事業計画書 - 守口市国際交流協会

平成27年度 公益財団法人守口市国際交流協会 事業計画
Ⅰ 事業概要
市民、行政、企業及び各種団体等との連携を図りながらグローバルな視野を持ち積極
的かつ多彩な国際交流を推進し、守口市の国際化に寄与するとともに、広く市民に国
際意識の高揚と諸外国との相互理解の増進を図り、国際平和に貢献することを目的と
する。
1~9 の事業は、目的を達成する手段として位置付けている。
(事業の内容)
1.市民の国際交流活動の支援及び促進を目的とする事業
市民ボランティア育成に努める他、在住外国人との触れ合いを通し相互の情報交換は
もとより、市民の国際感覚の高揚を図る。
(1)外国人のためのにほんご教室
当協会で週1回 90 分を基本として登録している学習者に、日常生活に必要な日本
語を日本語指導ボランティアと少人数でレッスンを行う。
・期 間 通年
・対 象 滞在期間 3 ケ月以上の市内在住外国人
・受講料
登録料 300 円(初回のみ)+レッスン諸費用 1,200 円(12 回分)
なお、市内高等学校より短期留学生に対して日本語指導の依頼があれば受入れ、「外国
人のためのにほんご教室」に位置づけして実施
(2)おしゃべり広場
毎週土曜日に複数の日本語指導ボランティアの支援のもと、守口在住のみならず
近隣市の在住外国人が日本語での「おしゃべり」を通し、日常生活に必要な日本語
を学ぶとともに、参加者同士の交流を深める。
・期 間
通年(毎週土曜日)
・対 象
守口市及び他市在住外国人
・受講料
なし
1
(3)国際交流の場の提供
11 月第一日曜日に開催予定の「守口市民まつり」に参加し、ボランティアの皆さん
と在住外国人の参加者とが協力しながら、民族料理の販売を通し、一般市民との
触れ合いと共に協会のアピールを図る。
・実施月
11 月
2.国際交流に関する各種情報、資料の収集及び提供を目的とする事業
一般市民及び外国人が必要としている情報、資料を的確に把握し、インフォメーション
コーナーや相談業務等の充実を図る。特に、在住外国人が市民と同等に生活が送れ
ることができるよう多言語での情報提供に努める。
(1)国際交流関係団体等の機関紙の収集・展示
国際交流に関する情報をロビーでの展示やインフォメーションルームでの閲覧を通
じ、来館者のニーズに沿った情報提供に努める。
(2)国際交流に関する図書等の収集・貸出
市内及び近隣市の外国人を対象とした日本語学習関連教材やその指導に係る資料
としての各種図書の収集や貸出しを行い、市民及び在住外国人の国際理解の高揚
を図ることを目的としている。
(3)協会ホームページの活用
ホームページを活用し協会活動や協会活動に多数のボランティアが活躍していただ
いていることの紹介や守口市国際交流「友の会」の活動等の PR に努めるとともに、
より広く外国人への呼びかけのため、英訳を含めた内容にも充実を図る。
3.市内に居住又は滞在する外国人との交流を目的とする事業
国際交流フェスティバルや国際交流サロン等を通じて外国人と触れ合い、相互の文化・
風習等を認識・理解し合うとともに、外国人が生活する上で「何を考え」、「何を求めてい
るか」を探求し、外国人にとっても住みよい町づくりに努める。
(1)アウトドア国際交流エンジョイアウトドア
5 月に鶴見緑地バーベキュー広場で、当協会主催の「エンジョイアウトドア」におい
て、食材を持ち寄り多国籍な食を通して交流を深めながら、よりよい仲間づくりに努
める。
・実施月
5月
・対
象
一般市民及び在住外国人
2
・場 所
・参加費
鶴見緑地バーベキュー広場
なし(食材持寄り形式)
(2)国際交流フェスティバル Moriguchi
11 月に当協会主催の「国際交流フェスティバル Moriguchi」を開催し、京阪守口駅前
広場を 1 日貸し切り、守口市国際交流「友の会」ボランティア、在住外国人が力を合
わせ会場設営を行い、ステージパフォーマンスをはじめ、触れ合いゾーンやエスニッ
クフードコーナー等を設け、一般市民と在住外国人との出会い・触れ合いの場とす
る。
・実施月
・場 所
・対 象
11 月
守口市駅前カナデイアンスクエア・道路休憩施設
一般市民及び在住外国人
(3)国際交流サロン
年 4 回国際交流サロンを開催。市民に当協会の事業を広めるとともに、日本人、外
国人を問わず、参加者同士の触れ合いや連携を育めるよう定期的な交流を目的と
している。各交流会においては、協会をはじめ、守口市国際交流「友の会」のボラン
ティアが、起案・計画の段階から積極的に参加し、子どもから大人まで参加しやす
く、楽しめる事業の促進に努める。
・実施月
5 月、7 月、12 月、2 月
・対 象
一般市民及び在住外国人
・人 数
30 人程度
・参加費
なし
(4)国際親子交流
外国にルーツのある親子(幼児から小・中学生程度)を対象に、主に物づくり等を通
して交流を深め、同じ立場だからこそ分かち合える類似的な不安・悩みの解消につ
なげる場とする。
・実施月
10 月
・対 象
幼児・小学生・中学生までの外国にルーツをもつ親子
・人 数
10 組程度
・参加費
なし
4.海外諸都市との教育・文化等の交流を目的とする事業
次代を担う青少年が、友好姉妹都市との友好交流を通じ、語学力を高めるとともに、多
文化に触れ、実社会の中でその体験を生かせるよう積極的に支援する。
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(1)海外友好姉妹都市相互交流
守口市と海外友好姉妹都市締結をしている中国・中山市やカナダ・ニューウエスト
ミンスター市間で、隔年ごとに青少年一行を相互に派遣したり、受入れたりする事
業を当協会が主体となり実施している。これは、青少年相互交流の一環として、若
い感性豊かな時期に、ホームステイを通じ、多文化の体験や同世代交流を体験し、
その得た経験を将来、守口市関係の事業に貢献して頂くという市民レベルの事業で
ある。
※ 友好都市中国・中山市青少年派遣事業
・期 間 平成 27 年 7 月(一週間程度予定)
・対 象 守口市在住高校生
・人 数 10~12 人程度予定
※ 姉妹都市カナダ・ニューウエストミンスター市青少年派遣事業
・期 間 平成 28 年 3 月(一週間程度予定)
・対 象 守口市在住中学生
・人 数 10~12 人程度予定
5.国際交流に関する講演、研修、催し物等を目的とする事業
「多文化理解講座」や「中国語講座」及び「英会話講座」等を開催し、外国の文化、言葉
等について理解を深めるとともに、国際感覚の高揚に努める。
(1)日本語指導ボランティア養成講座及びブラッシュアップ講座
「日本語ボランティア養成講座」は、隔年に新しいボランティアの確保のため講座を
開催しているもので一般市民が、在住外国人に日本語を教えることができる基本的
なノウハウを習得するために実施し、専門講師によるボランティアの概念から日本語
指導法の重要ポイントを学習している。修了者には、守口市国際交流「友の会」への
登録を促している。
一方、「ブラッシュアップ講座」は、すでに在住外国人に対し日本語指導に関わってい
る日本語指導ボランティアの更なるスキルアップを図るため実施している。
また、ボランティアが中心になり在住外国人が直面している問題点など外国人支援
のための様々な研究会を行っている。こうした日々外国人に対し活動しているボラン
ティアが、多文化理解から多文化共生に向けた共通認識を持ち、より一層幅広い活
動を目指している。
*ボランティア養成講座とブラッシュアップ講座は、隔年ごとに実施しており、H27
は、ボランティア養成講座を実施)
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・実施月
・対 象
・人 数
・受講料
6 月実施予定(全 9 回)
一般市民
30 人予定
4,800 円
(2)語学講座
一般市民を対象に、ネイティブ講師による語学講座を実施
・韓国語講座
実施月
5 実施予定(全 40 回)
内 容
・英会話講座
人 数
受講料
会話の基本となる初級の文法や語彙の
復習をしながらゆっくりスキルアップを図
り、学習の中で韓国の文化や風習なども
学ぶ。
15 人
44,000 円+テキスト代(2,700 円)
実施月
内 容
5 月実施予定(全 12 回)
シンプルな英語を使った日本文化の紹
人 数
受講料
介の仕方やボランティア通訳・ガイドをす
る際のちょっとした心得等、実践を通して
身に付ける。
15 人
13,200 円+テキスト代(2,376 円)
(3)多文化理解講座
各国・地域の文化紹介等を通じて、文化や国籍等様々な「ちがい」を認め合い、国際
理解を深め合い共生していくことの大切さを学び合う。
・実施月
・対 象
・人 数
・受講料
2 月予定
一般市民
30 人
なし
6.国際交流に関する広報を目的とする事業
本協会の事業計画、活動状況及びイベント等の HP をはじめ機関紙「Hello もりぐち」や
市広報に掲載し、協会の諸事業の PR に努め、市民の国際交流意識の醸成及び活動
参加を促進する。
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(1)情報紙の発行
協会事務局「ハローもりぐち」を発行(年 3 回)し、諸行事のお知らせや報告を登録ボ
ランティアや市内の公共施設へ配布する。
(2)ホームページ
事業計画・報告、収支予算、開催事業の案内等幅広い情報を発信する。また、開催
イベントについては、HP の更新をはじめそのつど案内のチラシやポスターを市内の
施設や関係団体へ送付及び配布し、掲示の協力を依頼し周知に努める。
7.市が実施する国際交流に関する諸施策への協力、推進を目的とする事業
友好姉妹都市間における使節団等の相互派遣を通し、将来にわたり当該都市との公
的な友好交流を促進する。また、北河内地区教育委員会主催の北河内多言語進路ガ
イダンスへも積極的に参加し、協会事業の活性化に努める。
(1)北河内多言語進路ガイダンス
日本語を母国語としない中学生とその保護者に高校進学に必要な情報を多言語で
提供する帰国・渡日児童生徒の学校生活サポート事業を教育委員会が中心となって
推進しているが、通訳派遣及び会場設営等においてその支援をする。
・実施月・・・10 月実施
8.その他この法人の目的を達成するために必要な事業
本市諸機関及び他市協会との連携を密にし、本協会の運営に役立てる。
(1)北河内識字・日本語交流会
北河内地区の識字・日本語教室等の学習者や指導者が一同に集い、交流・情報交
換を通して、学習方法や内容を共有するため、交流会への参加を呼びかけ、その成
果を今後の活動の活性化につなげる。
*実施月及び内容 未定
(2)北河内7市の国際交流担当者情報交換会
北河内7市の国際交流担当者会を開催し、各市の活動状況や諸課題等について情
報交換をし、その成果を協会運営に役立てる。
*実施月 6月予定
9.国際交流センターの管理運営事業(指定管理事業)
国際交流センター2 階を拠点に、国際交流の諸事業の展開を図る。また、その目的の
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達成を期すため、施設等の管理運営業務を行う。
(1)市国際交流センター2 階を拠点に、国際交流の諸事業の展開を図る。特に国際交
流に関する情報の収集及び発信並びに触れ合いの場の提供を行い、市民の国際
意識の高揚と国際交流活動の推進を図るため、以下の施設運営業務に努める。
※市民、ボランティアの国際交流活動の支援及び促進事業
①国際交流ボランティア活動に関する一般的な相談対応
②在住外国人からの一般的な相談対応
③国際交流活動に関する各種資料、参考図書等の収集、整理、提
供及び供覧
④センターのパンフレット及びチラシ等の作成
⑤センターホームページの運営及びセンター施設の案内等を掲載
※市が行う国際交流に関する諸施策窓口相談業務
※施設等の使用に関する窓口相談業務
①窓口対応及び館内案内等
②各種問合せへの対応
③要望や苦情、トラブル等への対応
④その他、当センター使用者への対応
(2)(1)をスムースかつ効果的に実施するにあたり、活動の場を常に整備しておくことが
不可欠であり、そのための施設の管理業務に努める。まず、公1(国際理解・多文化
共推進事業)の目的を達成するためには、活動の場の安全な環境整備を維持してお
くことが不可欠である。市国際交流センター2 階は、まさに当協会の事業展開する拠
点であり、国籍や年齢を問わず、不特定多数の人々の出入りが自由にできるように
なっている。従って、施設管理業務を当協会が行っているが、実際に点検等を行うた
めには出入りする不特定多数の人々の命に関わるため、その専門知識や技術を要
する実績のある委託業者に、公益目的事業を遂行するにあたり支障をきたさないよ
う常に点検をしている。なお、点検内容は下記のとおりである。
① 自家用電気設備保安管理
② 消防設備保安点検
③ 冷温水機 空調機設備保守点検
④ エレベーター保守点検
⑤ 自動扉保守点検
⑥ 簡易水道法定点検
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⑦ 貯水漕清掃点検
⑧ 清掃業務
⑨ 警備業務
※ なお、平成 27 年度事業計画には、一般社団法人及び一般財団法人に関する法
律施行規則第 34 条第 3 項に規定する附属明細書「事業計画の内容を補足する重
要な事項」が存在しないので作成しない。
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