2015 年 1 月 28 日(水) SGHタイ研修報告3 タイ研修3日目の今日は、福井銀行バンコク駐在員事務所と STC NICCA(日華化学株式会社)を 訪問しました。 まず、福井銀行バンコク駐在員事務所では、梶所長から、以下の流れにしたがって説明をしていた だきました。 1.駐在員の紹介 2.タイ及び東南アジア周辺国における経済概況 3.タイ及び東南アジア周辺国における福井県企業の状況 4.福井県企業海外進出・展開サポート事例 5.海外の日系企業における人材育成 6.タイ人文化と社会 7.親日国タイ~日本食とコンテンツ~ 8.今後期待されるサービス、技術 9.福井県とタイを考える これらの内容に絡んで、タイの教育制度や産業・経済に関する諸事情、さらにはタイ人の国民性な どについても話していただき、生徒たちは昨日までのカセサート大学付属 学校での体験と関連させな がら話を聞くことができました。 また、橋本副所長(元福井県庁職員)は、福井の県産品をタイにPRしたり、タイの学生を福井に 呼んで交流を進めたりすることを考えておられるとのことでした。企業の海外進出支援と県のPRを 通して福井県とタイをつなげようとする動きが、銀行と県庁のタイアップによって進められようとし ていることがわかりました。 午後にお邪魔した STC NICCA では、まず布施田副社長、杉 谷取締役、ワンチャナ工場長から会社概要や製品紹介、製造の 流れ等について説明を受けました。午前中福井銀行事務所でお 聞きした内容(タイの経済状況、基幹産業、最低賃金、人材確 保等)が企業の方からも聞かれたので、生徒は学習を深めるこ とができました。 実際に工場見学もさせていただき、各設備や製造工程につい て説明を受けました。特に製品管理や安全管理について、どの ような工夫がなされているかを理解することができました。 見学後の質疑応答では、外国人同士が同じ職場で働くことの苦労やタイ人が日本に対して抱いてい るイメージなどについて質問し、回答をいただきました。また、英語を身につけておくことの大切さ について言及され、生徒たちはコミュニケーションツールとしての英語の重要性を再認識したようで した。 ホテルに戻ってからのミーティングでは、次のような意 見が共有されました。 ○日本企業がなぜタイを進出先に選ぶのか、よく理解で きた。 ○外国人との協働は、日本人の常識だけではやっていけ ない。 ○自分のやり方や考え方を押しつけるのではなく、 「タイ で働かせてもらっていると意識しておくことが大事」 という考え方は新鮮だった。 また、今後の探究テーマとなりうることとしては、次のようなものが出されました。 ○タイ人の「親日」「敬日」の理由 ○タイにおける日本食ブームの理由、現状と今後 ○タイにおける富裕層、一般層、貧困層 ○海外で働くために必要なこと 以上のように、今日も生徒たちは新たな気付きや学びを得ることができました。
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