卓球部通信213号 - 日本工業大学駒場高等学校

日本工業大学
しょう い ち ぐ う
卓球部通信「 照 一隅」№213
駒場高等学校卓球部
発行責任者:平
雅行
平成27年2月24日発行
http://www.nit-komaba.ed.jp/2/pinpon/213.pdf
・横浜オープンの結果
2月8日(日)
、横浜文化体育館で「2
山・細見(1A)組が3-1で勝ち、3
を奪いました。中村は3-1で勝利
015横浜オープン高校卓球選手権
対0で磯子工業に勝ちました。2回
したものの、岩切は惜しくも2-3、
大会」が行われました。この大会に
戦、Aチームは千葉県の君津商業と
3番ダブルスの岩切・八木組が0-
日駒が出場するのは初めてのことで
対戦。トップの大塚(1O)が敗れたも
3、5番の大塚が0-3で1対3で
した。レベルの高い試合で、神奈川、
のの、2番の八木、3番ダブルスの
千葉商大付属Aに負けてしまいまし
千葉、埼玉、東京の106校123
中村・岩切組、4番の中村が勝利し、
た。4番の八木が1-0とリードし
チームが出場していました。1回戦、
3対1で君津商業に勝ちました。B
ていただけに残念でした。しかし、
Aチームは寒川(平成26年度イン
チームは千葉県の木更津総合Aに対
少しずつ先が見えてきたと思います。
ターハイ神奈川県予選団体戦ベスト
して、トップの細見、2番の栗山、
春休みには多くの学校との練習試合
8)と対戦。トップの中村(2I)が3-
3番ダブルスの田邉(1I)・乗松組が敗
が予定されています。4月5日(日)
1、2番の岩切(2P)が3-0、3番
れてしまい、0対3で負けました。
には茨城県1位の明秀日立高校が練
ダブルスの岩切・八木(2P)組が3-
力の差を感じました。3回戦、Aチ
習試合を引き受けてくれました。新
1で勝ち、3対0で寒川に勝ちまし
ームは千葉県2位、関東10位で全
3年生にとっては最後のシーズンで
た。Bチームは磯子工業と対戦。ト
国選抜出場を決めている千葉商大付
す。6月に行われる関東大会出場を
ップの栗山(1E)が3-0、2番の乗
属Aと対戦。2台進行で行い、トッ
一緒に目指しましょう。
松(1G)が3-2、3番ダブルスの栗
プの岩切と2番の中村が1セット目
・
「優勝請負人」(元プロ野球広島東洋カープ 佐々岡 真司さん)より
・・・佐々岡の転機は、島根県立浜田商業
高等学校2年の時だ。
ームメイトは驚いた。
しかった。挨拶、時間厳守、会社での仕事。
直後の2年秋の島根県大会では準決勝で
それはすべて野球以前の問題だった。会社
当時3年生の部員が4人しかおらず、こ
島根県立大田高等学校に敗れたものの、延
始業時間の1時間前に出社し、湯呑みやコ
れまで内野を守っていた彼も投手を兼任す
長15回を投げ抜いた。あと1勝すれば中
ップを洗った。お茶やコーヒーを沸かし、
るようになった。そして、澤木明夫監督は、
国大会進出となる試合で、1対0の惜敗。
オフィスを綺麗に片づける。デスクを雑巾
夏の大会後に佐々岡とキャッチャーの2人
投球の充実より負けの悔しさが、佐々岡の
で拭くこともある。
を社会人野球の合宿に送り込んだ。バッテ
心を占めた。
「野球部は午後から練習なので、午前中し
リーは、広島県東部で行われる常石鉄工株
その年の冬、授業でサッカーをやってい
か会社にいません。やはり、会社の応援が
式会社野球部の練習に約2週間参加するこ
て足を捻挫。ギブスに松葉杖では大事な冬
あって野球ができるわけですから、せめて
とになった。
に練習が積めない。春の県大会では、前年
朝は、準備してから仲間を迎えようという
秋に接戦を演じた大田高にコールド負け、
ことでした」
佐々岡は高いレベルの社会人野球に驚い
た。
夏の県大会はベスト4で敗退。佐々岡の大
佐々岡の一日は実にハードだった。朝5
「体の大きさから全く違いました。教え
きな夢だった甲子園大会出場は叶わなかっ
時50分に起床・体操、6時30分にはバ
てもらうというより、何かを盗もうと思い
た。そんな佐々岡に注目するプロ野球のス
スに乗る。練習は夜の9時過ぎまで続いた。
ました」
カウトもいたが、彼の選択は社会人野球だ
寮では自分の衣類やユニフォームを洗濯、
った。
寝るのはいつも24時以降だった。
彼は、キャッチボールから投球練習まで
社会人選手を丹念に観察した。そして、真
「自分の技術の無さ、未熟さを感じていま
野球部の増永芳紀監督も厳しかった。監
似をしてみた。すると、何人かの投げ方が
した。それに、同世代の清原和博や桑田真
督のスパイク磨きや風呂掃除も、佐々岡ら
自分にはまった。ひたすら社会人選手を見
澄(PL学園高等学校)を見ていると、自
の仕事だった。おまけに、監督はキレイ好
ながら、フォームも精神も強くしようと心
分はまだまだだと思いました。もちろん、
きだ。
に決めた。
一社会人として成長したいという思いもあ
「風呂に砂粒があったり、スパイクに土が
りました」
付いていたらやり直しでした。いつも、キ
フォームも球速もどうしてこんなに変わ
ったのか。合宿から帰った佐々岡を見てチ
佐々岡の進んだNTT中国は、猛烈に厳
レイにしろと言っていました」・・・
と書いてあります。佐々岡選手は1989年のドラフト1位で広島カープに入団。1年目から13勝をマークし、1991年には、最多勝、最
優秀防御率、ベストナイン、MVP、沢村賞に輝きました。選手生活16年間で570試合に登板し、138勝106セーブ。また、200試合
以上登板している投手の中で、先発・中継ぎ・抑えの割合がそれぞれ25%を超えている史上唯一の選手です。佐々岡選手は高校時
代、社会人選手を観察して真似をしました。レベルの高い選手をしっかりと観察することも大切です。また、「会社始業時間の1時間前に
出社し、湯呑みやコップを洗った。お茶やコーヒーを沸かし、・・・」と書いてありますが、社会人として当たり前のことだと思います。当たり
前のことを当たり前にやったからこそ、佐々岡選手は活躍できたのだと思います。みんなも「当たり前のこと」ができているかをもう一度確
認し、実践しましょう。
● 3月1日(日)の卒業式で3年生が表彰されます。
3月1日(日)、本校アリーナで第67回卒業式が行われます。
卒業式では卒業証書授与以外にさまざまな賞の受賞があります。
前部長の篠原 一也(3P)と村木 優吾(3O)が生徒会活動賞と
皆勤賞、奥田 大樹(3G)と田中 和哉(3K)が皆勤賞、
奥田 悠季(3A)が精勤賞を受賞します。3年生のみなさん、
卒業おめでとう。