ストレートネック - 青森県立中里高等学校

平成27年10月1日
中里高等学校
No.6
久しぶりにブレザーを着用して体型の変化に気づいた人もいるのではないでしょうか?
時期です。その日の気温や体調に合わせて衣服の調節を上手にしてください。
保健室
寒暖の差が激しい
知っていますか?
ストレートネック
本校の裸眼視力1.0未満の生徒の割合は68.9%で、
全国平均62.9%(平成26年度統計)よりも高くなっ
ています。視力低下の原因として、ゲーム、パソコン、ス
マートフォンなどの長時間利用が考えられます。目に負担
をかけ過ぎないように次のようなことに気をつけましょう。
・本やスマホ、ゲームの画面を見るときは30cm
以上離す。
・暗いところで本を読まない
・寝ころんで本を読んだり、ゲームをしない
・近くを見続けたときは遠くを見て目を休ませる
・ゲームは1時間までなど、時間を決めて利用する
▼正常
首の骨は横から見ると普通は少し前側
にカーブしています。ところが最近、こ
の骨のカーブがまっすぐになっている
「ストレートネック」人が増えているそ
うです。ストレートネックになると、首
の痛みや肩こり、頭痛、手のしびれなど
▼ストレートネック
の症状があらわれてきます。その原因の
一つとしてうつむいた姿勢を長く続ける
ことがあげられています。まさにスマー
トフォン見るときの姿勢などがそうで
す。
スマホやゲーム機などを使うときには
姿勢に気をつけ、長時間にならないよう
にしましょう。
時々、伸びなどの体操をしよう!
10月14日(水)
10:00~12:30
本校に献血バスがきます。
献血が必要な理由は?
○血液は人工的につくることができません。
○長期保存ができません。
○日本では、毎日約3千人もの方が
輸血で命をつないでいます。
(多くはがん治療に使われています。)
献血は健康管理にも役立ちます!
希望する人には、ヘモグロビン濃度、
コレステロール値など血液検査の結果
をお知らせしています。
毎日新しい血液を確保
しなければなりません。
200mL献血
「輸血」というと、大けがしたとき
に使われるイメージがありますが、
けがの治療は約3.8%で、ほとん
どが病気の治療に使われています。
年
齢
体
重
最高血圧
16歳から
男性:45kg以上
女性:40kg以上
400mL献血
男性:17歳から
女性:18歳から
男女とも50kg以上
最高血圧:90mmhg以上
近視の
を正しく理解しよう!
ピント合わせと視力
私たちの目は裸眼でピントが合う最も遠い距離から近くの方には、ピントを合わせてはっきり見ることが
できます。
「ピントを合わせることができる最も遠い距離」があまり遠くではなく、わりに近い距離にある近
視では、裸眼で遠くにピントが合いません。それに対して、
「ピントを合わせることができる最も遠い距離」
がうんと遠くに位置している正視や遠視では、うんと遠い距離から近い距離まで、裸眼でピントを合わせて
はっきりと見ることができます。しかし、これはピントを合わせる調整力が十分にある若い時だけで、老眼
が進行すると遠くも近くもはっきりと見えなくなります。一方、近視はピントを合わせられる距離が近くに
あるので、裸眼では遠くのものをはっきりと見ることができませんが、近くはいつでもよく見えます。年を
とって老眼になっても近くのものははっきりと見え続けるのです。
近視の短所と長所
強度の近視は不便
近視で不便なことは、裸眼で遠くがよく見えないことです。授業
中に黒板の字がよく見えなかったり、外出したときに遠くにいる友
だちの顔がわからなかったり、動物園や美術館に行っても遠くがよ
く見えなかったりするので、十分に楽しめなかったりします。もち
ろん、メガネやコンタクトレンズを使って矯正していれば、何の問
題もなく、見たいものをしっかりと見ることができます。
一方で近視であることは悪いことばかりではありません。私たち
はピントを近くに合わせようとしたときに、目の中にある毛様体と
いう筋肉に力を入れて収縮させ、目の中にあるレンズ(水晶体)を
膨らませて見ています。正視や遠視は近くを見るときには必ず毛様
体に力を入れないとピントが合わないので、目が疲れやすく、長時
間の手元の作業に集中力が持続できなくなることが少なくありませ
ん。
しかし、近視は裸眼で近くにピントが合っているので、近くを見
るときに毛様体に力を入れる必要がなく、軽度~中等度の近視なら
長時間近くを見ても目に疲れが起こりにくいのです。このため、受
験勉強や細かな作業などを長時間続けて行うことは得意な目なので
す。
裸眼で本が見える中程度くらいま
での近視は日常生活では快適な目な
のですが、裸眼で本を読もうとする
とかなり近づけなければならない強
度の近視はやはり少し不便な目です。
あまり近づけてものを見ていると左
右の目を強く内側に寄せないともの
が一つに見えないので、近くのもの
がはっきりと見えても疲れやすくな
ります。このような強度の近視では、
適切なメガネやコンタクトレンズを
常に使用することが必要です。
近視の進行は予防できる?
近視は遺伝もあるため、両親や両親のどちらかが近視の場合には近視になることが多いようです。しかし、
近くのものを長時間見ることによって進行することも報告されています。近視を予防するためには、本やゲ
ームの画面を見たりするときにあまり近づけ過ぎないこと、暗いところで本を読まないこと、寝転んで本を
読んだりゲームをしたりしないことが大切です。また、ピント合わせの筋肉を動かしながら目を使うことが
大切なので、近くで見続けているときには、10分間に1~2秒でよいので、遠くにピントを移すことを行
うとよいでしょう。遠くといっても窓の外のはるか遠くや空を見上げても効果がありません。人によっては
2~3メートルの距離で十分ですが、自分でピントが合うギリギリ遠い距離が適切です。
現代社会にはコンピュータが組み込まれた情報端末がたくさんあり、近い距離に多くの情報が集約されて
います。これらの情報を正しく入手するためには近くにピントが合っている近視眼がとても適しています。
これからの社会に適応した快適な生活を営むために、近視は便利な目です。もちろん、遠くにもいろいろな
情報が存在しますので、メガネやコンタクトレンズを適切に利用し、近視の目と仲良く付き合っていくこと
が大切です。