平成26年度 鈴友会会報 卒業記念号を掲載しました。

祝
ご卒業
鈴鹿短期大学 鈴友会会報 卒業記念号
平成 27 年 3 月 18 日発行
皆様のご壮健・ご活躍を祈念します
鈴友会会長
増田 文子
(昭和 44 年度卒業)
鈴友会名誉会長・学長
出雲 敏彦
2 年間の学業を終えられ、卒業を迎えられる皆さんに、心
からお祝いを申し上げます。新しい人生のスタートにあたっ
て、学生生活を支えていただいたご両親に深い感謝の気持ち
を抱いていると信じます。
これから「社会人」となるわけですが、このことは社会が
卒業生の皆さんを 1 人前と認め、そのように扱うことを意味
します。学生時代とは違うのです。社会が1人前と認めるこ
とは、社会生活を営む上で完全に「自由な人間」として扱わ
れることを意味します。しかし皆さんが手にするその自由と
は、盾の両面のように責任と不可分です。これから後は、ど
うか言動に慎重であって欲しいと思います。
進む道はそれぞれ異なりますが新しい旅立ちをするにあ
たって、皆さんが平等に与えられているのは「若さ」という
特権です。肉体の機能は強くしかも柔軟です。知的にも、時
代の要求するものを素早く察知して、吸収できますし、流行
にも敏感に反応するしなやかな感性と適応力をもっていま
す。そのような能力も、何の努力もしないでいると、すぐに
錆びついてしまいます。したがって、社会人となってから地
道に勉強する人と、それを怠る人とでは、あっという間に学
生時代の何倍もの差がつくことになります。
社会に巣立つ餞として、つぎの神話を贈りたいと思いま
す。
「人間」を意味するギリシャ語、
「アントロポス」の語源
について、多くの説がありますが、その1つに「上を見る」
という解釈があります。動物は常に下を見て餌を探さねばな
りません。人間だけが、2本足で立って「上を見る」存在な
のです。人間を超える大きな存在を求めるのです。
「衣食住」
は「手段」であって、自己目的に転化してしまうと動物と異
なるところがないのです。だからこそ人間だけが宗教心や人
の道を抱く存在なのです。
人を愛し、人に信頼され、そして人に愛されるような人生
を築いていかれるようにと、心から祈ります。
卒業生の皆様、おめでとうございます。
恩師をはじめ、ご家族様にとっては、まちこがれた皆様方
の晴れ姿。感慨深いものがお有りになると思います。学生生
活はいかがでしたか。期間は短いかもしれませんが、されど 2
年間ということで、充実した実り豊かな日々であったと確信
します。かたや世間では、景気の良しあしがとりあげられて
いますが、就活はいかがでしたでしょうか。皆様にとっては、
これからが本番。何物にも代えがたい、若さと、知識を武器
に、果敢に実社会に雄飛されることを期待するひとりです。
昨年の秋、同窓会の総会を開催し、旧交を温める機会を持
ちえました。皆様もご存知のように、わが母校には、今回の
卒業式で 48 回目という歴史があります。今回の総会で感じら
れたのが、
「つながりが大事にされている」ということでした。
仕事の事、家族の事、自分が岐路に立った時、そっと救いの
手を差し出してもらったのが短大時代の友だった。そのおか
げで今の自分がある。というのです。つながりというものは、
一朝一夕にできるものではありません。 誠実に積み重ねて
培っていく実証であり、無形の財産ともいうべきものだと思
います。卒業される皆様も、友とのつながりに対して、この
機会に、自問自答していただいてはいかがでしょうか。
私たち鈴友会には、母校の発展を旨に、同窓生相互の連携
を図る役目があると思っています。それには皆様方のお力添
えが不可欠になってきます。期待をしています。それに、2
年周期で総会を開催しており、平成 28 年がその時期にあたり
ます。どうかその折は、職場の情報、ご自分の近況等をお聞
かせください。お待ちいたしております。
皆様方のさらなるご活躍をお祈りいたします。
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巣立つ皆さんへ・・・贈る言葉
生活コミュニケーション学科
生活コミュニケーション学専攻
(桜井 秀樹)
ご卒業おめでとうございます。
勉強の面白さは大学3年生以降に気づくことがあるように思います。
それは、基礎ができて、学問の体系、教科の関連がわかることが1つの
理由です。ですから、あと 1、2 年みなさんに講義や実習で関わってみた
いと思うのですが、専攻科に進学する人を除いては、なかなかそのよう
な機会はありません。社会人 1 年目は大変なことも多いと思いますが、
鈴鹿短大の公開講座やシンポジウムなどを活用していただき、卒業後も
勉強を続け、さらに上をめざしてください。
生活コミュニケーション学科
食物栄養学専攻 (乾 陽子)
ご卒業おめでとうございます!この2年間でみなさんがそれぞれ成長
し、いい顔で巣立っていくことをうれしく思います。学んだことを活かし
ていくのはこれからです。みなさんならきっとできますよ!そして、また
いつか、さらに成長した皆さんと会える日を楽しみにしています。
生活コミュニケーション学科
こども学専攻 (田島孝次郎)
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。短大の2年間の
生活は、きっとあっという間に過ぎたのではないでしょうか。楽し
かったことや悲しかったこと、授業や実習でのいろいろな思い出や
経験を糧に、実社会に出てからも前向きに進んでください。そして、
今度は社会人として得た経験を後輩に伝えに来てください。
専攻科
健康生活学専攻 (大野 泰子)
短期大学課程と専攻科課程の4年間を本学で学ばれてのご卒業、心より
お祝い申し上げます。専攻科では本格的な研究方法の座学から、各自が文
献研究や調査など主体的に真剣に取り組まれ、その成果として学会発表を
経験し、論文の完成がありました。卒業後もさらに進化、深化し、真価の
ある養護教諭(人間)としての成長を応援しております。
~幹事紹介~
鈴友会事務局便り
平成 26 年度 卒業生 130 名は、本日鈴友会に入会します。
生活コミュニケーション学専攻
卒業後、鈴友会からご連絡をさせていただくこともありますので、
鈴木 麻美、庄司 万里子
住所・改姓・電話番号など連絡先に変更がありましたら、鈴友会事務
食物栄養学専攻 ・・・・・・ 甲斐 千奈津、小林 絵里香
局までご連絡をお願いします。皆さん、時々クラス会を開催して、近
こども学専攻 ・・・・・・・ 三舩 紗也香、望月 エリカ
況を把握してください。クラス会報告、近況報告、随時受け付けてお
健康生活学専攻 ・・・・・・ 中井 彩乃
ります。皆さんで楽しい会報を作りましょう。
鈴友会(同窓会)事務局
〒510-0298 鈴鹿市郡山町 663-222 鈴鹿短期大学内 Tel(059)372-3900 Fax(059)372-3903
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