眞坂歯科医院

PDM札幌
津金澤秀樹氏
岡田院長へバトンタッチ!
患者様 田中明美氏
PDM(Professional Dentist Management) 札幌はできた
私はもうすぐ喜寿を迎えます。若い頃は歯医者泣かせ
ばかりの研究会です。発足のきっかけは、
眞坂先生が「こ
のよい歯でしたが、子どもができるたびに歯をとられ
の頃の若い歯科医師に活気がない、元気にしたい」と私
32 歳から住んだドイツでブリッジをしてもらいました。
どもにお声がかかったことです。私たちも何かしなけれ
1970 年に帰国して開業間もない眞坂先生に診療をうけ
ばいけないと思っていた矢先でしたので、昨年6月に眞
た時、先生がドイツのブリッジを興味深くみていらした
坂先生を札幌にお迎えして第一回の研究会を開催いたし
のが印象に残っています。以来、研究熱心な姿勢とその
ました。
腕に惚れこみました。私の半生以上のご縁が続いていま
PDM というのは良質の治療を提供できるシステム作
すので、口の中には先生の技が詰まっています。昨年
りを研究していく会で、目指すところは、診療技術の向
は新院長先生にインプラントをしていただきましたが、
上とそれを実現するための経営の改善、患者さんと歯科
まったく違和感がなくてどこがインプラントなのかわか
医師の幸せの追究等です。PDM 札幌は歯科の枠にとら
りません。眞坂先生が優秀な後継者を得られたことはご
われずに知見を求め研究を続けてまいりますので、今後
同慶の至りです。
ともご指導をよろしくお願いいたします。
眞坂歯科医院通信
去る9月 12 日に開催された眞坂歯科医院 40 周年記念会におきまして、眞坂歯科医
ラジオ体操の友人
杉本康希氏
社会福祉法人いきいき牧場
岩根多喜男氏
盛岡の障がい者福祉施設「いきいき牧場」は眞坂歯科
先生のご自宅近所の篠原八幡宮の境内で、朝日にむ
医院と患者の皆さまから施設の運営に多大なご支援をい
かって毎日ラジオ体操をしています。多い日には 15、6
ただいております。治療で使わなくなった金属を換金し
人ほどが集まっていますが、ラジオ体操は眞坂先生がお
てのご寄付は、この 11 年間で 450 万円を超えておりま
一人で始められ、散歩の方などに声をかけながら仲間が
す。歯医者さんのお仕事だけでなく障がい者の生活向上
増えていったと聞いております。私も早朝に境内から見
にもご理解をいただき、施設に温かい気持ちをお届けく
える富士山の写真を撮っているときに誘われ仲間に加え
ださっていることを、ご協力くださっている患者の皆さ
ていただきました。明日はぜひ体操仲間に今日の盛大な
まへの感謝とともにご報告させていただきます。
会と眞坂先生の業績を報告したいと思っています。
秋
2010 年 号
No. 13
Contents
● 岡田院長へバトンタッチ!
した。
1970 年の医院開設以来、診療と経営に全力を注いできてまいりましたが、岡田先
生という若く頼もしい後継者を得、これまでを振り返ったとき万感胸に迫るものがあ
ります。今後は理事長として、また「現役」の歯科医師として歯科医療界に貢献でき
る活動を続けようと心を新たにしております。
これから取り組みたい仕事が「高齢者の生活の質を高める歯科医療」の実践です。
今後到来する超高齢化社会では、国家財政で医療費の増大が必須と言われております
《特集》
眞坂歯科医院 40 周年記念会
「接着臨床を究める」出版記念会
40 年間眞坂歯科医院を支えてくださった皆さまに感謝申しあげます
院の院長職を岡田常司先生に継承したことを、ご来賓の皆さまの前でご披露いたしま
が、
高齢者の健康寿命を高めることが医療費の削減に大きく貢献いたします。したがっ
て、口腔機能を良好に維持する歯科医療従事者の役割は大きくなり、歯科医療の仕事
がいま以上に社会的に評価されると確信しております。
医療法人社団 歯生会理事長 眞坂信夫
も う 一 つ は、 現 在 の 保 険 医 療 制 度 の 枠 の 中 で 治 療 の 質 を 高 め な が ら 健 全 な 医
今日まで私を指導してくださった恩師の先生方、私のよき理解者である多くの先生方、医院を支えてくださっている
院 経 営 を 指 向 す る 活 動 の 輪 を 広 げ る こ と で す。 こ れ は PDM(Professional Dentist
業者の方々、私とともに歩んでくださったかつてのスタッフの方々と頼りになる現在のスタッフ。そしてなによりも、
Management) というコンセプトの活動で、私の経験を若い歯科医師の方々に参考に
私のたいせつな受療者のみなさま。
このような私にとってかけがえのない皆さまに囲まれて、
40 周年を迎えられたことは、
していただければという考えで行っているものです。
これまでの私の人生の中でももっともうれしいことであります。
これらは地道な活動の積み重ねとなりますが一歩一歩前に進む以外に道はありませ
皆さまのおかげで、私は歯科医師として働く喜びをたくさんいただきました。この、歯科医療に従事する喜びを次世
ん。今回の記念会にご出席いただきました皆さまには、院長職の継承を温かい拍手で
代に伝えるべく、今後も努力し研鑽を続けることを皆さまにお約束いたします。
ご承認いただき、同時に私の新たな課題へのスタートを激励していただいたものと感
謝しております。
(眞坂信夫)
一般歯科・口腔外科・インプラント・特殊治療(接着治療・顕微鏡診断・CT診断)etc.
医療法人社団 歯生会
眞坂 歯科医院
院長職を承継して
私たちは、受診者の皆さまが快適な食生活と健康的な美しさ
の維持により、心豊かな日々をお過ごしいただけることを第
一に考えた診療に全力をあげています。
■ホームページアドレス http://www.masaka-dental.com
このニュ−スレターは、3 ヶ月に 1
至・渋谷
口
正面
至・二子玉川
■住
線
東横
東急
丘〉 東急大井町線
由が
〈自 南 口
至・大井町
所 世田谷区奥沢 5-26-9 自由が丘栄ビル3F
℡ 03-3718-8470 Fax
03-3718-9109
度発行する予定にしております。ぜ
ひ、ご意見・ご要望をお寄せください。
皆さまのご要望にそった快適な歯科
メルサ
■診療時間 AM9:30 ∼ PM1:00・PM2:00 ∼ PM5:30
■受付時間 AM9:15 ∼ PM6:00
至・横浜
←眞坂歯科医院
■休 診 日 日曜・祝日
治療の提供ができますように、スタ
ッフ一同頑張ってまいります。
眞坂歯科医院院長 岡田常司
眞坂歯科医院 40 周年という記念すべき本年、
院長という重責を引き継ぎ、大きな責任を感じて
おります。
私は出身地岡山の地域医療に貢献しようと歯科
医師になりましたが、縁あって自由が丘に落ち着
くこととなり、今後は自由が丘の地域医療に貢献
すべくスタッフともども全力で努力していきたい
と思います。皆さまのご指導、ご鞭撻をよろしく
お願い申しあげます。
特集・眞坂歯科医院 40 周年記念会 「接着臨床を究める」出版記念会
9月 12 日、
眞坂歯科医院の 40 周年ならびに眞坂信夫著
「接着臨床を究める」
の上梓を記念する会を開催いたしました。会場の東京・
壇上を飾る花は、竹・蘭・松・薔薇で、平安、富貴、不老、
長春を願う(嵯峨御流・眞坂牧子と華道グループの作品)
明治記念館には 250 名を超える方々がご出席くださり和やかなうちに執り行うことができました。眞坂歯科医院を支えてくださっ
ている皆さまにスタッフ一同改めて感謝申しあげます。
当日はご来賓の方々からたくさんのご祝辞を賜りました。紙面の関係で一部のみですが掲載させていただきます。
司会進行の、諸星裕夫先生
歯科の歴史に残る業績
歯が大好きな先生!
女優・俳人・エッセイスト
東京歯科大学教授 河田英司氏
冨士真奈美氏
本日は金子譲学長が歯科麻酔学会講演で米国出張とな
眞坂先生との出会いは 20 年も前のことになります。
りましたので、学長に代わり私がご挨拶させていただき
ちょうど舞台の仕事がありまして、歯切れのよいしゃべ
ます。眞坂先生と私はともに金竹教授に歯科理工学を学
りをしなくてはと思い「いい歯医者さんはいないかしら」
び、私は弟弟子にあたります。
「研究のための研究では
と先輩に相談しました。すると「いい先生がいらっしゃ
なく、患者さんに役に立つ研究をしなさい」という教授
るわよ。歯が大好きな先生」とおっしゃって紹介してい
の言葉を卒業後も忠実に守り臨床に生かしてきたのが眞
ただいたのがきっかけです。自由ヶ丘まで通うには時間
坂先生です。開業なされてからも、メタルセラミックス、
印象材、増原先生とご一緒になさった接着歯学、根管充
填、ポストの研究など、眞坂先生のご研究はどれも各分
野の先頭を走ってこられました。
ご自分の仕事が残っていく、しかも歯科の歴史として
残るという業績ですから、すばらしい人生を送られてい
らっしゃると思います。院長を退いたとはいえ先生のこ
れまでのバイタリティを思うと、これからも大いにご活
躍なさることだと思っています。
先を進んで今を作る
もかかりますが、スタッフもやさしく医院もサロンのよ
うにすばらしくて、以来ずっとお世話になっております。
私は俳句をやっておりますが、親しくしている友人に
眞坂歯科医院 40 年の歩みをスライドで辿る眞坂信夫
理事長
バリトン歌手の崔宗宝氏と川井綾子嬢の
ピアノ演奏によるアトラクション
学生がいるとは思いませんでした。私の専門は解剖学で
眞坂イズムを貫く
日本接着歯学会副会長
高橋英登氏
尽きた」とか言われるようにあたかも品物のように扱わ
る方がいらっしゃいます。その方がなんと、山形の酒田
けたものの一人です。直接ご指導を受けるようになった
れていましたが、歯は品物でなく命なんですね。血も通っ
の高校で眞坂先生と親友だったということをお聞きし
のは、接着歯学会に参加させていただいた時からです。
ているし神経もある、他の体の部分も大切だけど歯がもっ
て、
これもご縁だなあと思いました。その斉藤さんも「眞
眞坂先生は歯をほとんど削らない治療をなさる。私は
とも大切です。歯は命であるということ、それを理念と
坂は歯が好きで歯医者になった」とおっしゃっていまし
補綴が専門ですからめいっぱい削る。すると先生は「そ
してかたくなに守り通しているのが眞坂先生です。守り
たから、歯が好きな眞坂先生は信用に足る先生だと確信
れはハイシャじゃなくてハカイシャだよ」と。すいぶん
通しているのは教え子の中でただ一人、残念ながらただ
しています。古希をお迎えということですが、これから
厳しいことをおっしゃる先生だなあと思ったものです。
一人ですが、教え子の中で唯一の大物です。これからも
もどうぞお元気にご活躍ください。
20 年前には「高橋君、神経をとらなくてもスーパー
初代眞坂院長をよろしくお願いいたします。
ボンドで十分もつんだよ」と当時では常識外のことを
おっしゃる。そんなことないだろう、おかしいんじゃな
世界の人の歯を守る
いかと思ったものですが、それが今では健康保険の適用
ます。今から 28 年ほど前のことですが、東京歯科保険
株式会社モリタ 代表取締役社長
るのが眞坂先生です。
医協会で理事としてご一緒しました。その時に眞坂先生
森田晴夫氏
私には厳しく怖い存在の眞坂先生ですが、眞坂イズム
組みが始まりました。この活動は「患者さんの話をよく
私の会社は、歯を守るための材料スーパーボンドを取
り扱っています。スーパーボンドという材料は日本で開
発されたのもので、日本の技術が世界の接着歯学を作り、
を継いでくれる人を待ち望み、それが今日叶えられた。
これほどうれしそうな先生をみたのは初めてです。これ
からは日本の歯科界をよくし、ひいては国民が幸せにな
ることを目指してご活躍していただきたいと思います。
聞く、病気や治療についてよく説明する、料金について
歯科治療を変えてきたといっても過言ではありません。
も事前に相談にのる、領収証を発行する、壊れたものに
眞坂先生は接着技術の研究によって、折れた歯も神経が
ついて責任をもつ」などで、今では一部が制度的にも取
見えている歯も残せることを臨床で実証してきていま
り入れられていますが、当時としては画期的な考えでし
す。これは世界の患者さんの歯を守ることにもつながっ
た。誰もやらなかったことに挑戦するというこの例のよ
ています。
うに、眞坂先生は常に時代の先をいっています。先々を
接着治療のパイオニアとして自らが信じる道を進めて
進みながら今の状態を作ってきています。クオリティを
きて今があるということはすばらしいことだと、私は感
先ほどから会場の様子を見ていますと、みなさんがい
銘を受けています。院長職という重責から解放されて、
かに眞坂先生を信頼しているかという気持ちが伝わって
今後もますます歯科医療をよくするためにご活躍してく
きてうらやましい限りです。今から 40 数年前の助教授
ださると思います。眞坂先生の患者さんは幸せです。世
時代、私は学年主任として眞坂先生のクラスを受け持っ
界一の先生、歯が大好きな先生ですから。
ていましたが、そのクラスの中にこのような立派になる
保証しながら医療を行い患者さんと一生つきあうという
大切にしている診療理念が、長い年月の間に磨きをかけ
られ、今日の 40 周年へとつながっています。これから
も歯科界の発展のために、ぜひ先生の医療理念と成功体
験を若い世代に語ってほしいと思います。
「接着臨床を究める」
のご紹介
にもなっている。そんな先進性のある治療をなさってい
眞坂先生とのお付き合いはすでに 50 年を超えており
う」と提案なさり、協会として自主質管理運動への取り
かに延ばすか」という言葉がありました。歯は「寿命が
私は眞坂先生の教え子といいますか、先生の薫陶を受
中川勝洋氏
よう。患者さんと一体になって歯科医療の環境を変えよ
に開催された第3回国際歯科学会のテーマに「歯の命い
山形出身の斉藤愼爾さんという俳人で評論もお書きにな
東京歯科保険医協会会長
が「保険で安心してきちんとした診療ができるようにし
生きた患者さんを診ることはありませんが、講義の中で
「一歯一生」という話をしたことがあります。昭和 36 年
歯の命を守る
元東京歯科大学教授
見明 清氏
デンタルダイヤモンド社
佐藤進一氏
「接着臨床を究める」は弊社の「臨床の達人シリー
ズ」の第5弾として出版したものです。達人シリーズ
は、歯科臨床の歩みを中心に、その中で培ってこられ
た先生方の技術と考え方、臨床に取り組む姿勢などを
一冊の書物として日本の歯科界のために残しておきた
いという趣旨のもとに刊行したものです。「接着臨床
を究める」は、2002 年5月に企
画がスタートしました。歯科界
に伝えたい思いをまとめておき
たいという先生の並々ならぬ情
熱で8年後に完成いたしました。
「接着臨床を究める」は、これか
らの歯科医療界に価値ある一冊
となるに違いありません。