TIA-nanoナノバイオ新領域への展開

TIA-nanoナノバイオ新領域への展開
Launching a new research domain: TIA-nano Biotech
概要 Outline TIA-nano第2期(2015-2020)において、第1期で培ったナノテクノロジー連携基盤を基
礎として、ライフイノベーションの実現をめざし、ナノテクノロジーとバイオテクノロジー
の融合領域であるナノバイオ領域に新たに取り組みます。
In phase 2 (2015-2020), TIA-nano has a plan to expand its core research domains to nanobiotechnology for life innovation based on results from phase 1.
TIA-nanoナノバイオ領域タスクフォースで検討中の研究課題例
Examples of research themes which are being considered by TIA-nano Biotech Task Force
TIA-nanoナノバイオ領域イメージ
Image of TIA-nano Biotech domain
研究課題例 1 がん放射線治療技術の高度化による
難治性がん克服(スマートBNCT)
研究課題例 2 先端糖鎖解析による疾病診断・
抗体医薬品開発
Advanced radiation therapy to cure refractory cancer (smart BNCT)
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の原理
DDSによるホウ素10と中性子と
の核反応で生じるα線とLi原子核
によってがん細胞を選択的に破壊
周囲の正常組織にはダメージを与えず
がん細胞だけを選択的に破壊
●未だに治療法が確立されていない難
治がん:悪性脳腫瘍、悪性黒色腫、頭頸
部がん、中皮腫、多発がん等や再発がん
(がんサバイバー)の治療法として期待
●30分程度の1回照射で治療を完了
➡ 患者の負担を大幅に軽減
●PET診断により事前に治療効果を予測
可能
ナノテクノロジーを活用した食の
研究課題例 3 改善によるメタボ防止・健康増進
(フードナノテクノロジー)
Nano-technology-based improvement of diet
to prevent metabolic syndrome and promote health
均一微細液滴・粒子の
物質内包リポソームの効率的製造技術(特許)
製造技術(特許)
Cutting-edge glycomic analysis enabling diagnosis
and therapy with antibody medicine
糖鎖は細胞表面に存在し、がん、免疫、
受精、発生、分化において重要な役割を
果たす。(糖鎖に結合するレクチンタンパ
クを利用した)レクチンマイクロアレイを
使って細胞特異的糖鎖解析技術が解決
する課題
糖鎖を切り離すことなく
誰でも簡易に異なる試
料間(癌・非癌部等)の
糖鎖プロファイル差を鋭
敏に検出
がんマーカー探索
幹細胞品質評価
革新的バイオ医薬品開発
研究課題例 4
バイオマテリアル技術による
ハンディキャップドの活動支援
Mobility support for disabled people by using biomaterial technology
スマートナノファイバー
ナノアーキテクト
ニクス構造設計
機能性成性分
癌治療材料
マイクロチャネル乳化
機能成性分高効率内包リポソーム
血液浄化材料
ナノレベル(モノマーレベル)から分
子設計した新規材料を、ナノアー
キテクトニクスの視点で構造設計
することにより、優れた機能を有す
る新規医療材料の開発を目指す。
(TIA-nanoナノバイオ領域タスクフォース資料から作成)
つくばイノベーションアリーナ
ナノテクノロジー拠点(TIA-nano)
つくばイノベーションアリーナ ナノテクノロジー拠点(TIA-nano)
Tsukuba
forNanotechnology
Nanotechnology
(TIA-nano)
TsukubaInnovation
Innovation Arena
Arena for
(TIA-nano)
2015/01/28-30
nano tech 2015