表紙 A3右 スクラム学校サポート部会 第1号 H26.5.27 発行 入広瀬小学校・入広瀬中学校 今年度も小中合同でメディアコントロールに取り組みます! 昨年度、小・中学校合同で取り組んだメディアコントロールを中心とした健康生活習慣について、 今年度も学期1回(月~金)の実施を考えております。児童生徒が家族の協力を得ながら家庭で実践 が進められるように計画をしています。お忙しい中とは存じますが、健康生活の習慣化のためにも 御協力をお願いいたします。 ☆今回取組むメディアコントロールは… ・ノーメディアデーを1日以上実施する。 ・ノーメディアデー以外の日のメディア接触時間を2時間以内にする。 1 ねらい (1)将来にわたり健康に過ごすための、健全な生活習慣を育む。 (2)日常生活における、メディア(TVやゲーム、インターネット、携帯等)との関わり方を 家族で考え、生活習慣や家庭学習時間を見直すきっかけとする。 2 実施期間 3 テーマ 6月2日(月)~6月6日(金) 5日間 (小中共通) 家族みんなでチャレンジして、元気アップしよう! (小学校) 自分で起きよう! 自分でコントロールしよう! 「正しい生活習慣」 (中学校) メディアコントロールで 4 しっかり睡眠! 何をアップする? 実施方法 ○取組の名称を 「元気アップ週間」 「元気アップカード」と統一します。 小学校の昨年度の名称は「健康オリンピック」で、中学校は「しっかり睡眠・メディアコン トロールで学力アップ!」でしたが、今年度から統一しました。 一人一人がもつ課題を改善して、心身の成長・学力・体力・運動能力等の、アップをめざ します。 ○家族で話し合い、期間中の家庭での取組内容とノーメディアデーを実施する日を決めてチャレ ンジします。 *詳細は「元気アップ」カードを参照 ○毎日の振り返りを記入します。小学校は家庭で、中学校は学校で記入します。 中 A3 左 5 1 取組の内容 メディアコントロールをしよう! メディアとは・・・ TV・DVD・ゲーム・パソコン(インターネット) ・携帯電話など の電子映像機器のこと。乳幼児期ではテレビやDVD、学童期ではそ れに加えてゲーム、思春期ではインターネット・携帯電話の利用につ いて、過度の接触・利用による問題が指摘されています。 メディアコントロールってどんなこと? 電子メディアに長時間触れることによって、睡眠不足(遅い就寝時刻)、生活リズムの乱れ、 体力低下、視力低下、学習意欲の低下、コミュニケーション能力の低下などが問題となって います。 1日の電子メディアに接触・利用する時間を決め、コントロールすることで、メディアと の関わり方を改めて見直す機会とし、生活リズムの乱れを改善するとともに、家族との触れ 合いの時間をもつことを目的としています。 小学校4~6年生を対象にメディアコントロールに メディアコントロールの効果 取り組んでいる学校と取組のない学校で調査を実施 (2005 年度 文部科学省) はい? メディアコントロールを行っ 「勉強が楽しい」と答えた子どもの ている学校と行っていない 割合が高く、学びへの意欲は高く学 学校を比べると・・・ 習時間が長い傾向がある。 「朝、気持ちよく起きられ る」と答えた子どもの割合 が高い。 メディアコントロールを している学校は・・・ 「人のために何かしたいと思っ ている」「決められた仕事は責任 「自分のことが好き」 「自分にはた を持ってする」と答えた子どもの くさんよいところがあると思う」 割合が高い。 と答えた子どもの割合が高い。 家族会議をしよう! ~ ノーメディアデーとメディア接触時間2時間以内 ~ (1)1日どれくらいメディア(TV や DVD、ゲームやパソコン、インター ネット等)を利用しているか、家族みんなで確認してみよう。 利用の多い時間帯についても話し合ってみよう。 (2)家族で話し合って、ノーメディアデー(1 日以上)を決めよう。 (3)チャレンジを達成するために、それぞれが気を付けることを家族の前で宣言しよう。 (4)チャレンジ中に取り組みたいことを決めよう。 (お手伝い・読書・家族で楽しくおしゃべり等) 2 早寝をしよう! 3 早寝をすると成長ホルモンの分泌が活発になり ます。成長ホルモンは背を伸ばすだけでなく、体と 心の疲れを癒し、脳に学習の刷り込みを行うなどの 大切な働きをしてくれます。 就寝時刻は遅くとも、小学校低学年は21:30、 高学年は22:00、中学生は23:00を目安に してください。 早起きをしよう! 体内時計のリズムを正常に保つためには、 朝、決まった時刻に起きることが大切です。 脳・内臓・心が温まりしっかりと目覚めるまで に2時間ほどかかります。 授業が始まるまでにしっかりと目覚めるた めに、遅くとも6:30までには起きる習慣を つけましょう。 ホルモン濃度の変動(24時間) 成長ホルモンの変動(24時間) 脳・内臓・神経の目覚めには 2時間ほどかかります。 40 35 30 25 20 15 10 5 0 「寝る子は育つ」 は本当です! 子どものうちから朝はしっか り食べる習慣をつけましょう。 6時 4 8時 10時 12時 14時 16時 18時 20時 22時 24時 2時 4時 朝食の摂取と体温変化 朝ごはんを食べよう! 脳にエネルギーが供給されると寝ている間に下が った体温を活動できる体温まで上げてくれます。 安定した栄養補給は、身体能力の向上や心の安定 には欠かせません。朝食抜きは基礎代謝を下げ、太 りやすい体質にするばかりでなく、脳の活動量を狭 め心の状態も不安定にさせます。 37 36.5 36 朝食の力 「学 力」 国立教育研究所の調査では朝食を必ず 食べるグループは、テストの平均点が高いことがわか りました。ただ、これは朝食さえ食べていれば勉強し なくても高い点がとれるということではありません。 「自分の実力が出せる能力が身につくということ」で すので勘違いしないように注意しましょう。 35.5 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 朝食と学力(中学2年生) (国立教育政策研究所調査より) 「成長ホルモン」 朝食を食べるか食べないかで寝 ている時の体温にも変化がでてきます。 低い体温では、心身の疲れを回復できないまま翌朝 を迎えてしまうばかりか、成長ホルモンの分泌や働き を弱めてしまうことになります。大変もったいないこ とですね。 550 500 450 400 350 「体脂肪」 朝食を食べない人ほど脂肪がつきます。 朝食抜きのダイエットは体重が減っても筋肉を落と していることになります。ご注意を!!! 5 歯みがき! 300 毎食後丁寧な歯みがきで、口腔内の健康管理! かならず 必ず食べる 食べる 大抵食べる 食べないことが多い ほとんど食べない 1時 裏 A3 左 〈資料〉 2005 年「子どものメディア接触と心身の発達に関する調査・研究」 わが国では 1980 年以降“子どもの危機”が叫ばれ子どもたちのからだや心の発達の遅れや歪み、 コミュニケーション能力の低下などが指摘されてきた。現在、子どもたちのそうした心身の「発達不 全」は改善されるどころかますます深刻な事態となっている。 私たちは、日本の子どもたちのそうした危機的状況に、80 年代以降急速に子どもたちの生活に普及 した電子映像メディアが大きく関わっていると考えている。そして、2000 年以降5回にわたって実 施してきた子どものメディア接触と子どもの発達との関係の調査や各地での“ノーメディア”活動の 実践報告から、学力も含めて子どもたちのまっとうな育ちを妨げている最大の原因が乳幼児期からの 家族ぐるみの電子メディア漬けの生活であることを確信するに至った。 『早寝 早起き 朝ごはん テレビを消して外遊び』 代表理事 清川 輝基 (文部科学省ホームページより一部抜粋)
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