「平成28年度進学力グレードアップ推進事業」業務委託仕様書 1 業務の名称 「平成28年度進学力グレードアップ推進事業」に係る業務委託 2 事業期間 契約締結の日から平成29年2月28日(火)までとする。 3 事業目的 県外国公立大学等への進学者(平成 25 年 3 月卒 255 名から平成 31 年 3 月卒に 760 名)を増 加させ、大学等進学率の向上を図る(平成 25 年 3 月卒 38.2%の大学等進学率を平成 31 年 3 月卒 43%目標とする)ことを目的として本事業を実施する。 4 事業概要 上記の目的を達成するため、以下のプログラムを実施する。なお、プログラムや業務委託 内容の実施にあたっては、県立学校教育課と連携・調整を図ること。 (1)県外国公立大学等合格支援プログラム ①県外難関国公立大学等訪問プログラム 県外難関国公立大学等訪問プログラムを円滑に実施するため、平成28年度派遣生に対して 以下の事項を実施すること。なお、実施にあたっては県立学校教育課と調整を図ること。 ア.派遣生徒数は200名とする(1年生) 。教員は20名の派遣とする。 イ.派遣地区は、関東地区に生徒100名、教員10名、関西地区に生徒60名、教員6 名、九州地区生徒40名、教員4名とする。ただし、生徒の希望により地区の派遣生 徒数ならびに教員数を調整する。 ウ.派遣生徒向けに「東京大学等合格支援プログラム」「ガクモン ナビ オキナワ」の進 学研修の実施、県外派遣に係る事前説明会として、訪問大学研究、プログラム参加に ついての研修、沖縄科学技術大学院の教授等の講演会等を実施すること。また、引率 教員向けに、生徒引率に係る研修等を実施すること。 エ.派遣生徒の大学等訪問については、各コースにつき3大学を訪問(1日1大学)させ ること。また、訪問大学における講義の体験受講、訪問大学における学生との交流、 県外大学生等による講演・意見交換会、引率教師に対する進路指導・授業力向上研修 (予備校訪問研修)、大学教授等による県外大学等挑戦の全体講演会等を実施するこ と。 オ.県外大学等への派遣後に事後の進学研修(合同学習会)を沖縄本島(2日間)・宮古 (1日) ・八重山(1日)地区でそれぞれ実施すること。 カ.派遣翌年(平成29年7・12月頃予定)に進学支援の継続を目的として、学習会を それぞれ2日間実施すること。 キ.平成28年度派遣生(GTZがA3以上)に対し、平成30年2月頃を予定として、 難関大合格力向上プログラムを実施すること。 ②県外国公立大学等訪問プログラム 県外国公立大学等訪問プログラムを円滑に実施するため、平成28年度派遣生に対して以下 の事項を実施すること。なお、実施にあたっては県立学校教育課と調整を図ること。 ア.派遣生徒数は300名とする(2年生) 。教員は30名の派遣とする。 イ.派遣地区は、関東地区に生徒150名、教員15名、関西地区に生徒90名、教員9 名、九州地区生徒60名、教員6名とする。ただし、生徒の希望により地区の派遣生 徒数ならびに教員数を調整する。 ウ.派遣生徒向けに「東京大学等合格支援プログラム」「ガクモン ナビ オキナワ」の進 学研修の実施、県外派遣に係る事前説明会として、訪問大学研究、プログラム参加に ついての研修、沖縄科学技術大学院の教授等の講演会等を実施すること。また、引率 教員向けに、生徒引率に係る研修等を実施すること。 エ.派遣生徒の大学等訪問については、各コースにつき3大学を訪問(1日1大学)させ ること。また、訪問大学における講義の体験受講、訪問大学における学生との交流、 県外大学生等による講演・意見交換会、引率教師に対する進路指導・授業力向上研修 (予備校訪問研修)、大学教授等による県外大学等挑戦の全体講演会等を実施するこ と。 オ.県外大学等への派遣後に事後の進学研修(合同学習会)を沖縄本島(2日間)・宮古 (1日) ・八重山(1日)地区でそれぞれ実施すること。 カ.平成28年度派遣生(GTZがA3以上)に対し、平成29年2月頃を予定として、 難関大合格力向上プログラムを実施すること。 (2)教員指導力向上プログラム 教員指導力向上プログラムの実施については、夏期・冬期各60名参加の教員研修とし、県 外から英数国の講師を招聘し、教科指導力の高次化と専門性をより深める実践的研修とする。 5 平成28年度業務委託内容 (1)県外国公立大学等合格支援プログラムに関すること ①県外難関国公立大学等へ選抜生徒200名(関東100名・関西60名・九州40名)を派 遣すること。なお、関東は25名程度の4コース、関西は30名程度の2コース、九州は2 0名程度の2コースとする。期日に関しては、10月20日(木)~22日(土)とする。 なお、派遣生徒数・派遣地区・派遣コース数等に関しては県立学校教育課と調整を図ること。 ②県外国公立大学等へ選抜生徒300名(関東150名・関西90名・九州60名)を派遣す ること。なお、関東は25名程度の6コース、関西は30名程度の3コース、九州は30名 程度の2コースとする。期日に関しては、11月10日(木)~12日(土)とする。なお、 派遣生徒数・派遣地区・派遣コース数等に関しては県立学校教育課と調整を図ること。 ③プログラム受け入れ大学の開拓及び大学との連絡・調整並びに依頼公文・各大学訪問後のお 礼状の発送業務に関すること。 ④派遣先大学や関係団体等が実施する講義・講演等に関する謝礼支払い等に関すること。 ⑤プログラム実施中の問題解決業務及びその連絡・調整に関すること。 ⑥派遣先大学における教授等が実施する講義の企画・調整・実施(基本的に各コースで3大学 の講義体験を実施させること)や当該大学学生との交流に係る企画・調整・実施・謝礼支払 い等に関すること。 ⑦派遣生徒の宿泊先の選定に関すること。 各派遣地区の生徒を一箇所に収容し、全体講演会が実施可能な場所を有する宿泊先とするこ と。宿泊日数については各派遣先において、2泊とする。引率教諭の宿泊先も生徒と同様と し2泊とする。 ⑧派遣生徒に対する全体講演会及び大学生講師等による講演会の企画・調整に関すること。 ⑨引率教諭についての進路指導研修及び授業力向上研修に関すること。 引率教諭の授業力向上研修等に関しては、各地区の派遣3日の間に実施すること。実施形態 は引率教員を2グループに分けて、初日と2日目に派遣先地区の予備校等で実施すること。 ⑩事前・事後学習の企画・運営及び実施に関すること。 事前・事後学習会の企画内容等に関しては、以下の(6)~(13)記載に示す。 (2)教員指導力向上プログラム(7月・12月頃の2回実施)の実施に関すること。 以下、実施内容については①~③、業務等については、④~⑥とする。 ①教科指導力の高次化と専門性をより深める実践的研修内容とする。 ②参加人数の英数国教員については、各教科20名程度とする。参加人数が多数の場合は、そ の限りではない。 ③招聘講師については、英数国の3教科とし、2日間(土日開催)の研修とする。 ④ブログラム実施に伴う依頼公文作成並びに各学校への依頼公文発送業務。 ⑤研修チラシ作成並びに研修時に使用する問題等の各学校への事前配付 ⑥参加申込みの集約並びに県立学校教育課との連絡・調整等 上記①~⑥について、協議が必要な場合は、県立学校教育課と連携・調整を行うこと。 (3)上記(1) (2)に係る実施会場等に関すること 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」や沖縄県総合福祉センター、県内大学等の施 設を活用すること。本事業に係る研修会場等との連絡調整については、受託業者が責任を 持ってあたること。また(6)~(13)の会場等についても同様とする。 (4)生徒募集要項作成、生徒募集業務、生徒の選考に関すること ①生徒募集要項の作成は、県立学校教育課が行う。 ②県内高等学校(公立・私立)への生徒募集要項送付は県立学校教育課が行い、参加者生徒 の募集業務並びに参加者集計等の業務は本事業の受託者が行うこと。 ③本事業受託者は募集期間終了後、県立学校教育課へ応募人数等の報告を行うこと。 ④生徒の選考については、県立学校教育課と連絡調整を図ること。 ⑤1次選考・2次選考の内容と選考方法についても明記すること。 1次選考は客観データ等(全国比較できる客観的学力テストのデータや英検等取得級)で の選考、2次選考は面接等で選考を実施すること。 ⑥離島からの応募者選考(2次)については、沖縄本島での選考へ派遣(旅費等については受 託業者負担)又は、現地での選考を実施すること。 ⑦生徒選考に係る面接官の確保については、受託業者が責任を持って行うこと。 (5)派遣生徒の選考結果通知に関すること 受託者より提供された選考データ等を元に、教育庁県立学校教育課が派遣生徒の最終選考 を実施する。その選考結果を受けて、最終選考結果通知を受託業者が行う。 (6)県外国公立大学等訪問プログラムに係る事前研修等の実施に関すること ①派遣生徒に関する事前研修については、本プログラム参加の意義や目的等を学習する為、 沖縄本島・宮古・八重山地区の3会場で、10月及び11月派遣の生徒・保護者・引率教 員に実施すること。なお、この本島地区の研修会においては、沖縄科学技術大学院大学と 連携して、研究員による生徒・保護者向け講演会を実施すること。 ②生徒派遣前に引率教員の業務等について確認研修を最低2回実施すること。 ③事前研修前に各参加校の生徒名簿と派遣グループ毎の名簿を当該校へ送付すること。 (7)東京大学合格支援プログラムの実施に関すること ①対象学年、実施月、実施回数 本県高校1・2年に対して、各々、5月及び12月に実施すること。3年生に対しては5 月に実施すること。学習会はそれぞれ1日の開催とする。 ②学習会内容(学年を分けてそれぞれ講師3名で学習指導を実施すること) ア 東京大学基礎情報解説(東京大学合格のための3年間を通した方略講座等の実施) イ 現役東大生講師が語る東大の魅力(生徒とのディスカッション)について。 ウ 現役東大生講師による英語(午前) ・数学(午後)の直接指導を行うこと。 エ 課題解説(70 分)及び質問時間(60 分)を午前・午後に実施。 ③対象生徒 県外国公立大学等合格支援プログラムに申し込む意志の有る生徒を対象とする。 ④保護者向け説明会(東大現役合格に向けた情報提供)の実施。 上記①~④以外に関しては、県立学校教育課と連携し実施すること。 (8)国公立大学合格支援プログラムの実施に関すること ①対象学年、実施月、実施日数 本県高校2年生に対して、6月11日~12日の2日間(予定)に実施すること。 ②学習会内容 ア 基調講演(大学教授等を講師とする) イ 難関大合格に向けての英数国学習法について(現役大学生等講師による直接指導) ウ 学びを通した生徒同士のディスカッション エ 難関大合格先輩による体験談(学習法と進学について) ③対象生徒 県外国公立大学等合格支援プログラムに参加の意志を有する生徒を対象とする。 上記①~③以外に関しては、県立学校教育課と連携し実施すること。 (9)ガクモン ナビ オキナワの実施に関すること ①難関国公立大学等派遣生徒(1年生)向け合同学習会(3日)の実施 ②大学教授等講師による学問講義(初日に60分程度)の実施 ③県外難関大合格に向け、英数国学習法の直接指導(各教科に現役大学生等講師3名配置) ④英数国の課題解説(70 分)及び質問時間(30 分)を実施。 ⑥国公立大学等派遣生徒(2年生)向け合同学習会(2日)の実施 ⑦大学教授等講師による学問講義(初日に60分程度) ⑧県外国公立大合格に向け、英数国学習法の直接指導(各教科に現役大学生等講師3名配置) ⑨英数国の課題解説(70 分)及び質問時間(30 分)を実施。 ⑩実施日は1年生が8月9日~11日、2年生が8月18日~19日(予定)とする。なお、 本研修の実施形態や場所等の詳細に関しては、県立学校教育課と連絡・調整を図ること。 (10)平成27年度派遣生向け合同学習会に実施に関すること ①対象学年、実施月、実施日数 平成27年度派遣時の1年生に対して、7月30日~31日の2日間ならびに12月3日 ~4日の2日間実施すること。 ②学習会内容 ア 難関大学及び国公立大学合格に向けての学習(英数国センター問題等) イ 課題解説(60 分)及び質問時間(30 分)を実施。 ③実施形態 ア 平成27年度派遣生を難関大向けと国公立大学向けのグループに分け、学習会を実施。 イ 教員指導力向上プログラム実施との調整等を図ること。 ④その他 実施日程や場所、実施形態の詳細に関しては、県立学校教育課と連絡・調整を図ること。 (11)県外国公立大学等訪問プログラムに係る事後研修の実施に関すること 県外国公立大学等合格支援プログラムの充実のため、合同学習会を沖縄本島、宮古、八重 山地区の3会場で実施すること。実施形態の詳細に関しては、県立学校教育課と連絡・調 整を図ること。なお、実施日時等に関しては、生徒募集要項を参照すること。 (12)新3年生難関大合格力向上学習会の実施に関すること ①対象学年、実施月、実施日数 本県高校新3年に対して、平成29年2月11日~12日の2日間、実施すること。 ②学習会内容 ア 平成29年度実施大学入試センター試験の傾向分析(英数国) イ 難関大傾向分析並びに学習法講演(英数国) ③対象生徒 今年度の県外国公立大学等合格支援プログラムに参加した2年生及び前年度派遣生(派遣 時1年生)で、学習到達ゾーンA3以上の生徒等する。なお、対象生徒に関しては、県立 学校教育課と調整を図ること。上記①~③以外に関しても、県立学校教育課と連携し実施 すること。 (13) 県外国公立大学等合格支援プログラム参加引率に関すること ①難関国公立大学等への生徒派遣時の引率教師は合計20名、国公立大学等への生徒派遣時 の引率教師は30名とすること。引率者の選考・決定は県立学校教育課が行うこととする。 ②引率者の宿泊については、派遣生徒と同一の宿泊先とすること。 ③本プログラムの引率教員については、本事業の趣旨・目的並びに生徒引率に関する事前確 認等の研修を実施すること。 (14)本事業に係る予算執行状況等の報告に関すること 本事業に係る予算執行状況等については、事業契約締結後の奇数月末日毎に県立学校教育 課に簡易文書で報告すること。なお、平成28年12月末日に中間報告、平成29年2月 末日までに最終報告を行うこと。最終報告日は平成29年2月28日(火)とする。 (15)プログラム実施後の内容報告(簡易版と正式版)と清算業務の実施に関すること 事業予算の執行状況等を含めた事業実施最終報告書を平成29年2月28日(火)迄に、 県立学校教育課へ提出すること。また、事業参加者へのアンケート等を実施し、プログラ ムのPDCAの実施を行うこと。 国への報告業務に係る簡易な報告書とは別に、生徒の研修報告やアンケート結果等を含め た参加報告書を作成し参加生徒及び県立学校教育課へ30部提出すること。 (16)その他 事業実施にあたっては、沖縄県教育庁県立学校教育課と連絡・調整を図った上で実施する こと。 6 再委託について (1)一括再委託の禁止等 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請け負わせることができない。 また、以下の業務(以下、「契約の主たる部分」という。)については、その履行を第三者 に委任し、又は請け負わせることができない。 ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、 これと異なる取扱いをすることがある。 ○契約の主たる部分 契約金額の50%を超える業務 企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務 (2)再委託の相手方の制限 本契約の競争入札参加者であった者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできな い。また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に契 約の履行を委任し、又は請け負わせることはできない。 (3)再委託の範囲 本契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請け負わせることのできる業務等 の範囲は以下のとおりとする。 ○再委託により履行することのできる業務の範囲 (当事業の目的及び内容に応じた範囲での再委託とする) 県外国公立大学等合格支援プログラム及び教員指導力向上プログラムに係る業務で、 本事業の目的や内容等の達成に成果や必要性が認められるものとする。 (4)再委託の承認 契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面による県 の承認を得なければならない。その際、再委託に係る業務委託契約書を提出すること。 ただし、「その他、簡易な業務」を第三者に委任し、又は請負わせるときはこの限りでは ない。 ○その他、簡易な業務 資料の収集・整理 複写・印刷・製本 原稿・データの入力及び集計 7 業務進捗状況及び打ち合わせに関すること 業務の進捗状況や業務内容等に関する打ち合わせを実施すること。なお、原則的には月1回 とし、その他必要に応じて随時実施すること。 8 著作権に関すること 成果物の著作権及び所有権は、沖縄県教育委員会(県立学校教育課)に帰属する。ただし、 本委託業務にあたり、第三者の著作権等その他の権利に抵触するものについては、受託者の 費用をもって処理するものとすること。 9 その他 (1)本仕様書に記載されていない事項が発生した場合、あるいは本仕様書の記載事項に疑義が 生じた場合は沖縄県教育委員会(県立学校教育課)と協議すること。 (2)応募資料、内閣府への実績報告に係る資料等を本年度含め6年間、受託者の費用負担にお いて保管するものとする。必要に応じて、教育庁県立学校教育課へ提出すること。 (3)業務の遂行に当たっては沖縄県教育委員会(県立学校教育課)と随時協議を行い、その指 示に従うものとする。 (4)業務上知り得た参加者のプライバシーに十分配慮するとともに、正当な理由がなく秘密を 漏らすことがないように必要な措置を講じることとする。
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