環境負荷を低減する資源の有効活用

環境パフォーマンス
環境負荷を低減する資源の有効活用
ケイミューでは再生材料を活用する技術開発を推進し、
グリーン調達比率を高めるとともに
建築現場で発生する端材の回収・リサイクルに取り組んでいます。
● グリーン調達比率
(再生材料比率)の推移
端材回収リサイクルシステム
グリーン調達の推進
ケイミューでは環境に配慮した製品を優
建築現場では外壁材・屋根材の端材(切断
先的に選択するグリーン調達の比率向上の
した 後 の 切 れ 端 )が 発 生しま す が 、ケ イ
取り組みとして、
フライアッシュ類やスクラッ
ミューではそれらを回収して製造事業所で
30
プ* 、古紙パルプなどの再生材料を積極的
の再原料化によりグリーン調達材料のスク
20
に活用しています。
ラップの一部として再利用するリサイクルシ
(%)
50
40
39.6 40.1 39.9
42.3
44.5
1
ステムを確立しています。
2014年度の再生材料の使用量は生産
10
0
’10 ’11 ’12 ’13 ’14(年度)
● グリーン調達材料の内訳
(2014年度)
2014年度の回収量は0.92万トンで、新
り、前年度より約3.7%減少しました。一方
設住宅着工戸数が前年度比約11%減と
で、
グリーン調達比率は44.5%となり、前年
なったことや端材発生比率の高い商品の販
度より約2.2ポイント向上しました。これは
売が減 少した影 響も あり、前 年 度 比で約
再生材料を活用する技術開発の推進によ
28%減となりました。一方で、端材回収を御
り、通常は産業廃棄物として埋め立て処分さ
希望される新規契約社数は約70%増加し
れるJIS規格外フライアッシュ* の活用が進
ました。
2
古紙パルプ 8%
その他 7%
再生材料
使用量
量が減少した影響を受け45.2万トンとな
フライ
アッシュ類 53%
今後もケイミューでは資源循環のために
み、使用量が前年度比約12%増加となった
端材回収に取り組んでまいります。
ことが大きな要因です。また、古紙パルプの
使用量も前年から約5%増加しました。
今後も再生材料を効率的に活用する技術
● 端材回収量の推移
開発を推進して再生材料を積極的に活用し、
45.2万t
(千t)
グリーン調達の比率を高めてまいります。
スクラップ 32%
● JIS規格外フライアッシュ類
使用量の推移
25
20
*1 スクラップ
新築端材や工場内の回収品の再生材料
15
*2 JIS規格外フライアッシュ
火力発電所などで石炭を燃焼させ電気集塵装置で回収
したもののうち、
フライアッシュのJIS規格を外れるもの
で、
一般的には産業廃棄物として埋め立て処分される
14.4
15.4 14.8
12.8
9.2
10
5
0
(万t)
25
’10 ’11 ’12 ’13 ’14 (年度)
21.5
19.3
20
14.7
15
10
端材回収リサイクルシステムフロー図
10.7
7.2
環境・エネルギー管理G
5
0
工場
処理連絡
’10
’11
’12
’13 ’14 (年度)
回収指示
粉砕・
再利用
FAXまたはインターネット
回収依頼
建築現場
料金支払
移送
ご請求
KMEW物流センター
(回収指定業者)
お客様ご指定場所
空パレットお届け
回収
元請業者様
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ケイミュー 環境報告書 2015