平成27年調査 タイトル ちばレポ(ちば市民協働レポート)の本格運用 住民自治 住民との協働・参画 団 体 名 千葉市(千葉県) 960,051 人 人 口 035 ○ 事 例 の ポイント 市民がスマートフォンのアプリ等を通じて、生活に身近な行政課題に関する写 真や位置情報付状況レポートを送信することで、それらを可視化・共有化し、市 民とともに合理的、効果的な解決を行う日本初の取組。 ○ 平成 25 年に実施した実証実験を踏まえ、改善を加えたうえで本格運用を開始 し、さらに、テーマレポート等新たな機能を追加するなど、進化させながら市民 協働によるまちづくりに活用。 千葉市では、市民が日常の生活の中で発見する道路や公園等の公共インフラの不具 合の情報をICTを活用して収集・共有し、市民と市役所、市民と市民が力を合わせて解決 を図る、市民協働によるまちづくりを目指している。 背景・目的 平成 25 年に、「ちば市民協働レポート実証実験(ちばレポトライアル)」を実施し、市民協 働によるまちづくりを実現するためのツールとして「ちばレポ」が有効であることを確認でき たため、平成 26 年 8 月、本格運用を開始した。 内 容 「ちばレポ」は、市内で発生している公共インフラの不具合をスマートフォンのアプリ等を 通じて市が受け付け、専用WEB上に公開することで、その課題を可視化・共有化する仕 組みである。「ちばレポ」により、行政でなければ解決できない課題と市民の力で解決でき る課題などに仕分け、効果的な解決が可能となる。 平成 25 年に実施した実証実験により、市民協働によるまちづくりを実現するためのツー ルとして有効であることが確認できたため、動画によるレポートを可能にするなどの改善を 加え、平成 26 年 8 月から本格運用を開始した。 10 月には、追加機能の第 1 弾として、「障害者、高齢者、こども、ベビーカーにやさしい まちかどうか点検しよう」をテーマに、歩道を中心にまちの点検を実施した。今後も、市民が 自らのまちを見直すきっかけとなるよう、様々なテーマを設定する予定である。 また、課題をレポートする役割(レポーター)だけでなく、市民に課題の解決者として参 加する役割(サポーター)を担ってもらい、市民サポーターにより課題を解決してもらう「市 民協働の仕組み」を平成 27 年 3 月から運用開始した。 「ちばレポは永遠のβ版(※)」を合言葉に、市民からの提案や改善要望等を常時受け付 け、必要な改良を加え、継続的に進化させていく。 (※)さらによりよく、より便利に、いつまでも進化させることを念頭に未完の意を表す「β版」と称している。 本格運用から 7 か月で、約 2,800 人の市民がレポーター登録し、1,000 件超のレポート 効 果 が寄せられており、手軽にまちづくりに参加できるツールとして、千葉市民への浸透は着実 に進んでいる。また、地域への関心が薄い若い世代の社会参加の動機付けともなり、新た なコミュニケーションツールとしても期待できる。 担 当 課 関連サイト 千葉市市民局市民自治推進部広報広聴課 http://chibarepo.force.com/
© Copyright 2024 ExpyDoc