公開セミナー「刑務所のいま‐裁判員裁判と量刑を考える‐」 9 月 22 日( 土 )、青 山 学 院 大 学 に て 公 開 セ ミ ナ ー「 刑 務 所 の い ま − 裁 判 員 裁 判 と 量 刑 を 考 える−」の第2回目が行われました。 この公開セミナーは全 3 回シリーズで、刑務所や量刑、そして裁判員制度との関係につい て 考 え ま す 。第 2 回 目 は「 施 設 内 処 遇 か ら 社 会 内 処 遇 へ 、更 生 と 社 会 復 帰 に つ い て 」が テ ー マでした。 ま ず 小 池 振 一 郎 弁 護 士 か ら 海 外 の 刑 務 所 の 様 子 を 報 告 し て い た だ き ま し た 。人 間 と し て 扱 わ れ て 、は じ め て 人 間 ら し い 心 を 取 り 戻 し 、更 生 で き る と い う 言 葉 が 胸 に 響 き ま し た 。そ の 後 、久 保 貴 東 京 保 護 観 察 所 所 長 が 保 護 観 察 の 現 状 と 課 題 に つ い て お 話 い た だ き ま し た 。裁 判 員 裁 判 で は 、執 行 猶 予 の 場 合 に 保 護 観 察 が 付 く 割 合 が 増 え て い る こ と か ら 、保 護 観 察 の 現 場 を 知 る こ と が で き る 貴 重 な お 話 で し た 。濱 田 華 子 臨 床 心 理 士 か ら は 、被 疑 者 へ の 心 理 カ ウ ン セ リ ン グ の お 話 を 伺 い ま し た 。刑 事 裁 判 ま で の 間 に 、自 分 の 罪 と 向 き 合 え る か ど う か は 、被 疑 者 に と っ て も 被 害 者 に と っ て も 重 要 な 問 題 で す 。カ ウ ン セ リ ン グ に よ っ て 心 の サ ポ ー ト を していくことの大切さを知ることができました。 私 は 、司 会 を 担 当 し た の で す が 、参 加 者 か ら の た く さ ん の 質 問 を 見 て 、裁 判 員 制 度 の 意 義 は 、刑 事 裁 判 の 場 面 だ け で は な く 、罪 を 犯 し た 人 の 更 生 や 社 会 復 帰 を 自 分 た ち に も 関 係 あ る 問題として考えることにもあるのだと実感しました。 第3回目は、10月14日(日)14:00から青山学院大学にて行われます。第3回目 は 、「 裁 判 員 裁 判 と 量 刑 」 と い う テ ー マ を 中 心 に 行 い ま す 。 司 会 は 裁 判 員 経 験 者 ネ ッ ト ワ ー ク 代 表 世 話 人 の 牧 野 茂 弁 護 士 が 努 め ま す 。講 師 の 小 池 振 一 郎 弁 護 士 の ほ か に ゲ ス ト に 裁 判 員 経 験 者 の 方 も 2 名 参 加 い た だ く 予 定 で す 。第 3 回 目 だ け の 参 加 も 可 能 で す の で 、関 心 の あ る 方はぜひご参加ください。 (大城聡) <第 3 回目 公開セミナー「刑務所のいま」> 日時:10月14日(日)14:00開始 場所:青山学院大学 総研ビル3階第10会議室 資料代:500円 <主 催 > NPO 法 人 朝 日 カ ウ ン セ リ ン グ 研 究 会 、 裁 判 員 経 験 者 ネ ッ ト ワ ー ク <共 催 > 裁判員ネット、青山学院大学裁判員研究会 <申 込 み ・ 問 合 せ > ※当日参加もできます。 NPO 法 人 朝 日 カ ウ ン セ リ ン グ 研 究 会 http://www.aco-web.org 〒 151− 0053 渋 谷 区 代 々 木 2-27-16-408 Tel/Fax 03-6276-7649
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