楽の全体状況を理解するうえでも必須のテクストであるといっても過言ではない。この授業では
主としてQuasi una Fantasiaにおさめられたエッセイを扱う。なお授業においてはテクストの拙訳を
配布するので、ドイツ語の知識は必ずしも必要ではない。
[到達目標]
アドルノの思考の基本パターン(いわゆる否定的弁証法など)を知ると同時に、彼の音楽論で言及
される音楽作品についての基本的知識を身につける。またテクストを一文一文、その綾や間テクス
ト的な暗示や多義性も含め、深く読み込むことを重視する。
[授業計画と内容]
予定しているのは以下のテーマであり、それぞれに3回程度の授業を充てる予定である。
1−3回:『啓蒙の弁証法』におけるセイレーン神話の分析
4−6回:音楽ジャーナリストとしてのアドルノの活動の概要
7−9回:アドルノの演奏家論
10−12回:Quasi una Fantasia(Motiveの章)
13−15回:同上(Musikalische Warenanalyseの章)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
レポートによる。評価は到達目標の達成度に基く。独自の工夫が見られるものについては、高い点
を与える。単なる既知情報のまとめではなく、各自の明快な問題意識およびその展開を最重視する。
[教科書]
使用しない
毎回レジメを配布する
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
アドルノ 『楽興の時』(白水社)
アドルノ 『ミニマ・モラリア』(法政大学出版)
アドルノ 『啓蒙の弁証法』(岩波書店)
毎回レジメを配布する。なおQuasi una FantasiaはAdorno: Gesammelte Schriften 16に収められている。
[授業外学習(予習・復習)等]
アドルノの任意のテクスト(とりわけ参考書として挙げたもの)を読んでおくことが好ましい。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系60
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者所属・
人文科学研究所 教授
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
後期
岡田 暁生
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
初期アドルノの音楽エッセイを読む
[授業の概要・目的]
博士論文を書く以前の20代のアドルノは、音楽ジャーナリストとして極めて旺盛な活動を行ってい
た。後期には引き続きQuasi una Fantasiaにおさめられたエッセイを扱うとともに、アドルノの初期
エッセイにしばしばあらわれるところの18世紀的エロスへの強い憧憬をミニマ・モラリアを中心に
扱う。なお授業においてはテクストの拙訳を配布するので、ドイツ語の知識は必ずしも必要ではな
い。
[到達目標]
アドルノの思考の基本パターン(いわゆる否定的弁証法など)を知ると同時に、彼の音楽論で言及
される音楽作品についての基本的知識を身につける。またテクストを一文一文、その綾や間テクス
ト的な暗示や多義性も含め、深く読み込むことを重視する。
[授業計画と内容]
予定しているのは以下のテーマであり、それぞれに3回程度の授業を充てる予定である。
1−3回:『楽興の時』におけるツェルリーナのエッセイ
4−6回:エロスと18世紀の問題(ミニマ・モラリア)
7−9回:アドルノのテンポ理論
10−12回:Quasi una Fantasia(Fantasia sopra Carmenの章)
13−15回:同上(Naturgeschichte des Theatersの章)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
レポートによる。評価は到達目標の達成度に基く。独自の工夫が見られるものについては、高い点
を与える。単なる既知情報のまとめではなく、各自の明快な問題意識およびその展開を最重視する。
[教科書]
使用しない
毎回レジメを配布する。なおQuasi una FantasiaはAdorno: Gesammelte Schriften 16に収められている。
[参考書等]
(参考書)
アドルノ 『楽興の時』(白水社)
アドルノ 『ミニマ・モラリア』(法政大学出版)
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) (2)
アドルノ 『啓蒙の弁証法』(岩波書店)
アドルノの任意のテクスト(とりわけ参考書として挙げたもの)を読んでおくことが好ましい。
[授業外学習(予習・復習)等]
アドルノの任意のテクスト(とりわけ参考書として挙げたもの)を読んでおくことが好ましい。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系61
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義)
担当者所属・
東京理科大学 理学部 専任講師 中丸 禎子
<英訳>
German Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
使用
開講年度・ 2015・
開講期
前期集中 曜時限 集中講義 形態 特殊講義 言語 日本語
「牧歌的な北欧」像を批判する 日本における北欧受容と北欧文学テクスト分析
[授業の概要・目的]
現在の日本において、北欧諸国は、「福祉国家」「男女平等」「教育先進国」といった理想の政
治的・社会的モデルとして、また、児童文学・映画・家具・小物・美しい景色・キャラクターなど
の人気に基づいた牧歌的な「幸せの国」として紹介されることが多い。
当授業では、「牧歌的な北欧」像の源流となった日本における北欧および北欧文学の受容のあり
方を考察したのち、セルマ・ラーゲルレーヴ(スウェーデン)、ハンス・クリスチャン・アンデル
セン(デンマーク)、トーベ・ヤンソン(フィンランド)の作品を「家族像」に着目して分析する。
これらをもとに、受講者とのディスカッションを行い、「牧歌的な北欧」像を批判する。
[到達目標]
講義を聴講し、ディスカッションに積極的に参加し、具体的な北欧文学作品に触れることで、北
欧・北欧文学についての基礎知識を身に着け、現代の日本に流布する北欧のステレオタイプ・イメ
ージを批判できるようになる。
北欧文学作品を一冊選び、レポートを書くことで、各自の視点から、論理的・文化批判的に文学
作品を読む手法を獲得する。
[授業計画と内容]
授業は、1日(3コマ)を一区切りとし、以下のサイクルで行う。
①中丸による講義(休憩をはさんで3時間程度)
②受講者によるレスポンスペーパー記入(30分程度)
③ディスカッション(1時間程度)
①中丸による講義は、以下の予定で行う。
[1日目]
・北欧諸国基礎情報
・日本における北欧受容① 「平和主義作家」としてのラーゲルレーヴの受容
[2日目]
・セルマ・ラーゲルレーヴ『ポルトガリエンの皇帝』(邦訳:『ポルトガリヤの皇帝さん』)論
・ドイツにおける北欧受容 民族主義におけるラーゲルレーヴの受容
[3日目]
・日本における北欧受容② 日本の女性解放運動・児童教育運動におけるエレン・ケイの受容
・セルマ・ラーゲルレーヴ『ニルスのふしぎな旅』論
[4日目]
・ハンス・クリスチャン・アンデルセン『人魚姫』論
[5日目]
・トーベ・ヤンソン『パパと海』(邦訳:『ムーミンパパ海へ行く』)論
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義)(2)
[履修要件]
北欧文学作品を論じ、必要に応じて北欧語原文も参照するが、履修に際しては、北欧・北欧語・
北欧文学に関する知識は必要ない。ただし、指定した作品の日本語訳を事前に読了しておくことを
履修の条件とする。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
成績は、レポート40点、レスポンスペーパー40点、ディスカッションへの参加20点で評価する。
レポートは、「北欧文学作品について書く」ことを予定しているが、最終的なテーマは、ディスカ
ッションなどを受け、集中講義最終日に提示する。
[教科書]
予習用テクスト(コピー可)は、授業に持参すること
[1日目]
・山室静「セルマ・ラーゲルレーヴ素描」『北欧文学の世界』所収、東海大学出版会、1969
[2日目]
・セルマ・ラーゲルレーヴ『ポルトガリヤの皇帝さん』イシガオサム訳、岩波文庫、1981
[4日目]
・ハンス・クリスチャン・アンデルセン「人魚姫」(『完訳アンデルセン童話集1』所収)、「赤
いくつ」(『完訳アンデルセン童話集2』所収)、大畑末吉訳、岩波文庫、1984
[5日目]
・トーベ・ヤンソン『楽しいムーミン一家』山室静訳、講談社青い鳥文庫、1981
・トーベ・ヤンソン『ムーミンパパ海へ行く』小野寺百合子訳、講談社青い鳥文庫、1980
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(関連URL)
http://www7b.biglobe.ne.jp/nakamaru_teiko/ (担当教員の個人HP)
http://www.rs.tus.ac.jp/nakamart/(担当教員が代表を務める共同研究プロジェクトHP)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業開始までに、以下の北欧文学の日本語訳を読了しておくこと。同一の翻訳者によるものであれ
ば、以下にあげた以外の版でも可。習得した他言語(英語、ドイツ語など)で、当該作品が読める
場合はそちらを読んでも可。
・セルマ・ラーゲルレーヴ『ポルトガリヤの皇帝さん』イシガオサム訳、岩波文庫、1981
・ハンス・クリスチャン・アンデルセン「人魚姫」(『完訳アンデルセン童話集1』所収)、「赤
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義)(3)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義)(3)
いくつ」(『完訳アンデルセン童話集2』所収)、大畑末吉訳、岩波文庫、1984
・トーベ・ヤンソン『楽しいムーミン一家』山室静訳、講談社青い鳥文庫、1981
・トーベ・ヤンソン『ムーミンパパ海へ行く』小野寺百合子訳、講談社青い鳥文庫、1980
・山室静「セルマ・ラーゲルレーヴ素描」『北欧文学の世界』所収、東海大学出版会、1969
※品切れ等により入手困難な場合は担当教員にコンタクトを取ること
(その他(オフィスアワー等))
教員側の授業準備として、アンケートを実施する。受講希望者は、6月20日までに、中丸宛に「
京都大学集中講義履修予定 ○○(名前)」という件名のメールを出すこと。
メール受領後、1週間以内にアンケートを送付する。返信がない場合は、メールの不着事故の可
能性があるので、再度コンタクトを取ること。
連絡先:[email protected]
※このアドレスに届かない場合は、中丸の個人HP(http://www7b.biglobe.ne.jp/nakamaru_teiko/)内「
コンタクト」欄に書かれたフリーメールアドレスに連絡すること。
オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください 。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系62
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習I) 担当者所属・
文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
ドイツ文学と戦争の表象
[授業の概要・目的]
文学にとって、戦争は巨大なテーマである。ことドイツでは、17世紀の三十年戦争から20世紀の
世界大戦、さらには現代のテロ戦争に至るまで、戦争は文学作品に題材を提供し、さまざまに表象
されてきた。その表象は単純に戦争の現実を写し取っているわけではなく、特定の思想やイデオロ
ギーとの関連で意味づけがなされるものである。本授業では、当該テーマに関わる論文を何編か取
り上げ、この問題を包括的に理解することをめざす。
[到達目標]
ドイツ語で学術論文を読むことに慣れ、当該分野の研究動向とその問題点を的確に把握することが
できるようになる。
[授業計画と内容]
基本的に輪読形式でドイツ語の研究論文を読む予定であるが、必要に応じて個々の文学作品も視野
に入れる。授業の進行予定は以下のとおり。
第1回 授業テーマの解説
第2∼5回 文学と戦争
第6∼9回 ドイツ文学に描かれた戦争
第10∼13回 最新の研究
第14・15回 まとめ
[履修要件]
中級以上のドイツ語の読解能力があること
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点のみで評価。欠席5回で不可とする。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
次回読む範囲を、ドイツ語辞書を用いて予め読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系63
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習I) 担当者所属・
文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
ドイツ文学と戦争の表象
[授業の概要・目的]
文学にとって、戦争は巨大なテーマである。ことドイツでは、17世紀の三十年戦争から20世紀の
世界大戦、さらには現代のテロ戦争に至るまで、戦争は文学作品に題材を提供し、さまざまに表象
されてきた。その表象は単純に戦争の現実を写し取っているわけではなく、特定の思想やイデオロ
ギーとの関連で意味づけがなされるものである。本授業では、当該テーマに関わる論文を何編か取
り上げ、この問題を包括的に理解することをめざす。
[到達目標]
ドイツ語で学術論文を読むことに慣れ、当該分野の研究動向とその問題点を的確に把握することが
できるようになる。
[授業計画と内容]
前期に引き続き、基本的に輪読形式でドイツ語の研究論文を読む。
取り上げるテーマとテキストについては、受講者の希望を考慮しつつ決定するが、前期で確認した
知識を足がかりに、より深くドイツ文学と戦争表象について学んでいく予定。
予定は以下のとおり。
第1回 前期のまとめ
第2∼5回 三十年戦争と文学
第6∼9回 第一次世界大戦と文学
第10∼12 回 第二次世界大戦と文学
第13 ∼15回 テロと文学
[履修要件]
中級以上のドイツ語の読解能力があること
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点のみで評価。欠席5回で不可とする。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
次回読む範囲を、ドイツ語辞書を用いて予め読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系64
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習II) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
前期
授業
形態 演習
松村 朋彦
使用
言語 日本語
Joseph von Eichendorff: Das Marmorbild
[授業の概要・目的]
後期ロマン主義を代表する作家ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ(1788-1857)の小説『大理
石像』(1826)を読む。タンホイザー伝説のヴァリエーションであるこの作品を、モティーフ史の
観点からとらえなおしてみたい。
[到達目標]
ロマン主義の文学作品を読みこなすためのドイツ語力を養うとともに、小説を解釈するための基本
的な技法を身につける。
[授業計画と内容]
第1回 はじめに:
アイヒェンドルフの生涯と作品について解説する。
第2回∼第14回 テクスト講読:
この小説では、イタリアの町ルッカを舞台にして、主人公の青年フローリオが、大理石のヴィー
ナス像による誘惑をへて、清純な少女ビアンカと結ばれる過程が描かれている。タンホイザー伝説
をつらぬいているキリスト教と異教という二項対立が、この作品のなかでどのようにとらえられて
いるかという点に着目して、テクストを精読する。
第15回:まとめ:
テクスト講読の結果をふまえて、この作品がタンホイザー伝説の系譜のなかで占める位置につい
て考察する。
[履修要件]
ドイツ語中級の授業を履修済みであることが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により、授業への積極的な参加、および到達目標の達成度にもとづいて評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系65
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習II) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
後期
授業
形態 演習
松村 朋彦
使用
言語 日本語
Adalbert Stifter: Der Nachsommer
[授業の概要・目的]
19世紀オーストリア文学を代表する作家アーダルベルト・シュティフター(1805-68)の長篇小説
『晩夏』(1857)を読む。ドイツ教養小説の系譜につらなるこの作品から、いくつかの箇所を抜粋
して精読することによって、教養小説という文学ジャンルがはらんでいるさまざまな問題について
考えてみたい。
[到達目標]
19世紀の文学作品を読みこなすためのドイツ語力を養うとともに、小説を解釈するための基本的な
技法を身につける。
[授業計画と内容]
第1回 はじめに:
シュティフターの生涯と作品について解説する。
第2回∼第14回 テクスト講読:
この小説では、専門をもたない学者になろうとする主人公ハインリヒが、オーストリア・アルプ
スのふもとに建つ「薔薇の家」の主人リーザハ男爵に導かれ、かつての男爵の恋人だった女性マテ
ィルデの娘ナターリエと出会い、彼女と結ばれるまでの過程が、美しい自然描写をまじえて語られ
ている。この作品のなかから、主人公の家庭環境、リーザハ男爵との出会い、ナターリエとの恋愛
を描いた箇所を抜粋して精読する。
第15回 まとめ:
テクスト講読の結果をふまえて、この作品がドイツ小説史のなかで占める位置について考察する。
[履修要件]
ドイツ語中級の授業を履修済みであることが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により、授業への積極的参加、および到達目標の達成度にもとづいて評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系66
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習III) 担当者所属・ 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
文学研究科 教授
松村 朋彦
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金5
開講期
前期
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
ドイツ語学ドイツ文学の諸問題(1)
[授業の概要・目的]
受講者の研究発表と、それにもとづく出席者全員による討論を中心にして授業を進める。卒業論文、
修士論文、博士論文の中間発表の場であると同時に、受講者が互いの研究テーマを共有し、議論を
通じて問題意識を広げ、深めてゆくための場となることを期待している。
[到達目標]
ドイツ語学ドイツ文学研究のさまざまなテーマや方法にかんする知識と理解を深めるとともに、研
究発表とディスカッションの技法を身につける。
[授業計画と内容]
受講者の人数や研究の進捗状況によって変更することもあるが、大まかな授業計画は次の通り。
1 はじめに:
授業の趣旨を説明し、研究発表のスケジュールを決定する。【1週】 2 博士後期課程1回生による研究発表:
前年度に提出した修士論文の内容の報告。【4∼5週】
3 修士課程1回生による研究発表:
前年度に提出した卒業論文の内容の報告。【3∼4週】
4 博士後期課程2・3回生による研究発表:
博士論文作成に向けての中間報告。【1∼2週】
5 修士課程2回生による研究発表:
修士論文作成に向けての中間報告。【3∼4週】
6 まとめ:
これまでの研究発表の総括。【1週】
[履修要件]
ドイツ語学ドイツ文学専修の学生は、できるだけ出席すること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により、授業への積極的参加、および到達目標の達成度にもとづいて評価する。
[教科書]
発表者が、ハンドアウトを作成して配布する。
[参考書等]
(参考書)
発表者が、必要に応じて紹介する。
[授業外学習(予習・復習)等]
発表者は事前に予告編を作成して受講者に配布し、受講者はそれを読んで討論の準備をしておくこ
と。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系67
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習III) 担当者所属・ 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
文学研究科 教授
松村 朋彦
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
形態 演習
開講年度・ 2015・
曜時限 金5
開講期
後期
使用
言語 日本語
ドイツ語学ドイツ文学の諸問題(2)
[授業の概要・目的]
受講者の研究発表と、それにもとづく出席者全員による討論を中心にして授業を進める。卒業論文、
修士論文、博士論文の中間発表の場であると同時に、受講者が互いの研究テーマを共有し、議論を
通じて問題意識を広げ、深めてゆくための場となることを期待している。
[到達目標]
ドイツ語学ドイツ文学研究のさまざまなテーマや方法にかんする知識と理解を深めるとともに、研
究発表とディスカッションの技法を身につける。
[授業計画と内容]
受講者の人数や研究の進捗状況によって変更することもあるが、大まかな授業計画は次の通り。
1 はじめに:
授業の趣旨を説明し、研究発表のスケジュールを決定する。【1週】 2 修士課程2回生による研究発表:
修士論文の中間報告。【3∼4週】
3 学部4回生による研究発表:
卒業論文の中間報告。【1∼2週】
4 博士課程1∼3回生による研究発表:
博士論文作成に向けての中間報告。【4∼5週】
5 修士課程1回生による研究発表:
修士論文作成に向けての中間報告。【2∼3週】
6 学部3回生による研究発表:
卒業論文作成に向けての中間報告。【1∼2週】
7 まとめ:
これまでの研究発表の総括。 【1週】
[履修要件]
ドイツ語学ドイツ文学専修の学生は、できるだけ出席すること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により、授業への積極的参加、および到達目標の達成度にもとづいて評価する。
[教科書]
発表者が、ハンドアウトを作成して配布する。
[参考書等]
(参考書)
発表者が、必要に応じて紹介する。
ドイツ語学ドイツ文学(演習III) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(演習III) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
発表者は事前に予告編を作成して受講者に配布し、受講者はそれを読んで討論の準備をしておくこ
と。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系68
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
後期
授業
形態 講読
松村 朋彦
使用
言語 日本語
Yoko Tawada: Fremde Wasser
[授業の概要・目的]
ドイツに住み、日本語とドイツ語の両方で精力的に創作活動をおこなっている女性作家、多和田葉
子(1960− )が、2011年にハンブルク大学でおこなった詩学講義を読む。この講義では、「フク
シマ」と「ヒロシマ」という二つの地名が、ともに「島」という言葉を含んでいることを出発点と
して、島国日本とヨーロッパとの出会いが、そのあいだに介在する「水」を通しておこなわれてき
た歴史が、著者自身の異文化体験にまつわるさまざまな考察をまじえて、平易な文章で語られてい
る。テクストの精読を通して、日本とヨーロッパの関係の歴史と現在について考えてみたい。
[到達目標]
ドイツ語の基礎的な読解力を身につけるとともに、異文化理解にまつわるさまざまなな問題にかん
する知識と理解を深める。
[授業計画と内容]
第1回 はじめに:
多和田葉子の経歴と作品について解説する。
第2回∼第14回 テクスト講読:
「詩学講義」の第一部にあたる「種子島――ヨーロッパ人たちが上陸する」を精読する。ここで
は、16世紀に初めて日本を訪れたザビエルらの宣教師たちが日本文化をどのようにとらえたか、日
本人が西洋文化をどのように受容したかが、異文化のただ中に身を置く多和田自身の体験と重ね合
わせて語られている。とりわけ、文化の翻訳をめぐる考察は、西洋文学を学ぶ者に貴重な示唆をあ
たえてくれる。
第15回 まとめ:
テクスト講読の結果をふまえて、異文化理解にまつわる諸問題について考察する。
[履修要件]
ドイツ語初級の授業を履修済みであることが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により、授業への積極的参加、および到達目標の達成度にもとづいて評価する。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業は輪読形式でおこなうので、必ず下調べしたうえで出席すること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系69
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者所属・
文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
前期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
ドイツから見た日本
[授業の概要・目的]
ドイツにおける日本像には長い伝統がある。とくに19世紀末のヨーロッパにおけるジャポニズム
の流行以降、旅行記や小説などを中心に、さまざまな日本のイメージが描かれてきた。今日のドイ
ツでは、そうした伝統的イメージを一方では引き継ぎ、他方では修正しながら、ニュースやドキュ
メンタリーなどで新たな日本の像が紡がれている。本授業では、それらの像が典型的なオリエンタ
リズムからどの程度まで自由になっているのかを検証するとともに、どのような問題が新たに発生
しているかを考える。
[到達目標]
ドイツ語を読むことに慣れ、かつ異文化表象の問題について批判的に考察することができるように
なる。
[授業計画と内容]
基本的に輪読形式でドイツ語の旅行記やルポルタージュを読む。授業の進行予定は以下のとおり。
第1回 授業テーマの解説
第2∼5回 伝統的な日本像を読む
第6∼9回 新しい日本像を読む
第10∼14 回 「フクシマ」以後の日本像を読む
第15回 問題の総括
[履修要件]
ドイツ語の読解能力があること
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点のみで評価。欠席5回で不可とする。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
次回読む範囲を、ドイツ語辞書を用いて予め読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
授業は輪読形式なので、予習を必要とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系70
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者所属・
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木4
開講期
前期
非常勤講師 西尾 宇広
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
ゴットフリート・ケラー『馬子にも衣裳』を読む
[授業の概要・目的]
19世紀後半のスイスの作家ゴットフリート・ケラー(1819-1890)の代表作『馬子にも衣裳(
Kleider machen Leute)』(1874)を読む。19世紀にもっとも読まれたドイツ語圏作家の一人である
とともに、いわゆる「リアリズム」文学の代表者としても知られるケラーは、卑近な日常的現実を、
ときに誇張やユーモアを交えながら巧みな物語作品へと造形した。本作は、貧しくとも立派に着飾
ることを信条とする一人の仕立屋が、その外見から貴族と間違われたことに端を発する一連の出来
事の顛末を、喜劇的かつきわめて現代的な筆致で描いた小品である。この授業では本作の精読を通
じて、ときに「詩的リアリズム」あるいは「市民的リアリズム」と称され、イギリスやフランスの
リアリズムとは区別されるドイツ語圏のリアリズム文学の一端に触れながら、当時の文学と社会の
関係についての考察を深めたい。
[到達目標]
ドイツ語の基礎的な読解力を養うとともに、文学作品を政治的・社会的・歴史的な文脈のなかで読
み解き、その意義について考察することができるようになる。
[授業計画と内容]
第1回 イントロ
作家と作品および当時の社会状況について概説する。
第2回∼第14回 テクスト講読
参加者の習熟度に応じて、毎回2∼3ページのペースでテクストを読み進めていく。テクストは比
較的平易なドイツ語で書かれているが、限られた授業時間で全体を通読することは難しいため、物
語の要所を抜粋しながら精読する。
第15回 まとめ
精読の成果にもとづき、当時の文学と社会をめぐる問題について総括する。ただし、講読の進度状
況によっては、この回も引き続き講読にあてる場合がある。
[履修要件]
ドイツ語の初級を履修済みであること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(授業への参加)での評価。
[教科書]
テクストはプリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
ドイツ語学ドイツ文学(講読) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(講読) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業は輪読形式で進めるので、必ず予習をしてくること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系71
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者所属・
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木4
開講期
後期
非常勤講師 西尾 宇広
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
コンラート・フェルディナント・マイヤー『護符』を読む
[授業の概要・目的]
19世紀後半のスイスの作家コンラート・フェルディナント・マイヤー(1825-1898)の初期の散文
作品『護符(Das Amulett)』(1873)を読む。とりわけその歴史小説で知られるマイヤーは、前期
に取り上げたケラーが同時代の身近な生活世界を描いたのに対し、歴史上の大事件や英雄的人物を
物語の舞台設定として積極的に取り入れた。本作は、16世紀末のフランスで起こった新教徒の大量
殺戮事件であるサン・バルテルミの虐殺(1572)に取材しながら、宗派間の衝突とその背後にある
政治的な利害対立を問題化した作品である。この授業では本作の精読を通じて、19世紀に登場した
新しい文学ジャンルである歴史小説の特質について考えるとともに、歴史的な素材に依拠して政治
的な主題を描いたマイヤーの作品が、同時代の社会のなかで持っていた意義についての考察を深め
たい。
[到達目標]
ドイツ語の基礎的な読解力を養うとともに、文学作品を政治的・社会的・歴史的な文脈のなかで読
み解き、その意義について考察することができるようになる。
[授業計画と内容]
第1回 イントロ
作家と作品および当時の社会状況について概説する。
第2回∼第14回 テクスト講読
参加者の習熟度に応じて、毎回2∼3ページのペースでテクストを読み進めていく。前期のテクス
トと比べるとドイツ語はやや難しいため、慣れるまではペース配分を調整しつつ、前期と同じく物
語の要所を抜粋しながら精読する。
第15回 まとめ
精読の成果にもとづき、当時の文学と政治をめぐる問題について総括する。ただし、講読の進度状
況によっては、この回も引き続き講読にあてる場合がある。
[履修要件]
ドイツ語の初級を履修済みであること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(授業への参加)での評価。
[教科書]
テクストはプリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
ドイツ語学ドイツ文学(講読) (2)へ続く↓↓↓
ドイツ語学ドイツ文学(講読) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業は輪読形式で進めるので、必ず予習をしてくること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系72
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(外国人実習) 担当者所属・
人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
前期
授業
使用
形態 外人実習 言語 ドイツ語
Deutsche Kurzgeschichten I
[授業の概要・目的]
In diesem Kurs lesen wir kurze deutsche Erzählungen hauptsächlich des 20. Jahrhunderts (z.B. von Wolfgang
Borchert, Wolfdietrich Schnurre, Bertolt Brecht etc.). Wir sprechen über den Inhalt der Texte sowie über ihre
historischen und kulturellen Hintergründe.
[到達目標]
Die Studenten sollen lernen, sich im Gespräch unter Verwendung einfacher Satzstrukturen frei zu äußern und
ihre Meinung zu sagen.
[授業計画と内容]
Während des Unterrichts müssen die Studenten die Inhalte der Texte in ihren eigenen Worten
zusammenfassen und sagen, was sie darüber denken. Der Lehrer korrigiert die Studenten und gibt
grammatische, stilistische sowie kulturhistorische Hinweise.
1. Woche: Einführung in Inhalte und Methode des Unterrichts.
2.-13. Woche: Nach Absprache mit den Studenten werden ausgewählte deutsche Kurzgeschichten gelesen.
14. Woche: Test
15. Woche: "Feedback" - Zusammenfassung der am häufigsten aufgetretenen Fehler und Erläuterungen zu
ihrer Vermeidung
[履修要件]
Die Studenten benötigen Vorkenntnisse im deutschen Wortschatz und der deutschen Grammatik im Umfang
etwa eines Studienjahres. Es wird erwartet, dass sie die Texte jeweils vor dem Unterricht gut vorbereiten.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung sowie eines Tests am Ende des
Semesters.
[教科書]
Die Anschaffung eines Textbuches ist nicht erforderlich. Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Die Studenten sollten sich Wörterbücher (auch elektronischer) bedienen und im Zweifelsfall eine Übersicht
über die deutsche Grammatik benutzen.
[授業外学習(予習・復習)等]
Es wird empfohlen, dass die Studenten ihre während des Unterrichts gemachten Notizen noch einmal
durchsehen und systematisieren.
(その他(オフィスアワー等))
Für Fragen der Studenten steht der Dozent nach dem Unterricht, nach Absprache in einer Sprechstunde und
in der Feedbackzeit zur Verfügung.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系73
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(外国人実習) 担当者所属・
人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳>
German Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
後期
授業
使用
形態 外人実習 言語 ドイツ語
Deutsche Kurzgeschichten II
[授業の概要・目的]
In diesem Kurs lesen wir kurze deutsche Erzählungen hauptsächlich des 20. Jahrhunderts (z.B. von Heinrich
Böll, Siegfried Lenz, Alfred Andersch etc.). Wir sprechen über den Inhalt der Texte sowie über ihre
historischen und kulturellen Hintergründe.
[到達目標]
Die Studenten sollen lernen, sich im Gespräch unter Verwendung einfacher Satzstrukturen frei zu äußern und
ihre Meinung zu sagen.
[授業計画と内容]
Während des Unterrichts müssen die Studenten die Inhalte der Texte in ihren eigenen Worten
zusammenfassen und sagen, was sie darüber denken. Der Lehrer korrigiert die Studenten und gibt
grammatische, stilistische sowie kulturhistorische Hinweise.
1. Woche: Einführung in Inhalte und Methode des Unterrichts.
2.-13. Woche: Nach Absprache mit den Studenten werden ausgewählte deutsche Kurzgeschichten gelesen.
14. Woche: Test
15. Woche: "Feedback" - Zusammenfassung der am häufigsten aufgetretenen Fehler und Erläuterungen zu
ihrer Vermeidung
[履修要件]
Die Studenten benötigen Vorkenntnisse im deutschen Wortschatz und der deutschen Grammatik im Umfang
etwa eines Studienjahres. Es wird erwartet, dass sie die Texte jeweils vor dem Unterricht gut vorbereiten.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung sowie eines Tests am Ende des
Semesters.
[教科書]
Die Anschaffung eines Textbuches ist nicht erforderlich. Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Die Studenten sollten sich Wörterbücher (auch elektronischer) bedienen und im Zweifelsfall eine Übersicht
über die deutsche Grammatik benutzen.
[授業外学習(予習・復習)等]
Es wird empfohlen, dass die Studenten ihre während des Unterrichts gemachten Notizen noch einmal
durchsehen und systematisieren.
(その他(オフィスアワー等))
Für Fragen der Studenten steht der Dozent nach dem Unterricht, nach Absprache in einer Sprechstunde und
in der Feedbackzeit zur Verfügung.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系74
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者所属・
文学研究科 准教授 廣田 篤彦
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
前期
Bibliography & Palaeography入門
[授業の概要・目的]
明星大学がオンラインで公開している、シェイクスピアの二つ折り本のデータベースを利用しなが
ら、書誌学ならびに古文書学の基礎を身につけることを目指す。
[到達目標]
以下の習得を目標とする。
・書誌学の基礎
・古文書学の基礎
・文献に関するデータベースの使い方の基礎
・シェイクスピア演劇についての基本的な知識
・17世紀のシェイクスピアのテクスト編纂についての基本的な知識
[授業計画と内容]
Meisei Shakespeare Collection Database (http://shakes.meisei-u.ac.jp/)では、同大学が所蔵するシェイク
スピアの二つ折り本から、First Folio (1623) MR774, Second Folio (1632) MR 3571, Third Folio(1664)
MR733それぞれの画像が公開されて、研究・教育に利用できるようになっており、これらはそれぞ
れ手書きの書き込みが見られる点でも貴重な文献となっている。本講義では、明星大学の許可を得
てこのデータベースを利用しながら、17世紀に刊行された本について書誌学ならびに古文書学的な
観点からの検討を行うとともに、現代版との違いについて考察する。
以下の順で講義を進める。本講義ではFirst Folio所収のAll’s Well That Ends Wellを主な検討の対象
とする。
I. イントロダクション (第1週)
William Shakespeare, First Folio, Meisei Shakespeare Collection Database, All’s Well That Ends Wellそれ
ぞれについての解説
II. 書誌学 (第2-8週)
受講者の習熟度によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、以
下の順で授業を進める。
1. folioの意味、signatures、初期近代の綴りの特徴
2. First Folioの問題点: compositors, speech prefixes
3. First Folioテクストの読解ならびに現代版との違いの検討
4. Second Folio, Third Folioの解説ならびにFirst Folioとの比較
III. 古文書学 (第9-14週)
受講者の習熟度によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、以
下の順で授業を進める。
1. 各種字体の解説ならびにMR774への書き込みの著者について
2. MR774への書き込みの特徴の解説、実際の書き込みの読解ならびに解釈
英語学英文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義)(2)
3. MR733への書き込みの読解、MR774との字体の比較
IV. まとめ (第15週)
過去14週の授業を基に、文献データベースの更なる活用について討論を行う。
フィードバックについては授業中に指示をする。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業の進展に伴い複数回提出を求める作業レポートにより評価する。レポートの詳細については授
業の中で指示をする。
[教科書]
許可を得た上でMeisei Databaseから印刷したハンドアウトを適宜配布する。
[参考書等]
(参考書)
All’s Well That Ends Wellについては、Oxford, New Cambridge, Arden版等、注釈つきの現代版が容
易に手に入る。それぞれの版の細かい違いに留意しながら複数をFirst Folioと読み比べることを勧め
る。日本語訳としては小田島雄志訳(白水社)が簡単に入手できる。
その他の参考文献、参考となるデータベースについては授業中に紹介をする。
[授業外学習(予習・復習)等]
受講者各自がMeisei Shakespeare Collection Databaseにアクセスをして、実際に二つ折り本の画像を参
照しながら自主的に学習をすることが求められる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系75
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
後期
佐々木 徹
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
伝記文学に関する考察
[授業の概要・目的]
Hermione Lee著『Biography』をテクストに用いて、伝記文学の諸問題について考察する。
[到達目標]
伝記文学に関する基本的な知識を獲得するとともに、それを発展的に生かす能力を養う。
[授業計画と内容]
テクストは本文140ページなので、おおよそ、1回の授業で10ページの見当で進む。
授業で要点は解説し、説明は加えるが、予習してくること。
第1回目のイントロダクションに続いて、次のような時間配分で進行する予定。
1 The Biography Channel (2週)
2 Exemplary Lives (2週)
3 Warts and All (1週)
4 National Biography (2週)
5 Fallen Idols (2週)
6 Against Biography (1週)
7 Public Roles (2週)
8 Telling the Story (2週)
16週目のフィードバックは、研究室で授業に関連する質問に答える形で行う。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、学期末レポートによって評価する。
[教科書]
Hermione Lee 『Biography』(OUP)ISBN:978-0199533541
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
1回の授業でほぼ10ページ進むので、その分はあらかじめ目を通しておくこと。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系76
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 准教授 森 慎一郎
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
前期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
翻訳の実践I
[授業の概要・目的]
英語文学(主に小説)の日本語への翻訳という作業を通じて、文学作品読解の精度を高めると同時
に、言葉への感性を磨き、言語芸術のあり方への理解を深めることを授業の目的とする。
[到達目標]
辞書その他のツールを最大限に活用し、英語文学作品を隅々まで正確に読む力を身につけること。
そうして読み取った事柄を翻訳にしかるべく反映させられるだけの繊細で柔軟な日本語表現力を身
につけること。
[授業計画と内容]
各回、こちらから配布する英文テクスト(短篇小説など、数ページ分)をあらかじめ指名した数
名の当番に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する。そうして翻訳とい
う作業を実地に経験してもらいながら、その過程において遭遇する翻訳をめぐる諸問題について適
宜解説する。
進行予定は次のとおり。
第1週:イントロダクション
第2∼15週:翻訳実践
なお、以上は予定であり、授業の方式は受講者数等によって多少変わる可能性がある。
[履修要件]
後期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の実践II)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点100%で評価する。当番の回の翻訳の質に加えて、他の受講者の翻訳に関する質問・コメン
トなど、学期を通じた授業への貢献度も重視する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業前の準備は必須。当番の受講者には、課題テクストの翻訳原稿および翻訳上の問題点等を記し
たメモを事前に提出してもらう。当番でない受講者も、毎回の課題テクストをきちんと読み、事前
にメール等で配布する担当者の訳稿も十分に検討したうえで授業に臨むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系77
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
後期
若島 正
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
翻訳の実践 II
[授業の概要・目的]
翻訳(英→日)のトレーニングを行う。
文学翻訳の作業を通じて、英語文学作品読解の精度を高めると同時に、言葉への感性を磨き、言語
芸術のあり方への理解を深めることを授業の目的とする。
[到達目標]
翻訳の基礎知識を習得するとともに、文化における翻訳の重要性について理解を深める。
[授業計画と内容]
前半(第1回から第8回)は各回こちらで用意した英文テクスト(短編など、数ページのもの)
を3∼5人程度の受講者に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する、と
いう形で進める。後半(第9回から第15回)は翻訳するテクストの選定から受講者に行ってもら
う予定。そうして実地に翻訳という作業を経験してもらいながら、その都度生じる翻訳をめぐる問
題について解説を行う。また、学期末には、各自選んだ文学作品の翻訳を課題として提出してもら
う。
[履修要件]
前期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の実践 I)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%と期末の翻訳課題50%を合わせて評価する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
あらかじめ指名された各回の担当者は、翻訳のドラフトを作成すると同時に、その作業中に調べた
ことや考えたことを配布用のメモにまとめること。メモはA4で1枚を標準とする。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系78
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
認知文法研究
[授業の概要・目的]
この授業では、認知文法、構文文法の最新の動向を把握すると共に、得られた知見を受講者各自の
研究テーマへと発展的に応用させることを目的とする。
[到達目標]
・認知言語学の理論的枠組みを理解し、言語学的研究に応用する観点を習得する。
・言語事象に対する観察力を養う。
[授業計画と内容]
認知言語学の代表的な学術雑誌である Cognitive Linguistics や、近刊の論文集を中心とし、受講者各
自の興味関心に応じ、英語論文を各回1本ずつ取り上げる。担当者が論文の概要を発表し、その内
容について、全員でディスカッションを行う。論文の担当は、初回授業で割り当てる。1本の論文
(20∼30ページ程度)を1名ないし2名で担当する予定。
[履修要件]
・言語学全般、あるいは認知言語学の基礎知識を備えていること。
・大学院生を主体とした演習授業であるため、受講者多数の場合は履修制限を設ける場合がある。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
学期末のレポート (70%)、授業への取り組みの状況(30%) から総合的に評価する。
[教科書]
論文のコピーまたはPDFファイルを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
指定された論文を読み、問題点を明らかにした上で授業に臨むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系79
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
認知意味論研究
[授業の概要・目的]
この授業では、認知意味論を中心に取り扱い、メタファーやメトニミー、イディオムなど言語の意
味拡張に関わる様々な現象を考察する。
[到達目標]
・認知言語学の理論的枠組みを理解し、言語学的研究に応用する観点を習得する。
・言語事象に対する観察力を養う。
[授業計画と内容]
はじめに認知意味論の理論的発展と現在の動向を概要した後、具体的な事例研究を扱う英語論文を
取り上げる。事例そのものは英語に限定せず、日本語はじめ様々な言語における意味的現象を考察
する。受講者はその論文内容の発表を順に担当すること。その内容に基づき、受講者相互で議論を
深めていく。
[履修要件]
・言語学全般、あるいは認知言語学の基礎知識を備えていること。
・大学院生を主体とした演習授業であるため、受講者多数の場合は履修制限を設ける場合がある。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
学期末のレポート (70%)、授業への取り組みの状況(30%) から総合的に評価する。
[教科書]
論文のコピーまたはPDFファイルを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
指定された論文を読み、問題点を明らかにした上で授業に臨むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系80
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
前川 玲子
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
ユダヤ系アメリカ文学に描かれた大学
[授業の概要・目的]
本講義では、ユダヤ系作家Bernard Malamud(1914-1986)のA New Life (1961)を精読し、その作品世界
を時代的背景やエスニシティ、ジェンダーの問題とも連動させながら読み解く。この授業では、作
者自身のオレゴン州立大学での教職経験を下敷きにしたこの作品の自伝的要素、元アル中のユダヤ
系新米教師の新天地での「再生」というアメリカ的テーマとそのパロディー化の要素、そして制度
としての大学に対する風刺的視点などに注目していきたい。ホロコーストなど深刻なテーマが多い
Malamudの作品世界の多様性や、失敗を繰り返す「ダメ男」を主人公にした作品群との関連など、
作品をさまざまな視点から検証していきたい。
[到達目標]
戦後のアメリカ文学のなかで重要な要素を占めるユダヤ系作家の作品を原語で正しく読めるように
なる。アメリカ文学の伝統的要素とその変容、変奏の諸相を学び、20世紀アメリカ文学の全体的
理解ができるようになる。課題(レポート)に関して、自主的、継続的的に取り組む能力を養う。
[授業計画と内容]
以下の各項目について講述する。各項目には、受講者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示
した週数を充てる。各項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と受講者の背
景や理解の状況に応じて、講義担当者が適切に決める。なお、主に扱う作品であるA New Life は
315ページで、学生は一週25ページほどのペースで読み進み、その間に講義を織り込む。最後
の数週は、本作品出版当時の書評や研究者によるさまざまな解釈を検証する。授業の最初に決めら
れた範囲内で英語での質問を行う。
1.本作品の背景と作者の自伝的背景【3週】
2.作品の構造とパロディ的要素、アメリカ古典文学からの「本歌どり」的要素【3週】
3.Malamud文学の主人公の類型【3週】
4.アメリカ文学のなかの大学像・知識人像【4週】
5.同時代人のみたMalamudと全体のまとめ・レポート提出にあたっての注意など【2週】
フィードバック方法は授業中に指示する。
[履修要件]
特になし
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
討論への積極的な参加(10点)、個別報告(2回、各20点)、レポート(50点)により評価する。
レポートおよび個別報告については到達目標の達成度に基づき評価する。
・4回以上授業を欠席した場合には、単位を認めない。
独自の工夫が見られるものについては、高い点を与える。
[教科書]
Bernarad Malamud 『A New Life』(Penguin)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業前に、すべての学生が予習していることが重要である。また、個別報告にあてられた学生は、
レジュメを用意し、作品の要約、分析などを行い、その日のディスカッションの主導的役割を果た
すことが期待される。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは、月曜日、木曜日の昼休みに研究室に在室
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系81
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木5
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
中英語詩研究(3): Chaucer, _The Nun's Priest's Tale_
[授業の概要・目的]
中世イギリス文学を代表する詩人Geoffrey Chaucer(1340?-1400)の_The Canterbury Tales_から_The
Nun's Priest's Tale_を取り上げ、言語、題材等の観点から精読します。
[到達目標]
この授業は、
(1) 原典を音声・音韻、語彙、統語、意味、文体等の観点から精読により、Chaucerの豊かな言語世
界に親しむこと
(2) 中世から現代へとつながる英語の脈流に触れることを通じて、現代英語に対する理解を深める
こと
を目標にします。
[授業計画と内容]
第1回 英語史の復習
第2-3回 Chaucerの人と文学
第4回 辞書(OED, MED)の引き方
第5回∼ 作品の講読
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点およびレポートで評価します。評価方法も含めて、授業の進め方を第1回目に説明しますの
で、受講を考えている人は必ず出席してください。
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
Larry D. Benson (gen. ed.) 『The Riverside Chaucer 3rd ed.』(Oxford University Press)ISBN:978-0-19955209-2(Riverside版以外のテキスト(Blake, Skeat, etc.)でもかまいません)
Riverside版以外のテキスト(Blake, Skeat, etc.)でもかまいません.
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
第1回目の授業で参考文献のリストを配布します。
[授業外学習(予習・復習)等]
・教室ではテキストを読むことが中心になるので、授業で取り上げられた項目について、各自英語
史の概説書で確認し、理解を深める必要があります。
(その他(オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系82
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木5
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
中英語詩研究(4): Chaucer, _The Franklin's Tale_
[授業の概要・目的]
中世イギリス文学を代表する詩人Geoffrey Chaucer(1340?-1400)の_The Canterbury Tales_から_The
Franklin's Tale_を取り上げ、言語、題材等の観点から精読します。この作品は時に中英語ロマンス
の下位分類の一つである'Breton lai'に含められることがあるので、それとの関連についても考察し
ます。
[到達目標]
この授業は、
(1) 原典を音声・音韻、語彙、統語、意味、文体等の観点から精読により、Chaucerの豊かな言語世
界に親しむこと
(2) 中世イギリスにおけるvernacularな文学の伝統に関心を持つ
(3) 中世から現代へとつながる英語の脈流に触れることを通じて、現代英語に対する理解を深める
こと
を目標にします。
[授業計画と内容]
第1回 Chaucerの英語(復習)
第2回 Chaucerと中英語ロマンス
第3回∼ 作品の講読
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。
。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点およびレポートで評価します。評価方法も含めて、授業の進め方を第1回目に説明しますの
で、受講を考えている人は必ず出席してください。
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
Larry D. Benson (gen. ed.) 『The Riverside Chaucer 3rd ed.』(Oxford University Press)ISBN:978-0-19955209-2
Riverside版以外のテキスト(Blake, Skeat, etc.)でもかまいません。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
第1回目の授業で参考文献のリストを配布します。
[授業外学習(予習・復習)等]
・教室ではテキストを読むことが中心になるので、授業で取り上げられた項目について、各自英語
史の概説書で確認し、理解を深める必要があります。
(その他(オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系83
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
大阪大学大学院 文学研究科 教授
開講年度・ 2015・
曜時限 水2
開講期
前期
服部 典之
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
『ガリヴァー旅行記』徹底注釈
[授業の概要・目的]
ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』が決して子どもの読み物にとどまるものではな
く、極めて重層的なテキストであることは文学史の常識である。本講義では、岩波書店『ガリヴァ
ー旅行記 徹底注釈』が刊行されたのを機に、徹底的にかつ深くこのテキストを読み解きとくこと
を目的とする。
[到達目標]
文学作品の読解は、文法的表面的なものだけでは不十分で、社会的状況、文学伝統、作者の韜晦
など、極めて多層的な視線で読まなくてはならない。本講義では、『ガリヴァー旅行記』を例に、
このような読みを試みることで、基本的及び応用的読みの鍛錬を行いたい。
[授業計画と内容]
1セメスターの授業であるため、第一部「リリパット」と第二部「ブロブディンナグ」までを精
読する。ページ数を授業回数で割って着実に進んでいく。必ず最後まで読み切る。講義であるから
受講生を授業中に指名して意見を求めたり議論をしたりはしないが、授業の終わりにコメントペー
パーを書いてもらい、質問や感想を記入してもらい、それを次回の講義でフィードバックする。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
コメントペーパーを重視することもあり、出席は必須である(やむを得ない事情があるときはあ
らかじめ通知すること)。授業参加が50パーセント、期末に書いてもらうレポートが50パーセント
で授業評価を行う。
[教科書]
Jonathan Swift 『Gulliver's Travels』(Oxford University Press (Japan) Ltd.; Reprint版 (2008/08))ISBN:
0199536848
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
あらかじめ授業で進む範囲に目を通しておいてください。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系84
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
前期
大阪大学 言語文化研究科 准教授
里内 克巳
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
マーク・トウェインと自伝
[授業の概要・目的]
『トム・ソーヤ―の冒険』『王子と乞食』などで知られる19世紀アメリカを代表する文学者の生涯
・作品・時代背景を、彼が晩年に力を注いだ自伝の試みを手掛かりとして理解する。
[到達目標]
●文学者トウェインの主要作品と実人生との関連性について説明できる。
●英語で書かれた自伝的な文章を読み、文体の特徴・叙述の進め方・レトリック上の工夫などにつ
いて説明できる。
●自伝という文学ジャンルの持つ特性や、学術研究の素材として扱う際の着眼点について説明でき
る。
●読んだ英文の内容や、読むことを通して得た洞察や問題意識を、分かりやすくかつ効果的に他の
人に伝え、共有することができる。
[授業計画と内容]
マーク・トウェインは晩年に、口述筆記による大部の自伝を試みたが、生前は未刊行に終わった(
没後百年にあたる2010年より、完全版自伝の刊行が開始)。しかしその一部は、Chapters from My
Autobiographyというタイトルで雑誌North American Reviewに連載された。本特殊講義では、この生
前に公表された自伝的文章を連載順に読むことを、中心的な活動として行う。毎回の授業では、あ
らかじめ指定された受講者が読んだ内容を説明し、その後、他の受講者・教員間での英文の検討や
意見交換へと移る。ただし、受講者の人数や学力に応じて、講読ペースや内容理解の方法が変更さ
れる可能性もある。自伝の内容に関連する、トウェインの〈人と作品〉に関する背景知識は、教員
が受講者にその都度提供していく。またトウェインから離れて、自伝研究の方法論に関する説明を
行うこともある。講義・講読・議論を組み合わせた授業となる予定。
第1回 イントロダクション
第2回 Chapters from My Autobiography (1) [September 7, 1906]
第3回 Chapters from My Autobiography (2) [September 21, 1906]
第4回 Chapters from My Autobiography (3) [October 5, 1906]
第5回 Chapters from My Autobiography (4) [October 19, 1906]
第6回 Chapters from My Autobiography (5) [November 2, 1906]
第7回 Chapters from My Autobiography (6) [November 16, 1906]
第8回 Chapters from My Autobiography (7) [December 7, 1906]
第9回 Chapters from My Autobiography (8) [December 21, 1906]
第10回 Chapters from My Autobiography (9) [January 4, 1907]
第11回 Chapters from My Autobiography (10) [January 18, 1907]
第12回 Chapters from My Autobiography (11) [February 1, 1907]
第13回 Chapters from My Autobiography (12) [February 15, 1907]
第14回 Chapters from My Autobiography (13) [March 1, 1907]
第15回 まとめ(授業の振り返り、レポートの講評、個別指導など)
*スケジュール表でのカッコ内は、初出掲載時の日付
英語学英文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義)(2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点80点+学期末レポート20点により評価する。
平常点とは、出欠・発表・授業参加の仕方を総合したもので、基本的に減点法で評価を行う。欠
席は1回がマイナス5点。ただし、出席であっても授業態度に問題のある場合(大幅な遅刻、授業
途中の頻繁な出入り、居眠り、私語、内職、スマホいじりなど)は、減点ないし欠席扱いとする。
事前にまったく予習せずに授業に臨んだり、発表の仕方や内容に大きな問題があったりする場合に
も、同様な形で減点する。逆に、優れた発表をしたり積極的に良い意見を出したりして授業運営に
貢献した場合には、その度合いに応じて加点される(1回の授業につき3点まで加点)。
学期末レポートについては、授業が半分まで進んだ6月に詳細を通知するが、授業での学びを振
り返ると共に、自身で独自に調べ考察したことを盛り込むようなエッセイ・ライティング(日本語
ないしは英語)の課題となる予定である。
[教科書]
Mark Twain 『Autobiographical Writings』(Penguin Classics)ISBN:978-0-14-310667-8
上記の本をテキストとして使用する。それ以外の参考書・文献は授業時に適宜紹介される
[参考書等]
(参考書)
(関連URL)
http://bancroft.berkeley.edu/MTP/ (カリフォルニア大学バークレー校バンクロフト図書館が運営してい
る“Mark Twain Papers & Project”)
http://twain.seesaa.net/(日本マーク・トウェイン協会HP)
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回の授業では、平均して12ページ程度のペースで下記のテキストを読み進めていく。指定された
範囲をあらかじめきちんと読み、自分なりに理解したうえで授業に臨むのが大前提となる。英語を
読み慣れない受講者の場合、おそらく1回の授業につき6時間前後の準備時間が必要になるので、
毎週の授業外での学習計画をよく考えて立てる必要がある。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは設けられていない。授業時間外で質問・相談したいことがあれば、電子メールで
連絡できる。 [email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系85
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
同志社大学 文学部 准教授 藤井 光
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
後期
現代アメリカのノンフィクションとフィクションの間
[授業の概要・目的]
現代アメリカ作家たちにとり、ノンフィクションの執筆は、フィクションの創作と同じほど重要な
活動になりつつあり、 Creative Nonfictionというジャンルの隆盛の原動力の一つとなっている。この
授業では、一人の現代作家につき、ノンフィクショ ンとフィクション作品をそれぞれ一作品ずつを
併読していく。
[到達目標]
フィクションとノンフィクションは、従来は二つの異なるジャンルであると捉えられがちであり、
前者に優位が置かれる傾向に ある。本授業では、物語としての要素がノンフィクションをいかに支
えているか、フィクションのもつ意義とは何であるのかを 志向することにより、創作とは何である
のかという根本的な問いを再考できるようになることを目標とする。
[授業計画と内容]
一人の作家に二週を割く。
第一回 イントロダクション
第二回 Wells Tower, "The Old Man at Burning Man"
第三回 Wells Tower, "Retreat"
第四回 Karen Russell, "The Blind Faith of an One-Eyed Matador"
第五回 Karen Russell, "Vampires in the Lemon Grove"
第六回 Richard Powers, "The Book of Me"
第七回 Richard Powers, "Genie"
第八回 George Saunders, "Tent City, U.S.A"
第九回 George Saunders, "CivilWarLand in Bad Decline"
第十回 Daniel Alarcon, "All Politics is Local"
第十一回 Daniel Alarcon, "flood"
第十二回 Denis Johnson, "Boomtown, Iraq"
第十三回 Denis Johnson, "The Largesse of the Sea Maiden"
第十四回 レポート作成にあたっての質疑
第十五回 まとめ
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%(各作品についての発表およびディスカッションを評価する)、期末レポート50%(英文・
和文どちらでも可)。レ ポートの内容については授業時に指示する。
[教科書]
適宜プリントを配布する。
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
それぞれの作品を事前に読み、疑問点などを整理してくること。また、ノンフィクション作品の読
解にあたっては、それが取り上げている特定の時代や社会状況などの知識を調べてくることが望ま
しい。
(その他(オフィスアワー等))
教員の連絡先については、初回時の授業で配布する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系86
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者所属・
京都府立大学 文学部 出口 菜摘
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月2
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
アメリカ詩を読む
[授業の概要・目的]
このクラスの目的は、アメリカ詩を通じて言葉の性格やその働きについての理解を深めることであ
る。具体的には、詩を以下の3点から考える。①意味(比喩、寓意、詩語、言葉の選択)②音(韻
律、詩型、擬態語)③視覚(図形詩、形象文字、イメージ)これら3点と作品テーマとの関連、詩
人の伝記的背景や当時の社会状況の考察、またイギリス詩との比較も行う。
[到達目標]
言葉が何を表しうるかについて理解する。
[授業計画と内容]
1.Introduction
2.Robert Frost
3.Walter Whitman
4.Emily Dickinson
5.William Shakespeare
6.William Wordsworth
7.John Donne
8.William Carlos Williams 9.Lewis Carroll 10.Ezra Pound
11.T. S. Eliot
12.E. E. Cummings
13.Elizabeth Bishop
14.Sylvia Plath
15. Review
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点とレポートを総合的に評価する
[教科書]
初回授業でプリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
指定した作品について読みどころを説明できるようにしておく。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系87
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
前期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
Elementary Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to refine their English writing skills, particularly those
skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays such as those
characteristic of literary criticism.
[到達目標]
Our goal is to achieve marked improvement in the writing skills of each student in the class.
[授業計画と内容]
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which various skills necessary for
writing cogently in English will be addressed. Each class will open with a warm-up session devoted to
practical exercises that are designed to review the basic grammar and usage required for effective writing.
In the second session of each class, the instructor will introduce a brief reading pertinent to the goals of the
class. These readings will generally be excerpts of essays, or newspaper columns and reviews concerned with
language, writing and the arts. Students will be asked to read, analyze, and discuss these examples in class.
These readings will serve as models for later student efforts and will provide students an opportunity to
examine how sophisticated arguments are structured and facts are presented.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing exercises. Students will be assigned specific writing tasks each week. Students may,
however, choose to work on revising previously completed writing or works in progress in place of the topics
assigned by the instructor.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
There is no special preparation required for participation in the class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系88
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
Advanced Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to further refine their English writing skills, particularly
those skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays such as those
characteristic of literary criticism.
[到達目標]
Our goal is to achieve a marked improvement in the writing skills of each student in the class.
[授業計画と内容]
This course is intended primarily for students who have previously composed academic papers in English and
wish to polish their early work or to embark on new writing projects. The structure of individual class
sessions will resemble those in the spring elementary course.
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which techniques required for writing
cogently in English will be addressed. The first portion of the class will begin with a session devoted to
reading and analysis of a superior example of writing by a well-known author. These readings will serve as
models for student efforts and will provide students an opportunity to examine how sophisticated arguments
are structured and facts are presented.
The second portion will focus on building appropriate vocabulary for academic writing in the humanities and
distinguishing levels of formality in written language.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing projects of their own choosing. Students will receive individual guidance on revising
and editing previously submitted passages of their writing.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
There is no special preparation required for participation in the class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系89
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (1)
[授業の概要・目的]
戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) を生み出した文学的背景について検討してみる。
T.S. Eliot などに代表されるモダニズムとは一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあっ
たのだろうか。19世紀末より活躍していた Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘される
ところだが、Larkin の詩を精読すれば、16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[到達目標]
During the first semester, we look at Larkin's poetic technique in comparison with Hardy, learning to
recognize key features of their diction, prosody and style. What makes these poets unique? How do they
differ from each other?
[授業計画と内容]
SPRING SEMESTER
[1] course introduction
[2] Thomas Hardy, 'The Selfsame Song' (1922) and Philip Larkin, 'The Trees' (1967)
[3] Philip Larkin, 'Home Is So Sad' (1964) and Thomas Hardy, 'At the Piano' (1917)
[4] Thomas Hardy, 'An August Midnight' (1899) and 'During Wind and Rain' (1917)
[5/6] Philip Larkin, 'The Whitsun Weddings' (1957)
[7] Philip Larkin, 'The Mower' (1979) and Thomas Hardy, 'The Blinded Bird' (1916)
[8] Thomas Hardy, 'Neutral Tones' (1867)
[9] Philip Larkin, 'Wild Oats' (1963)
[10] Dylan Thomas, 'Do not go gentle into that good night' (1937)
[11] Thomas Hardy, 'Drummer Hodge' (1899) and Philip Larkin, 'MCMXIV' (1960)
[12] Philip Larkin, 'For Sidney Bechet' (1956)
[13] Thomas Hardy, 'The Darkling Thrush' (1900)
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[14] Philip Larkin, 'This Be The Verse' (1971) and Robert Louis Stevenson, 'Requiem' (1887)
[15] summary and discussion
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況(25%)、中間課題(25%)、および学期末試験(50%)
[教科書]
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
The course is conducted in English, with frequent interaction between teacher and students, and so students
should be willing to work within that kind of dynamic classroom environment. No previous knowledge of the
poetry of Philip Larkin is required, although knowledge of English literary history and experience of reading
English poetry are certainly helpful.
(その他(オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系90
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者所属・
関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (2)
[授業の概要・目的]
戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) を生み出した文学的背景について検討してみる。
T.S. Eliot などに代表されるモダニズムとは一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあっ
たのだろうか。19世紀末より活躍していた Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘される
ところだが、Larkin の詩を精読すれば、16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[到達目標]
During the second semester, we broaden our study of poetic presences within Larkin's poetry to look at poets
as diverse as Marvell, Betjeman and Auden. The focus of the course is less on technical analysis a more on
historical and thematic appreciation with a 3,000 word essay to be written at the end. What is Larkin's place
in the English poetic tradition, and what (if anything) is he telling us?
[授業計画と内容]
AUTUMN SEMESTER
[1] from Kingsley Amis, 'Lucky Jim' (1954)
[2] Donald Davie, 'Autumn Imagined' (1963) and Kingsley Amis, 'Wasted' (1973)
[3] W.B. Yeats, 'The Dawn' (1916) and Philip Larkin, 'Dawn' (1945)
[4] Philip Larkin, 'An Arundel Tomb' (1956)
[5] W.H. Auden, 'September 1, 1939' (1939)
[6] interview with Philip Larkin, 'The Art of Poetry' ('The Paris Review', 1982)
[7] Philip Larkin, 'Sad Steps' (1968) and Philip Sidney, Sonnet 31, 'Astrophel and Stella' (circa 1581)
[8] Philip Larkin, 'Aubade' (1977)
[9] Andrew Marvell, 'To His Coy Mistress' (circa 1649)
[10] Philip Larkin, 'Deceptions' (1950) and William Shakespeare, Sonnet 129 (1609)
[11] John Betjeman, 'Slough' (1937)
[12] Philip Larkin, 'Going, Going' (1972)
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義) (2)
[13] Carol Ann Duffy, 'Anne Hathaway' (1999)
[14] Philip Larkin, 'Born Yesterday' (1954)
[15] summary and discussion
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況(25%)、中間レポート(25%)、および学期末レポート(50%)
[教科書]
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
The course is conducted in English, with frequent interaction between teacher and students, and so students
should be willing to work within that kind of dynamic classroom environment. No previous knowledge of the
poetry of Philip Larkin is required, although knowledge of English literary history and experience of reading
English poetry are certainly helpful.
(その他(オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系91
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者所属・
関西大学 文学部 准教授 LAMBERT, Raphael
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
開講年度・ 2015・
曜時限 月5
開講期
後期
African American Literature: James Baldwin's Legacy
[授業の概要・目的]
This course will focus on James Baldwin’s Another Country (1962), a novel set in Greenwich Village in the
late 1950s that tackles such issues as bisexuality, interraciality, and adultery. We will explore these off-limits
issues through the prism of the rampant racism that surrounds Rufus, the central character who commits
suicide in the first part of the story, and whom Baldwin called,“the black corpse floating in the national
psyche.”Our reading of Baldwin will help understanding what has been called, in the wake of recent racerelated events in the United States of America, "institutional racism."
[到達目標]
The purpose of the course is to help students hone their analytical skills. Through a close reading of Baldwin
’s elegant prose and a thorough examination of the taboo issues that pervade the story, students will write
weekly responses in which they demonstrate their ability to develop a convincing argumentation. While the
course emphasizes methodology, it really aims for students to create their own knowledge of the text so as to
become proficient readers and thinkers.
[授業計画と内容]
Week 1: General Introduction on James Baldwin
Week 2: Main Themes in Another Country (1962) + Short excerpt practice
Week 3: Response Writing Methodology + practice
Week 4-7: “Book One: Easy Rider”(weekly responses)
Week 8-11: “Book Two: Any Day Now”(weekly responses)
Week 12-15: “Book Three: Toward Bethlehem”(weekly responses)
[履修要件]
Attendance is compulsory.
No more than 3 absences are tolerated.
Tardiness is not an option.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
The course will be entirely based on weekly responses and in-class participation.
A response is about 300-350 words in length.
In-class participation: 30%
Weekly responses: 70%
[教科書]
James Baldwin 『Another Country (1962)』(Vintage International (1992))ISBN:ISBN-10: 0679744711
(Available in paperback version on Amazon.jp for about \1,865 )
英語学英文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
Weekly reading assignment: about 30 pages.
Responses: based on the weekly reading assignment.
Preparation time will depend on each student.
estimate reading + response writing: 2-3 hours per week.
Response writing implies: reading + brainstorming + outlining + writing + proofreading.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系92
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者所属・
立教大学 文学部 教授 後藤 和彦
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
使用
開講年度・ 2015・
開講期
前期集中 曜時限 集中講義 形態 特殊講義 言語 日本語
『ハックルベリー・フィンの冒険』を読む
[授業の概要・目的]
なぜ『ハックルベリー・フィンの冒険』はアメリカ文学の「古典」と称されることになったのか
――この問いかけを授業の中核におく。この作品は1885年出版された。しかし、作品が扱っている
時代は1830年代中葉から1840年代中葉。そして作品は、作家マーク・トウェインが少年時代を過ご
した合衆国のほぼ中心に位置する州の川沿いの町に始まり、合衆国の中心を流れる大河ミシシシッ
ピを南へ、川の流れに従って川下へと舞台を移しつつ進んでゆく。この小説が「アメリカの古典」
である意味を、この本が出された時代、この本が舞台とした時代や場所、そしてマーク・トウェイ
ンという作家がこの小説を生み出すまでにたどった生き様――この作品はトウェインの代表作であ
り、彼が50歳になる年に出された――にまずは求めてみたい。しかし、一方で「この小説が合衆国
を代表する古典なんてトンデモナイ」、そういう意見もここ十数年しばしば聞かれる。それはなぜ
か?この問題も、実はこの小説が「古典」とみなされるのはなぜかという問題と連動しており、す
べてはこの小説が出されて以降、現在にいたるまでアメリカという国がたどってきた歴程にかかわ
っている――以上のことを念頭において、作品全体を通読してゆきたい。
[到達目標]
1.小説で用いられているアメリカの口語英語表現に親しむ。
2.小説家マーク・トウェインの生涯を知る。
3.小説『ハックルベリー・フィンの冒険』を通読し、内容を理解する。
4.1861年から65年の南北戦争を中心としてアメリカ合衆国の歴史の概要を把握する。
5.奴隷制度、人種書隔離制度、公民権運動など、アメリカの黒人問題の歴史の概要を把握する。
[授業計画と内容]
1 オリエンテーション 授業の進め方などの確認
2 作品概説1 課題作の全体像を紹介する
3作品概説2課題作の歴史的背景を紹介する
4作家の生涯1 作者マーク・トウェインの前半生を振り返る
5作家の生涯2 作者マーク・トウェインの後半生を振り返る
6作品を読む1 作品第3章まで読む
7作品を読む2 作品第8章まで読む
8作品を読む3 作品第13章まで読む
9作品を読む4 作品第18章まで読む
10 作品を読む5 作品23章まで読む
11作品を読む6 作品第28章までを読む
12作品を読む7 作品第33章まで読む
13作品を読む8 作品第38章まで読む
14作品を読む9 作品最終章まで読む
15フィードバック 作品を通読したところで、作品を振り返り議論する
英語学英文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義)(2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
作品の英語になれ、この授業が設定する問題群をおおむね周知できた段階から、次回に読み進む
箇所の担当者を割り振り、担当箇所の要約、問題とすべき箇所のピックアップ、これに関する個人
的見解などを発表してもらうことにする。成績評価は通常の授業時に行うディスカッションへの貢
献度(20点)、担当者となったときの発表の準備とそのできばえ(40点)、2000字程度の最終レポ
ート(40点)による総合評価とする。
[教科書]
Mark Twain 『Adventures of Huckleberry Finn』(U of California P)ISBN:9780520266100
[参考書等]
(参考書)
Robert L. Ramsay and Frances G. Emberson 『A Mark Twain Lexicon』(Russell & Russell)(入手困難
につき研究室および図書館所蔵のものを参照。)
後藤和彦 『迷走の果てのトム・ソーヤーーー小説家マーク・トウェインの軌跡』(松柏社)ISBN:
9784881989333
[授業外学習(予習・復習)等]
翻訳でもよいので、とりあげる小説をあらかじめ読んでおいてください。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系93
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
非常勤講師 Karen Corrigan
授業
使用
開講年度・ 2015・
開講期
前期集中 曜時限 集中講義 形態 特殊講義 言語 英語
Sociolinguistic Methodologies
[授業の概要・目的]
This course focuses on the diverse range of methods that are used in sociolinguistics to investigate patterns of
variation and change at different levels of the grammar. We will examine research on a wide variety of
Englishes across the globe including Asian Englishes which are distinctive on account of the fact that many
speakers of these varieties acquire them as second languages (L2). A particular focus of attention will be on
methods used to further our understanding of the sociolinguistics of Irish English varieties which,
interestingly enough, were also originally acquired as an L2 in the nineteenth century when large numbers of
speakers shifted from Irish to English. We will also look at the methodological practices underpinning
investigations of Tyneside English in the UK as well as other L1 Englishes in North America.
[到達目標]
The goals of the course are:
1.)To outline the socio-historical context of the spread of English world-wide.
2.)To provide case studies of key English varieties spoken globally, including the historical backdrop, social
context and linguistic characteristics of these.
3.)To introduce basic and more advanced methods used in sociolinguistic research to uncover patterns of
variation and change as well as attitudinal dispositions to particular varieties.
4.)To enable students to provide descriptions of the socio-cultural and linguistic features of specific English
dialects and how one might investigate these depending on a particular research question.
5.)To enable students to evaluate different sociolinguistic methods by encouraging them to think about their
advantages and disadvantages.
[授業計画と内容]
The course consists of 8x90-minute sessions, 2 sessions per day over 4 days. The sessions will be a mix of
lectures and more task-oriented workshops.
Day 1, Hour 1: The Roots of English: Causes and consequences of the spread of English.
Day 1, Hour 2: Varieties of English in the British Isles, Asia and North America.
Day 2, Hour 3: Workshop on ‘The Roots of English’ and Varieties of English’.
Day 2, Hour 4: The sociolinguistic interview, transcription and sociolinguistic corpora.
Day 3, Hour 5: Acceptability judgment tasks; matched-guise techniques and draw-a-map tasks.
Day 3, Hour 6: Workshop on methods.
Day 4: Hour 7: Group Pecha Kucha presentations: a case study of the methods
underpinning one sociolinguistic investigation of your choice (undergraduates).
Day 4: Hour 8: Group Pecha Kucha presentations: a case study of the methods
underpinning one sociolinguistic investigation of your choice (postgraduates).
英語学英文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義)(2)
[履修要件]
The course requires a fairly good command of spoken and written English as well as comprehension.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Group Pecha Kucha PowerPoint presentations on a case study of the methods underpinning one
sociolinguistic investigation of your choice (100%).
[教科書]
Christine Mallinson, Becky Childs and Gerard van Herk (eds.) 『Data Collection in Sociolinguistics:
Methods and Applications』(Routledge)ISBN:978-0-415-89857-7(Online version:http://www.routledge.
com/books/details/9780415898577/)
[参考書等]
(参考書)
Kortmann, Bernd and Edgar Schneider (eds.) 『A Handbook of Varieties of English, vol. 1: Phonology』(
Mouton de Gruyter)ISBN:3-11-017532-0
Kortmann, Bernd and Edgar Schneider (eds.) 『A Handbook of Varieties of English, vol. 2: Morphology and
Syntax』(Mouton de Gruyte)ISBN:978-3-11-017532-5(Online versions: http://www.dawsonera.com/
depp/reader/protected/external/AbstractView/S9783110197181)
Braj B. Kachru, Yamuna Kachru, Cecil L. Nelson. (eds) 『The Handbook of World Englishes』(WileyBlackwell)ISBN:9781405111850(Online version: http://onlinelibrary.wiley.com/book/10.1002/
9780470757598)
Kortmann, Bernd and Lunkenheimer, Kerstin (eds.) 『The Mouton World Atlas of Variation in English』(
Mouton de Gruyter)ISBN:978-3-11-028012-8(Information available online: http://www.ewave-atlas.org/
languages)
Beal, Joan C., Burbano-Elizondo, Lourdes and Llamas, Carmen 『Urban North Eastern English』(
Edinburgh University Press)ISBN:9780748641529
Setter, Jane, Cathy S. P. Wong and Brian H. S. Chan 『Hong Kong English』(Edinburgh University Press)
ISBN:9780748635962
Deterding, David 『Singapore English』(Edinburgh University Press)ISBN:9780748625451
Clarke, Sandra 『Newfoundland and Labrador English』(Edinburgh University Press)ISBN:
9780748626175
Corrigan, Karen P. 『 Irish English, Volume 1: Northern Ireland』(Edinburgh University Press.)ISBN:
9780748634293
Kallen, Jeffrey, L. 『Irish English, Volume 2: The Republic of Ireland』(De Gruyter)ISBN:978-1-61451129-8
Newman, Michael 『New York City English』(De Gruyter)ISBN:978-1-61451-212-7
[授業外学習(予習・復習)等]
Students are required to prepare at home the reading for the lectures as well as the exercises in the workshops
and Pecha Kucha presentations.
英語学英文学(特殊講義)(3)へ続く↓↓↓
英語学英文学(特殊講義)(3)
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系94
授業科目名 英語学英文学(演習I)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金5
開講期
前期
授業
形態 演習
家入 葉子
使用
言語 日本語
現代英語語法研究
[授業の概要・目的]
Meaning and the English Verb(Geoffrey Leech著)を読みながら、現代英語の動詞の用法を実践的
に学びます。また、必要に応じて、近現代英語の文法の変化を扱い、歴史的視点から現代英語を観
察します。
[到達目標]
現代英語における文体の使い分けを理解すると同時に、現代英語を「変動」の視点から見ること
ができるようになることを到達目標とします。
[授業計画と内容]
1回目 イントロダクション
2回目∼15回目 以下の作業の組み合わせによって進めていきます。
・教科書に指定した Meaning and the English Verb の講読。
・英語の変化に関する論文の講読。
・言語調査のための資料についての検討。
・学期末に提出するレポートの準備。
フィードバックについては、授業中に指示いたします。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への貢献度(20%)およびレポート(80%)によって評価を行います。
[教科書]
Geoffrey Leech 『Meaning and the English Verb』(ひつじ書房)
英語学英文学(演習I)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(演習I)(2)
[参考書等]
(参考書)
Beth Levin. 『Englsih Verb Classes and Alternations』(The University of Chicago Press.)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
[授業外学習(予習・復習)等]
Meaning and the English Verbの予習(全員)及び、論文の講読(担当者)をお願いします。
(その他(オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系95
授業科目名 英語学英文学(演習I)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金4
開講期
後期
授業
形態 演習
家入 葉子
使用
言語 日本語
欽定英訳聖書と初期近代英語
[授業の概要・目的]
欽定英訳聖書を読みながら、初期近代英語に特徴的な語法を学びます。同時に、京都大学内で利
用可能なデータベースBible in Englishを利用して、異なる英訳聖書との言語比較を行います。
[到達目標]
初期近代英語を講読する力を養います。またミニリサーチを通じて、その研究の方法を身につけ
ることを到達目標とします。
[授業計画と内容]
1回目 イントロダクション
2回目∼15回目 以下の作業の組み合わせによって進めていきます。
・欽定英訳聖書の講読。
・英語の変化に関する論文の講読。
・データベースその他の言語調査のための資料についての検討。
・学期末に提出するレポートの準備。
フィードバックについては、授業中に指示いたします。
[履修要件]
履修条件とまではいえませんが、英語学講義(水曜日4時間目開講)を同時に受講すると、より
深く授業内容を理解することができます。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への貢献度(20%)およびレポート(80%)によって評価を行います。
[教科書]
苅部恒徳・小山良一. 『欽定英訳聖書初版マタイ福音書』(研究社)
英語学英文学(演習I)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(演習I)(2)
[参考書等]
(参考書)
寺澤盾 『聖書でたどる英語の歴史』(大修館書店)
橋本功 『聖書の英語―旧約原典から見た』(英潮社)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
[授業外学習(予習・復習)等]
欽定英訳聖書の予習(全員)及び、論文の講読(担当者)をお願いします。
(その他(オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系96
授業科目名 英語学英文学(演習I)
担当者所属・
文学研究科 准教授 廣田 篤彦
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
前期
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
Peter Shaffer, Amadeus演習A
[授業の概要・目的]
Peter Shaffer, Amadeus (1979)の精読を通じて現代英国の演劇テクストの読み方の基本を身につける
とともに英国演劇と演劇言語についての理解を深めることを目指す。
[到達目標]
・台詞とト書きからなる演劇テクストの特徴を理解し、自力で読めるようになる。
・辞書を丹念に引きながら語の細かい意味の違いに注意を払う能力を養う。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
作者ならびに作品についての解説と、時代背景の概説を行う。併せて、今後の演習の進め方につい
て説明する。
第2-15回 Amadeusの精読
Amadeusを精読し、内容について討論する。場毎の難易度の違いによって、また、担当者の習熟度
によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、おおむね、50行程
度を読み進めることになる。前期の授業で読み終えることは不可能であるので、後期は前期の終了
箇所から開始する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、平常点(担当箇所の解釈70%ならびに討論への参加30%)にて評価す
る。
[教科書]
Peter Shaffer 『Amadeus』(Harper Perennial)ISBN:978-0060935498
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予め辞書(特に英英辞典)を丹念に参照して、一語一語についてその意味を検討した上で授業に臨
むこと。授業後は劇の中での当該箇所の意味について考察をすること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系97
授業科目名 英語学英文学(演習I)
担当者所属・
文学研究科 准教授 廣田 篤彦
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
形態 演習
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
後期
使用
言語 日本語
Peter Shaffer, Amadeus演習B
[授業の概要・目的]
前期の演習Aに引き続き、Peter Shaffer, Amadeusの精読を通じて現代英国の演劇テクストの読み方の
基本を身につけるとともに英国演劇と演劇言語についての理解を深めることを目指す。
[到達目標]
・台詞とト書きからなる演劇テクストの特徴を理解し、自力で読めるようになる。
・辞書を丹念に引きながら語の細かい意味の違いに注意を払う能力を養う。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクションならびにAmadeusの精読
はじめに前期までに読んだ部分のまとめを簡単にした後、テクストの精読を再開する。後期は前期
の演習1の終了箇所から開始する。
第2-14回 Amadeusの精読
Amadeusを精読し、内容について討論する。場毎の難易度の違いによって、また、担当者の習熟度
によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、おおむね、50行程
度を読み進めることになる。
第15回
まとめ。劇全体の内容についての討論を行う。
[履修要件]
原則として前期のAmadeus演習Aの受講者を対象とするが、後期からの受講も認める。後期からの
受講希望者は初回に担当者に申し出て指示を受けること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、平常点(担当箇所の解釈70%ならびに討論への参加30%)にて評価す
る。
[教科書]
Peter Shaffer 『Amadeus』(Harper Perennial)ISBN:978-0060935498
英語学英文学(演習I)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(演習I)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予め辞書(特に英英辞典)を丹念に参照して、一語一語についてその意味を検討した上で授業に臨
むこと。授業後は劇の中での当該箇所の意味について考察をすること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系98
授業科目名 英語学英文学(演習I)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
前期
授業
形態 演習
若島 正
使用
言語 日本語
NabokovのThe Real Life of Sebastian Knightを読む
[授業の概要・目的]
多言語作家Vladimir Nabokovが英語で書いた最初の長篇The Real Life of Sebastian Knightを、精読と速
読を併用して通読する。Nabokovの作品世界とその文体的特徴を理解することを授業の目的とした
い。
[到達目標]
英語で書かれた小説作品を丹念に読む、基本的な方法を習得する。
[授業計画と内容]
授業では、前半のうちは一語一語に気を配りながら丹念に精読する。後半では1回の授業につき10
ページ以上読み進め、最後まで読み切る。
進行予定は次のとおり。
第1∼7週:テキストの精読
第8∼15週:テキストの速読
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
Vladimir Nabokov 『The Real Life of Sebastian Knight』(Penguin)ISBN:978-0141185996
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
前半の精読では、ゆっくり時間をかけて、辞書を引きながら予習してくること。後半の速読では、
あらかじめ発表担当者を数名指名しておく。担当者はテキストの決められた範囲で調べてきたこと
や解釈などをまとめて、配布用のメモを作成すること。メモはA4で1枚を標準とする。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系99
授業科目名 英語学英文学(演習I)
担当者所属・
文学研究科 准教授 森 慎一郎
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
後期
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
Nathanael West, The Day of the Locustを読む
[授業の概要・目的]
20世紀前半の異色作家Nathanael West (1903-40)の代表作の一つ、The Day of the Locust (1939)は、映
画の都ハリウッドを舞台に悪夢的アメリカを描き出す短めの長篇小説で、いわゆるハリウッド小説
の傑作とも言われる。ペーパーバックで130頁ほどのこの作品を、半期の授業で通読する。
[到達目標]
英語小説読解の精度を高めること。文学作品を一語一句にこだわりながら読む姿勢を身につけるこ
と。Westの文学世界ならびにハリウッド小説というジャンルへの理解を深めること。
[授業計画と内容]
授業では基本的に、輪読(訳読)形式でテクストを丁寧に読んでいく(1回3∼4ページ程度)。
ただし、このペースでは作品を読み終えることができないので、途中からは発表形式も併用して(
授業中に読み切れない範囲について輪番制で簡単に報告してもらう)読み進むペースを上げる予定。
この小説は27の短い章からなっており、おおよそ以下のスケジュールで授業を進めれば、半期で通
読できるはずである。
第1週:イントロダクション
第2∼7週:テクスト講読(1回につき1章)
第8∼14週:テクスト講読(1回につき3章)
第15週:まとめ(進度によってはこの回もテクスト講読にあてる)
なお、学期末には、作品を自由に論じるレポートを提出してもらう。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(70%)と期末レポート(30%)で評価する。いずれの評価においても、テクスト読解の精
度と解釈のアイデアを重視する。
[教科書]
Nathanael West 『Miss Lonelyhearts & The Day of the Locust』(New Directions)ISBN:978-0811218221
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
各回の授業で読み進む範囲の綿密な予習は必須。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系100
授業科目名 英語学英文学(演習II)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 4回生のみ 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
前期
授業
形態 演習
佐々木 徹
使用
言語 日本語
Viriginia Woolfの文芸批評精読
[授業の概要・目的]
優れた小説家であると同時に、類まれな感性をもった鋭い批評家でもあったVirginia Woolf (18821941)の代表的な文芸批評を精読する。この授業の目的は文学テクストの精密な読解能力(すなわ
ち、丹念に辞書を引き一語一語丁寧に考えながら読む力)を養成することにある。また、卒業論文
を作成するための基礎的な訓練もあわせて行う。
[到達目標]
英文テクストの読解力を発展させ、アカデミックな論文作成の基礎を理解する。
[授業計画と内容]
以下のテクストを取り上げ、それぞれ( )内の時間をあてる。最初は毎回3ページ程度のスロー
・ペースで精読するが、慣れてくれば、スピードを上げて読み進める。
Modern Fiction (5週)
Mr Bennett and Mrs Brown (5週)
The Art of Biography (3週)
The New Biography(2週)
フィードバックは、研究室で授業に関連した質問に答える形で行う。
[履修要件]
後期の英語学英文学演習IIと今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系101
授業科目名 英語学英文学(演習II)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 4回生のみ 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
後期
授業
形態 演習
佐々木 徹
使用
言語 日本語
Viriginia Woolfの文芸批評精読
[授業の概要・目的]
優れた小説家であると同時に、類まれな感性をもった鋭い批評家でもあったVirginia Woolf (18821941)の代表的な文芸批評を精読する。この授業の目的は文学テクストの精密な読解能力(すなわ
ち、丹念に辞書を引き一語一語丁寧に考えながら読む力)を養成することにある。また、卒業論文
を作成するための基礎的な訓練もあわせて行う。
[到達目標]
英文テクストの読解力を発展させ、アカデミックな論文作成の基礎を理解する。
[授業計画と内容]
以下のテクストを取り上げ、それぞれ( )内の時間をあてる。最初は毎回3ページ程度のスロー
・ペースで精読するが、慣れてくれば、スピードを上げて読み進める。
Character in Fiction (4週)
Women and Fiction (4週)
The Cinema (4週)
残りの3週は、Woolfに関する批評文献を読み、卒業論文を作成するにあたっての批評的思考のトレ
ーニングを行う。
フィードバックは、研究室で授業に関連した質問に答える形で行う。
[履修要件]
前期の英語学英文学演習IIと今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系102
授業科目名 英語学英文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
授業
形態 講読
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
前期
佐々木 徹
使用
言語 日本語
イギリス短編小説精読
[授業の概要・目的]
『75 Short Masterpieces』は3∼4ページの短い短編小説を集めたアンソロジーである。この授業で
は、ここからイギリスの作家によって書かれたものをとりあげて精読する。
[到達目標]
英語による文学作品読解の基礎力を養う。
[授業計画と内容]
毎週1人の作家を以下の順で取り上げる。
第1回 Richard Steele
第2回 William Sansom
第3回 Somerset Maugham
第4回 Thomas Hardy
第5回 Walter de la Mare
第6回 C. S. Forester
第7回 Aldous Huxley
第8回 Sylvia Townsend Warner
第9回 Liam O'Flaherty
第10回 Katherine Mansfield
第11回 Graham Greene
第12回 E. M. Forster
第13回 Lord Dunsany
第14回 Oliver Goldsmith
第15回 Saki
第16回 フィードバック (研究室で授業関連の質問に答える)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により評価する。
英語学英文学(講読)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(講読)(2)
[教科書]
Roger Goodman 『75 Short Masterpieces』(Bantam)ISBN:978-0553251418
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系103
授業科目名 英語学英文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 准教授 廣田 篤彦
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
後期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
Seamus Heaney講読
[授業の概要・目的]
20世紀を代表する英語詩人の一人であるSeamus Heaneyの詩集Death of a Naturalistを精読することを
通じて、英語による詩について基本的な知識を得ると共に、現代の韻文を自力で読めるようになる。
[到達目標]
・辞書を丹念に引きながら語の細かい意味の違いに注意を払う能力を養う。
・英語の韻文を読むことが出来るようになる。
・詩の暗誦を通じて、英詩のリズムを身につける。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
作者ならびに作品についての解説と、時代背景の概説を行い。併せて、今後の演習の進め方につい
て説明する。
第2-14回 Death of a Naturalistの精読
Death of a Naturalistを精読し、内容について討論する。詩毎の難易度の違いによって、また、担当
者の習熟度によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、おおむ
ね、毎回1-2篇の詩を講読する。講読した詩は、原則として次週に暗誦をする。授業で扱う詩の選
択には受講者の希望も考慮する。
第15回
まとめ。前週の課題である暗誦をした後、HeaneyならびにDeath of a Naturalist全体についての討論
を行う。
[履修要件]
2-4回生を対象とした講読の授業
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、平常点(担当箇所の解釈40%、暗誦40%ならびに討論への参加20%)
にて評価する。暗誦した詩は書いて提出する。
英語学英文学(講読)(2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(講読)(2)
[教科書]
Seamus Heaney 『Death of a Naturalist』(Faber and Faber)ISBN:978-0571230839
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
・辞書を丹念に引きながら、詩のテクストの解釈をした上で授業に臨む。
・授業で扱った詩を次週までに暗誦してくる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系104
授業科目名 英語学英文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
前期
授業
形態 講読
若島 正
使用
言語 日本語
AusterのThe Invention of Solitudeを読む
[授業の概要・目的]
アメリカの現代作家Paul AusterのThe Invention of Solitudeを、精読と速読を併用して読み切る。
Austerの作品世界とその文体的特徴を理解することを授業の目的としたい。
[到達目標]
英語で書かれた散文作品を丹念に読む、基本的な方法を習得する。
[授業計画と内容]
授業では、前半のうちは一語一語に気を配りながら丹念に精読する。後半では1回の授業につき
10ページ以上読み進め、最後まで読み切る。
進行予定は次のとおり。
第1∼7週:テキストの精読
第8∼15週:テキストの速読
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
Paul Auster 『The Invention of Solitude』(Faber and Faber)ISBN:978-0571284207
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
前半の精読では、ゆっくり時間をかけて、辞書を引きながら予習してくること。後半の速読では、
あらかじめ発表担当者を数名指名しておく。担当者はテキストの決められた範囲で調べてきたこと
や解釈などをまとめて、配布用のメモを作成すること。メモはA4で1枚を標準とする。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系105
授業科目名 英語学英文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 准教授 森 慎一郎
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
後期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
Herman Melville, Benito Cerenoを読む
[授業の概要・目的]
Herman Melville (1819-91)の中篇小説、Benito Cereno (1855)を読む。奴隷船上でのある事件を扱った
この作品は、Melville的濃密さと小説的おもしろさが拮抗した19世紀アメリカ文学の傑作の一つ。
ときに難解に傾くMelvilleの文章を、全員で意見を交わしながら読み進めていきたい。
[到達目標]
Melville文学および19世紀アメリカ文学に親しむこと。英文読解の精度を高めること。文学作品を
一語一句にこだわりながら読む姿勢を身につけること。
[授業計画と内容]
授業では基本的に、輪読(訳読)形式でテクストを丁寧に読んでいく(1回3ページ程度)。た
だし、このペースでは作品を読み終えることができないので、途中から部分的に発表形式も取り入
れる予定(授業中に読み切れない範囲について輪番制で簡単に報告してもらう)。また、学期末に
は、作品を自由に論じるレポートを提出してもらう。
授業スケジュールは以下のとおり。
第1週:イントロダクション
第2∼14週:テクスト講読
第15週:まとめ(進度によってはこの回もテクスト講読にあてる)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(70%)と期末レポート(30%)で評価する。いずれの評価においても、テクスト読解の精
度と解釈のアイデアを重視する。
[教科書]
Herman Melville 『Billy Budd, Sailor and Selected Tales』(Oxford UP)ISBN:978-0199538911
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
各回の授業で読む範囲の綿密な予習は必須。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系106
授業科目名 英語学英文学(講読)
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
前期
授業
形態 講読
桂山 康司
使用
言語 日本語
英詩入門
[授業の概要・目的]
テーマ:英詩の諸相
具体的に、テキストに収められた作品、一つ一つを丹念に精読しながら英詩の表現の特質の変化を、
社会背景や文化全般と関連づけて、考察する。
[到達目標]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。
本年度前期は、ロバート・フロスト(1874-1963)の作品を取り上げる。
第1回:導入。どの作品を読むかは、この授業において指示する。
第2∼15回:作品の精読。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末筆記試験(60点)の成績に、発表を含む平常点評価(40点)を加味して評価する。
[教科書]
Steven Croft (ed.) 『Robert Frost: Selected Poems』(Oxford Univ. Press)ISBN:9780198325710
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
[授業外学習(予習・復習)等]
とりわけ、緻密な予習が肝要であることは言うまでもない。最も重要なことは、自らの読みを、理
解が不十分であるということも含めて、前もってしっかり確認、意識して授業に臨むことである。
(その他(オフィスアワー等))
最初の授業において、英詩を読む上で必要な基礎的事実について解説をする予定なので、受講を希
望するものは必ず出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系107
授業科目名 英語学英文学(講読)
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
後期
授業
形態 講読
桂山 康司
使用
言語 日本語
英詩入門
[授業の概要・目的]
テーマ:英詩の諸相
具体的に、テキストに収められた作品、一つ一つを丹念に精読しながら英詩の表現の特質の変化を、
社会背景や文化全般と関連づけて、考察する。
[到達目標]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。
本年度後期は、エミリー・ブロンテ(1818-48)の作品を取り上げる。
第1回:導入。どの作品を読むかは、この授業において指示する。
第2∼15回:作品の精読。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末筆記試験(60点)の成績に、発表を含む平常点評価(40点)を加味して評価する。
[教科書]
Helen Cross (ed.) 『The Brontes: Selected Poems 』(Oxford Univ. Press)ISBN:9780198393412
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
[授業外学習(予習・復習)等]
とりわけ、緻密な予習が肝要であることは言うまでもない。最も重要なことは、自らの読みを、理
解が不十分であるということも含めて、前もってしっかり確認、意識して授業に臨むことである。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系108
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木1
開講期
前期
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業
使用
形態 外人実習 言語 英語
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part I
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[到達目標]
Through class discussions, assignments, and presentations, this course will enhance the ability of the students
to express in English their views on Kyoto's cultural heritage and its preservation.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings (selected chapters of the textbooks and handouts) on various
aspects of the cultural heritage and history of Kyoto, which will then be discussed in class. Topics in the
spring will include Shinto shrines, Buddhist temples, festivals, visual arts, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Class attendance and participation in discussions (20%)
Written assignments (25%)
Class presentations (30%)
In-class test (25%)
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)ISBN:ISSN0913-5200(
http://kyotojournal.org/backissues/kj-70/ (digital issue also available))
Whelan, Christal 『Kansai Cool: A Journey into the Cultural Heartland of Japan』(Tuttle Publishing)
ISBN:978-4-8053-1280-3
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
[授業外学習(予習・復習)等]
Readings and discussion questions will be assigned for each class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系109
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木1
開講期
後期
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業
使用
形態 外人実習 言語 英語
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part II
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[到達目標]
Through class discussions, assignments, and presentations, this course will enhance the ability of the students
to express in English their views on Kyoto's cultural heritage and its preservation.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings (selected chapters from textbooks and handouts) on various
aspects of the cultural heritage and history of Kyoto, which will then be discussed in class. Topics in the fall
will include traditional architecture and its preservation, visual and performing arts, traditional crafts,
Japanese cuisine, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Class attendance and participation in discussions (20%)
Written assignments (25%)
Class presentations (30%)
In-class test (25%)
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)(http://kyotojournal.org/
backissues/kj-70/ (digital issue also available) )
Whelan, Christal 『Kansai Cool: A Journey into the Cultural Heartland of Japan』(Tuttle Publishing)
ISBN:978-4-8053-1280-3
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
[授業外学習(予習・復習)等]
Readings and discussion questions will be assigned for each class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系110
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
前期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
形態 外人実習 言語 英語
Introduction to the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
This course will focus on the art and practice of translation through an examination of English-language
translations of acclaimed modern Japanese short stories. Students will have the opportunity to analyze these
works and study the techniques used by leading translators in the field.
[到達目標]
Students will become familiar with basic techniques of literary analysis and use the skills acquired in the
class in order to both evaluate and appreciate English translations of Japanese literature.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be either a group or individual translation project. Individual students
will be responsible for producing either a complete translation of a single short work or one portion of a
longer work as part of a collective translation of a previously untranslated work of Japanese literature.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese every two weeks.
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
There is no special preparation required for participation in the class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系111
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者所属・
<英訳>
English Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
後期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
外人実習
形態
言語 英語
Refining the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
As in the spring offering, this course will focus on the art and practice of translation through an examination
of English-language translations of acclaimed modern Japanese short stories and then Japanese translations of
American short stories. Students will have the opportunity to analyze these works and study the techniques
used by leading translators in the field.
[到達目標]
Students will become familiar with the basic techniques of literary analysis and use the skills acquired in the
class to both evaluate and appreciate translations of literature from Japanese to English and English to
Japanese.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals. In the latter portion of the course, students will
then examine Japanese translations of contemporary American short stories.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be a group or individual translation project. Students will be asked to
produce either a translation of a portion of a previously untranslated work of English or American literature
or an analysis of varying English translations of a work of Japanese literature or American literature.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese every two weeks.
英語学英文学(外国人実習) (2)へ続く↓↓↓
英語学英文学(外国人実習) (2)
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
No special preparation is required for participation in the course.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系112
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
前期
准教授 森 慎一郎
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
翻訳の実践I
[授業の概要・目的]
英語文学(主に小説)の日本語への翻訳という作業を通じて、文学作品読解の精度を高めると同時
に、言葉への感性を磨き、言語芸術のあり方への理解を深めることを授業の目的とする。
[到達目標]
辞書その他のツールを最大限に活用し、英語文学作品を隅々まで正確に読む力を身につけること。
そうして読み取った事柄を翻訳にしかるべく反映させられるだけの繊細で柔軟な日本語表現力を身
につけること。
[授業計画と内容]
各回、こちらから配布する英文テクスト(短篇小説など、数ページ分)をあらかじめ指名した数
名の当番に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する。そうして翻訳とい
う作業を実地に経験してもらいながら、その過程において遭遇する翻訳をめぐる諸問題について適
宜解説する。
進行予定は次のとおり。
第1週:イントロダクション
第2∼15週:翻訳実践
なお、以上は予定であり、授業の方式は受講者数等によって多少変わる可能性がある。
[履修要件]
後期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の実践II)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点100%で評価する。当番の回の翻訳の質に加えて、他の受講者の翻訳に関する質問・コメン
トなど、学期を通じた授業への貢献度も重視する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業前の準備は必須。当番の受講者には、課題テクストの翻訳原稿および翻訳上の問題点等を記し
たメモを事前に提出してもらう。当番でない受講者も、毎回の課題テクストをきちんと読み、事前
にメール等で配布する担当者の訳稿も十分に検討したうえで授業に臨むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系113
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
後期
教授
若島 正
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
翻訳の理論と実践 II
[授業の概要・目的]
翻訳(英→日)のトレーニングを行う。
文学翻訳の作業を通じて、英語文学作品読解の精度を高めると同時に、言葉への感性を磨き、言語
芸術のあり方への理解を深めることを授業の目的とする。
[到達目標]
翻訳の基礎知識を習得するとともに、文化における翻訳の重要性について理解を深める。
[授業計画と内容]
前半(第1回から第8回)は各回こちらで用意した英文テクスト(短編など、数ページのもの)
を3∼5人程度の受講者に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する、と
いう形で進める。後半(第9回から第15回)は翻訳するテクストの選定から受講者に行ってもら
う予定。そうして実地に翻訳という作業を経験してもらいながら、その都度生じる翻訳をめぐる問
題について解説を行う。また、学期末には、各自選んだ文学作品の翻訳を課題として提出してもら
う。
[履修要件]
前期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の理論と実践 I)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%と期末の翻訳課題50%を合わせて評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
あらかじめ指名された各回の担当者は、翻訳のドラフトを作成すると同時に、その作業中に調べた
ことや考えたことを配布用のメモにまとめること。メモはA4で1枚を標準とする。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系114
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
准教授 廣田 篤彦
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
前期
Bibliography & Palaeography入門
[授業の概要・目的]
明星大学がオンラインで公開している、シェイクスピアの二つ折り本のデータベースを利用しなが
ら、書誌学ならびに古文書学の基礎を身につけることを目指す。
[到達目標]
以下の習得を目標とする。
・書誌学の基礎
・古文書学の基礎
・文献に関するデータベースの使い方の基礎
・シェイクスピア演劇についての基本的な知識
・17世紀のシェイクスピアのテクスト編纂についての基本的な知識
[授業計画と内容]
Meisei Shakespeare Collection Database (http://shakes.meisei-u.ac.jp/)では、同大学が所蔵するシェイク
スピアの二つ折り本から、First Folio (1623) MR774, Second Folio (1632) MR 3571, Third Folio(1664)
MR733それぞれの画像が公開されて、研究・教育に利用できるようになっており、これらはそれぞ
れ手書きの書き込みが見られる点でも貴重な文献となっている。本講義では、明星大学の許可を得
てこのデータベースを利用しながら、17世紀に刊行された本について書誌学ならびに古文書学的な
観点からの検討を行うとともに、現代版との違いについて考察する。
以下の順で講義を進める。本講義ではFirst Folio所収のAll’s Well That Ends Wellを主な検討の対象
とする。
I. イントロダクション (第1週)
William Shakespeare, First Folio, Meisei Shakespeare Collection Database, All’s Well That Ends Wellそれ
ぞれについての解説
II. 書誌学 (第2-8週)
受講者の習熟度によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、以
下の順で授業を進める。
1. folioの意味、signatures、初期近代の綴りの特徴
2. First Folioの問題点: compositors, speech prefixes
3. First Folioテクストの読解ならびに現代版との違いの検討
4. Second Folio, Third Folioの解説ならびにFirst Folioとの比較
III. 古文書学 (第9-14週)
受講者の習熟度によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、以
下の順で授業を進める。
1. 各種字体の解説ならびにMR774への書き込みの著者について
2. MR774への書き込みの特徴の解説、実際の書き込みの読解ならびに解釈
アメリカ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義)(2)
3. MR733への書き込みの読解、MR774との字体の比較
IV. まとめ (第15週)
過去14週の授業を基に、文献データベースの更なる活用について討論を行う。
フィードバックについては授業中に指示をする。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業の進展に伴い複数回提出を求める作業レポートにより評価する。レポートの詳細については授
業の中で指示をする。
[教科書]
許可を得た上でMeisei Databaseから印刷したハンドアウトを適宜配布する。
[参考書等]
(参考書)
All’s Well That Ends Wellについては、Oxford, New Cambridge, Arden版等、注釈つきの現代版が容
易に手に入る。それぞれの版の細かい違いに留意しながら複数をFirst Folioと読み比べることを勧め
る。日本語訳としては小田島雄志訳(白水社)が簡単に入手できる。
その他の参考文献、参考となるデータベースについては授業中に紹介をする。
[授業外学習(予習・復習)等]
受講者各自がMeisei Shakespeare Collection Databaseにアクセスをして、実際に二つ折り本の画像を参
照しながら自主的に学習をすることが求められる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系115
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
後期
教授
佐々木 徹
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
伝記文学に関する考察
[授業の概要・目的]
Hermione Lee著『Biography』をテクストに用いて、伝記文学の諸問題について考察する。
[到達目標]
伝記文学に関する基本的な知識を獲得するとともに、それを発展的に生かす能力を養う。
[授業計画と内容]
テクストは本文140ページなので、おおよそ、1回の授業で10ページの見当で進む。
授業で要点は解説し、説明は加えるが、予習してくること。
第1回目のイントロダクションに続いて、次のような時間配分で進行する予定。
1 The Biography Channel (2週)
2 Exemplary Lives (2週)
3 Warts and All (1週)
4 National Biography (2週)
5 Fallen Idols (2週)
6 Against Biography (1週)
7 Public Roles (2週)
8 Telling the Story (2週)
16週目のフィードバックは、研究室で授業に関連する質問に答える形で行う。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、学期末レポートによって評価する。
[教科書]
Hermione Lee 『Biography』(OUP)ISBN:978-0199533541
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
1回の授業でほぼ10ページ進むので、その分はあらかじめ目を通しておくこと。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系116
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
前川 玲子
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
ユダヤ系アメリカ文学に描かれた大学
[授業の概要・目的]
本講義では、ユダヤ系作家Bernard Malamud(1914-1986)のA New Life (1961)を精読し、その作品世界
を時代的背景やエスニシティ、ジェンダーの問題とも連動させながら読み解く。この授業では、作
者自身のオレゴン州立大学での教職経験を下敷きにしたこの作品の自伝的要素、元アル中のユダヤ
系新米教師の新天地での「再生」というアメリカ的テーマとそのパロディー化の要素、そして制度
としての大学に対する風刺的視点などに注目していきたい。ホロコーストなど深刻なテーマが多い
Malamudの作品世界の多様性や、失敗を繰り返す「ダメ男」を主人公にした作品群との関連など、
作品をさまざまな視点から検証していきたい。
[到達目標]
戦後のアメリカ文学のなかで重要な要素を占めるユダヤ系作家の作品を原語で正しく読めるように
なる。アメリカ文学の伝統的要素とその変容、変奏の諸相を学び、20世紀アメリカ文学の全体的
理解ができるようになる。課題(レポート)に関して、自主的、継続的的に取り組む能力を養う。
[授業計画と内容]
以下の各項目について講述する。各項目には、受講者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示
した週数を充てる。各項目の講義の順序は固定したものではなく、担当者の講義方針と受講者の背
景や理解の状況に応じて、講義担当者が適切に決める。なお、主に扱う作品であるA New Life は
315ページで、学生は一週25ページほどのペースで読み進み、その間に講義を織り込む。最後
の数週は、本作品出版当時の書評や研究者によるさまざまな解釈を検証する。授業の最初に決めら
れた範囲内で英語での質問を行う。
1.本作品の背景と作者の自伝的背景【3週】
2.作品の構造とパロディ的要素、アメリカ古典文学からの「本歌どり」的要素【3週】
3.Malamud文学の主人公の類型【3週】
4.アメリカ文学のなかの大学像・知識人像【4週】
5.同時代人のみたMalamudと全体のまとめ・レポート提出にあたっての注意など【2週】
フィードバック方法は授業中に指示する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
討論への積極的な参加(10点)、個別報告(2回、各20点)、レポート(50点)により評価する。
レポートおよび個別報告については到達目標の達成度に基づき評価する。
・4回以上授業を欠席した場合には、単位を認めない。
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
・独自の工夫が見られるものについては、高い点を与える。
[教科書]
Bernarad Malamud 『A New Life』(Penguin)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業前に、すべての学生が予習していることが重要である。また、個別報告にあてられた学生は、
レジュメを用意し、作品の要約、分析などを行い、その日のディスカッションの主導的役割を果た
すことが期待される。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは、月曜日、木曜日の昼休みに研究室に在室
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系117
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
認知文法研究
[授業の概要・目的]
この授業では、認知文法、構文文法の最新の動向を把握すると共に、得られた知見を受講者各自の
研究テーマへと発展的に応用させることを目的とする。
[到達目標]
・認知言語学の理論的枠組みを理解し、言語学的研究に応用する観点を習得する。
・言語事象に対する観察力を養う。
[授業計画と内容]
認知言語学の代表的な学術雑誌である Cognitive Linguistics や、近刊の論文集を中心とし、受講者各
自の興味関心に応じ、英語論文を各回1本ずつ取り上げる。担当者が論文の概要を発表し、その内
容について、全員でディスカッションを行う。論文の担当は、初回授業で割り当てる。1本の論文
(20∼30ページ程度)を1名ないし2名で担当する予定。
[履修要件]
・言語学全般、あるいは認知言語学の基礎知識を備えていること。
・大学院生を主体とした演習授業であるため、受講者多数の場合は履修制限を設ける場合がある。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
学期末のレポート (70%)、授業への取り組みの状況(30%) から総合的に評価する。
[教科書]
論文のコピーまたはPDFファイルを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
指定された論文を読み、問題点を明らかにした上で授業に臨むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系118
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
認知意味論研究
[授業の概要・目的]
この授業では、認知意味論を中心に取り扱い、メタファーやメトニミー、イディオムなど言語の意
味拡張に関わる様々な現象を考察する。
[到達目標]
・認知言語学の理論的枠組みを理解し、言語学的研究に応用する観点を習得する。
・言語事象に対する観察力を養う。
[授業計画と内容]
はじめに認知意味論の理論的発展と現在の動向を概要した後、具体的な事例研究を扱う英語論文を
取り上げる。事例そのものは英語に限定せず、日本語はじめ様々な言語における意味的現象を考察
する。受講者はその論文内容の発表を順に担当すること。その内容に基づき、受講者相互で議論を
深めていく。
[履修要件]
・言語学全般、あるいは認知言語学の基礎知識を備えていること。
・大学院生を主体とした演習授業であるため、受講者多数の場合は履修制限を設ける場合がある。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
学期末のレポート (70%)、授業への取り組みの状況(30%) から総合的に評価する。
[教科書]
論文のコピーまたはPDFファイルを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
指定された論文を読み、問題点を明らかにした上で授業に臨むこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系119
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・ 大阪大学 里内 克巳
職名・氏名 言語文化研究科 准教授
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
マーク・トウェインと自伝
[授業の概要・目的]
『トム・ソーヤ―の冒険』『王子と乞食』などで知られる19世紀アメリカを代表する文学者の生涯
・作品・時代背景を、彼が晩年に力を注いだ自伝の試みを手掛かりとして理解する。
[到達目標]
●文学者トウェインの主要作品と実人生との関連性について説明できる。
●英語で書かれた自伝的な文章を読み、文体の特徴・叙述の進め方・レトリック上の工夫などにつ
いて説明できる。
●自伝という文学ジャンルの持つ特性や、学術研究の素材として扱う際の着眼点について説明でき
る。
●読んだ英文の内容や、読むことを通して得た洞察や問題意識を、分かりやすくかつ効果的に他の
人に伝え、共有することができる。
[授業計画と内容]
マーク・トウェインは晩年に、口述筆記による大部の自伝を試みたが、生前は未刊行に終わった(
没後百年にあたる2010年より、完全版自伝の刊行が開始)。しかしその一部は、Chapters from My
Autobiographyというタイトルで雑誌North American Reviewに連載された。本特殊講義では、この生
前に公表された自伝的文章を連載順に読むことを、中心的な活動として行う。毎回の授業では、あ
らかじめ指定された受講者が読んだ内容を説明し、その後、他の受講者・教員間での英文の検討や
意見交換へと移る。ただし、受講者の人数や学力に応じて、講読ペースや内容理解の方法が変更さ
れる可能性もある。自伝の内容に関連する、トウェインの〈人と作品〉に関する背景知識は、教員
が受講者にその都度提供していく。またトウェインから離れて、自伝研究の方法論に関する説明を
行うこともある。講義・講読・議論を組み合わせた授業となる予定。
第1回 イントロダクション
第2回 Chapters from My Autobiography (1) [September 7, 1906]
第3回 Chapters from My Autobiography (2) [September 21, 1906]
第4回 Chapters from My Autobiography (3) [October 5, 1906]
第5回 Chapters from My Autobiography (4) [October 19, 1906]
第6回 Chapters from My Autobiography (5) [November 2, 1906]
第7回 Chapters from My Autobiography (6) [November 16, 1906]
第8回 Chapters from My Autobiography (7) [December 7, 1906]
第9回 Chapters from My Autobiography (8) [December 21, 1906]
第10回 Chapters from My Autobiography (9) [January 4, 1907]
第11回 Chapters from My Autobiography (10) [January 18, 1907]
第12回 Chapters from My Autobiography (11) [February 1, 1907]
第13回 Chapters from My Autobiography (12) [February 15, 1907]
第14回 Chapters from My Autobiography (13) [March 1, 1907]
第15回 まとめ(授業の振り返り、レポートの講評、個別指導など)
*スケジュール表でのカッコ内は、初出掲載時の日付
アメリカ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義)(2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点80点+学期末レポート20点により評価する。
平常点とは、出欠・発表・授業参加の仕方を総合したもので、基本的に減点法で評価を行う。欠
席は1回がマイナス5点。ただし、出席であっても授業態度に問題のある場合(大幅な遅刻、授業
途中の頻繁な出入り、居眠り、私語、内職、スマホいじりなど)は、減点ないし欠席扱いとする。
事前にまったく予習せずに授業に臨んだり、発表の仕方や内容に大きな問題があったりする場合に
も、同様な形で減点する。逆に、優れた発表をしたり積極的に良い意見を出したりして授業運営に
貢献した場合には、その度合いに応じて加点される(1回の授業につき3点まで加点)。
学期末レポートについては、授業が半分まで進んだ6月に詳細を通知するが、授業での学びを振
り返ると共に、自身で独自に調べ考察したことを盛り込むようなエッセイ・ライティング(日本語
ないしは英語)の課題となる予定である。
[教科書]
Mark Twain 『Autobiographical Writings』(Penguin Classics)ISBN:978-0-14-310667-8
上記の本をテキストとして使用する。それ以外の参考書・文献は授業時に適宜紹介される
[参考書等]
(参考書)
(関連URL)
http://bancroft.berkeley.edu/MTP/ (カリフォルニア大学バークレー校バンクロフト図書館が運営してい
る“Mark Twain Papers & Project”)
http://twain.seesaa.net/(日本マーク・トウェイン協会HP)
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回の授業では、平均して12ページ程度のペースで下記のテキストを読み進めていく。指定された
範囲をあらかじめきちんと読み、自分なりに理解したうえで授業に臨むのが大前提となる。英語を
読み慣れない受講者の場合、おそらく1回の授業につき6時間前後の準備時間が必要になるので、
毎週の授業外での学習計画をよく考えて立てる必要がある。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは設けられていない。授業時間外で質問・相談したいことがあれば、電子メールで
連絡できる。 [email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系120
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
同志社大学 文学部 准教授 藤井 光
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
現代アメリカ文学のフィクションとノンフィクションの間
[授業の概要・目的]
現代アメリカ作家たちにとり、ノンフィクションの執筆は、フィクションの創作と同じほど重要な
活動になりつつあり、Creative Nonfictionというジャンルの隆盛の原動力の一つとなっている。この
授業では、一人の現代作家につき、ノンフィクションとフィクション作品をそれぞれ一作品ずつを
併読していく。
[到達目標]
フィクションとノンフィクションは、従来は二つの異なるジャンルであると捉えられがちであり、
前者に優位が置かれる傾向にある。本授業では、物語としての要素がノンフィクションをいかに支
えているか、フィクションのもつ意義とは何であるのかを志向することにより、創作とは何である
のかという根本的な問いを再考できるようになることを目標とする。
[授業計画と内容]
一人の作家に二週を割く。
第一回 イントロダクション
第二回 Wells Tower, "The Old Man at Burning Man"
第三回 Wells Tower, "Retreat"
第四回 Karen Russell, "The Blind Faith of an One-Eyed Matador"
第五回 Karen Russell, "Vampires in the Lemon Grove"
第六回 Richard Powers, "The Book of Me"
第七回 Richard Powers, "Genie"
第八回 George Saunders, "Tent City, U.S.A"
第九回 George Saunders, "CivilWarLand in Bad Decline"
第十回 Daniel Alarcon, "All Politics is Local"
第十一回 Daniel Alarcon, "flood"
第十二回 Denis Johnson, "Boomtown, Iraq"
第十三回 Denis Johnson, "The Largesse of the Sea Maiden"
第十四回 レポート作成にあたっての質疑
第十五回 まとめ
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%(各作品についての発表およびディスカッションを評価する)、期末レポート50%(英
文・和文どちらでも可)。レポートの内容については授業時に指示する。
[教科書]
適宜プリントを配布する。
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
それぞれの作品を事前に読み、疑問点などを整理してくること。また、ノンフィクション作品の読
解にあたっては、それが取り上げている特定の時代や社会状況などの知識を調べてくることが望ま
しい。
(その他(オフィスアワー等))
教員の連絡先については、初回時の授業で配布する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系121
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
京都府立大学 文学部 出口 菜摘
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 月2
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
アメリカ詩を読む
[授業の概要・目的]
このクラスの目的は、アメリカ詩を通じて言葉の性格やその働きについての理解を深めることであ
る。具体的には、詩を以下の3点から考える。①意味(比喩、寓意、詩語、言葉の選択)②音(韻
律、詩型、擬態語)③視覚(図形詩、象形文字、イメージ)これら3点と作品テーマとの関連、詩
人の伝記的背景や当時の社会状況の考察、またイギリス詩との比較も行う。
[到達目標]
言葉が何を表しうるかについて理解する。
[授業計画と内容]
1.Introduction
2.Robert Frost
3.Walter Whitman
4.Emily Dickinson
5.William Shakespeare
6.William Wordsworth
7.John Donne
8.William Carlos Williams 9.Lewis Carroll 10.Ezra Pound
11.T. S. Eliot
12.E. E. Cummings
13.Elizabeth Bishop
14.Sylvia Plath
15. Review
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点とレポートを総合的に評価する
[教科書]
初回授業でプリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
指定した作品について読みどころを説明できるようにしておく。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系122
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木5
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
中英語詩研究(3): Chaucer, _The Nun's Priest's Tale_
[授業の概要・目的]
中世イギリス文学を代表する詩人Geoffrey Chaucer(1340?-1400)の_The Canterbury Tales_から_The
Nun's Priest's Tale_を取り上げ、言語、題材等の観点から精読します。
[到達目標]
この授業は、
(1) 原典を音声・音韻、語彙、統語、意味、文体等の観点から精読により、Chaucerの豊かな言語世
界に親しむこと
(2) 中世から現代へとつながる英語の脈流に触れることを通じて、現代英語に対する理解を深める
こと
を目標にします。
[授業計画と内容]
第1回 英語史の復習
第2-3回 Chaucerの人と文学
第4回 辞書(OED, MED)の引き方
第5回∼ 作品の講読
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点およびレポートで評価します。評価方法も含めて、授業の進め方を第1回目に説明しますの
で、受講を考えている人は必ず出席してください。
[教科書]
Larry D. Benson (gen. ed.) 『The Riverside Chaucer 3rd ed.』(Oxford University Press)ISBN:978-0-19955209-2
Riverside版以外のテキスト(Blake, Skeat, etc.)でもかまいません。
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
第1回目の授業で参考文献のリストを配布します。
[授業外学習(予習・復習)等]
・教室ではテキストを読むことが中心になるので、授業で取り上げられた項目について、各自英語
史の概説書で確認し、理解を深める必要があります。
(その他(オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系123
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木5
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
中英語詩研究(4): Chaucer, _The Franklin's Tale_
[授業の概要・目的]
中世イギリス文学を代表する詩人Geoffrey Chaucer(1340?-1400)の_The Canterbury Tales_から_The
Franklin's Tale_を取り上げ、言語、題材等の観点から精読します。この作品は時に中英語ロマンス
の下位分類の一つである'Breton lai'に含められることがあるので、それとの関連についても考察し
ます。
[到達目標]
この授業は、
(1) 原典を音声・音韻、語彙、統語、意味、文体等の観点から精読により、Chaucerの豊かな言語世
界に親しむこと
(2) 中世イギリスにおけるvernacularな文学の伝統に関心を持つ
(3) 中世から現代へとつながる英語の脈流に触れることを通じて、現代英語に対する理解を深める
こと
を目標にします。
[授業計画と内容]
第1回 Chaucerの英語(復習)
第2回 Chaucerと中英語ロマンス
第3回∼ 作品の講読
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点およびレポートで評価します。評価方法も含めて、授業の進め方を第1回目に説明しますの
で、受講を考えている人は必ず出席してください。
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
Larry D. Benson (gen. ed.) 『The Riverside Chaucer 3rd ed.』(Oxford University Press)ISBN:978-0-19955209-2
Riverside版以外のテキスト(Blake, Skeat, etc.)でもかまいません。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
第1回目の授業で参考文献のリストを配布します。
[授業外学習(予習・復習)等]
・教室ではテキストを読むことが中心になるので、授業で取り上げられた項目について、各自英語
史の概説書で確認し、理解を深める必要があります。
(その他(オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系124
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・ 大阪大学大学院 職名・氏名 文学研究科 教授
開講年度・ 2015・
曜時限 水2
開講期
前期
服部 典之
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
『ガリヴァー旅行記』徹底注釈
[授業の概要・目的]
ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』が決して子どもの読み物にとどまるものではな
く、極めて重層的なテキストであることは文学史の常識である。本講義では、岩波書店『ガリヴァ
ー旅行記 徹底注釈』が刊行されたのを機に、徹底的にかつ深くこのテキストを読み解くことを目
的とする。
[到達目標]
文学作品の読解は、文法的表面的なものだけでは不十分で、社会的状況、文学伝統、作者の韜晦
など、極めて多層的な視線で読まなくてはならない。本講義では、『ガリヴァー旅行記』を例に、
このような読みを試みることで、基本的及び応用的読みの鍛錬を行いたい。
[授業計画と内容]
1セメスターの授業であるため、第一部「リリパット」と第二部「ブロブディンナグ」までを精
読する。全15回の授業を行うが、ページ数を授業回数で割って着実に進んでいく。必ず最後まで読
み切る。講義であるから受講生を授業中に指名して意見を求めたり議論をしたりはしないが、授業
の終わりにコメントペーパーを書いてもらい、質問や感想を記入してもらい、それを次回の講義で
フィードバックする。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
コメントペーパーを重視することもあり、出席は必須である(やむを得ない事情があるときはあ
らかじめ通知すること)。授業参加が50パーセント、期末に書いてもらうレポートが50パーセント
で授業評価を行う。
[教科書]
Jonathan Swift 『Gulliver's Travels』(Oxford University Press (Japan) Ltd.; Reprint版 (2008/08))ISBN:
0199536848
[参考書等]
(参考書)
無し
[授業外学習(予習・復習)等]
あらかじめ授業で進む範囲に目を通しておいてください。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系125
未更新
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
関西大学 文学部 准教授 LAMBERT, Raphael
職名・氏名
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
開講年度・ 2015・
曜時限 月5
開講期
後期
African American Literature: James Baldwin's Legacy
[授業の概要・目的]
This course will focus on James Baldwin’s Another Country (1962), a novel set in Greenwich Village in the
late 1950s that tackles such issues as bisexuality, interraciality, and adultery. We will explore these off-limits
issues through the prism of the rampant racism that surrounds Rufus, the central character who commits
suicide in the first part of the story, and whom Baldwin called,“the black corpse floating in the national
psyche.”Our reading of Baldwin will help understanding what has been called, in the wake of recent racerelated events in the United States of America, "institutional racism."
[到達目標]
The purpose of the course is to help students hone their analytical skills. Through a close reading of Baldwin
’s elegant prose and a thorough examination of the taboo issues that pervade the story, students will write
weekly responses in which they demonstrate their ability to develop a convincing argumentation. While the
course emphasizes methodology, it really aims for students to create their own knowledge of the text so as to
become proficient readers and thinkers.
[授業計画と内容]
Week 1: General Introduction on James Baldwin
Week 2: Main Themes in Another Country (1962) + Short excerpt practice
Week 3: Response Writing Methodology + practice
Week 4-7: “Book One: Easy Rider”(weekly responses)
Week 8-11: “Book Two: Any Day Now”(weekly responses)
Week 12-15: “Book Three: Toward Bethlehem”(weekly responses)
[履修要件]
Attendance is compulsory.
No more than 3 absences are tolerated.
Tardiness is not an option.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
The course will be entirely based on weekly responses and in-class participation.
A response is about 300-350 words in length.
In-class participation: 30%
Weekly responses: 70%
[教科書]
James Baldwin 『Another Country (1962)』(Vintage International (1992))ISBN:ISBN-10: 0679744711(
Available in paperback version on Amazon.jp for about \1,865 )
アメリカ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
Weekly reading assignment: about 30 pages.
Responses: based on the weekly reading assignment.
Preparation time will depend on each student.
estimate reading + response writing: 2-3 hours per week.
Response writing implies: reading + brainstorming + outlining + writing + proofreading.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系126
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
前期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
Elementary Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to refine their English writing skills, and particularly
those skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays such as those
characteristic of literary criticism.
[到達目標]
Our goal is to achieve a marked improvement in the writing skills of each student in the class.
[授業計画と内容]
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which various skills necessary for
writing cogently in English will be addressed. Each class will open with a warm-up session devoted to
practical exercises that are designed to review the basic grammar and usage required for effective writing.
In the second session of each class, the instructor will introduce a brief reading pertinent to the goals of the
class. These readings will generally be excerpts of film or literary criticism, or newspaper columns and
reviews concerned with language, writing and the arts. Students will be asked to read, analyze, and discuss
these examples in class. These readings will serve as models for later student efforts and will provide students
an opportunity to examine how sophisticated arguments are structured and facts are presented.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing exercises. Students will be assigned specific writing tasks each week. Students may,
however, choose to work on revising previously completed writing or works in progress in place of the topics
assigned by the instructor.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
There is no special preparation required for participation in the class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系127
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
Advanced Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to further refine their English writing skills, and
particularly those skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays
such those characteristic of literary criticism.
[到達目標]
Our goal is to achieve marked improvement in the writing skills of each student in the class.
[授業計画と内容]
This course is intended primarily for students who have previously composed academic papers in English and
wish to polish their early work or to embark on new writing projects. The structure of individual class
sessions will resemble those in the spring elementary course.
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which techniques required for writing
cogently in English will be addressed. The first portion of the class will begin with a session devoted to
reading and analysis of a superior example of writing by a well-known author. These readings will serve as
models for student efforts and will provide students an opportunity to examine how sophisticated arguments
are structured and facts are presented.
The second portion will focus on building appropriate vocabulary for academic writing in the humanities and
distinguishing levels of formality in written language.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing projects of their own choosing. Students will receive individual guidance on revising
and editing previously submitted passages of their writing.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
There is no special preparation required for participation in the class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系128
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (1)
[授業の概要・目的]
戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) を生み出した文学的背景について検討してみる。
T.S. Eliot などに代表されるモダニズムとは一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあっ
たのだろうか。19世紀末より活躍していた Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘される
ところだが、Larkin の詩を精読すれば、16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[到達目標]
During the first semester, we look at Larkin's poetic technique in comparison with Hardy, learning to
recognize key features of their diction, prosody and style. What makes these poets unique? How do they
differ from each other?
[授業計画と内容]
SPRING SEMESTER
[1] course introduction
[2] Thomas Hardy, 'The Selfsame Song' (1922), and Philip Larkin, 'The Trees' (1967)
[3] Philip Larkin, 'Home Is So Sad' (1964) and Thomas Hardy, 'At the Piano' (1917)
[4] Thomas Hardy, 'An August Midnight' (1899) and 'During Wind and Rain' (1917)
[5/6] Philip Larkin, 'The Whitsun Weddings' (1957)
[7] Philip Larkin, 'The Mower' (1979) and Thomas Hardy, 'The Blinded Bird' (1916)
[8] Thomas Hardy, 'Neutral Tones' (1867)
[9] Philip Larkin, 'Wild Oats' (1963)
[10] Dylan Thomas, 'Do not go gentle into that good night' (1937)
[11] Thomas Hardy, 'Drummer Hodge' (1899) and Philip Larkin, 'MCMXIV' (1960)
[12] Philip Larkin, 'For Sidney Bechet' (1956)
[13] Thomas Hardy, 'The Darkling Thrush' (1900)
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[14] Philip Larkin, 'This Be The Verse' (1971) and Robert Louis Stevenson, 'Requiem' (1887)
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況(25%)、中間課題(25%)、および学期末試験(50%)
[教科書]
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
The course is conducted in English, with frequent interaction between teacher and students, and so students
should be willing to work within that kind of dynamic classroom environment. No previous knowledge of the
poetry of Philip Larkin is required, although knowledge of English literary history and experience of reading
English poetry are certainly helpful.
(その他(オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系129
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 英語
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (2)
[授業の概要・目的]
戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) を生み出した文学的背景について検討してみる。
T.S. Eliot などに代表されるモダニズムとは一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあっ
たのだろうか。19世紀末より活躍していた Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘される
ところだが、Larkin の詩を精読すれば、16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[到達目標]
During the second semester, we broaden our study of poetic presences within Larkin's poetry to look at poets
as diverse as Marvell, Betjeman and Auden. The focus of the course is less on technical analysis a more on
historical and thematic appreciation with a 3,000 word essay to be written at the end. What is Larkin's place
in the English poetic tradition, and what (if anything) is he telling us?
[授業計画と内容]
AUTUMN SEMESTER
[1] parody of Kingsley Amis, 'Lucky Jim' (1954)
[2] Donald Davie, 'Autumn Imagined' (1963) and Kingsley Amis, 'Wasted' (1973)
[3] W.B. Yeats, 'The Dawn' (1916) and Philip Larkin, 'Dawn' (1945)
[4] Philip Larkin, 'An Arundel Tomb' (1956)
[5] W.H. Auden, 'September 1, 1939' (1939)
[6] interview with Philip Larkin, 'The Art of Poetry' ('The Paris Review', 1982)
[7] Philip Larkin, 'Sad Steps' (1968) and Philip Sidney, Sonnet 31, 'Astrophel and Stella' (circa 1581)
[8] Philip Larkin, 'Aubade' (1977)
[9] Andrew Marvell, 'To His Coy Mistress' (circa 1649)
[10] Philip Larkin, 'Deceptions' (1950) and William Shakespeare, Sonnet 129 (1609)
[11] John Betjeman, 'Slough' (1937)
[12] Philip Larkin, 'Going, Going' (1972)
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[13] Carol Ann Duffy, 'Anne Hathaway' (1999)
[14] Philip Larkin, 'Born Yesterday' (1954)
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況(25%)、中間レポート(25%)、および学期末レポート(50%)
[教科書]
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
The course is conducted in English, with frequent interaction between teacher and students, and so students
should be willing to work within that kind of dynamic classroom environment. No previous knowledge of the
poetry of Philip Larkin is required, although knowledge of English literary history and experience of reading
English poetry are certainly helpful.
(その他(オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系130
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
立教大学 文学部 教授 後藤 和彦
職名・氏名
授業
使用
開講年度・ 2015・
開講期
前期集中 曜時限 集中講義 形態 特殊講義 言語 日本語
『ハックルベリー・フィンの冒険』を読む
[授業の概要・目的]
なぜ『ハックルベリー・フィンの冒険』はアメリカ文学の「古典」と称されることになったのか
――この問いかけを授業の中核におく。この作品は1885年出版された。しかし、作品が扱っている
時代は1830年代中葉から1840年代中葉。そして作品は、作家マーク・トウェインが少年時代を過ご
した合衆国のほぼ中心に位置する州の川沿いの町に始まり、合衆国の中心を流れる大河ミシシシッ
ピを南へ、川の流れに従って川下へと舞台を移しつつ進んでゆく。この小説が「アメリカの古典」
である意味を、この本が出された時代、この本が舞台とした時代や場所、そしてマーク・トウェイ
ンという作家がこの小説を生み出すまでにたどった生き様――この作品はトウェインの代表作であ
り、彼が50歳になる年に出された――にまずは求めてみたい。しかし、一方で「この小説が合衆国
を代表する古典なんてトンデモナイ」、そういう意見もここ十数年しばしば聞かれる。それはなぜ
か?この問題も、実はこの小説が「古典」とみなされるのはなぜかという問題と連動しており、す
べてはこの小説が出されて以降、現在にいたるまでアメリカという国がたどってきた歴程にかかわ
っている――以上のことを念頭において、作品全体を通読してゆきたい。
[到達目標]
1.小説で用いられているアメリカの口語英語表現に親しむ。
2.小説家マーク・トウェインの生涯を知る。
3.小説『ハックルベリー・フィンの冒険』を通読し、内容を理解する。
4.1861年から65年の南北戦争を中心としてアメリカ合衆国の歴史の概要を把握する。
5.奴隷制度、人種書隔離制度、公民権運動など、アメリカの黒人問題の歴史の概要を把握する。
[授業計画と内容]
1 オリエンテーション 授業の進め方などの確認
2 作品概説1 課題作の全体像を紹介する
3作品概説2課題作の歴史的背景を紹介する
4作家の生涯1 作者マーク・トウェインの前半生を振り返る
5作家の生涯2 作者マーク・トウェインの後半生を振り返る
6作品を読む1 作品第3章まで読む
7作品を読む2 作品第8章まで読む
8作品を読む3 作品第13章まで読む
9作品を読む4 作品第18章まで読む
10 作品を読む5 作品23章まで読む
11作品を読む6 作品第28章までを読む
12作品を読む7 作品第33章まで読む
13作品を読む8 作品第38章まで読む
14作品を読む9 作品最終章まで読む
15フィードバック 作品を通読したところで、作品を振り返り議論する
アメリカ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義)(2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
作品の英語になれ、この授業が設定する問題群をおおむね周知できた段階から、次回に読み進む
箇所の担当者を割り振り、担当箇所の要約、問題とすべき箇所のピックアップ、これに関する個人
的見解などを発表してもらうことにする。成績評価は通常の授業時に行うディスカッションへの貢
献度(20点)、担当者となったときの発表の準備とそのできばえ(40点)、2000字程度の最終レポ
ート(40点)による総合評価とする。
[教科書]
Mark Twain 『Adventures of Huckleberry Finn』(U of California P)ISBN:9780520266100
[参考書等]
(参考書)
Robert L. Ramsay and Frances G. Emberson 『A Mark Twain Lexicon』(Russell & Russell)(入手困難
につき研究室および図書館所蔵のものを参照。)
後藤和彦 『迷走の果てのトム・ソーヤーーー小説家マーク・トウェインの軌跡』(松柏社)ISBN:
9784881989333
[授業外学習(予習・復習)等]
翻訳でもよいので、とりあげる小説をあらかじめ読んでおいてください。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系131
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳>
American Literature (Special Lectures)
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
担当者所属・
職名・氏名
非常勤講師 Karen Corrigan
授業
使用
開講年度・ 2015・
開講期
前期集中 曜時限 集中講義 形態 特殊講義 言語 英語
Sociolinguistic Methodologies
[授業の概要・目的]
This course focuses on the diverse range of methods that are used in sociolinguistics to investigate patterns of
variation and change at different levels of the grammar. We will examine research on a wide variety of
Englishes across the globe including Asian Englishes which are distinctive on account of the fact that many
speakers of these varieties acquire them as second languages (L2). A particular focus of attention will be on
methods used to further our understanding of the sociolinguistics of Irish English varieties which,
interestingly enough, were also originally acquired as an L2 in the nineteenth century when large numbers of
speakers shifted from Irish to English. We will also look at the methodological practices underpinning
investigations of Tyneside English in the UK as well as other L1 Englishes in North America.
[到達目標]
The goals of the course are:
1.) To outline the socio-historical context of the spread of English world-wide.
2.) To provide case studies of key English varieties spoken globally, including the historical backdrop, social
context and linguistic characteristics of these.
3.) To introduce basic and more advanced methods used in sociolinguistic research to uncover patterns of
variation and change as well as attitudinal dispositions to particular varieties.
4.) To enable students to provide descriptions of the socio-cultural and linguistic features of specific English
dialects and how one might investigate these depending on a particular research question.
5.) To enable students to evaluate different sociolinguistic methods by encouraging them to think about their
advantages and disadvantages.
[授業計画と内容]
The course consists of 8x90-minute sessions, 2 sessions per day over 4 days. The sessions will be a mix of
lectures and more task-oriented workshops.
Day 1, Hour 1: The Roots of English: Causes and consequences of the spread of English.
Day 1, Hour 2: Varieties of English in the British Isles, Asia and North America.
Day 2, Hour 3: Workshop on ‘The Roots of English’ and Varieties of English’.
Day 2, Hour 4: The sociolinguistic interview, transcription and sociolinguistic corpora.
Day 3, Hour 5: Acceptability judgment tasks; matched-guise techniques and draw-a-map tasks.
Day 3, Hour 6: Workshop on methods.
Day 4: Hour 7: Group Pecha Kucha presentations: a case study of the methods
underpinning one sociolinguistic investigation of your choice (undergraduates).
Day 4: Hour 8: Group Pecha Kucha presentations: a case study of the methods
underpinning one sociolinguistic investigation of your choice (postgraduates).
アメリカ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義)(2)
[履修要件]
The course requires a fairly good command of spoken and written English as well as comprehension.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Group Pecha Kucha PowerPoint presentations on a case study of the methods underpinning one
sociolinguistic investigation of your choice (100%).
[教科書]
Christine Mallinson, Becky Childs and Gerard van Herk (eds.) 『Data Collection in Sociolinguistics:
Methods and Applications』(Routledge)ISBN:978-0-415-89857-7(Online version: http://www.
routledge.com/books/details/9780415898577/)
[参考書等]
(参考書)
Kortmann, Bernd and Edgar Schneider (eds.) 『A Handbook of Varieties of English, vol. 1: Phonology』(
Mouton de Gruyter)ISBN:3-11-017532-0
Kortmann, Bernd and Edgar Schneider (eds.) 『A Handbook of Varieties of English, vol. 2: Morphology and
Syntax』(Mouton de Gruyter)ISBN:978-3-11-017532-5(Online versions: http://www.dawsonera.com/
depp/reader/protected/external/AbstractView/S9783110197181)
Braj B. Kachru, Yamuna Kachru, Cecil L. Nelson. (eds) 『The Handbook of World Englishes』(WileyBlackwell)ISBN:9781405111850(Online version: http://onlinelibrary.wiley.com/book/10.1002/
9780470757598)
Kortmann, Bernd and Lunkenheimer, Kerstin (eds.) 『The Mouton World Atlas of Variation in English』(
Mouton de Gruyter)ISBN:978-3-11-028012-8(Information available online: http://www.ewave-atlas.org/
languages)
Beal, Joan C., Burbano-Elizondo, Lourdes and Llamas, Carmen 『Urban North Eastern English』(
Edinburgh University Press)ISBN:9780748641529
Setter, Jane, Cathy S. P. Wong and Brian H. S. Chan 『Hong Kong English』(Edinburgh University Press)
ISBN:9780748635962
Deterding, David 『Singapore English』(Edinburgh University Press)ISBN:9780748625451
Clarke, Sandra 『Newfoundland and Labrador English』(Edinburgh University Press)ISBN:
9780748626175
Corrigan, Karen P. 『Irish English, Volume 1: Northern Ireland』(Edinburgh University Press)ISBN:
9780748634293
Kallen, Jeffrey, L. 『Irish English, Volume 2: The Republic of Ireland』(De Gruyter)ISBN:978-1-61451129-8
Newman, Michael 『New York City English』(De Gruyter)ISBN:978-1-61451-212-7
[授業外学習(予習・復習)等]
Students are required to prepare at home the reading for the lectures as well as the exercises in the workshops
and Pecha Kucha presentations.
アメリカ文学(特殊講義)(3)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(特殊講義)(3)
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系132
授業科目名 アメリカ文学(演習I)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
前期
教授
授業
形態 演習
若島 正
使用
言語 日本語
NabokovのThe Real Life of Sebastian Knightを読む
[授業の概要・目的]
多言語作家Vladimir Nabokovが英語で書いた最初の長篇The Real Life of Sebastian Knightを、精読と速
読を併用して通読する。Nabokovの作品世界とその文体的特徴を理解することを授業の目的とした
い。
[到達目標]
英語で書かれた小説作品を丹念に読む、基本的な方法を習得する。
[授業計画と内容]
授業では、前半のうちは一語一語に気を配りながら丹念に精読する。後半では1回の授業につき10
ページ以上読み進め、最後まで読み切る。
進行予定は次のとおり。
第1∼7週:テキストの精読
第8∼15週:テキストの速読
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
Vladimir Nabokov 『The Real Life of Sebastian Knight』(Penguin)ISBN:978-0141185996
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
前半の精読では、ゆっくり時間をかけて、辞書を引きながら予習してくること。後半の速読では、
あらかじめ発表担当者を数名指名しておく。担当者はテキストの決められた範囲で調べてきたこと
や解釈などをまとめて、配布用のメモを作成すること。メモはA4で1枚を標準とする。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系133
授業科目名 アメリカ文学(演習I)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
後期
准教授 森 慎一郎
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
Nathanael West, The Day of the Locustを読む
[授業の概要・目的]
20世紀前半の異色作家Nathanael West (1903-40)の代表作の一つ、The Day of the Locust (1939)は、映
画の都ハリウッドを舞台に悪夢的アメリカを描き出す短めの長篇小説で、いわゆるハリウッド小説
の傑作とも言われる。ペーパーバックで130頁ほどのこの作品を、半期の授業で通読する。
[到達目標]
英語小説読解の精度を高めること。文学作品を一語一句にこだわりながら読む姿勢を身につけるこ
と。Westの文学世界ならびにハリウッド小説というジャンルへの理解を深めること。
[授業計画と内容]
授業では基本的に、輪読(訳読)形式でテクストを丁寧に読んでいく(1回3∼4ページ程度)。
ただし、このペースでは作品を読み終えることができないので、途中からは発表形式も併用して(
授業中に読み切れない範囲について輪番制で簡単に報告してもらう)読み進むペースを上げる予定。
この小説は27の短い章からなっており、おおよそ以下のスケジュールで授業を進めれば、半期で通
読できるはずである。
第1週:イントロダクション
第2∼7週:テクスト講読(1回につき1章)
第8∼14週:テクスト講読(1回につき3章)
第15週:まとめ(進度によってはこの回もテクスト講読にあてる)
なお、学期末には、作品を自由に論じるレポートを提出してもらう。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(70%)と期末レポート(30%)で評価する。いずれの評価においても、テクスト読解の精
度と解釈のアイデアを重視する。
[教科書]
Nathanael West 『Miss Lonelyhearts & The Day of the Locust』(New Directions)ISBN:978-0811218221
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
各回の授業で読み進む範囲の綿密な予習は必須。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系134
授業科目名 アメリカ文学(演習I)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金5
開講期
前期
教授
授業
形態 演習
家入 葉子
使用
言語 日本語
現代英語語法研究
[授業の概要・目的]
Meaning and the English Verb(Geoffrey Leech著)を読みながら、現代英語の動詞の用法を実践的
に学びます。また、必要に応じて、近現代英語の文法の変化を扱い、歴史的視点から現代英語を観
察します。
[到達目標]
現代英語における文体の使い分けを理解すると同時に、現代英語を「変動」の視点から見ること
ができるようになることを到達目標とします。
[授業計画と内容]
1回目 イントロダクション
2回目∼15回目 以下の作業の組み合わせによって進めていきます。
・教科書に指定した Meaning and the English Verb の講読。
・英語の変化に関する論文の講読。
・言語調査のための資料についての検討。
・学期末に提出するレポートの準備。
フィードバックについては、授業中に指示いたします。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への貢献度(20%)およびレポート(80%)によって評価を行います。
[教科書]
Geoffrey Leech 『Meaning and the English Verb』(ひつじ書房)
[参考書等]
(参考書)
Beth Levin. 『Englsih Verb Classes and Alternations』(The University of Chicago Press.)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
[授業外学習(予習・復習)等]
Meaning and the English Verbの予習(全員)及び、論文の講読(担当者)をお願いします。
(その他(オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系135
授業科目名 アメリカ文学(演習I)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金4
開講期
後期
教授
授業
形態 演習
家入 葉子
使用
言語 日本語
欽定英訳聖書と初期近代英語
[授業の概要・目的]
欽定英訳聖書を読みながら、初期近代英語に特徴的な語法を学びます。同時に、京都大学内で利
用可能なデータベースBible in Englishを利用して、異なる英訳聖書との言語比較を行います。
[到達目標]
初期近代英語を講読する力を養います。またミニリサーチを通じて、その研究の方法を身につけ
ることを到達目標とします。
[授業計画と内容]
1回目 イントロダクション
2回目∼15回目 以下の作業の組み合わせによって進めていきます。
・欽定英訳聖書の講読。
・英語の変化に関する論文の講読。
・データベースその他の言語調査のための資料についての検討。
・学期末に提出するレポートの準備。
フィードバックについては、授業中に指示いたします。
[履修要件]
履修条件とまではいえませんが、英語学講義(水曜日4時間目開講)を同時に受講すると、より
深く授業内容を理解することができます。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業への貢献度(20%)およびレポート(80%)によって評価を行います。
[教科書]
苅部恒徳・小山良一. 『欽定英訳聖書初版マタイ福音書』(研究社)
アメリカ文学(演習I)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(演習I)(2)
[参考書等]
(参考書)
寺澤盾 『聖書でたどる英語の歴史』(大修館書店)
橋本功 『聖書の英語―旧約原典から見た』(英潮社)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
[授業外学習(予習・復習)等]
欽定英訳聖書の予習(全員)及び、論文の講読(担当者)をお願いします。
(その他(オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系136
授業科目名 アメリカ文学(演習I)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
前期
准教授 廣田 篤彦
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
Peter Shaffer, Amadeus演習A
[授業の概要・目的]
Peter Shaffer, Amadeus (1979)の精読を通じて現代英国の演劇テクストの読み方の基本を身につける
とともに英国演劇と演劇言語についての理解を深めることを目指す。
[到達目標]
・台詞とト書きからなる演劇テクストの特徴を理解し、自力で読めるようになる。
・辞書を丹念に引きながら語の細かい意味の違いに注意を払う能力を養う。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
作者ならびに作品についての解説と、時代背景の概説を行う。併せて、今後の演習の進め方につい
て説明する。
第2-15回 Amadeusの精読
Amadeusを精読し、内容について討論する。場毎の難易度の違いによって、また、担当者の習熟度
によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、おおむね、50行程
度を読み進めることになる。前期の授業で読み終えることは不可能であるので、後期は前期の終了
箇所から開始する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、平常点(担当箇所の解釈70%ならびに討論への参加30%)にて評価す
る。
[教科書]
Peter Shaffer 『Amadeus』(Harper Perennial)ISBN:978-0060935498
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予め辞書(特に英英辞典)を丹念に参照して、一語一語についてその意味を検討した上で授業に臨
むこと。授業後は劇の中での当該箇所の意味について考察をすること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系137
授業科目名 アメリカ文学(演習I)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
准教授 廣田 篤彦
授業
形態 演習
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
後期
使用
言語 日本語
Peter Shaffer, Amadeus演習B
[授業の概要・目的]
前期の演習Aに引き続き、Peter Shaffer, Amadeusの精読を通じて現代英国の演劇テクストの読み方の
基本を身につけるとともに英国演劇と演劇言語についての理解を深めることを目指す。
[到達目標]
・台詞とト書きからなる演劇テクストの特徴を理解し、自力で読めるようになる。
・辞書を丹念に引きながら語の細かい意味の違いに注意を払う能力を養う。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクションならびにAmadeusの精読
はじめに前期までに読んだ部分のまとめを簡単にした後、テクストの精読を再開する。後期は前期
の演習1の終了箇所から開始する。
第2-14回 Amadeusの精読
Amadeusを精読し、内容について討論する。場毎の難易度の違いによって、また、担当者の習熟度
によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、おおむね、50行程
度を読み進めることになる。
第15回
まとめ。劇全体の内容についての討論を行う。
[履修要件]
原則として前期のAmadeus演習Aの受講者を対象とするが、後期からの受講も認める。後期からの
受講希望者は初回に担当者に申し出て指示を受けること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、平常点(担当箇所の解釈70%ならびに討論への参加30%)にて評価す
る。
[教科書]
Peter Shaffer 『Amadeus』(Harper Perennial)ISBN:978-0060935498
アメリカ文学(演習I)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(演習I)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予め辞書(特に英英辞典)を丹念に参照して、一語一語についてその意味を検討した上で授業に臨
むこと。授業後は劇の中での当該箇所の意味について考察をすること。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系138
授業科目名 アメリカ文学(演習II)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 4回生のみ 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
准教授 森 慎一郎
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
アメリカの短篇小説を読む
[授業の概要・目的]
アメリカの現代作家Joyce Carol Oatesが編んだアメリカ短篇小説のアンソロジーを読む。20世紀前半
までのアメリカ文学の全体的なパースペクティヴを獲得するのが授業の主な目的である。なお、卒
業論文作成のための指導も同時に行う。
[到達目標]
文学テクストを緻密に読み解く力を養うこと。20世紀前半までのアメリカ文学の全体像を掴み直す
こと。卒業論文の作成を着実に進めること。
[授業計画と内容]
授業においては、Joyce Carol Oatesが編集したアンソロジーをテキストとして、毎週1篇の短篇小説
を読む。扱う予定の作家は、Hawthorne, Poe, Stowe, Melville, Clemens, James, Chopin, Wharton, Crane,
Cather, Faulkner, Wright, Cheeverなど。授業の形式としては、あらかじめ発表当番を決めておき、そ
の当番の報告という形を取る。これと並行して、卒業論文作成のための指導を行う。卒業予定者は、
卒業論文のドラフトを次のような段階を踏んで作成すること。
(1)4月末まで、計画書(扱う作家・作品などについて、日本語でよい)。
(2)6月末まで、英文5枚。
なお、ドラフト提出後、それぞれ個人面接による指導を行う。
[履修要件]
アメリカ文学専修4回生のみ受講可能。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
上記の到達目標に基づき、平常点100%で評価する。
[教科書]
Joyce Carol Oates (ed.) 『The Oxford Book of American Short Stories, 2nd Ed.』(Oxford UP)ISBN:9780199744398
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
各回の授業で扱う作品について綿密な予習をしたうえで授業に臨むこと。同時に、卒業論文の作成
に向けて計画的に努力すること。
(その他(オフィスアワー等))
卒業論文ドラフトについての面接指導の曜日・時間については、受講生と相談の上決定する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系139
授業科目名 アメリカ文学(演習II)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 4回生のみ 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
教授
授業
形態 演習
若島 正
使用
言語 日本語
アメリカの短篇小説を読む
[授業の概要・目的]
前期の演習IIに引き続いて、アメリカの現代作家Joyce Carol Oatesが編んだアメリカ短篇小説のアン
ソロジーを読む。20世紀後半におけるアメリカ文学の全体的なパースペクティヴを獲得するのが授
業の主な目的である。なお、卒業論文作成のための指導も同時に行う。
[到達目標]
20世紀後半におけるアメリカ文学の流れを、短篇小説の読解を通じて理解する。論文を書くための
基礎知識と具体的な手法を習得する。
[授業計画と内容]
授業においては、Joyce Carol Oatesが編集したアンソロジーをテキストとして、毎週1篇の短篇小説
を読む。扱う作家は、Jackson, Bradbury, Roth, Proulx, Wolff, O'Brien, King, Boyle, Erdrich, Wallace,
Lahiriなど。授業の形式としては、あらかじめ発表担当者を決めておき、その担当者の報告という
形を取る。これと並行して、卒業論文作成のための指導を行う。卒業予定者は、卒業論文のドラフ
トを次のような段階を踏んで作成すること。
(1)9月末まで、英文10枚。
(2)11月末まで、英文15枚。
なお、以上の2回のドラフト提出後、それぞれ個人面接による指導を行う。
[履修要件]
アメリカ文学専修4回生のみ受講可能。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点100%で評価する。
[教科書]
Joyce Carol Oates (ed.) 『The Oxford Book of American Short Stories, 2nd Ed.』(Oxford UP)ISBN:9780199744398
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
毎週、発表担当者を数名あらかじめ指名する。発表担当者は、担当する作品について、調べたこと
や解釈などについて、配布用のメモを事前に作成すること。メモはA4で1枚を標準とする。
(その他(オフィスアワー等))
卒業論文ドラフトについての面接指導の曜日・時間については、受講生と相談の上決定する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系140
授業科目名 アメリカ文学(講読)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
前期
教授
授業
形態 講読
若島 正
使用
言語 日本語
AusterのThe Invention of Solitudeを読む
[授業の概要・目的]
アメリカの現代作家Paul AusterのThe Invention of Solitudeを、精読と速読を併用して読み切る。
Austerの作品世界とその文体的特徴を理解することを授業の目的としたい。
[到達目標]
英語で書かれた散文作品を丹念に読む、基本的な方法を習得する。
[授業計画と内容]
授業では、前半のうちは一語一語に気を配りながら丹念に精読する。後半では1回の授業につき
10ページ以上読み進め、最後まで読み切る。
進行予定は次のとおり。
第1∼7週:テキストの精読
第8∼15週:テキストの速読
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
Paul Auster 『The Invention of Solitude』(Faber and Faber)ISBN:978-0571284207
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
前半の精読では、ゆっくり時間をかけて、辞書を引きながら予習してくること。後半の速読では、
あらかじめ発表担当者を数名指名しておく。担当者はテキストの決められた範囲で調べてきたこと
や解釈などをまとめて、配布用のメモを作成すること。メモはA4で1枚を標準とする。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系141
授業科目名 アメリカ文学(講読)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
後期
准教授 森 慎一郎
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
Herman Melville, Benito Cerenoを読む
[授業の概要・目的]
Herman Melville (1819-91)の中篇小説、Benito Cereno (1855)を読む。奴隷船上でのある事件を扱った
この作品は、Melville的濃密さと小説的おもしろさが拮抗した19世紀アメリカ文学の傑作の一つ。
ときに難解に傾くMelvilleの文章を、全員で意見を交わしながら読み進めていきたい。
[到達目標]
Melville文学および19世紀アメリカ文学に親しむこと。英文読解の精度を高めること。文学作品を
一語一句にこだわりながら読む姿勢を身につけること。
[授業計画と内容]
授業では基本的に、輪読(訳読)形式でテクストを丁寧に読んでいく(1回3ページ程度)。た
だし、このペースでは作品を読み終えることができないので、途中から部分的に発表形式も取り入
れる予定(授業中に読み切れない範囲について輪番制で簡単に報告してもらう)。また、学期末に
は、作品を自由に論じるレポートを提出してもらう。
授業スケジュールは以下のとおり。
第1週:イントロダクション
第2∼14週:テクスト講読
第15週:まとめ(進度によってはこの回もテクスト講読にあてる)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(70%)と期末レポート(30%)で評価する。いずれの評価においても、テクスト読解の精
度と解釈のアイデアを重視する。
[教科書]
Herman Melville 『Billy Budd, Sailor and Selected Tales』(Oxford UP)ISBN:978-0199538911
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
各回の授業で読む範囲の綿密な予習は必須。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系142
授業科目名 アメリカ文学(講読)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
教授
授業
形態 講読
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
前期
佐々木 徹
使用
言語 日本語
イギリス短編小説精読
[授業の概要・目的]
『75 Short Masterpieces』は3∼4ページの短い短編小説を集めたアンソロジーである。この授業で
は、ここからイギリスの作家によって書かれたものをとりあげて精読する。
[到達目標]
英語による文学作品読解の基礎力を養う。
[授業計画と内容]
毎週1人の作家を以下の順で取り上げる。
第1回 Richard Steele
第2回 William Sansom
第3回 Somerset Maugham
第4回 Thomas Hardy
第5回 Walter de la Mare
第6回 C. S. Forester
第7回 Aldous Huxley
第8回 Sylvia Townsend Warner
第9回 Liam O'Flaherty
第10回 Katherine Mansfield
第11回 Graham Greene
第12回 E. M. Forster
第13回 Lord Dunsany
第14回 Oliver Goldsmith
第15回 Saki
第16回 フィードバック (研究室で授業関連の質問に答える)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点により評価する。
アメリカ文学(講読)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(講読)(2)
[教科書]
Roger Goodman 『75 Short Masterpieces』(Bantam)ISBN:978-0553251418
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
(その他(オフィスアワー等))
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系143
授業科目名 アメリカ文学(講読)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
後期
准教授 廣田 篤彦
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
Seamus Heaney講読
[授業の概要・目的]
20世紀を代表する英語詩人の一人であるSeamus Heaneyの詩集Death of a Naturalistを精読することを
通じて、英語による詩について基本的な知識を得ると共に、現代の韻文を自力で読めるようになる。
[到達目標]
・辞書を丹念に引きながら語の細かい意味の違いに注意を払う能力を養う。
・英語の韻文を読むことが出来るようになる。
・詩の暗誦を通じて、英詩のリズムを身につける。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
作者ならびに作品についての解説と、時代背景の概説を行い。併せて、今後の演習の進め方につい
て説明する。
第2-14回 Death of a Naturalistの精読
Death of a Naturalistを精読し、内容について討論する。詩毎の難易度の違いによって、また、担当
者の習熟度によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことは出来ないが、おおむ
ね、毎回1-2篇の詩を講読する。講読した詩は、原則として次週に暗誦をする。授業で扱う詩の選
択には受講者の希望も考慮する。
第15回
まとめ。前週の課題である暗誦をした後、HeaneyならびにDeath of a Naturalist全体についての討論
を行う。
[履修要件]
2-4回生を対象とした講読の授業
[成績評価の方法・観点及び達成度]
到達目標の達成度に基づき、平常点(担当箇所の解釈40%、暗誦40%ならびに討論への参加20%)
にて評価する。暗誦した詩は書いて提出する。
アメリカ文学(講読)(2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(講読)(2)
[教科書]
Seamus Heaney 『Death of a Naturalist』(Faber and Faber)ISBN:978-0571230839
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
・辞書を丹念に引きながら、詩のテクストの解釈をした上で授業に臨む。
・授業で扱った詩を次週までに暗誦してくる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系144
授業科目名 アメリカ文学(講読)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
前期
授業
形態 講読
桂山 康司
使用
言語 日本語
英詩入門
[授業の概要・目的]
テーマ:英詩の諸相
具体的に、テキストに収められた作品、一つ一つを丹念に精読しながら英詩の表現の特質の変化を、
社会背景や文化全般と関連づけて、考察する。
[到達目標]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。
本年度前期は、ロバート・フロスト(1874-1963)の作品を取り上げる。
第1回:導入。どの作品を読むかは、この授業において指示する。
第2∼15回:作品の精読。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末筆記試験(60点)の成績に、発表を含む平常点評価(40点)を加味して評価する。
[教科書]
Steven Croft (ed.) 『Robert Frost: Selected Poems 』(Oxford Univ. Press)ISBN:9780198325710
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
[授業外学習(予習・復習)等]
とりわけ、緻密な予習が肝要であることは言うまでもない。最も重要なことは、自らの読みを、理
解が不十分であるということも含めて、前もってしっかり確認、意識して授業に臨むことである。
(その他(オフィスアワー等))
最初の授業において、英詩を読む上で必要な基礎的事実について解説をする予定なので、受講を希
望するものは必ず出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系145
授業科目名 アメリカ文学(講読)
<英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
後期
授業
形態 講読
桂山 康司
使用
言語 日本語
英詩入門
[授業の概要・目的]
テーマ:英詩の諸相
具体的に、テキストに収められた作品、一つ一つを丹念に精読しながら英詩の表現の特質の変化を、
社会背景や文化全般と関連づけて、考察する。
[到達目標]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。
本年度後期は、エミリー・ブロンテ(1818-48)の作品を取り上げる。
第1回:導入。どの作品を読むかは、この授業において指示する。
第2∼15回:作品の精読。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
期末筆記試験(60点)の成績に、発表を含む平常点評価(40点)を加味して評価する。
[教科書]
Helen Cross (ed.) 『The Brontes: Selected Poems 』(Oxford Univ. Press)ISBN:9780198393412
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
[授業外学習(予習・復習)等]
とりわけ、緻密な予習が肝要であることは言うまでもない。最も重要なことは、自らの読みを、理
解が不十分であるということも含めて、前もってしっかり確認、意識して授業に臨むことである。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系146
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
前期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
形態 外人実習 言語 英語
Introduction to the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
This course will focus on the art and practice of translation through an examination of English-language
translations of acclaimed modern Japanese short stories. Students will have the opportunity to analyze these
works and study the techniques used by leading translators in the field.
[到達目標]
Students will become familiar with basic techniques of literary analysis and use the skills acquired in the
class in order to both appreciate and evaluate English translations of Japanese literature.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be either a group or individual translation project. Individual students
will be responsible for producing either a complete translation of a single short work or one portion of a
longer work as part of a collective translation of a previously untranslated work of Japanese literature.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese every two weeks.
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
There is no special preparation required for participation in the class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系147
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
後期
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業
使用
外人実習
形態
言語 英語
Refining the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
As in the spring offering, this course will focus on the art and practice of translation through an examination
of English-language translations of acclaimed modern Japanese short stories. Then in the latter portion of the
course students will examine Japanese translations of contemporary American short stories. Students will
have the opportunity to analyze these works and study the techniques used by leading translators in the field.
[到達目標]
Students will be familiar with basic techniques of literary analysis and use the skills acquired in the class to
both evaluate and appreciate the translations of literature from Japanese to English and English to Japanese.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals. Students will also examine Japanese
translations of contemporary American short stories using the same techniques.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be a group or individual translation project. Students will be asked to
produce either a translation of a portion of a previously untranslated work of English or American literature
or an analysis of varying English translations of a work of Japanese fiction.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese every two weeks.
アメリカ文学(外国人実習) (2)へ続く↓↓↓
アメリカ文学(外国人実習) (2)
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
There is no special preparation required for participation in the class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系148
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木1
開講期
前期
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業
使用
形態 外人実習 言語 英語
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part I
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[到達目標]
Through class discussions, assignments, and presentations, this course will enhance the ability of the students
to express in English their views on Kyoto's cultural heritage and its preservation.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings (selected chapters from the textbooks and handouts) on various
aspects of the cultural heritage and history of Kyoto, which will then be discussed in class. Topics in the
spring will include Shinto shrines, Buddhist temples, festivals, visual arts, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Class attendance and participation in discussions (20%)
Written assignments (25%)
Class presentations (30%)
In-class test (25%)
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)(http://kyotojournal.org/
backissues/kj-70/ (digital issue also available))
Whelan, Christal 『Kansai Cool: A Journey into the Cultural Heartland of Japan』(Tuttle Publishing)
ISBN:978-4-8053-1280-3
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
[授業外学習(予習・復習)等]
Readings and discussion questions will be assigned for each class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系149
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳>
American Literature (Seminars)
配当
学年 2回生以上 単位数 1
題目
担当者所属・
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 木1
開講期
後期
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業
使用
形態 外人実習 言語 英語
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part II
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[到達目標]
Through class discussions, assignments, and presentations, this course will enhance the ability of the students
to express in English their views on Kyoto's cultural heritage and its preservation.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings (selected chapters from the textbooks and handouts) on various
aspects of the cultural heritage and history of Kyoto, which will then be discussed in class. Topics in the fall
will include traditional architecture and its preservation, visual and performing arts, traditional crafts,
Japanese cuisine, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Class attendance and participation in discussions (20%)
Written assignments (25%)
Class presentations (30%)
In-class test (25%)
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)(http://kyotojournal.org/
backissues/kj-70/ (digital issue also available))
Whelan, Christal 『Kansai Cool: A Journey into the Cultural Heartland of Japan』(Tuttle Publishing)
ISBN:978-4-8053-1280-3
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
[授業外学習(予習・復習)等]
Readings and discussion questions will be assigned for each class.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系150
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
通年
田口 紀子
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ロマン主義時代の演劇と「歴史」表象
[授業の概要・目的]
1820年代のフランスロマン主義運動において、「歴史」表象は演劇と小説の両ジャンルにとって新
しい創作原理展開の契機となった。本講義では、まずロマン主義演劇がなぜ歴史に注目したのか、
また歴史的事件を表象することにどのような意味があったのかについて、演劇論、劇場をめぐる事
情、当時の政治状況などの外的側面から考察する。その上で、歴史的事件の「再現」がどのような
点で古典主義演劇論を刷新する演劇手法をもたらしたかについて、具体的テクストを分析しながら
考察し、その手法と歴史小説の構造の関連を探る。
[到達目標]
ロマン主義演劇が古典主義から離反して新しい表現方法を模索するにあたり、自国の「歴史」の表
象がその重要な契機になっていることを、同時代の社会状況や具体的作品の分析を通して理解する。
[授業計画と内容]
授業では以下のテーマを取り上げる。 前期
1 本講義の視座と問題設定 (2∼3回)
2. ロマン主義演劇運動と演劇論 (3∼4回)
3.「歴史劇」ジャンルの概要と主なテクストの講読 (7∼8回)
後期
4. 同じ事件(時代)をテーマにした演劇作品と小説作品との比較考察 (5∼6回)
5. Musset作品をはじめとする上演を前提としない劇作品の読解と分析(6∼7回)
6.まとめと総括
[履修要件]
フランス語初級を修了していること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点と年度末のレポート
[教科書]
プリントを配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系151
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月4
開講期
前期
増田 眞
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ディドロにおける思想と美術批評―『サロン』を読む
[授業の概要・目的]
ディドロは18世紀フランスを代表する思想家の一人だが、美術批評も残している。今年はその中心
である『サロン』の抜粋を講読する。
授業ではディドロの思想のほかの側面と関連の深い箇所を扱い、原文講読が中心となる。
[到達目標]
ディドロにおける思想と芸術論の関係について考察することに重点を置く。さらに、18世紀フラン
スの文化と芸術についての知識を深めることも目標の一つ。
[授業計画と内容]
1回目に全体の紹介をしたのち、前期は『1759年のサロン』から『1767年のサロン』までの一連の
批評文の中から、いくつかの抜粋を順次紹介する。最初の数回は初期の文章(『1761年のサロン』
など)を扱い、その後は『1763年のサロン』や『1765年のサロン』を中心に、数回ずつ充てる予定。
単なる訳読ではなく、原文についての注釈や分析もできるだけ加えながら授業を進めたい。授業中
は受講者にも原文の分析、コメントなどに参加してもらいたい。
[履修要件]
中級程度のフランス語読解力があることが望ましい。(それ以上に、フランス語の原文を自分で読
むという心構えが必要。)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点またはレポート。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中の訳読担当者だけでなく、参加者全員が自分で原文を読むことが求められる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系152
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月4
開講期
後期
増田 眞
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ディドロにおける思想と美術批評―『サロン』を読む(続)
[授業の概要・目的]
前期に引き続いて、ディドロの『サロン』を研究する。後期は中でも『1767年のサロン』の中核を
なす「ヴェルネ散歩」と呼ばれる一連の批評文を扱う。これは単なる批評文ではなく、ディドロの
思想(自然観や人間論など)のいくつかの側面が展開されている重要な作品である。
授業はやはり原文講読が中心となる。
[到達目標]
前期同様、ディドロにおける思想と芸術論の関連をとらえることに重点を置く。
[授業計画と内容]
『1767年のサロン』中の「ヴェルネ散歩」を順次講読する。全体的な紹介ののち、1つの絵画に関
する文章を2∼3回に分けて読み進める。
1回目 イントロおよび第1の風景
2∼3回目 第1の風景
4∼5回目 第2の風景
6∼7回目 第3の風景
8∼9回目 第4の風景
10∼11回目 第5の風景
12∼13回目 第6の風景
14∼15回目 第7の風景
単なる訳読にとどまらず、できるだけ原文に注釈や分析を加えながら授業を進める予定。受講者に
は、なるべく発表などの形でその作業に参加してもらいたい。
[履修要件]
中級程度のフランス語読解力があることが望ましい。(それ以上に、フランス語の原文を自分で読
むという心構えが必要。)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点またはレポート。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中の訳読担当者だけでなく、参加者全員が自分で原文を読むことを求められる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系153
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
前期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
コルネイユ初期作品研究
[授業の概要・目的]
フランス古典演劇を代表する劇作家コルネイユ (1606-1684) の初期の作品(主として喜劇作品)を
研究する。17世紀前半のフランス演劇の状況とコルネイユの劇作の展開を跡づける。
[到達目標]
コルネイユの初期作品の特徴、同時代の演劇の状況、17世紀フランス演劇の展開を理解する
[授業計画と内容]
以下のような問題を中心にして、授業を進める予定である。
第1∼第2週 1630年前後のフランス演劇の状況
第3∼第4週 コルネイユについて
第5∼第9週 コルネイユ初期の喜劇作品
(『メリット』から『王宮前広場』まで)
第10∼第12週 『舞台は夢』
第13∼第14週 『ル・シッド』
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業での発表(30%)および期末レポート(70%)
[教科書]
プリント等を配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で扱うテクストは十分に予習しておくこと。また、授業中で読むことのできなかった部分は各
自で読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系154
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木2
開講期
後期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ラ・ブリュイエール研究
[授業の概要・目的]
フランス17世紀後半のモラリスト、ラ・ブリュイエール (1645-1696) の『人さまざま』(Les
Caractères, 1688-1696) を取り上げ、その思想と文体を研究する。
[到達目標]
フランス17世紀のモラリストについて、またラ・ブリュイエールの思想と文体について理解を深め
る。
[授業計画と内容]
以下のような問題を中心にして授業を進める予定である。
第1∼第2週 フランス17世紀のモラリストについて
第3∼第4週 ラ・ブリュイエールについて
第5∼第6週 『人さまざま』の創作経緯
第7∼第10週 『人さまざま』の読解
第11∼第12週 ラ・ブリュイエールの思想について
第13∼第14週 ラ・ブリュイエールの文体について
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業における発表(30%)と期末レポート(70%)
[教科書]
プリント等を配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業で扱うテクストは十分に予習しておくこと、また授業中に読むことのできなかった部分は各自
で読んでおくこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系155
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 フランス語
Littérature : Louis Aragon, Le Roman inachevé (1956)
[授業の概要・目的]
L'oeuvre que nous lirons ce semestre offre, dans les dimensions réduites d'un recueil de poèmes, le miroir d'
une vie d'écrivain, une traversée du XXe siècle, et un entrelacs de multiples formes poétiques. Louis Aragon,
qui fut l'un des principaux animateurs de l'aventure surréaliste, avant de devenir le chantre exalté de l'utopie
communiste, tout en ranimant dans la poésie française les accents les plus incandescents du lyrisme amoureux,
s'essaie avec ce recueil à une forme originale d'autobiographie, ordonnée par les thèmes dominants de l'
amour, de la politique et du langage. Le titre de "roman" exprime bien cette ampleur et cette profondeur d'
inspiration : il marque, d'une part, le projet de renouer avec une matière littèraire et une manière d'écrire qui
remontent aux sources médiévales de la Muse française - et place d'autre part l'écriture de soi sous le signe du
"mentir vrai" en quoi l'auteur fait consister toute entreprise littéraire.
Ajoutons qu'une des raisons de notre choix tient à l'existence du disque "Léo Ferré chante Aragon" (1961),
remarquable mise en musique de plusieurs de ces poèmes, qui offre une voie précieuse d'accès au sens et à l'
émotion qu'ils renferment.
[到達目標]
Ce cours vise deux objectifs essentiels :
- doter les étudiants d'une connaissance relativement approfondie d'une période de l'histoire de la littérature
française, saisie à travers un écrivain emblématique, et dans les ramifications de l'esthétique littéraire avec l'
histoire politique et culturelle.
- les familiariser avec les méthodes universitaires de la lecture et de l'interprétation des textes, fondées sur l'
interaction de leurs dimensions linguistique, stylistique, sémantique, et sur une dialectique constante entre l'
impression subjective et l'appréhension technique de leurs caractéristiques objectives.
[授業計画と内容]
Quelques séances d'introduction seront consacrées à l'auteur, à la place capitale qu'il occupe dans la littérature
et la poésie françaises du XXe siècle. Puis nous entrerons dans le vif du sujet : lire et commenter, en faisant
alterner les explications de texte particulières et les synthèses thématiques empruntant leurs exemples à l'
ensemble du recueil. On tentera de donner un aperçu des quatre types d'exercice pratiqués à l'université
française : la dissertation monographique, l'étude littéraire, le commentaire composé et l'explication
analytique (en mettant l'accent sur les deux derniers).
[履修要件]
Ce cours est ouvert aux étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités. De solides compétences de lecture
en français, ainsi qu'un intérêt prononcé pour les études littéraires, sont cependant souhaitables.
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
L'évaluation se fondera sur un essai demandé à la fin du semestre.
[教科書]
L'oeuvre au programme sera disponible à l'achat auprès de la section de littérature française, pour une somme
modique (dans une édition de poche).
[参考書等]
(参考書)
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
La lecture d'une traduction japonaise, sous réserve de son existence, est bien entendu très utile. Néanmoins, s'
agissant d'une oeuvre poétique, où l'aspect matériel des mots a une telle importance, on ne saurait se
dispenser d'une lecture intégrale de l'oeuvre originale. Celle-ci n'est pas d'une longueur qui rende la chose
impossible, mais un soin particulier mérite de lui être consacré. Le temps des étudiants aura donc de quoi être
occupé par cette tâche pendant une bonne partie du semestre, avant que le professeur ne leur demande un
travail plus actif par écrit, lorsque leurs connaissances de l'auteur et de l'oeuvre, ainsi que leurs compétences
techniques, seront plus assurées.
(その他(オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence fixe, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous avec lui.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系156
未更新
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
未定
授業
使用
特殊講義
形態
言語 フランス語
Litterature : voyage et voyageurs, de la Renaissance au XXe siecle
[授業の概要・目的]
Même quand ils sont formés à la ressemblance de notre réalité familière, les mondes imaginaires où nous
entraîne la fiction ont la vertu de nous arracher à notre existence quotidienne et de nous emmener ailleurs. Or,
si lire fait voyager, si écrire fait voyager (l’auteur qui rapporte les visions de son imagination et qui crée un
monde à partir d’elles), on ne s’étonnera pas que voyager fasse écrire. Nous irons donc cette année
explorer l’une des plus fécondes sources d’inspiration de la littérature, l’une des plus essentielles. Pour
délimiter dans ce foisonnement un corpus cohérent, nous laisserons de côté les voyages de fiction, et nous
nous limiterons au domaine déjà fort vaste des récits de voyage. Notre panorama comprendra : le voyage d’
exploration et de connaissance, dans le sillage des grandes expéditions de découverte du monde à la
Renaissance et pendant les Lumières ; le voyage de formation (Chateaubriand en Amérique), le voyage
initiatique (Nerval en Orient), le voyage culturel (Stendhal en Italie, qui invente le tourisme) ; le voyage
comme aventure existentielle (Blaise Cendrars et Nicolas Bouvier, au XXe siècle) ; le voyage ethnographique
(Claude Lévi-Strauss). On verra ainsi que toutes ces motivations finissent par se mélanger, et que l’écriture
littéraire brasse toutes les expériences, toutes les sensations, tous les savoirs apportés par le voyage, pour les
conduire aux confins de la fiction.
[到達目標]
[授業計画と内容]
Au 2e semestre, cap sur la Renaissance et la découverte des Amériques (Jean de Léry, "Histoire d’un
voyage fait en la terre du Brésil") ; cap sur les Lumières et la circumnavigation (Bougainville, "Description d
’un voyage autour du monde", dont nous étudierons ce qui a trait aux îles du Pacifique, de façon à leur
confronter le "Supplément au Voyage de Bougainville" de Diderot) ; et cap sur l’Amérique et l’Orient
romantiques (le "Voyage en Amérique" de Chateaubriand, plus tard inclus dans les "Mémoires d’Outretombe", et le "Voyage en Orient" de Nerval, qui a trait à l’Egypte, au Liban et à l’actuelle Istanbul Constantinople). Après un excursus "touristique" dans l’Italie de Stendhal, on essaiera de garder un peu de
temps pour évoquer les utopies, qui sont peut-être l’horizon de toute littérature de voyage, et l’anti-voyage
(Xavier de Maistre, "Voyage autour de ma chambre").
[履修要件]
Ce cours est ouvert aux étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités. De solides compétences de lecture
en français, ainsi qu'un intérêt prononcé pour les études littéraires, sont cependant souhaitables.
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
L'é se fondera sur un essai demandé à la fin du semestre.
[教科書]
使用しない
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
pas de commentaire
[授業外学習(予習・復習)等]
(その他(オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence fixe, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous avec lui.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系157
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
人文科学研究所 教授
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
通年
大浦 康介
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
Jacques Rancière と文学理論
[授業の概要・目的]
Jacques Rancière の著作を文学理論の観点から検討する。
[到達目標]
Jacques Rancière の思想の全体像を見すえつつ、その文学理論上の特性を、とくに〈政治〉と〈美学
〉との関係の考察をつうじて剔出することを目標とする。
[授業計画と内容]
本年度は La Parole muette (1998), Le Partage du sensible (2000), Politique de la littérature (2007) ほかを取
り上げる。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点とレポート
[教科書]
教科書はない。資料は適宜コピーして配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
配布する資料を事前に読んでおくことが望ましい。
(その他(オフィスアワー等))
特にない。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系158
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
人文科学研究所 准教授 王寺 賢太
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
啓蒙期の奴隷制批判論を読む
[授業の概要・目的]
啓蒙の世紀と呼ばれる18世紀初頭以来、ヨーロッパは、東インド通商とカリブ海の農業植民地の
発展とともに、世界規模の国際通商の要となる。啓蒙期のイギリスやフランスの哲学者たちは、こ
の商業の発展によるヨーロッパ内部の富裕化に、暴力的な支配関係をのりこえ、平民の公民的・政
治的権利の拡張と、文化の洗練の原動力を認めた。18世紀の新造語として知られる「文明化
civilisation/civilization」の擁護論である。ただし、ヨーロッパを要とする国際通商の発展は、同時に
アフリカ西岸(「ギニア」)からカリブ海植民地に向けての奴隷貿易の拡大を伴うものでもあった。
啓蒙の哲学者たちの「文明化」擁護論は、ヨーロッパ内部での「解放」と裏腹なこの黒人奴隷制の
拡大を前に、文明化の過程そのものに内在する大きな矛盾に逢着する。
本講義では、フランス啓蒙が生んだ近代ヨーロッパ通商史であるレナル/ディドロの『両インド
史』第三版(1780)をとりあげ、黒人奴隷貿易の現状の記述と批判に当てられた部分(第11篇)を、
フランス語原文ないし英語翻訳(18世紀のもの)で読解し、解説を加えてゆく。その際、啓蒙期の
哲学者たちの「文明化」擁護論が、アフリカ人奴隷制を前にどのような屈曲をこうむったか、また
哲学者たちが直面する課題に対して、それをのりこえるためのいかなる政治的方策を提案していた
かを理解することを目指す。
[到達目標]
①18世紀のフランス語・英語を正確に読み、思想的な解釈を行なう力を身につけること。『両イン
ド史』は18世紀の一般読者に向けられた書物で、平易な言葉で綴られている。
②『両インド史』のテクストを出発点として、適宜典拠とされる先行文献とも付き合わせながら、
アフリカ人奴隷制をめぐる啓蒙期の哲学的議論のコンテクストを理解すること。
③『両インド史』における「文明化」擁護論と「文明化」の過程に内在する矛盾の認識から、資本
主義勃興期の近代初頭の歴史叙述・歴史哲学を理解すること。
[授業計画と内容]
本講義では、レナル/ディドロ『両インド史』第11編「ヨーロッパ人はアフリカにアンティーユの
耕作者を買い求めにいく この通商が行なわれるやり方 奴隷の労働による生産物」をフランス語
原文ないし英語翻訳で読解しながら、以下のテーマについて解説を加えていく。
①アフリカ西岸ギニア住民の「人種」的特色について
②ギニアの自然条件と住民の統治形態・戦争・宗教・習俗・経済について
③奴隷制の拡大がギニアにもたらした影響について
④ヨーロッパ諸国民が行なうギニアにおける奴隷貿易の実態について
⑤アメリカ植民地において黒人奴隷がおかれた悲惨な現状について
⑥黒人奴隷の悲惨な現状を改善するためにとるべき方策について
⑦奴隷制の歴史的展開。黒人奴隷制の肯定論の検討とその逐条的反駁。
⑧文明化のヴィジョンとその矛盾。文明化の推進か、文明に対する蜂起か。
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
評価は、①平常点(70%)、②期末レポート(30%)の双方を踏まえて評価する。そのうち、
①にかんしては、授業への積極的な出席と訳読の担当を評価の対象とする。訳読にかんしては、外
国語文献の正確な理解ができているかの評価の目安とする。②にかんしては、啓蒙期の奴隷制をめ
ぐる哲学的議論、および啓蒙期の歴史叙述・歴史哲学についての理解を問うものとする。
[教科書]
授業中に指示する
テクストは授業中に配布するが、そのPDF版は附属図書館のデータベースからダウンロードできる。
Guillaume-Thomas Raynal, Histoire philosophique et politique des etablissemens et du commerce des
Europeens dans les deux Indes, Geneve, J.-L. Pellet, 1780, 4 vol. in 4°
http://galenet.galegroup.com/servlet/MOME?af=RN&ae=U104166908&srchtp=a&ste=14&locID=kyotodai
Guillaume-Thomas Raynal, A philosophical and political history of the settlements and trade of the
Europeans in the East and West Indies, London, Strahan & Cadell, 1783, 8 v.
http://galenet.galegroup.com/servlet/MOME?af=RN&ae=U110435502&srchtp=a&ste=14&locID=kyotodai
[参考書等]
(参考書)
Jean Ehrard 『Lumi#232res et esclaves』(Andr#233 Versailles)ISBN:9782874950063
エリック・ウィリムズ 『資本主義と奴隷制』(明石書店)ISBN:4750318450
その他、授業中に順次指示する。
[授業外学習(予習・復習)等]
授業参加者には、テクストの訳読の担当が求められる。平易な文体で書かれた18世紀の歴史書が対
象となるので、フランス語・英語とも初級程度の力があれば十分に読めるはず。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系159
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
人文科学研究所 准教授 王寺 賢太
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金2
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
啓蒙期の奴隷制批判論を読む
[授業の概要・目的]
啓蒙の世紀と呼ばれる18世紀初頭以来、ヨーロッパは、東インド通商とカリブ海の農業植民地の発
展とともに、世界規模の国際通商の要となる。啓蒙期のイギリスやフランスの哲学者たちは、この
商業の発展によるヨーロッパ内部の富裕化に、暴力的な支配関係をのりこえ、平民の公民的・政治
的権利の拡張と、文化の洗練の原動力を認めた。18世紀の新造語として知られる「文明化
civilisation/civilization」の擁護論である。ただし、ヨーロッパを要とする国際通商の発展は、同時に
アフリカ西岸(「ギニア」)からカリブ海植民地に向けての奴隷貿易の拡大を伴うものでもあった。
啓蒙の哲学者たちの「文明化」擁護論は、ヨーロッパ内部での「解放」と裏腹なこの黒人奴隷制の
拡大を前に、文明化の過程そのものに内在する大きな矛盾に逢着する。
本講義では、フランス啓蒙が生んだ近代ヨーロッパ通商史であるレナル/ディドロの『両インド
史』第三版(1780)をとりあげ、黒人奴隷貿易の現状の記述と批判に当てられた部分(第11篇)を、
フランス語原文ないし英語翻訳(18世紀のもの)で読解し、解説を加えてゆく。その際、啓蒙期の
哲学者たちの「文明化」擁護論が、アフリカ人奴隷制を前にどのような屈曲をこうむったか、また
哲学者たちが直面する課題に対して、それをのりこえるためのいかなる政治的方策を提案していた
かを理解することを目指す。
[到達目標]
①18世紀のフランス語・英語を正確に読み、思想的な解釈を行なう力を身につけること。『両イン
ド史』は18世紀の一般読者に向けられた書物で、平易な言葉で綴られている。
②『両インド史』のテクストを出発点として、適宜典拠とされる先行文献とも付き合わせながら、
アフリカ人奴隷制をめぐる啓蒙期の哲学的議論のコンテクストを理解すること。
③『両インド史』における「文明化」擁護論と「文明化」の過程に内在する矛盾の認識から、資本
主義勃興期の近代初頭の歴史叙述・歴史哲学を理解すること。
[授業計画と内容]
本講義では、レナル/ディドロ『両インド史』第11編「ヨーロッパ人はアフリカにアンティーユの
耕作者を買い求めにいく この通商が行なわれるやり方 奴隷の労働による生産物」をフランス語
原文ないし英語翻訳で読解しながら、以下のテーマについて解説を加えていく。
①アフリカ西岸ギニア住民の「人種」的特色について
②ギニアの自然条件と住民の統治形態・戦争・宗教・習俗・経済について
③奴隷制の拡大がギニアにもたらした影響について
④ヨーロッパ諸国民が行なうギニアにおける奴隷貿易の実態について
⑤アメリカ植民地において黒人奴隷がおかれた悲惨な現状について
⑥黒人奴隷の悲惨な現状を改善するためにとるべき方策について
⑦奴隷制の歴史的展開。黒人奴隷制の肯定論の検討とその逐条的反駁。
⑧文明化のヴィジョンとその矛盾。文明化の推進か、文明に対する蜂起か。
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
評価は、①平常点(70%)、②期末レポート(30%)の双方を踏まえて評価する。そのうち、
①にかんしては、授業への積極的な出席と訳読の担当を評価の対象とする。訳読にかんしては、外
国語文献の正確な理解ができているかの評価の目安とする。②にかんしては、啓蒙期の奴隷制をめ
ぐる哲学的議論、および啓蒙期の歴史叙述・歴史哲学についての理解を問うものとする。
[教科書]
テクストは授業中に配布するが、そのPDF版は附属図書館のデータベースからダウンロードできる。
Guillaume-Thomas Raynal, Histoire philosophique et politique des etablissemens et du commerce des
Europeens dans les deux Indes, Geneve, J.-L. Pellet, 1780, 4 vol. in 4°
http://galenet.galegroup.com/servlet/MOME?af=RN&ae=U104166908&srchtp=a&ste=14&locID=kyotodai
Guillaume-Thomas Raynal, A philosophical and political history of the settlements and trade of the
Europeans in the East and West Indies, London, Strahan & Cadell, 1783, 8 v.
http://galenet.galegroup.com/servlet/MOME?af=RN&ae=U110435502&srchtp=a&ste=14&locID=kyotodai
[参考書等]
(参考書)
Jean Ehrard 『Lumieres et esclaves』(Andre Versailles)ISBN:9782874950063
エリック・ウィリアムズ 『資本主義と奴隷制』(明石書店)ISBN:4750318450
その他、授業中に適宜指示する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業参加者には、テクストの訳読の担当が求められる。平易な文体で書かれた18世紀の歴史書が対
象となるので、フランス語・英語とも初級程度の力があれば十分に読めるはず。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系160
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
前期
稲垣 直樹
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
フランス19世紀のメディア・文学・万国博覧会
[授業の概要・目的]
フランス革命を経て近代市民社会が現出するとともに、芸術の受容者も王侯貴族の特定少数から市
民の不特定多数へと大きく変化した。19世紀後半には、産業革命の進展を背景に大量消費社会が到
来し、パリの都市改造、鉄道網の整備と、都市文明の近代化どころか現代化が推進された。フラン
ス「近代」のパラダイムと19・20世紀におけるパラダイム・チェンジを概観したあと、19世紀のそ
うした劇的な都市と文化の変容の表象を、折から勃興したマスメディア・文学と19世紀中5回に及
ぶパリ万国博覧会に、比較文学・比較文化・比較文明の視点を交えつつ、探る。
[到達目標]
フランス19世紀のメディア・文学・万国博覧会について知識を深めるとともに、それらのありよう
を、フランス「近代」のパラダイムと19・20世紀におけるパラダイム・チェンジとの関連において、
比較文学・比較文化・比較文明の視点を交えつつ、再認識できるようになる。
[授業計画と内容]
次のようなテーマを設定して、授業を進める。一つのテーマに1∼3週を当てる予定である。
◇近現代のパラダイムとパラダイム・チェンジ
◇フランス19世紀におけるマス・カルチャーの形成
◇芸術・文学における「普遍性の美」から「個別性の美」への移行
◇教育の普及、ジャーナリズムの発達と「産業文学」
◇大量消費社会とデパートの誕生
◇パリの都市改造――放射状の都市構造
◇フランスにおける万国博覧会――放射状の文明構造とその拡散
◇万国博覧会という「文明装置」――大阪万博、愛知万博
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況、授業への参加度、学期末レポート等を基本とする総合的評価(レポートの成績を70∼80
%、それ以外を20∼30%)。
レポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。
[教科書]
プリント配付
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
フランス語学フランス文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義)(2)
[授業外学習(予習・復習)等]
1∼3週が当てられる上記の各テーマについて授業中に指示する方法で基本的な予備知識を得てお
く。各テーマ終了ごとに、授業中に提示される情報および知見について各自考察することで復習す
る。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系161
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
後期
稲垣 直樹
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
フランス20世紀のメディア・ファッション・エクリチュール
[授業の概要・目的]
ロラン・バルトの指摘を待つまでもなく、フランス20世紀、特に戦後ファッションはファッション
を表象するエクリチュール、さらには、その伝播を担うメディアによって大きく規定されてきた。
フランス「近代」のパラダイムと19・20世紀におけるパラダイム・チェンジを概観したあと、それ
らメディア・ファッション・エクリチュールの相互干渉ないし相互依存(さらには消費社会におけ
る「共犯関係」)を動的に把握することを探る。
[到達目標]
フランス20世紀のメディア・ファッション・エクリチュールについて知識を深めるとともに、それ
らのありようを、フランス「近代」のパラダイムと19・20世紀におけるパラダイム・チェンジとの
関連において、比較文学・比較文化・比較文明の視点を交えつつ、再認識できるようになる。
[授業計画と内容]
次のようなテーマを設定して、授業を進める。一つのテーマに1∼3週を当てる予定である。
◇近現代のパラダイムとパラダイム・チェンジ
◇「動き」の世紀としての20世紀――1900年パリ万国博覧会と川上貞奴
◇着物とパリ・ファッションと日本の洋装
◇オート・クチュール――その終焉としてのリアル・クローズ
◇1900年∼1940年のフランス・ファッションの動向――Chanelを中心として
◇「五月革命」とプレ=タ=ポルテ
◇ファッションのメディア化と「空疎な天才」Yves Saint-Laurent
◇プレ=タ=ポルテの旗手としての高田賢三、山本耀司、川久保玲
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席状況、授業への参加度、学期末レポート等を基本とする総合的評価(レポートの成績を70∼80
%、それ以外を20∼30%)。
レポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。
[教科書]
プリント配付
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
1∼3週が当てられる上記の各テーマについて授業中に指示する方法で基本的な予備知識を得てお
く。各テーマ終了ごとに、授業中に提示される情報および知見について各自考察することで復習す
る。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系162
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 准教授 塩塚 秀一郎
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
前期
ジョルジュ・ペレック研究
[授業の概要・目的]
20世紀フランスの作家Georges Perecの代表作 La Vie mode d'emploi (『人生 使用法』)をフランス
語原文で読む。この小説においては、パリのとある集合住宅の一部屋一部屋が描写されつつ、家具
や絵画などをきっかけに波瀾万丈な物語が展開されるため、この作品は「現代の百物語」と形容さ
れることもある。これまで、この小説は独立した短編の集合体とみなされ、章ごとに詳細な分析が
加えられることが多かったが、今年度の授業では、書物の巻末につけられた索引などを参照しつつ、
章ごとの関連や明確に言及されず暗示されるだけの出来事などに注意しつつ、この小説がもつ隠さ
れた広がりについて考えてみたい。
[到達目標]
ある程度の長さの物語をフランス語原文で正確に読み解き、散りばめられたディテールの意味を豊
かに解釈することによって、テクストに「書かれていないこと」を読みとることができるようにな
る。
[授業計画と内容]
第1回:イントロダクション。ペレックおよび La Vie mode d'emploi に関する概説的講義を行う。
参照すべき文献などの紹介。
第2回∼第14回:La Vie mode d'emploi の講読。
章の長さにもよるが、おおむね、一回から二回の授業でひとつの章を扱うつもりである。
第15回:まとめ
精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。
[履修要件]
フランス語の文法を学び終えていること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点評価(出席と演習への参加姿勢)および期末のレポート。
[教科書]
Georges Perec 『Romans et récits』(Le Livre de Poche)ISBN:978-2253132622(これ以外のエディシ
ョンであって構わないが、授業中のページ指示がやや不便になるおそれがある。)
[参考書等]
(参考書)
ジョルジュ・ペレック 『人生 使用法』(水声社)ISBN:978-4891762537
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
訳読の担当箇所があたっている者は、該当箇所を正確に日本語に訳し、ディテールについていくつ
かのコメントができように用意しておくこと。また、担当箇所があるにもかかわらず無断欠席をす
ることは、教員だけでなく授業の参加者全員に迷惑をかけることになるので、決してしないこと。
(その他(オフィスアワー等))
分担箇所がある場合の無断欠席はやめていただきたい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系163
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
人間・環境学研究科 准教授 塩塚 秀一郎
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月3
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
ジョルジュ・ペレック研究
[授業の概要・目的]
20世紀フランスの作家Georges Perecの代表作 La Vie mode d'emploi (『人生 使用法』)をフランス
語原文で読む。この小説においては、パリのとある集合住宅の一部屋一部屋が描写されつつ、家具
や絵画などをきっかけに波瀾万丈な物語が展開されるため、この作品は「現代の百物語」と形容さ
れることもある。これまで、この小説は独立した短編の集合体とみなされ、章ごとに詳細な分析が
加えられることが多かったが、今年度の授業では、書物の巻末につけられた索引などを参照しつつ、
章ごとの関連や明確に言及されず暗示されるだけの出来事などに注意しつつ、この小説がもつ隠さ
れた広がりについて考えてみたい。
[到達目標]
ある程度の長さの物語をフランス語原文で正確に読み解き、散りばめられたディテールの意味を豊
かに解釈することによって、テクストに「書かれていないこと」を読みとることができるようにな
る。
[授業計画と内容]
第1回:イントロダクション。前期の内容の総括、後期の展望。後期は、物語性の少ない章をいか
に面白く読めるか、についても考えてみたい。
第2回∼第14回:La Vie mode d'emploi の講読。
章の長さにもよるが、おおむね、一回から二回の授業でひとつの章を扱うつもりである。
第15回:まとめ
精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。
[履修要件]
フランス語の文法を学び終えていること
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点評価(出席とゼミへの参加姿勢)および期末のレポート
[教科書]
Georges Perec 『Romans et récits』(Le Livre de Poche)ISBN:978-2253132622
フランス語学フランス文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義)(2)
[参考書等]
(参考書)
ジョルジュ・ペレック 『人生 使用法』(水声社)ISBN:978-4891762537
[授業外学習(予習・復習)等]
講読の担当箇所があたっている者は、該当箇所を正確に日本語に訳し、ディテールについていくつ
かのコメントができように用意しておくこと。また、担当箇所があるにもかかわらず無断欠席をす
ることは、教員だけでなく授業の参加者全員に迷惑をかけることになるので、決してしないこと。
(その他(オフィスアワー等))
分担箇所がある場合の無断欠席はやめていただきたい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系164
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
和歌山大学 教育学部 教授 小栗栖 等
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月2
開講期
前期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
フランス中世の言語と文学:古仏語入門1
[授業の概要・目的]
文学作品を講読しながら、12-13世紀のフランス語、すなわち古仏語(ancien français)の初歩を身に
つけていただくのが、本授業の第一の目的です。
今から約800年も前の言葉を知るということは、それ自体、とても面白く、意義深いことです。
けれども、その言葉を通じて、古い世界に親しむことも、それと同じくらい楽しく興味深いことだ
と言えます。ヨーロッパの中世が暗黒時代だという誤った認識はいまだに根強く残っています。た
しかに、当時の人々が、現代世界とは比べ物にならないほどの困難に直面していたのは事実です。
けれども、キリスト教をはじめとする頑迷な迷信に縛られ、暴力のみが支配する、血の気を失った
悲惨な社会の中で、彼らが生きていたと考えるのは完全な誤りです。
私が専門とする12-13世紀の文学作品の中では、思いのほか、俗っぽく、そのくせ高貴な香りを
失わず、生き生きと現世を謳歌する登場人物が次々と登場します。そうした中世文学の魅力を、翻
訳ではなく、原語によるテクスト読解を通じて知っていただくのも、また、本授業の大きな目的だ
と言えるでしょう。
[到達目標]
現代語フランス語とは異なった、古フランス語の文法の特徴を大まかに理解し、与えられたテク
ストを、概ね読解できるようなることが、本授業の到達目標です。
[授業計画と内容]
初回は中世の文学と言語についての概説と文献案内を行います。テキスト配布もこの時に行いま
す。
一回の授業で読み進めるテクストの分量はそれほど多くはないと予想されますが、毎回の進度を
あらかじめ予測するのは不可能です。そこで、授業の終わりに、次回に読むテクストの範囲をお知
らせします。それにあわせて、予習を行っておいてください。原則として、出席全員に毎回数行ず
つの訳読の機会が回ってきます。この方式で、第2回目から最終回までの授業が進行します。
授業は単に物語を追うだけではなく、テクスト内に見られる様々な言語事実の解説も行います。
また、中世という今日とはきわめて異なった世界で書かれたテクストを理解するには、字面が読め
るだけでは、なお不十分です。フランス語の歴史や作品の政治史的・文学史的背景を知る必要があ
ります。本授業では、時間の許す限り、それらのことについても論じる予定です。さらに、時には、
中世の古写本にさかのぼってテクストを検討し、中世フランス文学研究の世界をかいま見ていただ
く機会も設けます。
[履修要件]
特になし
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
古仏語のテキストをある程度理解し、テクスト内の言語事実を適切に記述できるかを問う、レポー
トを課します。
[教科書]
初回にプリントを配布します。
[参考書等]
(参考書)
辞書・参考書については初回時に紹介しますが、あらかじめ、下記のサイトで簡便な辞書と文法書
を手に入れておくのも良いでしょう。
小栗栖のサイト(関連URL情報を参照)で「日本語」、「中世仏語仏文学の世界へようこそ!」
とリンクをたどると、古仏語文法書、Van Daeleの古仏語辞書がダウンロードできます。サイト内を
探索すれば、さらに本格的な辞書も見つかります。
(関連URL)
http://www.eonet.ne.jp/~ogurisu/(小栗栖のサイト)
http://gallica.bnf.fr (BNF, Gallica)
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回授業終了時に次回の予習範囲を指定しますので、次回授業時に、訳読ができるように準備して
おいてください。
(その他(オフィスアワー等))
上記のような盛りだくさんの授業ですので、予習には十分な時間をかけておく必要があります。
古仏語では、活用や曲用が複雑で、規則をひととおり知っているだけでは、原形を推測できない場
合が少なくありません。また、不変化語であっても、テクスト内の単語がそのまま辞書の見出し語
となっていないこともしばしばです。時間をかけて辞書を引き、難解な箇所に頭を悩ませるという
経験を積むことが、古仏語の習得では、現代フランス語以上に、重要かつ困難な過程となります。
質問は随時メールで受け付けます(メールアドレスは授業初回にお知らせします)。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系165
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者所属・
和歌山大学 教育学部 教授 小栗栖 等
<英訳>
French Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月2
開講期
後期
授業
使用
特殊講義
形態
言語 日本語
フランス中世の言語と文学:古仏語入門2
[授業の概要・目的]
文学作品を講読しながら、12-13世紀のフランス語、すなわち古仏語(ancien français)の初歩を身に
つけていただくのが、本授業の第一の目的です。
今から約800年も前の言葉を知るということは、それ自体、とても面白く、意義深いことです。
けれども、その言葉を通じて、古い世界に親しむことも、それと同じくらい楽しく興味深いことだ
と言えます。ヨーロッパの中世が暗黒時代だという誤った認識はいまだに根強く残っています。た
しかに、当時の人々が、現代世界とは比べ物にならないほどの困難に直面していたのは事実です。
けれども、キリスト教をはじめとする頑迷な迷信に縛られ、暴力のみが支配する、血の気を失った
悲惨な社会の中で、彼らが生きていたと考えるのは完全な誤りです。
私が専門とする12-13世紀の文学作品の中では、思いのほか、俗っぽく、そのくせ高貴な香りを
失わず、生き生きと現世を謳歌する登場人物が次々と登場します。そうした中世文学の魅力を、翻
訳ではなく、原語によるテクスト読解を通じて知っていただくのも、また、本授業の大きな目的だ
と言えるでしょう。
[到達目標]
現代語フランス語とは異なった、古フランス語の文法の特徴を深く理解し、与えられたテクストを、
ほぼ正しく読解できるようなることが、本授業の到達目標です。
[授業計画と内容]
初回は中世の文学と言語についての概説と文献案内を行います。テキスト配布もこの時に行います。
一回の授業で読み進めるテクストの分量はそれほど多くはないと予想されますが、毎回の進度を
あらかじめ予測するのは不可能です。そこで、授業の終わりに、次回に読むテクストの範囲をお知
らせします。それにあわせて、予習を行っておいてください。原則として、出席全員に毎回数行ず
つの訳読の機会が回ってきます。この方式で、第2回目から最終回までの授業が進行します。
授業は単に物語を追うだけではなく、テクスト内に見られる様々な言語事実の解説も行います。
また、中世という今日とはきわめて異なった世界で書かれたテクストを理解するには、字面が読め
るだけでは、なお不十分です。フランス語の歴史や作品の政治史的・文学史的背景を知る必要があ
ります。本授業では、時間の許す限り、それらのことについても論じる予定です。さらに、時には、
中世の古写本にさかのぼってテクストを検討し、中世フランス文学研究の世界をかいま見ていただ
く機会も設けます。
[履修要件]
特になし
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
古仏語のテキストを理解し、テクスト内の言語事実を適切に記述できるかを問う、レポートを課し
ます。
[教科書]
授業中に指示する
初回にプリントを配布します。
[参考書等]
(参考書)
(関連URL)
http://www.eonet.ne.jp/~ogurisu/ (小栗栖のサイト)
http://gallica.bnf.fr BNF(Gallica)
[授業外学習(予習・復習)等]
毎回授業終了時に次回の予習範囲を指定しますので、次回授業時に、訳読ができるように準備して
おいてください。
(その他(オフィスアワー等))
上記のような盛りだくさんの授業ですので、予習には十分な時間をかけておく必要があります。古
仏語では、活用や曲用が複雑で、規則をひととおり知っているだけでは、原形を推測できない場合
が少なくありません。また、不変化語であっても、テクスト内の単語がそのまま辞書の見出し語と
なっていないこともしばしばです。時間をかけて辞書を引き、難解な箇所に頭を悩ませるという経
験を積むことが、古仏語の習得では、現代フランス語以上に、重要かつ困難な過程となります。
質問は随時メールで受け付けます(メールアドレスは授業初回にお知らせします)。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系166
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習I)
担当者所属・ 文学研究科 教授
増田 眞
職名・氏名
<英訳>
French Language and Literature (Seminars)
文学研究科 准教授 永盛 克也
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月2
開講期
通年
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
Introduction à l'analyse des textes littéraires
[授業の概要・目的]
フランス語読解力の養成を主眼としつつ、explication de textesや批評的文章の和訳・要約などを通じ
てフランス文学の研究方法の入門指導をする。
フランス語学フランス文学専修の3回生にとっては必修の授業。
[到達目標]
中級程度のフランス語で書かれたフランス文学に関する研究文献を読めるようになること、そして
フランス文学に関する基本的な研究の書き方に慣れること。
[授業計画と内容]
前期は増田が担当し、explication de textesやcommentaire composéへの入門を行う。これはフランスの
学校教育で行われている基本的な課題であるが、その実例を読んで基礎的な読解力を養いつつ、実
際に書くことによってフランス文学研究の基本的な技法を身につけることをめざす。1回目は全体
の説明を行い、2回目からはさまざまな作品の抜粋に関するexplication de texteを講読する。小説が
中心となるが、5∼7回目は詩など、別のジャンルの例も講読する。前期の後半(8∼15回目)
はcommentaire composéの実例を講読し、解説する。
後期は永盛が担当し、批評的文章や研究書・研究論文の読解への入門を行う。文学研究において重
要となる概念や理論、あるいは文学史に関する論文を読解の対象とし、和訳や要約のプロセスを通
して内容の理解を目指すとともに、アカデミックな文体のフランス語の読み方を学ぶ。卒業論文準
備の過程でフランス語の研究文献を参照する際に、内容を正確に理解するための訓練ともなる。
[履修要件]
中級程度のフランス語の語学力が必要
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点が重視される。そのほかに、学期末のレポートが課されることもある。担当教員は途中で交
代するが,通年講義なので必ず前期、後期ともに履修すること。
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
平常点が重視されるので、次回授業分の訳読の予習を全員がすることが求められる。
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系167
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習II)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 4回生のみ 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
通年
授業
形態 演習
田口 紀子
使用
言語 日本語
卒業論文演習
[授業の概要・目的]
批評文を読みながら、様々な文学批評の方法について理解を深めると同時に、卒業論文の準備や作
成の方法を習得する。
[到達目標]
フランス語学フランス文学についての卒業論文を作成するための基本的方法を理解し、執筆に必要
な基礎力を養う。
[授業計画と内容]
前期は文学理論や批評のテクストの抜粋を読むことで、抽象的なテクストの読解力を高め、同時に
様々な文学批評の方法について理解を深める。
後期は、卒論執筆のための個人指導と定期的な進捗状況の発表にあてる。第1、2週は、全員に口
頭で簡単に論文の計画を発表してもらい、それについて専任教員3名が問題点を指摘して、改善を
求める。それらの指摘を採りいれ、執筆者自身も考えなおしたうえで、それ以降の回で各自がさら
に詳しい発表を行い、論文完成を目指す。オフィスアワーでの個人指導のスケジュールについては、
各自の発表内容に即して決定する。
最終授業で試問を行い、フィードバックとする。
[履修要件]
本年度に卒業論文を提出する予定であること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点評価。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系168
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
前期
授業
形態 演習
増田 眞
使用
言語 日本語
中級フランス語作文演習
[授業の概要・目的]
和文仏訳を通して中級程度のフランス語作文の練習を行う。毎回異なる課題にもとづいてさまざま
な文章の習得をめざす。課題は説明と練習問題からなり、授業ではあらかじめ書いてきてもらった
練習問題について検討を行うのが中心的な作業となる。
形式上はセメスター制だが、内容的には通年なので、前後期通して受講することが望ましい。
[到達目標]
中級程度のフランス語を書けるようになることをめざす。基本構文の習得に力を置く。
[授業計画と内容]
1回目は全体の説明を行う。2回目以降の内容は以下のような予定。
I. 関係代名詞
II. 間接話法、間接疑問等
III. 否定と強調
IV. 非人称構文
V. 時間の表現(1):時制の使い方
VI. 半助動詞と動詞句
VII. 使役と放任、等
VIII. 受動態等
IX. 名詞構文
X. 数量や程度の表現
XI. 比較の表現
XII. 時間の表現(2)
XIII. 存在、状態などの表現
[履修要件]
中級程度のフランス語力が必要。また、授業の性質上、毎回予習が必要。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
評価は平常点による。授業中に実際に作文を書いた回数に応じて採点する。(ただし参加者の人数
等により回数は変動するので、厳密な数値基準があらかじめ決まっているわけではない。)
[教科書]
使用しない
プリントを配布する。
フランス語学フランス文学(演習)(2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(演習)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
説明は自分で読み、作文の練習問題をやった上で参加することが求められる。(具体的には授業中
に指示する。)
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系169
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
後期
授業
形態 演習
増田 眞
使用
言語 日本語
中級フランス語作文演習(後期)
[授業の概要・目的]
前期に引き続き、和文仏訳を中心とした仏作文の授業を行う。最後の数回はまとまった文章を書く
練習をする。
形式上はセメスター制だが、内容的には通年なので、前後期通して受講することが望ましい。
[到達目標]
中級程度のフランス語が書けるようになることをめざす。基本的な構文や表現の習得に重点を置く。
[授業計画と内容]
内容は前期の続き。(XIV課から始まる。)
XIV. 移動、運搬の表現など
XV. 知識、理解、伝達
XVI. 判断、感情の表現
XVII. 義務、必要など
XVIII. 願望、依頼など
XIX. 条件、仮定、推測
XX. 理由、対立、譲歩
XXI. 目的、結果
XXII. 日本語基本表現の訳し方(1)
XXIII. 日本語基本表現の訳し方(2)
XXIV. 文から段落へ
XXV. 短い叙述文を書く
XXVI. 短い論説文を書く
XXVII. フランスにおける作文課題の類型
[履修要件]
中級程度のフランス語力が必要。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
評価は平常点による。授業中に実際に作文を書いた回数に応じて点数が左右される。(参加者の人
数などにより、基準もある程度変動する。)
[教科書]
プリントを配布する。
フランス語学フランス文学(演習) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(演習) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業の性質上、毎回、予習が必要となる。その他は授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系170
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習) 担当者所属・
文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木4
開講期
前期
授業
形態 演習
使用
言語 フランス語
Revue de presse francophone
[授業の概要・目的]
Plus qu'à la simple lecture d'articles de presse portant sur des sujets d'actualité, ce cours se veut une initiation
à l'exercice de la "revue de presse", couramment pratiqué par les media eux-même, et destiné à offrir une vue
synthétique des grandes tendances qui façonnent chaque jour l'opinion publique dans un grand pays
démocratique comme la France. Concrètement, il sera demandé aux étudiants de s'entraîner à se faire euxmêmes meneurs de revue, en repérant parmi les principaux titres et les principales "unes" de la presse
francophone les thèmes qui les intéressent et qui leur paraissent les plus significatifs (éventuellement en écho
avec les préoccupations de la société japonaise).
Bien évidemment, ces travaux pratiques seront précédés par une introduction du professeur à caractère
historique et sociologique : on mettra en lumière le rôle fondamental que la presse a joué dans le
développement d'un espace public de discussion en France, et on dressera une cartographie du paysage actuel
de la presse française, d'un point de vue politique, économique, social, culturel.
[到達目標]
Ce cours s'adresse à des étudiants de tout profil, désireux de compléter leur savoir théorique sur les
disciplines dont ils sont spécialistes, par une approche plus concrète de la société française actuelle, et / ou de
se préparer à un séjour en France en perfectionnant leur pratique de la discussion et de l'expression orale. L'
objectif est d'observer les spécificités de la façon de vivre et de la façon de penser des Français, et d'en
débattre d'un point de vue comparatiste, intégrant les différences et les ressemblances avec la société
japonaise. Cela n'empêchera pas d'aborder les théories sociologiques, politiques, etc., qui ont été développées
sur ces sujets, mais toujours sur une base concrète, et d’une manière simple et synthétique.
[授業計画と内容]
Après les premières séances introductives, l'organisation du cours fera appel à la participation active des
étudiants pour fournir et exploiter la matière des débats que le professeur souhaite susciter. Sur le modèle d'
une première revue de presse faite par le professeur, les étudiants, à tour de rôle, auront à élaborer et à
commenter leur propre sélection d'articles. Pour ce faire, ils seront incités à développer une pratique régulière
de la lecture de la presse francophone, et ils pourront bénéficier de l'aide et des conseils du professeur.
[履修要件]
Ce cours est ouvert à étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités, à condition cependant qu'ils aient une
aisance suffisante en français pour suivre une discussion en français et pour y participer, ainsi que pour lire
des documents parfois complexes.
フランス語学フランス文学(演習) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(演習) (2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Pour ce cours, ce sont l'assiduité et la participation qui priment sur tout autre critère d'évaluation. Les exposés
et les travaux écrits étant volontaires, et non pas obligatoires, ils seront, par principe, valorisés et récompensés.
[教科書]
使用しない
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
pas de commentaire
[授業外学習(予習・復習)等]
Les étudiants seront incités à développer une pratique régulière de la lecture de la presse francophone, et ils
pourront bénéficier de l'aide et des conseils du professeur.
(その他(オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系171
未更新
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習) 担当者所属・
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木4
開講期
後期
未定
授業
形態 演習
使用
言語 フランス語
Culture et societe : les grands debats de la France d'aujourd'hui
[授業の概要・目的]
Ce cours s’adresse à des étudiants de tout profil, désireux de compléter leur savoir théorique sur les
disciplines dont ils sont spécialistes, par une approche plus concrète de la société française actuelle, et / ou de
se préparer à un séjour en France en perfectionnant leur pratique de la discussion et de l’expression orale. L
’objectif est d’observer les spécificités de la façon de vivre et de la façon de penser des Français, et d’en
débattre d’un point de vue comparatiste, intégrant les différences et les ressemblances avec la société
japonaise. Cela n’empêchera pas d’aborder les théories sociologiques, politiques, etc., qui ont été
développées sur ces sujets, mais toujours sur une base concrète, et d’une manière simple et synthétique.
Cette année, nous travaillerons sur deux thématiques majeures, qui sont au centre de la vie politique et
intellectuelle en France, et qui offrent des clefs de compréhension de l’histoire et de l’actualité : au 1er
semestre, l’école (le fonctionnement de l’enseignement secondaire et sa place dans l’organisation de la
vie collective) ; au 2e semestre, la laïcité, le rapport entre la société et les religions, et la place des
communautés dans l’unité nationale. Pour faciliter l’approche de ces problématiques complexes, qui
portent une lourde charge polémique, nous les aborderons à partir d’un roman, d’un film et d’une bande
dessinée, qui seront complétés par d’autres documents (articles de presse, billets de blogs…).
[到達目標]
[授業計画と内容]
On abordera ce semestre une question particulièrement délicate, qui agite depuis plus de vingt ans les
passions françaises : comment comprendre et appliquer le principe de laïcité, inscrit il y a un siécle (loi de
séparation des Eglises et de l’Etat, 1905) au coeur du "pacte républicain" que les Français considèrent
comme fondateur de leur identité nationale ? On s’intéressera aux mutations que l’histoire contemporaine
a introduites dans les rapports entre l’Etat, les religions et les citoyens : la sécularisation de la culture
catholique traditionnelle est-elle irrésistible ? L’émergence de l’islam comme deuxième religion du pays
pose-t-elle des problèmes spécifiques ? La France est-elle menacée par le développement d’un
"communautarisme" à l’anglo-saxonne, ou devrait-elle au contraire s’en inspirer ?
Sans chercher à apporter à ces questions des réponses tranchées (la liberté d’opinion doit s’exercer
pleinement), on essaiera de les présenter, de les expliquer, de les mettre en perspective, en s’appuyant sur
une bande dessinée qui a le mérite de les traiter par l’humour, mais avec finesse et respect : "L’Affaire du
voile", de Pétillon (2006).
フランス語学フランス文学(演習) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(演習) (2)
[履修要件]
Ce cours est ouvert à des étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités à cependant qu'ils aient une aisance
en français suffisante pour participer à des discussions et pour lire des documents parfois assez complexes.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Pour ce cours, ce sont l'assiduité et la participation qui priment sur tout autre critère d'évaluation. Les exposés
et les travaux écrits étant volontaires, et non pas obligatoires, ils seront, par principe, valorisés et récompensés.
[教科書]
使用しない
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
pas de commentaire
[授業外学習(予習・復習)等]
(その他(オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系172
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金4
開講期
前期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
フランス文学の古典を読む(1)
[授業の概要・目的]
ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712-1778)が晩年に執筆した『孤独な散歩者の
夢想』(Les Rêveries du promeneur solitaire, 1782)の抜粋を精読する。正確な読解力を身につけるた
め、文法事項を確認し、基本的な構文や表現を習得すること、また、文学的テクストの読解の方法
の初歩を学ぶことを目的とする。
[到達目標]
文学的な文章を正確に理解するために必要な文法の知識、基本的な構文や表現などを習得する、ま
た、文体の工夫により生まれる効果を感得し、分析する能力を習得する。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション 作者と作品の紹介。授業の進め方の説明。
第2回∼第14回 『孤独な散歩者の夢想』のいくつかの章の抜粋を、音読も重視しつつ丁寧に読み
進める。文法的な説明の他、文体の分析も行う。
[履修要件]
受講者には丁寧な予習が求められる。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業での発表(80%)と期末レポート(20%)
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
テクストの音読、構文の把握、未習の語彙・表現を辞書で調べておくこと
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系173
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金4
開講期
後期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
フランス文学の古典を読む(2)
[授業の概要・目的]
ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712-1778)が晩年に執筆した『孤独な散歩者の
夢想』(Les Rêveries du promeneur solitaire, 1782)の抜粋を精読する。正確な読解力を身につけるた
め、文法事項を確認し、基本的な構文や表現を習得すること、また、文学的テクストの読解の方法
の初歩を学ぶことを目的とする。
[到達目標]
文学的な文章を正確に理解するために必要な文法の知識、基本的な構文や表現などを習得する、ま
た、文体の工夫により生まれる効果を感得し、分析する能力を習得する。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション 作者と作品の紹介。授業の進め方の説明。
第2回∼第14回 『孤独な散歩者の夢想』のいくつかの章の抜粋を、音読も重視しつつ丁寧に読み
進める。文法的な説明の他、文体の分析も行う。
[履修要件]
受講者には丁寧な予習が求められる。
前期に開講する「フランス文学の古典を読む(1)」を履修していなくても受講に問題はない。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
授業での発表(80%)と期末レポート(20%)
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
テクストの音読、構文の把握、未習の語彙・表現を辞書で調べておくこと
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系174
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者所属・
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
非常勤講師 平光 文乃
授業
形態 講読
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
前期
使用
言語 日本語
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』を読む
[授業の概要・目的]
マルセル・プルースト(Marcel Proust)『失われた時を求めて』(A la recherche du temps perdu,
1913-)の部屋(chambre)における描写を読む。『失われた時』はフランス文学最高傑作の一つだ
が、長く難解といわれるこの大作は敬遠されがちでもある。特に小説冒頭、主人公・語り手の「私」
が部屋のベッドの中、半覚醒状態で繰り広げる夢想・回想が読者の意欲を挫くといわれる。しかし、
この不可解と思える夢想・回想は、小説の語り自体を生み出す装置として非常に重要な機能を果た
している。さらに、この回想に対応するように各部、各章冒頭に配置された部屋の場面は、この小
説の構造を担う。授業ではこれらの部屋の描写を読むことで、この小説の成り立ちを理解し、その
精髄を味わうことを目指す。また、必要に応じ同場面の草稿も読んでいく。これにより、草稿研究
の一端を垣間見ることもできるであろう。
[到達目標]
息の長い、豊富な比喩を織り込んだプルーストの文章を構造から理解し、その内容を味わうことが
できるようになる。『失われた時を求めて』の成り立ちと構造を理解する。レポートに対して自主
的に取り組む能力を養う。
[授業計画と内容]
第1回 イントロダクション
『失われた時を求めて』の概要を説明する。使用すべき辞書、および基本的な概説書などを紹介し、
授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。出席者の担当部分については随時決定していく。
第2回∼第14回 『失われた時を求めて』の部屋における描写の精読
『失われた時』の部屋における描写を精読し、内容について討論する。最初の四回で冒頭「不眠の
夜」の部屋を精読する。さらに各部、各章冒頭に現れる部屋、コンブレー、バルベック、ドンシエ
ール、パリの「私」の部屋など、毎回一つから二つ部屋の描写(プレイヤード版1ページ相当)を
読み進めていく。最後に小説冒頭と対をなすパリの部屋の描写を精読する。また必要に応じ、草稿
読解も試みたい。
第15回 まとめ
精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について議論する。目標箇所まで読了できなかった場
合、この回を補充に充てることもある。
[履修要件]
フランス語の初級文法の知識があることが望ましい。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(授業中の訳読、発表)(60点)と、期末に提出してもらうレポート(40点)に基づいて評
価する。
[教科書]
授業中に指示する
フランス語学フランス文学(講読) (2)へ続く↓↓↓
フランス語学フランス文学(講読) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
受講者には講読予定箇所の訳などの予習が求められる。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系175
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者所属・
人間・環境学研究科 准教授 塩塚 秀一郎
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
後期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
プロジェクト・アートをめぐるテクストを読む
[授業の概要・目的]
パリの子午線をたどり続ける、高速道路から出ないで生活する、ホテルの宿泊客の持ち物を調査す
る……など、何らかの〈プロジェクト〉に基づいた文学テクストやアート作品の記録を抜粋で読む。
これらのプロジェクトの実施者(作家、アーティスト)は、それを行うことでどのような成果が得
られるのか、どんな意味があるのかは分からないまま、とにかく実行したという面が強い。このよ
うな〈プロジェクト〉を通して見えてくる現代社会の一面について考えてみたい。
[到達目標]
・やさしいフランス語の文章を正確に読み解くことができるようになる。
・テクストに記述されたささいな事柄と社会背景など大きな枠組みを結びつけて考えることができ
るようになる。
[授業計画と内容]
第1回:イントロダクション。プロジェクト・ワークについて概説し、今後の授業予定について説
明する。
第2回∼第14回:下記のようなテクストを抜粋で読む。
ソフィ・カル『ホテル』、ジャック・レダ『パリの子午線』、コルタサル『宇宙道路の高速飛行士』
、フランソワ・ボン『高速道路』、ジャン・ロラン『ゾーン』、フィリップ・ヴァセ『白書』、ト
マ・クレール『インテリア』、フランソワ・マスペロ『ロワシーエクスプレスの乗客』など。
第15回:まとめ
[履修要件]
フランス語初級文法を学び終えていること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(出席状況および授業中の発言などを総合的に評価する)
[教科書]
その都度、プリントを配布する。一度授業を欠席すると、次回分のプリントをもらいそこね、ます
ます授業に出にくくなるという悪循環に陥るので、注意すること。
[参考書等]
(参考書)
Johnnie Grafton 『The Art Of The Project』(Berghahn Books)ISBN:978-1571816498
[授業外学習(予習・復習)等]
テクストの分担箇所は日本語訳ができるように予習しておくこと。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系176
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者所属・
人間・環境学研究科 教授
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木3
開講期
後期
授業
形態 講読
多賀 茂
使用
言語 日本語
現代思想を原語で読む
[授業の概要・目的]
文体・用語法等の特徴に注目しながら思想家の文章を講読することによって、その思想の理解を一
層深める。
[到達目標]
将来の研究のための十分な基礎となるレベルまで、フランス語の読解能力を高めることをめざす。
[授業計画と内容]
Lecture de quelques textes de Michel Foucault
1. 全体の解説 2∼4. Histoire de la folie
5∼7. Naissance de la clinique
8∼10. Les Mots et les choses
11∼13. Surveiller et punir
14. その他
15. まとめ
[履修要件]
フランス語の初級文法以上知識を持っていること
[成績評価の方法・観点及び達成度]
毎回の授業での発表にもとづく平常点(70パーセント)と最終日に行う小テスト(30パーセント)
を合わせて評価する
[教科書]
使用しない
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
次回に進む部分を自ら訳してみておくこと
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系177
授業科目名 フランス語学フランス文学(外国人実習) 担当者所属・
文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳>
French Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
通年
授業
使用
形態 外人実習 言語 フランス語
Grammaire et expression. Initiation à l'analyse linguistique et stylistique.
[授業の概要・目的]
La grammaire, le lexique, la logique du discours, sont les objets de ce cours, qui débouchera sur une initiation
à la stylistique. Les étudiants seront sensibilisés à l'idée que les faits de langue sont aussi des faits de style : le
sens que l'on veut donner à un message passe par le choix d'une manière de s'exprimer.
[到達目標]
Le but de ce cours est d'aider les étudiants à utiliser les structures linguistiques les plus appropriées à leurs
intentions de communication, et de leur apprendre à analyser le sens de tout type de texte (pas nécessairement
littéraire) à partir de son organisation formelle.
[授業計画と内容]
Le cours se déroule sous la forme d'exercices variés : questionnaires, énoncés à compléter, rédaction de textes
simples, transformations de phrases liées à des variations de points de vue. Les structures gammaticales, les
champs lexicaux, les outils de l'énonciation, les catégories du récit et du discours, sont les objets de ces
travaux pratiques et de cet apprentissage.
[履修要件]
Ce cours est destiné aux étudiants de troisième année qui se spécialisent en littérature française. Mais tous les
étudiants souhaitant ou devant utiliser le français dans le cadre de leurs recherches peuvent y trouver un
intérêt.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
L'évaluation se fondera sur la participation aux exercices proposés tout au long de l'année.
[教科書]
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
Le travail personnel consistera principalement en exercices de grammaire et d'expression (pouvant prendre la
forme de courts textes à rédiger), ainsi qu'en lectures de textes relativement courts (articles de presse, extraits
de romans et d'essais, qui ne dépasseront pas une page).
(その他(オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence, mais est à la disposition de tous les étudiants qui souhaitent
prendre rendez-vous.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系178
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Italian Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火2
開講期
通年
天野 惠
授業
使用
形態 特殊講義 言語
ピエトロ・ベンボ『俗語論』分析
[授業の概要・目的]
イタリア文学の諸ジャンルの中でも最も重要かつ最も受容の困難な詩的言語の成立に当たって決定
的とも言える重要性を果たした Pietro Bembo の Prose della volgar lingua の読解を通じて、イタリア
文学の本質に迫る。
[到達目標]
教員自身の研究に直接結び付く内容の授業であり、履修によってイタリア語イタリア文学の研究の
実際を目にするのみならず、これに自らも参画することが可能である。従って、大学院生および大
学院進学を志す学生にとっての有用性は言うを待たないが、それ以外の学部学生にとっても貴重な
経験となる。
[授業計画と内容]
活版印刷術の普及に伴って沸き起こった16世紀の《言語論争》に終止符を打つこととに成功したベ
ンボの『俗語論』Prose della volgar lingua の第3巻を講読しつつ、そこで扱われるイタリア語の詩に
関する具体的な指針と、その成立過程を分析する。1525年の初版(Tacuino版)と1538年の第二版(
Marcolini版)、1549年の決定版(Torrentino版)の他、残された唯一の手稿である Vaticano Latino
3210 を適宜参照する。高度な内容の授業であるが、学部学生のためにも懇切な解説を心掛けるので、
イタリア文学の持つ精緻性に関心のある学生には奮って参加を呼び掛ける。また、こうした授業へ
の参加により大学院生の先輩との間に学問的交流が生まれることをも期待する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点による。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
[授業外学習(予習・復習)等]
予習はテキストの理解を試みることに尽きる。単に16世紀の作品であるに留まらず、一般人向け
に書かれたものではないので、内容、文章ともに難解であり、教員にとっても理解は容易でない。
従って読解そのものが授業の第一の目的であり、あらかじめすべてを理解しておく必要はない。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系179
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳>
Italian Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
授業
使用
特殊講義
形態
言語
開講年度・ 2015・
曜時限 水2
開講期
通年
Torquato Tassoのインプレーサ論と詩論
[授業の概要・目的]
16世紀後半のイタリア詩人トルクァート・タッソのインプレーサ論<Il conte overo de l'imprese>を
精読しながら、タッソの創作理論における像の問題を検証する。授業ではタッソ以外のインプレー
サ論にもふれながら、インプレーサに関する同時代の支配的な考え方並びにタッソのインプレーサ
論の特色を確認する予定である。あわせてルネサンス期のイタリア語散文の読解力を養成すること
が本授業の重要な課題となる。
[到達目標]
タッソの創作理論における像の概念の重要性について理解を深める。同時に16世紀のイタリア語
散文を読解する力を身につける。
[授業計画と内容]
(前期)
初回 イントロダクション(テキスト、授業の進め方、評価方法、タッソのインプレーサ論・創作
理論などについて説明)
第2回∼第6回 パオロ・ジョヴィオのインプレーサ論
第7回∼第9回 ジローラモ・ルシェッリのインプレーサ論
第10回∼第15回 タッソのインプレーサ論(同時代のインプレーサ論との相違点)
(後期)
第1回∼第5回 タッソのインプレーサ論・詩論における像の特色
第6回∼第10回 像とアレゴリー
第11回∼第14回 像と想像
第15回 まとめ
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席点・小テストをもとに評価する。
[教科書]
使用しない
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
イタリア語学イタリア文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
イタリア語学イタリア文学(特殊講義)(2)
[授業外学習(予習・復習)等]
テキストの精読に基づく授業なので、予習が不可欠。毎回簡単な小テストを行って予習の精度を確
認する。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系180
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
<英訳>
Italian Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
授業
使用
特殊講義
形態
言語 イタリア語
開講年度・ 2015・
曜時限 水3
開講期
通年
Corso monografico di letteratura italiana
[授業の概要・目的]
Primo semestre;
Lettura della seconda cantica della Commedia
Secondo semestre;
Le occasioni di Eugenio Montale (II). La poesia neoclassica in Italia
[到達目標]
Primo semestre;
In questo corso verrà affrontata la lettura - possibilmente integrale #8211 del Purgatorio di Dante Alighieri.
Secondo semestre;
In entrambe le parti del corso è fondamentale la corretta esegesi dei testi affrontati. Il corso si propone la
conoscenza della poesia montaliana attraverso la lettura diretta delle Occasioni (esegesi e problemi critici e
filologici), e la conoscenza delle problematiche concernenti la poesia neoclassica (dall’uso del lessico
mitologico e del mito come fonte di sapienza, alla pratica delle traduzioni e dei rifacimenti di testi antichi e al
dibattito sulle le arti). Lo studente otterrà una conoscenza generale dell’epoca neoclassica e della poesia
foscoliana delle Grazie.
[授業計画と内容]
Primo semestre;
Durante la lezione sarà dato spazio allo studio dell’intertesto e del laboratorio della Commedia.
Secondo semestre;
Corso monografico diviso in due parti: nella prima parte verrà terminata la lettura integrale e lo studio della
seconda raccolta poetica montaliana, Le occasioni, iniziata lo scorso anno accademico. La seconda parte del
corso verrà invece dedicata allo studio e all’indagine della poesia neoclassica nei suoi risvolti storici,
filosofici e artistici, con particolare attenzione alle Grazie di Ugo Foscolo.
[履修要件]
Corso destinato esclusivamente a studenti con un ottimo livello d'italiano.
イタリア語学イタリア文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
イタリア語学イタリア文学(特殊講義)(2)
[成績評価の方法・観点及び達成度]
E' ammessa una sola assenza.
E' previsto un esame finale.
[教科書]
Dispense consegnate settimanalmente in classe.
[参考書等]
(参考書)
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
Primo semestre;
Agli studenti verrà richiesta settimanalmente la lettura e la parafrasi di uno o più canti, i quali saranno
successivamente commentati durante la lezione. Saranno consegnati dei saggi di critica storica e filologia e di
esegesi dantesca da leggere come approfondimento.
Secondo semestre;
È richiesto agli studenti del corso un intenso coinvolgimento nelle attività seminariali attraverso l’
approfondimento individuale o di gruppo di alcuni argomenti trattati.
(その他(オフィスアワー等))
Lezioni di tipo seminariale. E' prevista la partecipazione attiva degli studenti. Programma suscettibile di
cambiamenti.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系181
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義) 担当者所属・
文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
<英訳>
Italian Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水5
開講期
通年
授業
使用
形態 特殊講義 言語 イタリア語
Storia della letteratura italiana
[授業の概要・目的]
Storia della letteratura IV
[到達目標]
Obbiettivo di questo corso è la conoscenza della storia della letteratura italiana attraverso la lettura diretta di
alcuni testi appartenenti alle opere ritenuti cardine della letteratura italiana.
[授業計画と内容]
Corso dedicato all’apprendimento della storia della letteratura italiana, dalle origini fino alla seconda metà
del Novecento. In questo corso è prevista la lettura di estratti dalle opere maggiori degli autori più
rappresentativi della letteratura italiana. Sara dato spazio sia all’ermeneusi del testo (parafrasi, commento,
interpretazione), sia all’apprendimento di nozioni storiografiche riguardanti l’opera presa in esame. Sono
previste alcune lezioni di introduzione alla storia della lingua italiana e all’analisi testuale.
[履修要件]
Corso particolarmente impegnativo e destinato esclusivamente a studenti di lingua italiana di livello
intermedio e superiore, e a coloro che affrontano per la prima volta lo studio della letteratura italiana.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
E' ammessa una sola assenza. E' previsto un esame finale.
[教科書]
Dispense consegnate settimanalmente in classe.
[参考書等]
(参考書)
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
Allo studente è richiesto settimanalmente di studiare alcune nozioni di storia della letteratura italiana tratte
dai manuali e di leggere in anticipo il testo letterario argomento della lezione.
(その他(オフィスアワー等))
Lezioni di tipo seminariale.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系182
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義) 担当者所属・
京都産業大学 外国語学部 助教 内田 健一
<英訳>
Italian Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 月2
開講期
後期
授業
使用
形態 特殊講義 言語 日本語
ダンヌンツィオ『アルキュオネー』研究
[授業の概要・目的]
イタリアの詩人ダンヌンツィオ(1863-1938)は、生誕150年を機にイタリア国内外で多くのイヴェ
ントが開催され、注目を浴びた。本授業では彼の詩集『アルキュオネー』(1904)を読み、様々な
観点から研究する。この作品は非常に重要なもので、文学史はもちろん言語史や韻律学においても
特別に取り上げられるほどである。
[到達目標]
文献学の手法に基づいて、文学史・言語史・韻律学などの観点から、イタリア語の詩を理解できる。
[授業計画と内容]
詩集『アルキュオネー』は4つの「ディーテュランボス」によって5つのセクションに分かれる。昨
年度はセクション2∼3を取り上げたので、今年度はセクション3∼4を読み、以下の観点から解説・
分析を行う。
第1回 はじめに(講義内容の説明)
第2∼3回 エディション(雑誌・新聞、初版、全集版、校訂版)
第4∼5回 テクストの生成(下書き、清書、メモ、日記)
第6∼10回 典拠(イタリア文学、ヨーロッパ文学、古典文学、辞書・事典)
第11∼12回 言語史(擬古主義、ヴァリアント、専門用語、派生語)
第13∼14回 韻律学(詩節・詩行・韻の伝統と革新)
第15回 まとめ(講義内容の総括)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点(50%)、レポート(50%)
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系183
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義) 担当者所属・
<英訳>
Italian Language and Literature (Special Lectures) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
東京大学 人文社会系研究科 教授
長神 悟
授業
使用
開講年度・ 2015・
開講期
前期集中 曜時限 集中講義 形態 特殊講義 言語 日本語
16世紀イタリア文法家論
[授業の概要・目的]
イタリア語史上、標準語のあるべき姿をめぐって論じられた、いわゆる「言語問題」(Questione
della lingua)に関して、16世紀はとりわけ多くの論客が輩出し、さまざまな著作が刊行された時代
であった。本講義においては、G.F.フォルトゥニオ、P.ベンボ、G.G.トリッシノらの著作の一部を
原文で読み進め、主として16世紀前半におけるイタリアの「言語問題」についての理解を深める。
[到達目標]
イタリア語史上重要な「言語問題」の16世紀における実態に関し、当時の文献を通じて考察を進め
ることにより、イタリア標準語確立の経緯についての理解を深める。
[授業計画と内容]
第1回 導入(1)
第2回 導入(2)
第3回 G.F.フォルトゥニオ(1)
第4回 G.F.フォルトゥニオ(2)
第5回 P.ベンボ(1)
第6回 P.ベンボ(2)
第7回 P.ベンボ(3)
第8回 P.ベンボ(4)
第9回 G.G.トリッシノ(1)
第10回 G.G.トリッシノ(2)
第11回 G.G.トリッシノ(3)
第12回 G.G.トリッシノ(4)
第13回 他の著作家(1)
第14回 他の著作家(2)
第15回 まとめ
学習の理解度に応じて変更される場合がある。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点と学期末レポート
イタリア語学イタリア文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
イタリア語学イタリア文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用するプリントは適宜用意する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
授業中に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系184
文学研究科 教授
天野 惠
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(演習)
担当者所属・
文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳>
Italian Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木1,2
開講期
通年
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
イタリア文学研究の諸問題
[授業の概要・目的]
研究論文執筆のための訓練と準備を目的とする演習である。《勉強》と《研究》の相違を明確に認
識することから始めて、問題の設定と論証のプロセス、それらの表現方法、そして文献目録の作り
方等の細部に至るまでを、学生の行なう実際の研究に沿って学習する。
[到達目標]
論文提出年次に当たる学生・院生の場合、当該論文を完成させることが目標となるのは当然である
が、そうでない者には、発表を聞いて疑問点を見出し質問することによって発表者の研究を支援す
ることが求められる。こうした経験を通じて自らの研究においても「何を」「どのように追求し」
「成果をどのように発表」すればよいのかを学ぶことになる。
[授業計画と内容]
学部生の場合は卒業論文、大学院生の場合は修士論文ないし研究報告や学術専門誌への投稿を念頭
においた研究論文等の計画段階から、各自の研究テーマについて順次発表し、これに対して教員が
具体的な指導を行なうと同時に、他の学生もまた自由に意見を述べつつ具体的な検討を加える。多
くの場合、個人作業が中心となる文学研究においては、ともすると個々の学生・研究者が孤立しが
ちであるが、これは客観性を欠かすことのできない研究にとって決して好ましいことではない。ま
た、他人の研究を適切に論評することは、自分の研究能力の向上にダイレクトにつながる。研究者
を志す者ならば、学部学生からODまでキャリアの長短を問わず、誰もがそれぞれ得るところの多
い演習である。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
発表前日までに研究室メンバー宛てに研究の要旨をメールにて配布しなければならなし。また、発
表後も、これに関する質問等を全員宛てメールで発信し、各自がこれに対してこちらも全員宛ての
返信メールで意見を出すことにより、オープンな議論を展開する。
(その他(オフィスアワー等))
原則的には隔週開講の授業であるが、学生の希望があればこれに限定されることなく時間の許す限
り開講する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系185
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(演習)
担当者所属・
文学研究科 教授
<英訳>
Italian Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火4
開講期
通年
授業
形態 演習
天野 惠
使用
言語 日本語
イタリア詩読解
[授業の概要・目的]
13世紀から近代に至るイタリア文学の中で圧倒的な比重を占めるジャンルは詩である。抒情詩、叙
事詩、風刺詩のみならず戯曲もその多くは韻文で書かれており、19-20世紀にあっても詩の重要性
は失われていないし、散文作品も多くの場合、詩のリズムを念頭において書かれている。
作品内容の理解にとどまることなく、リズムを捉えた適切な音読・朗読をすることによって詩を詩
として受容する能力を養うことが本演習の目的である。
[到達目標]
母音の長短ではなく、音節の数とアクセントの位置によって創られているイタリア詩の特質を理解
し、さらにそのリズム感覚を身につけることが目標となる。
[授業計画と内容]
まず古典的なイタリア詩のリズムを完成させたとされるペトラルカ『カンツォニエーレ』から代表
的な作品を取り上げて、ソネット、カンツォーネ、バッラータ、マドリガーレ等の各詩形を、特に
韻律に注意しながら読解する。
文構造を確認しつつ、一行一行の韻律を確認し、その上でスムーズな音読・朗読を練習する。
ペトラルカに続いてルネサンス期の叙事詩『オルランド・フリオーソ』や、レオパルディ、ダンヌ
ンツィオ、サバなど、近代以降のイタリアを代表する詩人の作品を同じように読んでいく。
およそ前期を中世・ルネサンス期のいわゆる古典作品にあて、後期には近代以降の作品を読み進む
予定であるが、いずれの作品においても詩人の狙った効果を具体的に検証していく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点
[教科書]
コピー配布
イタリア語学イタリア文学(演習)(2)へ続く↓↓↓
イタリア語学イタリア文学(演習)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予習として、使用テキストの作品の内容の理解を心がけると同時に、音節の切れ方および強勢音節
の位置を見出すよう試みることが求められる。
(その他(オフィスアワー等))
予習は必須であるが、詩は一般に散文よりも難解であり、予習の段階ですべてを理解しておこうと
する必要はない。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系186
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(演習)
担当者所属・
文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳>
Italian Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 金3
開講期
通年
授業
形態 演習
使用
言語 日本語
近現代イタリア文学(小説)
[授業の概要・目的]
近現代のイタリア人作家の創作理論と実作品をあわせて精読しながら、各作家の方法論がいかに
実作品に適応されているか(いないか)について検証する。
[到達目標]
近現代のイタリア人作家・作品について理解を深める。文脈とバックグランドを踏まえながらテ
キストを正確に読み解く力を身につける。
[授業計画と内容]
以下の作家について創作理論と作品を精読しながら両者の関係を検証する。なお出席者の知識と
理解の程度を確認しながら授業を進めるものとする。取り上げる作家の順番は固定化されたもので
はなく、必要に応じて入れ替えをする可能性がある。
(前期)
初回 ガイダンス(テキスト、評価方法、授業の進め方の確認。並びに取り上げる作家の紹介)
第2回∼5回 Giovanni Verga (I)
第6回∼8回 Giovanni Verga (II)
第9回∼15回 Pier Paolo Pasolini (I)
(後期)
第1回∼第5回 Pier Paolo Pasolini (II)
第6回∼第10回 Italo Calvino (I)
第11回∼第14回 Italo Calvino (II)
第15回 まとめ・フィードバック
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
小テスト・出席点をもとに評価する。
[教科書]
プリント配布。
イタリア語学イタリア文学(演習)(2)へ続く↓↓↓
イタリア語学イタリア文学(演習)(2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
テキストの精読をベースにした授業なので予習が不可欠である。毎回小テストを行って予習の精度
を確認する。
(その他(オフィスアワー等))
特になし。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系187
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講読)
担当者所属・
神戸大学 留学生センター 教授 河合 成雄
<英訳>
Italian Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 4
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 木5
開講期
通年
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
Luigi Pirandelloの作品を読む
[授業の概要・目的]
イタリア現代文学の重要な作家ピランデッロの作品に親しむとともに、イタリア語の基礎的な読解
力を習得すること。
[到達目標]
授業時の読み物だけでなく、自主的に読解する力を養う。
[授業計画と内容]
ピランデッロの短篇小説を読むとともに、戯曲を鑑賞する。
前期
最初3週間は時代背景、文学史的な説明をしながら簡単なイタリア語の文章を読む。
第4回∼第6回 イントロダクション的な読みやすい短篇小説
第7回以降 後期に読む戯曲に関連した短篇小説を読む予定。
後期
ピランデッロについての評論も読みながら、戯曲と短篇を読み比べながら授業を進める。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
年度末試験(50%)と通常の授業時の発表(50%)から評価する。
[教科書]
テキストはコピーして配布
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
必ず次回に読む部分については予習すること。詳細については授業時に指示する。
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系188
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳>
Italian Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
前期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
イタリア史概説講読
[授業の概要・目的]
ルイージ・サルヴァトレッリの“Sommario della storia d'Italia”を講読する。今年度の前期は、第
36章のIl Settecentoを精読する。
イタリア史の理解は、イタリア文化を研究する上で必要不可欠である。特に歴史書の場合、日本
人によって執筆されたものとは史観が異なるうえ、読者に要求される知識や価値観もイタリア人を
念頭に置いたものであるために、これを読むことは、イタリア文化そのものにダイレクトに触れる
機会を与えてくれるはずである。また著者サルヴァトレッリの文章は伝統的なイタリア語散文の流
れをくむものであり、読解力を培うにはうってつけのテキストである。授業ではイタリア史の理解
を深めつつ、イタリア語文献の読解力を養成することが主要な目的となる。なお予習の精度を確認
するために、毎回小テストを行う。
是非この授業を通じてイタリア語の読解力を培ってもらいたい。
[到達目標]
イタリア語の読解力を身につけ、学術文献を自力で読み解くことができるようになる。
[授業計画と内容]
第1回(イントロダクション)
使用テキスト並びに講読対象の章について概説する。また授業の進め方、小テスト、評価方法に
ついて合わせて説明をする。テキストの冒頭部分を実際に読みながらイタリア語の読解にあたって
注意すべき点を確認する予定。
第2回∼第14回(第36章Il Settecentoの講読)
必要に応じて文法事項を確認しながらテキストを精読する。重要な専門用語や固有名詞の意味を
確かめつつ正確な読解に努める。毎回1ページを目処にテキストを読み進めていく。
第15回(フィードバック)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席点・小テストをもとに評価する。
[教科書]
プリント配布。
イタリア語学イタリア文学(講読) (2)へ続く↓↓↓
イタリア語学イタリア文学(講読) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予習がすべての授業である。テキストのイタリア語にきちんと目を通し、単語の意味を調べるだ
けでなく書かれている内容を自分なりに把握することに努めてもらいたい。
授業終了後は、読み違えていた箇所や文法知識の不十分なところを再確認することが肝要。また
小テストで間違った箇所を見直しておくことも重要。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系189
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講読)
担当者所属・
文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳>
Italian Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 水4
開講期
後期
授業
形態 講読
使用
言語 日本語
イタリア史概説講読
[授業の概要・目的]
ルイージ・サルヴァトレッリの“Sommario della storia d'Italia”を講読する。後期の授業では、前
期に読んだ第36章のIl Settecentoの続きから精読する。
イタリア史の理解は、イタリア文化を研究する上で必要不可欠である。特に歴史書の場合、日本
人によって執筆されたものとは史観が異なるうえ、読者に要求される知識や価値観もイタリア人を
念頭に置いたものであるために、これを読むことは、イタリア文化そのものにダイレクトに触れる
機会を与えてくれるはずである。また著者サルヴァトレッリの文章は伝統的なイタリア語散文の流
れをくむものであり、読解力を培うにはうってつけのテキストである。授業ではイタリア史の理解
を深めつつ、イタリア語文献の読解力を養成することが主要な目的となる。なお予習の精度を確認
するために、毎回小テストを行う。
是非この授業を通じてイタリア語の読解力を培ってもらいたい。
[到達目標]
イタリア語の読解力を身につけ、学術文献を自力で読み解くことができるようになる。
[授業計画と内容]
第1回(イントロダクション)
後期の講読個所について概説する。授業の進め方、小テスト、評価方法について確認をした後、
テキストの冒頭部分を実際に読み始める予定である。
第2回∼第14回(第36章Il Settecentoの講読)
前期と同様、重要な文法事項を確認しながらテキストを精読する。専門用語や固有名詞の意味を
確かめつつ正確な読解に努める。毎回1.5ページを目標にテキストを読み進めていく。
第15回(フィードバック)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
出席点・小テストをもとに評価する。
[教科書]
プリント配布。
イタリア語学イタリア文学(講読) (2)へ続く↓↓↓
イタリア語学イタリア文学(講読) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
[授業外学習(予習・復習)等]
予習がすべての授業である。テキストのイタリア語にきちんと目を通し、単語の意味を調べるだ
けでなく書かれている内容を自分なりに理解することを心掛けてもらいたい。
授業終了後は、読み違えていた箇所や文法知識の不十分なところを再確認することが肝要。また
小テストで間違った箇所を見直しておくことも大事。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系190
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(外国人実習) 担当者所属・
文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
<英訳>
Italian Language and Literature (Seminars) 職名・氏名
配当
学年 3回生以上 単位数 2
題目
開講年度・ 2015・
曜時限 火3
開講期
通年
授業
使用
形態 外人実習 言語 イタリア語
Esercitazioni di lingua italiana
[授業の概要・目的]
Esercitazioni di lingua italiana: lettura e analisi testuale di alcuni brevi testi di Italo Calvino
[到達目標]
L’espansione del vocabolario dello studente, attraverso l’apprendimento di campi semantici, la cura della
pronuncia delle parole italiane e dell’interpretazione orale del testo sono le alcune delle finalità di questo
corso il quale ha come obiettivo principale lo sviluppo e il miglioramento della capacità di comprensione dei
testi scritti.
[授業計画と内容]
La scelta dei testi da leggere, tratti da Marcovaldo e dai Racconti di Italo Calvino, sarà attentamente valutata
durante le prime lezioni dell’anno accademico in base al livello di conoscenza della lingua italiana da parte
degli studenti. A seconda del livello complessivo della classe verranno svolte alcune lezioni di introduzione
all’analisi del testo letterario (analisi narratologica e stilistico-retorica).
[履修要件]
Corso destinato a studenti di italiano elementare o intermedio.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
Si richiede una partecipazione attiva da parte dello studente attraverso lo svolgimento di esercizi e la
composizione di un diario.
[教科書]
Verra' distribuita una dispensa settimanalmente.
[参考書等]
(参考書)
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
In questo corso è prevista la partecipazione attiva dello studente al quale è richiesto di intervenire nelle
discussioni di classe e di svolgere settimanalmente dei compiti (lettura ad alta voce del testo e composizione
di un breve scritto).
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系191
授業科目名 スペイン語(初級)(語学) <英訳>
Spanish
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
大阪大学
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 月4
開講期
通年
授業
形態 語学
松本 健二
使用
言語 日本語
スペイン語(初級)
[授業の概要・目的]
スペイン語の初級文法を教科書に沿って学習する。授業は文法事項の解説と練習問題からなる。初
級文法を一通り学習するので進度が速く、そのため予習は必須である。
[到達目標]
CEFRのA1程度のレベルを修得する。母語話者の補助があれば、挨拶など日常生活に最低限必要
なコミュニケーションをとることができる。辞書を用いて時間をかけて調べれば、日常生活にかか
わるごく簡単なテクストなら意味を把握することができる。トイレ・出口といった市民生活に不可
欠な街頭指示なら理解できる。
[授業計画と内容]
第1週:オリエンテーション、文字と発音
第2−4週: 第1−2課[名詞、冠詞、主語人称代名詞、動詞現在形など]
第5−7週: 第3−4課[ser・estar・hay、所有詞、指示詞など]
第8−11週: 第5−6課[目的格人称代名詞、gustar構文など]
第12−15週: 第7−8課[点過去、比較表現、疑問詞、感嘆文など]と試験
第15−18週: 第9−10課[線過去、時刻表現、現在完了、過去完了など]
第19−20週: 第11−13課:[未来形、接続法の活用、使役の構文など]
第21−24週: 第14課[命令形、接続法]
第25−26週: 文法補遺の確認
第27−30週: 復習および試験
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
試験(適宜)、授業での理解度(問題解答の様子)
[教科書]
西川喬 『新スペイン語ゼミナール』(第三書房)ISBN:978-4-8086-3024-9
[参考書等]
(参考書)
辞書: 『ポケットプログレッシブ西和・和西辞典』(小学館)
辞書: 『現代スペイン語辞典』(白水社)
上田博人 『スペイン語文法ハンドブック』(研究社)ISBN:978-4-327-39420-2(中級まで対応した
新しい文法解説書(3,200+税))
スペイン語(初級)(語学) (2)へ続く↓↓↓
スペイン語(初級)(語学) (2)
[授業外学習(予習・復習)等]
指示した個所の予習をお願いする。
(その他(オフィスアワー等))
特にない
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系192
授業科目名 スペイン語(中級)(語学) <英訳>
Spanish
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
大阪大学
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 月5
開講期
通年
授業
形態 語学
松本 健二
使用
言語 日本語
スペイン語(中級)
[授業の概要・目的]
スペイン語の初級文法を終えた学生を対象とし、スペインやラテンアメリカなどのスペイン語によ
る文学テクストを講読、読解力の向上を目指す。
[到達目標]
CEFRのA2からB1程度のレベルを修得する。母語話者と挨拶や健康状態など日常生活に最低限
必要なコミュニケーションをとることができる。辞書を用いて時間をかけて調べれば、新聞等の論
説文や簡単な小説を読解することができる。辞書を用いて時間をかければ、自己紹介などを行なう
こともできる。
[授業計画と内容]
最初はスペイン語初級文法を復習するため、初級文法の参考書を参照しつつ、平易なスペイン語文
を読み、これまでの文法知識を確認していく。そのうえで、比較的容易なスペイン語文学テキスト
を講読していくが、履修者は毎回の授業で、与えられたテキストを日本語に訳すこととする。その
ため、毎回の授業前の予習は必須である。
[履修要件]
スペイン語の初級文法が修得済みであること。
[成績評価の方法・観点及び達成度]
試験(適宜)、授業での理解度(問題解答状況など)
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
上田博人 『スペイン語文法ハンドブック』(研究社)ISBN:978-4-327-39420-2(中級までを対象と
した新しい文法参考書(3,200+税))
[授業外学習(予習・復習)等]
指定された個所は予習してくること。
(その他(オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系193
授業科目名 イタリア語(初級4時間コース)(語学) 担当者所属・
職名・氏名
<英訳>
Italian (4H)
配当
学年 2回生以上 単位数 4
題目
非常勤講師 霜田 洋祐
開講年度・ 2015・
曜時限 月2,木3
開講期
通年
授業
形態 語学
使用
言語 日本語
イタリア語(初級)
[授業の概要・目的]
イタリア語文法の基礎を学習し、読み書きに必要な知識の習得を目指す。
授業の進め方としては、文法解説の後で練習問題を解いてもらい、知識の定着を図るというオーソ
ドックスなものを想定している。
イタリア語やロマンス諸語に興味のある初学者を対象とする。
[到達目標]
イタリア語の基礎的な文法事項を理解し、それをもとに平易な文章ならば「正確に」解釈できるよ
うになる。また基本的な語彙と発音を覚え、簡単なアウトプットも行えるようになる。
[授業計画と内容]
【前期】
第1週: オリエンテーションと発音
第2週: Lezione 1 [名詞、冠詞]
第3週: Lezione 2 [動詞 essere と avere]
第4週: Lezione 3 [形容詞]
第5週: Lezione 4 [直説法現在・規則動詞]
第6週: Lezione 5 [直説法現在・不規則動詞]
第7週: Lezione 6 [人称代名詞]
第8週: Lezione 7 [再起動詞]
第9週: まとめ・テスト
第10週: Lezione 8 [命令法]
第11週: Lezione 9 [直説法近過去]
第12週: Lezione 10 [直説法半過去・大過去]
第13週: Lezione 11 [直説法未来・先立未来]
第14週: Lezione 12 [受動態]
第15週: テスト・フィードバック
【後期】
第1週: Lezione 13 [比較級・最上級]
第2週: Lezione 14 [関係詞]
第3週: Lezione 15 [ジェルンディオ・ceとne の解説]
第4週: Lezione 16 [条件法]
第5週: Lezione 17 [接続法]
第6週: まとめ・テスト・フィードバック
第7−15週: 遠過去および講読
学習の理解度に応じて、変更される場合がある。
イタリア語(初級4時間コース)(語学)(2)へ続く↓↓↓
イタリア語(初級4時間コース)(語学)(2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・観点及び達成度]
平常点 40% (とくに練習問題(宿題)の取り組み、小テスト、発音をみる)
試験 60% (3回のテストの平均点と3回目のテストの点のうち、高いほうを採る)
[教科書]
杉本 裕之 『基礎イタリア語講座 −CD付き改訂版−』(朝日出版社)ISBN:978-4-255-55311-5
[参考書等]
(参考書)
『伊和中辞典』(小学館)ISBN:4-09-515402-0
『ポケットプログレッシブ 伊和・和伊辞典』(小学館)ISBN:4-09-506121-9
[授業外学習(予習・復習)等]
各課の終わりに教科書の練習問題を解いてもらうが、多くの場合これを宿題として課し、次の授業
の冒頭で解説する。また、新しい文法事項(特に動詞の活用)を学習した後は、予告した上で次の
時間に小テストを行う。
予習は特に求めないので、復習に力を入れてほしい。
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
西洋文化学系194
授業科目名 イタリア語会話(中級)(語学)
<英訳>
Spoken Italian
配当
学年 2回生以上 単位数 2
題目
担当者所属・
文学研究科
職名・氏名
開講年度・ 2015・
曜時限 火5
開講期
通年
授業
形態
特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
使用
言語 イタリア語
イタリア語会話(中級) Corso di conversazione in italiano (livello intermedio)
[授業の概要・目的]
Il corso si propone lo sviluppo delle quattro abilita' base della comunicazione (parlare, scrivere, leggere e
ascoltare), con una particolare attenzione alla comunicazione orale.
[到達目標]
Attraverso lo studio di alcuni temi vicini ai bisogni reali della vita in Italia si applicano le nozioni
grammaticali e sintattiche precedentemente studiate e si acquisisce gradualmente il nuovo lessico rilevante ai
fini del tema trattato.
[授業計画と内容]
Sarà dato ampio spazio alla conoscenza di alcuni aspetti preponderanti della cultura italiana attraverso l’
ascolto di canzoni, la visione di brevi spezzoni di film, e la lettura di brevi racconti o articoli dai principali
quotidiani italiani, o di fumetti.
È inoltre previsto il ripasso e l’approfondimento di alcune nozioni di sintassi e di grammatica della lingua
italiana attraverso lo svolgimento di alcune esercitazioni scritte e orali. Tra gli argomenti di discussione
saranno affrontati anche temi volti a riflettere sulle differenze culturali tra l’Italia e il Giappone.
[履修要件]
Questo corso è rivolto agli studenti di italiano elementare e intermedio di tutte le facoltà, i quali abbiano
precedentemente studiato la lingua italiana.
[成績評価の方法・観点及び達成度]
E' ammessa una sola assenza. E' previsto un esame finale.
E' richiesta una partecipazione attiva da parte dello studente.
[教科書]
Il materiale verra' distribuito in dispensa settimanalmente.
[参考書等]
(参考書)
特になし
[授業外学習(予習・復習)等]
Settimanalmente verranno assegnati allo studente degli esercizi preparatori alla lezione, da svolgere da solo, o
in gruppo insieme agli altri partecipanti della classe. È richiesta la partecipazione attiva da parte dello
studente al quale è richiesto di intervenire nelle discussioni di classe e di preparare una breve presentazione
su un argomento a scelta tra quelli che saranno trattati durante le lezioni.
(その他(オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。