2015年6月29日 あおぞら投信株式会社 『国境を 越えて広がる 企業群 日本発でも 開ける世界と』 これまでは、国家こそが大きな経済の流れを決するものである、という固定観念が存在してきまし た。ただし、世界的には先進各国を見ればおわかりの通り、国家は財政の縛りから柔軟性を失いつ つあるとも言えるのではないでしょうか。もちろん、世界の多くの国々では、引き続き国家単位の経 済政策こそが成長の原動力という状況が続いています。ただし、それとは異なる流れを見ることも 大切だと思います。国家を超える機能を果たす主体、それは世界的企業だと考えます。 「国家の役割がなくなるわけではなく、相対的に小さくなる」と言われたのが20世紀末でした。戦争 の世紀であった20世紀を終えて、世界は地政学リスクを抱えながらも、ひとつの地球上での運命共 同体であることは明らかだと思います。70億人の世界人口は、今後30年で95億人までに増えるとい う状況を考えれば、多くの国で成長が見込まれます。その中で、食糧、水、環境を整えながら、いか に発展していくのか、それを支えるのが世界的な企業群です。世界最大の時価総額7380億ドル(約 92兆円)を誇るアップル社をはじめとして、世界で活躍する企業は、国境に関係なく展開していきま す。これからは、企業プランは当然にグローバルな視点を必要とするのでしょう。日本でのコーポ レートガバナンスのステップアップにより、日本企業にも大きなチャンスが広がっていると考えます。 世界的な展開を進める日本企業への評価はこれからだとも言えるでしょう。 (参考:『国家の退場』スーザン・ストレンジ著 1998年、岩波書店) 25% 日本企業の海外経常利益比率の推移 日本企業の海外経常利益比率の推移 (2001年度~ 2001年度~2013 年度~2013年度) 2013年度) 20% 15% 10% 5% 0% 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 出所:経済産業省「海外事業活動基本調査」、財務省「法⼈企業統計」のデータを基にあおぞら投信が作成。 ※海外経常利益⽐率=現地法⼈経常利益/(現地法⼈経常利益+国内法⼈経常利益)×100 2012 2013 (年度) 本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。 商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号 加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/
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