2015 年「ハッピーキャリアプログラム 女性リーダー育成コース」授業計画 授業科目名 データサイエンス 担当者 羽室・岡田 実施月 2015 年9~10 月 ■講義目的 本講義では、近年注目を集めているデータサイエンスについての初歩的な知識と技術を学習してもらうことを目的としていま す。データサイエンスは、ビジネス分野においても、企業におけるデータの蓄積が進む中で非常に重要な分野に成長しつつあ ります。その中でも、特にファイナンスのケースを中心に取り上げ、より実践的な知識と技術を身につけることができる構成 になっています。 ■教科書<著者『タイトル』出版社、出版年> 資料を配布します。 ■各回ごとの授業内容 1-2 データサイエンス入門 近年のコンピュータ技術の進展に伴い、企業内部には多様なデータが蓄積されるようになりました。またインターネットを通 じて外部データの取得も容易になってきています。そしてこれらのデータを企業経営に積極的に活かしていこうという動きが 活発化してきています。本講義ではデータサイエンス登場の背景、およびそこで必要となる統計や機械学習、データマイニン グといった諸技術の概要について講義します。 3-4 データを集める・分析する Excel を用いてマーケティング関連データの解析を行うことを通じて、より実践的な技術の習得を目指します。インターネッ ト上に公開されたデータをいかに集めるか、集めたデータをいかに分析するか、その方法について講義します。さらに、次回 以降でも利用する実データを解析してもらい、企業がいかにデータを活用しようとしているかを現実の問題とリンクさせなが ら学習を進めていきます。 5-6 金融市場の分析 3-4 で取得した方法を金融市場にも応用してみましょう。まずは、基本的なデータをお渡しします。自らの資金(貯金や給料) を選択した企業群に投じると考えてください。皆さんならどんなデータを集めますか? 与えられたデータと自分で集めたデ ータをもとに投資を考えてみましょう。企業は、投資家の皆さんからの資金を元手にビジネスを行なっていますから、個人投 資家や外国人投資家が増えてきている昨今、投資家からどう見られるかが、企業にとってもますます重要になってきます。 7-8 集めたデータを解析して、企業に提言する。 5-6 で行なったデータ解析を元に、企業に対する提言を行なってください。例えば、 『配当を増やすよりも、株主優待をつける べき』といった提言でも良いでしょう。あるいは、『利益が上がっているのに、新規投資に消極的過ぎる』というような批判 でも良いです。大事なのは、根拠がある提言や批判をおこなうことです。集めたデータを基に、根拠のある説得的な提言を行 なってみましょう。 ■授業方法 1-2 においては講義を中心に進めていき、3-4 ではコンピュータの演習とグループディスカッションを中心に進めていきます。 5-6 ではデータ応用の実践編です。適宜講義形式のレクチャーも行いますが、基本的には自らの手を動かしてもらいます。7-8 ではグループ発表を行なってもらいます。 ■参考文献<著者『タイトル』出版社、出版年> 西内啓『統計学が最強の学問である』ダイヤモンド社、2013. ■成績評価方法・基準 最終講義でのグループ発表内容 (60%)と講義への参加状況(40%)を総合的に考慮して成績評価を行います。 ■準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連 「ビジネスに活かす経済数字の読み方」を履修していることが望ましいです。 Excel を利用するので、基本的な操作方法に不安がある人は事前に相談してください。
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