熊田准教授が外部資金獲得優秀研究者として学長より表彰

陽子線医学利用研究センター
熊田准教授が外部資金獲得優秀研究者として学長より表彰
当センターの熊田准教授が、平成 26 年度において多くの外部資金を獲得した研究者としてその功
績が認められ、本学永田学長より表彰を受けました。
熊田准教授は、茨城県東海村に拠点を置く「いばらき中性子医療研究センター」にて次世代がん治
療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)
」の装置開発プロジェクトの中心として活動しており、今回の受
賞はその研究に係る外部資金獲得活動が評価されたものです。
BNCT は浸潤がんや再発がんなどの難治性がんにも有効で画期的な治療法として注目されています
が、治療には原子炉を使った大掛かりな装置が必要であるため、医療装置としての運用が難しいと考
えられていました。一方で熊田准教授らのチームが開発を進めている装置は、病院に併設可能な加速
器を使った装置で、2015 年度末までに人への治療が可能なレベルにまで装置の調整が進められる予定
です。
将来的には筑波大学附属病院内にも設置されることが検討されており、陽子線、X線、BNCT と世
界でも稀なあらゆる放射線治療に対応した医療施設の建設が計画されています。
学長からの表彰状と熊田准教授