頭頸部癌の病理学的解析による 部癌の病理学的解析

頭頸部癌の病理学的解析による腫瘍進展様式、
部癌の病理学的解析による腫瘍進展様式、予後規定因子の解明
腫瘍進展様式、予後規定因子の解明
研究の背景、目的、概要
頭頸部がんにおけるがん細胞の進展様式に関しては未だ不明な点が多い。特
に導管内進展に関しては、食道がん領域では取り扱いが決まっているが、頭頸
部領域は食道癌の取り扱い規約を流用したものに過ぎないのが現状です。
今回の検討では頭頸部がんの原発巣およびリンパ節郭清の標本を用いて通常
のヘマトキシリン・エオジン(HE)染色および免疫染色(α‐SMA、laminin、
TypeⅣ collagen、P-16 など)を用いた病理学的検査解析(組織学的グレード、
腫瘍の最大径、腫瘍全体の厚さ、粘膜下浸潤の深さ、リンパ管浸潤、静脈浸
潤などの計測、導管進展の深さなど)を行い、この導管進展の頻度や、予後規
定因子などを解明します。また加えて、新たな腫瘍進展様式や、予後規定因
子についても病理学的に検討いたします。
研究対象
対象:2006 年 1 月から 2014 年 7 月までに当院を受診して頭頸部がんの原発巣切
除を受けた患者さん
実施場所:防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座
本研究の方法、期間
上記対象の患者さんの病理標本を用いて腫瘍そのものの大きさや病理学的特徴、
腫瘍内における異常なタンパク質の発現が無いかなどを調べます。今回、患者
さんに新たな追加検査を行うことはありません。既に保存されている病理検査
標本の一部をこの研究のために使用させていただきます。
研究期間は5年を予定します。
個人情報の保護について
本研究では標本などの個人情報は匿名化され、個人が特定されることはあ
りません。また、個人が特定されるような情報は一切公表しません。
過去に当院で頭頸部癌の手術を受けられた方で、ご自身の病理検査標本や
情報を本研究に使わないでほしいというご希望があれば担当医師あるいは
以下の連絡先までご相談ください。
埼玉県所沢市並木 3-2
防衛医科大学校耳鼻いんこう科学講座
電話:04-2995-1211 内線 2336
冨藤雅之