事業活動 中期経営アクションプランの進捗 エネルギーを取り巻く環境がめまぐるしく変化する中、社会に必要なエネルギーを効率的にお 届けし続けるため、2013 年、各事業の中期的な目標とそれに必要なアクションプランを策定し ました。2014 年で 2 年が経過し、原油市場や太陽電池市場における急激な環境変化の中でも 順調に進捗しています。 石油事業 中期経営アクションプランの骨子 目標:国内最高の収益体質となる オーガニック・グロース(既存事業の継続成長) • 国内販売規模の維持 • 付加価値向上によるマージンの改善 • サプライチェーンを通じたコスト削減 ステップ・チェンジ(事業構造改革による成長) • 石油化学事業の拡大 • 他社との協業 付加価値の高いサービス、商品の拡充や、 「ダントツプロジェクト」 2014 年 までの進捗 が成果として現れ始めました。ステップ・チェンジについてもプロ ジェクトが順調に進捗しています。 エネルギーソリューション事業 中期経営アクションプランの骨子 太陽電池事業の目標:グローバルリーダーとなる • • • • 国内市場で勝ち組になる 高付加価値ビジネスモデルの構築 将来の成長に向けた技術開発 世界市場への本格進出 電力事業の目標:事業規模および発電源メニューを拡大する • 事業規模を 1 ギガワット(100 万 kW)規模へ拡大 • 発電源の多様化 太陽電池事業では、国内事業を計画通り拡大し、収益基盤も確立し 2014 年 ました。さらなる収益基盤強化への具体的な取り組みが進行し、布 までの進捗 石を打ちつつあります。電力事業では、多様な発電源の開発に取り 組み、順次発電所が稼働しています。 20 昭和シェル石油株式会社 コーポレートレポート 2015 経営戦略 事業活動 主なプロジェクトの進捗状況 2013 プロジェクト 構造的コスト競争力の改善(260 億円) = ダントツプロジェクト 2014 2015 2016 2017 目標を上回り345 億円改善、前倒しで計画達成 検討 合意 液化石油ガス (LPG)事業の統合 統合契約 締結 調査・検討 完了 ミックスキシレン生産能力増強 石油化学事業の海外展開検討 調査・検討 供給合理化に向けた事業提携 検討 合意 統合会社設立・事業統合 投資 建設 決定 稼働 評価および実行 経営資源 既存事業における構造的コスト競争力改善策については計画を前倒して達成、他社との事業提携による合理化・付 加価値改善も順調に進捗しています。また、新たな収益基盤拡大のため石油化学製品の生産設備増強を投資決定 しました。 コーポレート・ガバナンス 主なプロジェクトの進捗状況 2013 プロジェクト 投資 決定 太陽電池事業:東北工場 電力事業:扇島パワー 3 号機 建設 2015 2016 稼働 建設 投資 決定 2017 稼働 建設 稼働 財務・会社データ 電力事業:バイオマス発電所 2014 太陽電池事業の競争力の源泉であるコスト競争力を高め、海外生産拠点展開の礎となる東北工場が計画通り完成、 電力事業も新しい発電所の投資決定、建設が順調に進捗しています。 昭和シェル石油株式会社 コーポレートレポート 2015 21
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