1000 施工要領

簡易張出式道路拡幅工法
ロードプラス
1000
施工マニュアル
ロードプラス研究会
平成25年10月
改訂10
1.基礎の施工
● 既設構造物の背面土掘削および構造物天端の除去後、基礎材を敷均し転圧を行います。
天端除去高さおよび基礎寸法は、設計図面をご確認下さい。
既設構造物の天端除去面は十分清掃を行ってください。
既設構造物の天端除去面の不陸は、モルタル等で均してください。
製品据付等による施工伸びが発生した場合は、その延長に合わせて基礎を施工してください。
擁壁天端除去
背面土掘削
不陸調整
基礎砕石
150
既設構造物
B
2.前面型枠・鋼製プレートの設置
● 天端除去面に専用の前面型枠を設置します。
● 高さ調整ボルトが接地する位置に鋼製プレートを配置します。
前面型枠
鋼製プレート
基礎砕石
● 縦断勾配が10%を超える場合は、製品の仮設台(角材など)を設置します。
仮設台は、充填コンクリート厚さ(L1およびL2)より少し低めの高さの物を使用してください。
前側の仮設台は、製品の重心より前方となる位置へ設置してください。
991
仮設台
仮設台
重心
L2
L1
300
2/7
3.高さ調整ボルトの取付け
● 高さ調整ボルトを上方から取り付けます。(4箇所/1製品)
※後側2箇所のボルトを下方から取り付ける仕様の場合があります。
縦断勾配による六角ボルトの強度区分
縦断勾配10%以下
…強度区分:4.8
縦断勾配10%超
…強度区分:8.8以上
仮設台を使用する場合は、ボルトの突出長を仮設台高さより少し短めにしておきます。
レンチの規格等は、施工マニュアル付属書をご覧ください。
インパクトレンチを使用するとボルトの取付けが容易です。
高さ調整ボルト
高さ調整ボルト
高さ調整ボルト
高さ調整ボルト
後側
<下方から取り付ける仕様>
高さ調整ボルト
前側
4.鉄筋の仮配置
● 端部に設置する製品で、製品側方に掘削余裕が無い場合は、製品内に横方向端部筋
と定着筋を仮設置します。(中型車両仕様の場合は横方向端部筋のみ)
定着筋
横方向端部筋
5.製品の吊り上げ
● 製品上面の吊りアンカーにカップラーを取り付けます。(4箇所/1製品)
● 衝撃を与えないように地切りを行います。
● 吊り具の異常や製品の回転が起こらないことを確認し、据付を開始します。
※ 吊り上げた製品下には絶対に立ち入らないでください。
カップラー
ストッパー
吊りアンカー
製品に埋込み
3/7
6.製品の設置
● 吊上げた製品を所定の位置へ設置します。
縦断勾配があり、製品が下方へ移動する可能性がある場合は、パイプサポートの併用や
あらかじめ、ズレ止め用コンクリートなどの対策を講じておいてください。
● バールなどで製品の水平位置を調整します。
● 前後の高さ調整ボルトを回して、製品高さを調整します。
レンチを2セット用意し、ボルト2箇所で調整すると高さ調整しやすくなります。
※ 製品高さ調整時のボルトの回転には、インパクトレンチを使用しないでください。
高さ調整ボルト
前側
高さ調整ボルト
後側
<下方から取り付ける仕様>
● 仮設台を使用する場合は、仮設台に製品を仮設置してから、製品位置を調整してください。
製品位置調整後、仮設台を抜き取り、次の製品設置箇所へ配置してください。
仮設台
高さ調整ボルト
高さ調整ボルト
L1
L2
仮設台
高さ調整ボルト
高さ調整ボルト
L1、L2の寸法は、設計図面をご確認ください。
4/7
7.製品の連結
● 製品位置調整後、隣接する製品とフランジ部のボルト連結を行います。
※ ボルトでの引き寄せ作業は行わないでください。
ボルト連結
8.定着筋・横方向鉄筋・横方向端部筋の設置
● 大型車両仕様の場合には、製品の中央部および側面部に定着筋を設置します。
● 先に配置した定着筋に通しながら、製品側面の貫通穴に横方向鉄筋を通します。
鉄筋の重ね継手長は、所定の長さを確保してください。
● 端部に配置された製品の横方向鉄筋に横方向端部筋を設置します。
鉄筋は、必要に応じて結束してください。
横方向端部筋
定着筋(製品中央部)
定着筋(製品側面部)
横方向鉄筋
<横方向鉄筋の重ね継手長>
標準的な場合
La = σsa/(4・τoa)・φ
= 200/(4×1.6)×22
= 690(mm)以上
イモ継手となる場合
La = σsa/(4・τoa)・φ・1.3
= 200/(4×1.6)×22×1.3
= 900(mm)以上
5/7
9.伸縮目地材の設置
● 10m(製品10個)毎を目安に伸縮目地材を配置します。
割付図等で設置位置が指定されている場合は、そちらに従ってください。
伸縮目地材設置部分
伸縮目地材
10.充填コンクリートの打設
● 製品背面に充填コンクリート用の型枠を設置します。
出来るだけ製品と型枠が密着するように設置してください。
● 製品中詰部からコンクリートを2∼3回に分けて打設します。
・打設高さ目安:①製品底面、②中詰部天端より15cm下がり、③中詰部天端
大型車両仕様:①②③の順に、3回に分けて打設してください。
中型車両仕様:②③の順に、2回に分けて打設してください。
※ 充填コンクリート規格:JIS A 5308(24N/mm2以上、SL12cm以上、Gmax25mm以下)
バイブレーターを使用し、充分な締め固めを行った後、表面を丁寧に仕上げてください。
張出部側面に配置してある確認孔より、製品下部のコンクリート充填性が確認できます。
充填コンクリート
確認孔
※ 転倒防止のため、原則、当日設置した製品全てに充填コンクリートを打設してください。
(打設が行えない場合は、製品が動かないように安全対策を行ってください。)
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