巡行図(2015年版)・・・

唐津くんちの行事
午前九時三十分を回ると、神輿を中心として前後に曳山
が従い、明神台︵西の浜お旅所︶までの巡行が始まります。
制作年代順に並んで、旧城下町をまわります。お旅所への
唐津くんちの歴史
宵ヤマ 十一月二日
ヤマは一番の刀町・赤獅子から十四番の江川町・七宝丸まで、
唐 津 く ん ち は、唐 津 市 南 城 内 に あ る 唐 津 神 社 の 秋 の 大 祭
曳き込み、曳き出しが最大の見せ場です。
るいは神社前に集合していました。
ま で は、各 町 が 提 灯 を つ け て 各 道 順 を 選 び、大 手 門 の 前、あ
て か ら 小 屋 の 前 に 各 曳 山 が 集 合 す る よ う に な り ま し た。そ れ
明 治 二 十 八 年︵一 八 九 五︶に、総 合 的 な 曳 山 小 屋 が 設 置 さ れ
物客が訪れます。
唐 津 く ん ち の 最 大 の 見 ど こ ろ と し て、県 内 外 か ら 大 勢 の 見
一台、また一台と曳山展示場に格納されます。くんちが終
がら曳き、見物客は力いっぱい声援を飛ばします。そして、
曳山の曳き納めとあって、曳子は最大の力をふり絞りな
フィナーレへと高まっていきます。
至唐津市街
大石大神社
N
し た が、や が て 月 遅 れ の 十 月 二 十 九 日 に、さ ら に 昭 和 四 十
三年から現在の十一月三日を中心とした祭りにと変更され
昭 和 四 十 年︵一 九 六 五︶か ら、御 旅 所 神 幸 前 日 の 夜 に 行 わ れ
る よ う に な り ま し た。こ の 日 の 夜 七 時 半 に、刀 町 の 曳 山 が 曳
ました。
唐 津 く ん ち 最 大 の 呼 び も の は、氏 子 が 奉 納 す る 曳 山 行
き 出 さ れ 東 行 す る 間 に、各 町 が 曳 き 順 通 り に 一 番 近 い 場 所 か
この日は、前日の御神幸とほぼ同じ巡路で、旧城下の東
西約八㌔を回ります。ただし、神輿は出ません。
各 町 ご と に 揃 い の 鉢 巻 き、江 戸 腹、パ ッ チ︵股 引︶、腕
ヌキに身を固め、いなせな曳子たちが、ヤマに乗り込んだ
囃子方の奏でる緩急自在の典雅なリズムに合わせて曳き回
こ の 日 の 早 朝、唐 津 神 社 と 特 別 な 関 係 の あ る 神 田 地 区 の 青
わると、唐津は本格的な冬を迎えます。
る さ ま は 感 動 的 で す。
﹁エ ン ヤ、エ ン ヤ﹂の 掛 声 と と も に、
年 が、神 前 に て 雄 獅 子、雌 獅 子 の 獅 子 舞 を 奉 納 し ま す。獅 子
カブカブ動かすところからカブカブ獅子とも呼ばれています。
松浦橋
至久里橋
は 木 造 の 漆 塗 り で 頭 に か ぶ っ て 演 じ ま す。こ の 舞 は、口 元 を
御旅所神幸 十一月三日
ら参加し、唐津神社前に勢ぞろいします。
列 で す 。刀 町 の 一 番 ヤ マ﹁ 赤 獅 子 ﹂か ら 十 四 番 ヤ マ﹁ 七 宝 丸 ﹂
ま で、い ず れ も 勇 壮 華 麗 な 十 四 台 が 登 場 し ま す。こ の 曳
山 は 、 文 政 二 年︵ 一 八 一 九 ︶に 、 刀 町 の 石 崎 嘉 兵 衛 が 伊 勢
参 り の 帰 途 に 京 都 で 見 た 祇 園 祭 の 山 鉾 を ヒ ン ト に し て、
仲 間 た ち と 赤 獅 子 を つ く り 奉 納 し た の が 始 ま り で す 。以 来 、
明 治 九 年︵ 一 八 七 六 ︶ま で の 五 十 七 年 間 に 他 の 十 四 台 が つ
く ら れ ま し た。
︵紺 屋 町 の 黒 獅 子 は 明 治 十 ∼ 二 十 五 年 の 間
に 消 滅 と 推 定 さ れ て い ま す 。︶
こ の 十 四 台 の 曳 山 は、獅 子 や 龍、船 や 兜 な ど で、和 紙
を幾重にも貼り麻布を重ね漆で仕上げた巨大な漆芸品で
す。こ の 高 さ 七 ㍍ 余 り、重 さ 約 二 ㌧ か ら 三 ㌧ の 重 量 が あ
る 赤 や 青、金 な ど 極 彩 色 に 美 し く 化 粧 さ れ た 曳 山 を、揃
いの法被姿に身を固めた若者たち数百人が威勢よく市内
を曳き回すさまは圧巻、まさに現代の絵巻物です。
こ の﹃ 唐 津 く ん ち ﹄は 、 昭 和 三 十 三 年 に 佐 賀 県 重 要 有 形
民 俗 文 化 財、ま た 昭 和 五 十 五 年 に 国 の 重 要 無 形 民 俗 文 化
財 に 指 定 さ れ ま し た。最 近 で は 海 外 に も 広 く 紹 介 さ れ て
います。
歩(道橋
町
町
至佐賀
至佐賀
至北波多
至肥前・
伊万里
唐津第一中学校
長松小学校
本
24時間
中
徒歩10分
町
130台
服
ふるさと会館アルピノ(有料)
呉
24時間
路
大名小
中の字模様
徒歩10分
二番曳山︵中町︶青獅子
130台
城内橋
つか
刀の柄模様
金輪模様
六番曳山︵大石町︶
鳳凰丸
ヒの字模様
十番曳山︵平野町︶
上杉謙信の兜
材木町駐車場(有料)
一番曳山︵刀町︶赤獅子
ウの字模様
五番曳山︵魚屋町︶鯛
しゃち
宝珠の玉模様
十四番曳山︵江川町︶
七宝丸
徒歩20分
く ん ち 見 物 を 目 的 と し た 観 光 客 も 年 々 増 加 し て お り、
五線模様
四番曳山︵呉服町︶
源義経の兜
き わた
武田菱又は鎖模様
こ
九番曳山︵木綿町︶
武田信玄の兜
か
十三番曳山︵水主町︶鯱
水の字くずし模様
和多田駅
120台
くんち期間中の人出は五十万人を超えています。
みつます
三枡模様
三番曳山︵材木町︶
亀と浦島太郎
七番曳山︵新町︶飛龍
左の巻き模様
たま とり
八番曳山︵本町︶金獅子
京の字模様
十二番曳山︵京町︶
珠取獅子
町田郵便局
浄水センターグランド駐車場(臨時)
歩行者天国
7:30∼22:00
至204号バイパス
注:臨時駐車場の開設は変更の場合もあります。
近代図書館
徒歩 2 分
―
9:00∼17:30
17:00∼22:30
―
1,700台
松浦河畔公園駐車場(臨時)
町田
至和多田
100台
熊原町
ミニSLの
広場
新興町
1
1∼7は駐車ができます
南城内駐車場(有料)
トイレ
24時間
※14台通るのに約50分かかります。
7(臨時)
松浦川
唐
津
大
橋
唐津駅
徒歩 5 分
旧高取邸駐車場(有料)
ふるさと会館
松浦川
ボート
ハウス
9:00∼17:30
からつ競艇場
国際交流
高山
松浦河畔公園
広場
質店
スポーツ広場
11月4日 米屋町通り
歩行者天国
12:00∼15:00
(12:30 勢揃い/14:30 曳出)
桜馬場
95台
臨時案内所(Information)
弓鷹町 新町
西寺町
24時間
徒歩15分
170台
観光
案内所
6
ふるさと会館
アルピノ
11月3日夜の曳山の位置
東城内駐車場(有料)
稲妻模様
十一番曳山︵米屋町︶
し め な わ
酒呑童子と源頼光の兜
七五三縄模様
町廻り 十一月四日
で す。元 来 は 旧 暦 九 月 二 十 九 日 を 中 心 に し て 催 さ れ て い ま
)
からつ競艇場周辺マップ
3日・4日
2日
平野町
紺屋町
京町
米屋町
14:38
至福岡
十人町
高砂町
10:58
11月3日
曳山は市役所前
から各町内へ
唐津天満宮
札の辻
公園
11:53
20:43
舞鶴橋
唐津第五中学校
11:45
10:33
20:23
千鳥橋 魚屋町
唐津市役所
20:10
10:39
宮島醤油
元石町
20:03
15:00
水主町
坊主町
刀町
16:10
21:48
16:00
16:14
唐津くんち駐車場ご案内
外町小学校
11:06
10:18
19:30
21:20
坂
有礼
西朝日町
木綿町
大石町
郵便局
大石町
5
宵ヤマ バス
センター
出発
東朝日町
東町
船宮町
19:42
10:30
10:00
材木町
商工会議所
16:34
警備本部
西城内
15:14
二夕子
郵便局
JA唐津
三ノ丸辰巳櫓
(柳堀)
旧唐津銀行
21:55
唐津幼稚園
坊主町
郵便局
15:14
西旗町
3
大志小学校
栄町
曳山本部
(唐津神社彰敬館)
市民会館
江川町
21:30
唐津郵便局
出発
10:00
9:30
曳山展示場
日赤病院
南城内
西ノ門館
曳山の蔵
11月2・3・4日
至西唐津
千代田橋
北城内
千代田町
臨時バス停
昭和バス
唐津神社
11:32
早稲田
大成公民館 中学・高校
済生会病院
八太郎館
保健福祉
事務所
や ま
宝当桟橋(高島渡船場)
埋門ノ館
子・鎮
西
八百屋町
唐津神社まで
至呼
消防署
浄泰寺
収容台数
明神台
1
東城内
旧高取邸
西の浜お旅所
二の門堀
河村美術館
2
時の太鼓
西の浜
11月3日のみ
12:00から曳込
15:00から曳出
16:50曳出終了予定
唐津
ロイヤル
ホテル
500m
250m
虹の松原
●見物する時は警察官や曳山役員の指示に従って下さい。
●巡行中の曳山や曳綱に近づき妨害にならないようにして下さい。
●曲がり角は特に危険です、
大きく道をあけて見物して下さい。
●曳山のすぐ後ろを歩かれるとかじ取りの妨げとなりますので禁止
します。
上記の事項を守らず生じた事故などに対しては責任を負いません。
至からつ
競艇場
・福岡
唐津警察署
近松寺
駐 車 場
N
こて
(腕抜き)
西の浜海水浴場
4(臨時)
パッチ
至虹の松原
福岡
東唐津小学校
舞鶴公園
唐津城
浄水センター
早稲田佐賀
中学・高校
0
黒足袋
赤緒の草履
山下町
利用時間
番号
はちまき
唐津神社・曳山巡行道路・西の浜お旅所の上空への
ドローンの飛行は禁止です。
禁止事項
国民宿舎
虹の松原ホテル
唐津
シーサイドホテル
●巡行路はすべて駐車禁止です。
巡行に伴う車の損傷は責任を負い
ません。
江戸腹
羽二重の
肉襦袢
唐津曳山取締会からの曳山見物の方へのお願い
唐津市街地図&曳山巡行コース