分かる! 解ける! 英文法!

英会話のための英文法練習方法
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分かる! 解ける! 英文法! and 英語真っすぐリーディング講座 特典
第1章 英会話のために英文法知識をどう活用するか?
発行者:鈴木 拓 http://www.thebelltree.com/
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「分かる! 解ける! 英文法!」と「英語真っすぐリーディング講座」を
ご利用いただきありがとうございます。
両方の講座の制作者の鈴木 拓です。
本PDFファイルは、「分かる! 解ける! 英文法!」と「英語真っすぐリー
ディング講座」の両方をご受講いただいた方に特典としてお送りするものです。
テーマとしては、
「"分かる! 解ける! 英文法!"や"英語真っすぐリーディング講座"で身につ
けた英文法の知識を英会話で活用するにはどうしたら良いか?」
というものです。
■英会話はむずかしい
英会話は多くの人が目標とするものです。
「英語がしゃべれるようになりたい」
と思っている方は多く、英語学習の動機としては、TOEICに次いで2位ではない
でしょうか?
(あくまで、私の英語指導経験上の感覚ですが)
しかし、英会話というのは単純に言ってしまえば、「むずかしい」です。
英会話スクールで、「初心者でも安心」といううたい文句を掲げているところが
多いせいかはわかりませんが、世間では、
「日常会話ぐらいならそれほどむずかしくない」
「英会話スクールに通っていれば日常会話はできるようになる」
というように、英会話は「比較的簡単」というイメージを持たれています。
しかし、実際に英会話にトライしたことがある方なら実感されていると思います
が、英会話が簡単なんてとんでもない。
それどころか、英会話はむずかしいものです。
それもそのはず、英会話は複数のスキルを総合的に、しかも瞬時に使いこなさな
ければならない高度な応用スキルだからです。
1、相手の言っていることを理解できるだけの語彙力が必要
2、相手の発言を理解できるだけでは不十分で、自分でも使える語彙力が必要
3、相手の発言を聞き取れるだけのリスニング力が必要
4、リスニング力を活かして、相手が理解できる発音+イントネーションを習得
5、相手が言った複雑な文、長い文を理解できるだけの英文法力が必要
6、相手の発言の理解のみならず、自分で正しい英文を作れる英文法力が必要
7、上記のことをすべて同時に行う複合力が必要
8、しかも、瞬時に行う瞬発力が必要
これだけ多くの力が要求されるのです。
むずかしくて当然です。
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英会話のための英文法練習方法
中でも特に多くの方が直面する悩みが、
「読んだり、聞いたりならわかっても、
自分からしゃべるとなると、なかなか英語が出てこない」
というもの。
英語がしゃべれない人が、みんな英語が読めなかったり、聞き取れていないのか
というとそうではないのです。
むしろ、しゃべれない人でも、「読んだり聞いたりするのならそれなりにでき
る」という人の方が多いものです。
しかし、読んだりと聞いたりはできるのに、しゃべるとなるとまったく出てこな
い。
A:自分の読む、聞くの能力
B:自分のしゃべる能力
このAとBの落差に多くの人は戸惑い、悩みます。
「自分はめちゃめちゃ英語ができるわけでもないけど、それなりにはできる。
それなのに、なんでここまでしゃべれないわけ?」
と。
それが英会話のむずかしいところです。
原因は、先ほどお話させていただいた、英会話に必要な能力のうち、
2、相手の発言を理解できるだけでは不十分で、自分でも使える語彙力が必要
6、相手の発言の理解のみならず、自分で正しい英文を作れる英文法力が必要
この2つが不足していることが原因です。
語彙で言えば、読んだり、聞いたりして理解するだけなら、単語や熟語の意味
さえ知っていれば十分です。
でも、「知っているだけ」では、「使える」とは言えません。
英会話で使えるようになるためには、もう1段階上の語彙力が必要なのです。
これはどの言語でも同じこと。
日本語だって同じです。
日本人はスラスラと日本語の新聞を読みます。
日本人は不自由なくペラペラと日本語をしゃべります。
でも、「新聞のようにしゃべれるか?」というとそんなことはないですよね。
日本人がみんな新聞のように小難しく話しているかと言うとそんなことはない
ですよね。
新聞を読んでいると、「意味はわかるけど、自分は使わない」という単語や言い
回しが一杯あるはずです。
どの言語であっても、母国語であっても、
A:自分の読む、聞くの能力
B:自分のしゃべる能力
の2つは、どうしたってAの方が優れているのです。
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英会話のための英文法練習方法
ですから、
「読んだり、聞いたりならわかっても、
自分からしゃべるとなると、なかなか英語が出てこない」
というのは当たり前。
これを理解した上で、取るべき対策は2つ。
1、AとBの差はあるとは言っても、できるだけ差を詰めるような学習をする
2、AとBはどうしたって差があるのだから、Bが「それなり」のレベルになる
ようにAのレベルをもっと上げる
1の方はわかりやすいと思います。
「こういうときにはこの単語を使う」というように、「使える語彙力」を身に
つける。
英文を作る練習(書いてもいいし、口に出しても良い)を一杯して、
正しい英文をスラスラ作れる練習をする。
こういった話です。
2の方はわかりづらいと思うので、ちょっと解説させていただきますね。
先ほど、「Aはそこそこできるのに、Bが全然できない」という悩みをお話しまし
た。
逆に言うと、これは「Aがそこそこで留まっているから、Bができない」とも言え
るのです。
Aが抜群にできたら、Bはそこそこレベルには到達します。
後でお話しますが、Aを高めることはBを高めるには必要不可欠なんです。
以上が、これから英会話対策に取り組むための、基本的な心構えです。
ここからはもっと具体的なお話をして行きます。
■語彙面での強化
先ほど、AとBのギャップは、
「相手の発言を理解できるだけでは不十分で、自分でも使える語彙力」
「相手の発言の理解のみならず、自分で正しい英文を作れる英文法力」
この2つが不足していることが原因だとお話ししました。
AとBのギャップはこの2つを鍛えることで解消して行くわけですが、
まずは語彙面の方からお話しして行きます。
英文法より、語彙の方を先にお話させていただくわけではありますが、
実は、語彙面の方がずっと強化するのが大変です。
なぜかと言うと、語彙は個別の知識だからです。
講座を受講していただいて実感されたと思いますが、
英文法はすべてが関連しています。
例えば、品詞や文型は、英文法のすべての分野に関連しています。
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英会話のための英文法練習方法
名詞と副詞の区別がつかないのに、関係詞を学ぶことなどできるわけが
ありません。
しかし、語彙は個別の知識。
例えば、intoxicatedというむずかしい単語を覚えるのに、
appleという簡単な単語を知らなくてもまったく問題がありません。
逆に言うと、appleを知っていても、ほかの単語を覚えるのに何の助けにもなっ
てくれません。
このように、語彙は1つのことを学んだからと言って、ほかの何かに役に立つ
ことはなく、1つ1つ個別の知識なので、膨大な時間がかかります。
具体的に言うと、
「教材英語ではなく、海外ドラマや英語ニュース、英字新聞、洋書のような
ネイティヴのための"生英語"を大量に読んだり聞いたりして、そこで使われて
いる語彙を覚えて行く」
という作業の繰り返しになります。
「単語や熟語はもっと知っているはずなのに、自分では使えない」
この原因は、感情と語彙が結びついていないことです。
単語や熟語は最初のうちは、市販の単語帳で学ぶことになります。
単語帳は、
・よく使われる語彙が整理されて、効率よく覚えられるようになっている
・むずかしい文を読まなくても、覚えられるようになっている
という利点があります。
しかし、その反面、人工的に作られたものであり、文脈があるわけではありま
せん。
そのため、「文章に感情移入して読むor聞く」ということが困難です。
ただ単に、「この単語はこういう意味」と覚えるだけになります。
むずかしい英文を読んだり聞いたりできない、
あるいは感情移入して読んだり、聞いたりできないレベルの
初心者、中級者の場合は、仕方がありません。
これしか方法がないのですから。
でも、これだとどうしても、感情と語彙が結びついていないので、
「こう言いたい時は、こう言えば良いんだ!」
という実感が湧きません。
でも、海外ドラマ、英語ニュース、英字新聞、洋書等、ネイティヴのために作ら
れた生英語なら違います。
伝えたいメッセージがあり、感情を込めて書いたり、話したりします。
なので、生英語をちゃんと読んだり聞いたり出来れば、感情移入することができ
て、
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英会話のための英文法練習方法
「あぁ、こう言いたい時は、こう言えば良いんだ!」
と実感することができます。
英会話の能力を語彙面で高めるには、この方法がベストです。
しかし、この方法には2つ欠点があります。
1つ目は、先ほどお話したように、
「語彙というのは個別の知識なので、膨大な時間がかかる」
という点。
2つ目は、
「読んだり聞いたりして理解できることが前提である」
という点。
とにかく英語を一杯読み聞きすれば英語はできるようになります。
とは言え、多くの人は「英語を一杯読み聞きする」ことができないから苦労する
わけです。
なので、一杯読み聞きをすることができないのであれば、まずは、
語彙、英文法、リスニング
の基礎3本柱をしっかりと鍛え上げるところから始めなければなりません。
英文法に関しては、皆様は講座で鍛えられたと思いますが、
語彙とリスニングはもしかしたら、まだ不十分かもしれません。
(もちろん、人によります。すでに十分なレベルの方も多いと思います)
先ほど、
A:自分の読む、聞くの能力
B:自分のしゃべる能力
のギャップの話で、
「Aを高めることはBを高めるには必要不可欠なんです」
とお話ししましたが、それは
「Aを高めれば、英語を一杯読み聞きができる。
だから、感情移入ができて、"こう言うときにはこう言えば良いんだ"と理解
でき、Bが高まる」
という意味だったのです。
■英文法面での強化
語彙面の強化に比べたら、英文法面の強化はやさしいかもしれません。
(あくまで比較であり、簡単なことではありませんが)
なぜかと言うと、関連性があり、語彙と違って無限ではないからです。
関連性に関しては先ほどお話させていただきましたね。
「品詞を知らずして、関係詞は学べない」というお話です。
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英会話のための英文法練習方法
語彙はそれこそ無限にあります。
でも、英文法は有限です。
学ばなければならないことは少なくはないですが、無限ではありません。
英文法面で、具体的に何をすれば良いかと言うと、
テーマを決めて、英文を作る練習を一杯することです。
英語をしゃべれるようになるためには、
「一杯英文を作る(書く方でも、しゃべる方でもどちらでもかまいません)」
これが大切です。
しかし、一杯英文を作るからと言って、何も決めずに、ただ単に言いたいことを
英語にしまくればいいわけではありません。
そういう練習も必要でしょうが、テーマを決めた練習も必要です。
例えば、テーマを「挟むso that」と決めて、
He is so kind that everybody likes him.
「彼はとても優しくみんなが好きだ」
That restaurant is so popular that you should make a reservation.
「あのレストランはとても人気で予約をすべきだ」
というように、「挟むso that」を使った英文をひたすら作るのです。
これを繰り返すことにより、「挟むso that」が自分のものになります。
英会話でも、積極的に「挟むso that」を使えるようになり、
考える時間も減り、話すスピードも早くなります。
練習する前は、いろいろ考えながらで、時間がかかっていたのが、
練習後は、考えることが減り、最終的には考えなくても感覚的にso thatが使え
るようになって来ます。
so thatに限らず、ほかのテーマ、例えば、「不定詞の目的用法」などもやって
行きます。
すると、いろいろな表現が、スラスラとできるようになって来ます。
しかし、このトレーニングをやる上で、2点、注意点があります。
1、語彙面はあまり気にしない
2、使用頻度の高いものだけを
1つ目の注意点ですが、上記のトレーニングをしていると、
「○○って何て言うんだろう?」
という疑問がわいてくると思います。
例えば、簡単な例ですが、「彼はとても優しくみんなが好きだ」を作ろうと思っ
た。そこで、「優しい」は何と言うんだろう? と疑問が湧いたりします。
そこで、辞書を引くと、kind、nice、generousなどが載っています。
そこで、「じゃあkindを使って作ってみよう」と、
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英会話のための英文法練習方法
He is so kind that everybody likes him.
としたとします。これは良いやり方です。
ただ、ここで、
「kindとnice、generousってどう違うんだろう?」
と悩んでしまうのはやり過ぎです。
確かに気になるかもしれませんし、この3つは差があることはあります。
しかし、今のテーマは「挟むso thatの英文を練習すること」であり、
「ニュアンスの差を勉強すること」ではありません。
テーマから外れたことを広げて行くとキリがありません。
「今はテーマじゃない」と割り切って、so thatの練習に専念するようにして
ください。
また、補助テキスト3でもお話させていただいたように、
ニュアンスの差は非常にレベルが高い話で、教材や辞書では学べないもの。
そういった面でもやはり気にすべきではありません。
※:補助テキスト3をまだご覧いただいていない方は↓よりご覧下さい。
http://www.legit8.com/noattention.pdf
2つ目の注意点「使用頻度の高いものだけを」ですが、
学んだ英文法事項、すべてが「よく使われるもの」というわけではありません。
「読む」「聞く」場合には必要な事項ばかりです。
いろんな人の英語を読んだり聞いたりしなければいけませんから、
「自分はそんなむずかしい言い方しないよ」と思っても、理解できるようになら
なければなりません。
しかし、自分でしゃべる場合は、簡単な言い方ができるのに、あえてむずかしい
言い方をする必要などありません。
例えて言えば、新聞のようなしゃべり方をする必要などありません。
新聞を読めるようになるために、むずかしい事項も学ぶ必要がありますが、
自分でしゃべる場合、新聞のようなしゃべり方はしないわけですから、
使用頻度が高い表現だけを練習すれば良いわけです。
「何が使用頻度が高くて、何が小難しい言い方なのか?」
これはわからないと思います。
これは、次章以降でお話させていただきます。
次章以降で取り上げたものを練習しておくだけで、よほど高度な英会話でなけ
れば、英文法面は大丈夫だと思います。
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英会話のための英文法練習方法
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分かる! 解ける! 英文法! and 英語真っすぐリーディング講座 特典
第2章 分かる! 解ける! 英文法!の知識
発行者:鈴木 拓 http://www.thebelltree.com/
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「分かる! 解ける! 英文法!」と「英語真っすぐリーディング講座」を
ご利用いただきありがとうございます。
両方の講座の制作者の鈴木 拓です。
この第2、3章では、前章でお話した、
「この英文法事項は使用頻度が高いから、これを練習してください」
というお話をいたします。
「分かる! 解ける! 英文法!」と「英語真っすぐリーディング講座」で
は、学ぶ英文法事項が被っている部分がございます。
なので、まずは「分かる! 解ける! 英文法!」で学ぶ英文法事項からお話
します。
すると、
「"分かる! 解ける! 英文法!"ではやっていないけど、
"英語真っすぐリーディング講座"ではやっている部分」
が残ります。それを第3章で解説させていただきます。
■第1号 品詞
形容詞+名詞 a delicious banana
副詞+形容詞 particularly delicious
副詞+形容詞+名詞 a particularly delicious banana
の例はごく普通に使われます。
「形容詞+名詞」と「副詞+形容詞+名詞」の例は
S、O、C、前置詞の後ろの名詞、いずれにもよく使われます。
「副詞+形容詞」は、第2文型のCでよく使われます。
This banana is particularly delicious.
「このバナナは特においしい」
また、上記の3つほどではありませんが、「副詞+副詞」の例もよく使われます
I run very slowly.
「私はとてもゆっくり走る(私は足が遅い)」
ただ、「副詞+副詞」と2つ続いた場合、それ以上はあまりつくことはなく、
「副詞+副詞+形容詞」
「副詞+副詞+形容詞+名詞」
の例はあまり使うことはありません。
なので、
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英会話のための英文法練習方法
形容詞+名詞
副詞+形容詞
副詞+形容詞+名詞
副詞+副詞
の4つを使った英文を↓のように一杯作って練習しておくと良いでしょう。
I was not a good student.
「私は優秀な学生ではなかった」
That stadium was very loud.
「そのスタジアムはとてもうるさかった」
He has done an incredibly courageous thing.
「彼は信じられないほど勇敢なことをした」
That female athlete ran awfully fast.
「あの女性アスリートは恐ろしく速く走った」
■第3号 文型
1号では、「よく使うもの」「それほど使わないもの」とありましたが、
第3号で説明させていただいた文型はすべてしっかりと英会話で使います。
ただ、1点だけ。
「"there be S"は、基本的に、初登場で、" がある"という場合に使い、
基本的に、theなどがつく、2回目以上のものにはあまり使わない」
という点には注意が必要です。
例えば、「歩いていたら猫がいたんだよ」という話なら、
There was a cat.
でいいですが、すでに話に出ている猫で、
「あの猫がいたんだよ!」という場合は、
There was the cat.
というのはあまり見ず、普通に第1文型で、
The cat was there.
という方が多いです。
■第5号 副詞
第5号において、英会話で厄介になる点は1つだけ。
「副詞をどこに置くか」
という話です。
1、文頭
S V O
│(Recently) I│bought│a new bicycle │
└──────┴─┬─┴───────┘
SP3
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英会話のための英文法練習方法
2、SとVの間
S V O
│I │(recently) bought │a new bicycle │
└─┴───┬─────┴───────┘
SP3
3、Vの間(Vが2語以上の場合)
S V O
│He│has (recently) lost │his watch │
└─┴────┬─────┴─────┘
SP3
4、文末
S V O
│I │bought│a new bicycle (recently)│
└─┴─┬─┴────────────┘
SP3
という4つが基本であり、文法的にはどこでも正しいのですが、
「どの場所が自然か?」はネイティヴの感覚であり、それは論理的なルールでは
説明できません。
論理的なルールではなく感覚なので、残念ながら、これは、
「多くの英文に触れて感覚として身につけて行く」
という方法でしか解決できません。
■第7号 前置詞
文法的には、前置詞は、
1、必ず後ろに名詞が必要で、その名詞と「前置詞+名詞」というセットに
なって初めて機能する
2、「前置詞+名詞」のセットは形容詞か副詞になる
の2点が非常に重要です。
英会話でもこれは非常に重要なのですが、それに加えて、
英会話では前置詞の個別の使い分けも課題になってきます。
例えば、「ここではinなのか? atなのか?」という話ですね。
しかし、これも残念ながら、「副詞の位置」と同様、論理的なルールではわかり
づらい部分があり、最終的には
「多くの英文に触れて感覚として身につけて行く」
という方法で解決することになります。
コツとしては、現段階では、個別に「inはこういう前置詞」と覚えるより、
イディオム動詞、イディオム前置詞のように、「よく使われる組み合わせ」を
覚えてしまうことです。
前置詞は個別に考えても、先ほどお話したように論理的なルールではわかりづら
いので、こういった「よく使われる組み合わせ」を覚えてしまう方が効果的です
本講座のテキストに載っているものはもちろん、
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英会話のための英文法練習方法
DUO3.0などの単語帳でもいろいろ出てくるので、単語と同じように覚えるように
してください。
できれば、
・take care of
Sorry, I can't go. I have to take care of my children.
「ごめん、行けないんだ。子どもの面倒を見ないと」
というように、英文を自分で作ってみると効果的です。
■第9号 従属接続詞
前置詞と違い、それほど個別の使い分けに苦しむこともありませんし、
普通の副詞と違い、「置く位置」に苦しむこともありません。
(基本的に、文頭か文末で、どちらに置いても基本OK)
なので、文法事項を理解していれば、英会話でも特に苦労せず、
便利に使える分野です。
非常に便利で使い勝手が良いので、しっかりと練習しておきましょう。
特に、以下の従属接続詞は便利なので、ぜひ押さえておきましょう。
やはり、自分で英文をいろいろ作ってみるのが一番です。
・because(理由を説明する)
I was tired, because I had to work overtime.
「残業しなければならなかったので、とても疲れていた」
・when( のとき、 だった、と同時の事柄を説明するのに役立つ)
When I got to the airport, Rachel called me.
「私が空港についたときに、レイチェルが私に電話をくれた」
・if副詞節(もし だったら、と仮定の話をする)
If I find your book, I'll tell you.
「あなたの本を見つけたら教えるね」
・since(現在完了形、現在完了進行形とセットで、" 以来"を表す)
I have been working for Sony since I graduated from the university.
「大学卒業以来、ソニーで働いている」
※:sinceは理由の意味でも使えるが、becauseの方がよく使われる
・while( の最中で、 だ、と同時進行を説明するのに役立つ)
While I was cooking, my son was studying.
「私が料理をしている間、息子は勉強していた」
・before、after(時系列を整理するのに役立つ)
It started raining before I got to my house.
I got to my house after it started raining.
「私が家に着く前に雨が降って来た」
・even though(" なのにね"、と最後に付け加えるのに便利)
I bought this TV even though it was expensive.
「このテレビ買ったんだ。高かったんだけどね」
・that(目的語に置くのに便利)
I think that you are a good person.
「あなたはいい人だと思うよ」
・if名詞節(" かどうか"という意味の目的語で使うのに便利)
I don't know if she likes that band.
「彼女がそのバンドを好きかどうか知らないな」
※:whetherでも同じ意味なので、代用可
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英会話のための英文法練習方法
■第11号 that節の応用例
・it is that
・「, so」(挟まないso thatのカンマありバージョン)
・挟むso that
・挟むsuch that
この4つ、特に「, so」は非常に便利ですので、
ぜひ、いろいろと英文を作って練習して、押さえておいてほしいところです。
It is important that leaders have strong leadership.
「リーダーが強いリーダーシップを持つことは大切だ」
The supermarket was closed, so I went back home.
「スーパーが閉まってたんだ、だから家に帰った」
That bag was so heavy that I hurt my back.
「あのバッグは重すぎて、私は腰を痛めてしまった」
Eric is such a nice guy that he has been invited to 10 weddings this year.
「エリックはとてもいいヤツで、今年は10回も結婚式に呼ばれている」
「形容詞付きの名詞」は、so that、such thatの両方で挟めますが、
英会話では、シンプルに、
「形容詞か副詞を挟むならso、名詞を挟むならsuch(たとえ形容詞付きでも)」
と使い分けた方が便利です。
また、it is that、挟むso that、挟むsuch thatは
不定詞の、it is to、too toと被ります。
この使い分けは後ほどお話しします。
■第13号 等位接続詞
いろいろな使い方がありますが、基本的には、
・名詞を合体させるandとor
・文を合体させるbut
この2つを押さえておけば、英会話では非常に役に立ちます。
これらは感覚的に使える部分もあり、それほど苦労しないと思います。
You need an application form and a stamp.
「申込書と印鑑が必要です」
Do you have your deriver's license or passport?
「運転免許書かパスポートはお持ちですか?」
I know that ice cream makes me fat, but I'm starving.
「アイスクリームが太るってのはわかるんだけど、お腹ぺこぺこなんだよ」
■第15号 受動態
受動態に関しては、「いかに素早く言えるか?」がポイントとなります。
文法的にはあまりむずかしくはなく、
自分で練習する分にはあまり苦労せず受動態にできると思います。
しかし、英会話では流暢さも大切。
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英会話のための英文法練習方法
なので、素早く、パッと言えないといけません。
なので、あらゆる形の受動態を練習しておきましょう。
滅多に使わない時制もあるので、すべてを練習する必要はありませんが、
最低限、↓のものは押さえておきたいところです。
・現在形(be動詞がam、are、isと変わるので、それぞれ練習)
I am exhausted.
「私は疲れている」
You are watched.
「あなたは見られている」
He is frustrated.
「彼はうっぷんがたまっている」
・過去形(be動詞がwasとwereがあるので、それぞれ練習)
I was touched.
「私は感動した」
Those great scientists were awarded a Nobel Prize.
「あの偉大な科学者たちはノーベル賞を与えられた」
・現在完了形(haveとhasの2種類があるので、それぞれ練習)
It has been said that effort pays off.
「努力は報われると言われて来た」
These chemicals have been tested in the laboratory.
「これらの化学物質は実験室でテスト済みだ」
・未来形(willとbe going toの両方を練習)
This recored will not be broken.
「この記録は破られないだろう」
I am not going to be remembered as a bad student.
「私は悪い生徒としては記憶されないだろう」
I don't think that the old tourists are going to be trapped.
「高齢者の観光客は立ち往生にはならないと思うよ」
That criminal is going to be sentenced to a severe penalty.
「あの犯罪者は重い刑が言い渡されるだろう」
・助動詞("助動詞+be"と、"助動詞+have+been"の両方)
Water should not be taken for granted.
「水を当たり前と思っちゃダメだ」 That problem might have been taken care of.
「その問題は解決されたかもしれない」
■第17号 不定詞 名詞編
不定詞の名詞用法は、1つ「名詞として使う」だけ。
しかし、「前置詞の後ろの名詞」としては使えません。
なので、
・Sとして
・Oとして
・Cとして
と3つの使い方があることになります。
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英会話のための英文法練習方法
この3つはいずれもよく使われます。
その際の注意点は以下の通り、
・Sとして使う場合は、it is toで使うのが普通
・Oとして使う場合は、第35号で解説する「不定詞しかOにできない動詞」や
「不定詞と動名詞どちらをOにするかで意味が変わる動詞」が使われる
なので、練習すべきなのは、
・it is to
・不定詞しかOにできない動詞or意味が変わる動詞+不定詞
・Cとして使う
という3点になります。
これも実際に英文を作って練習すると効果的です。
It is rude to be late.
「遅刻するのは失礼である」
She's decided to go to the party.
「彼女はパーティーに行くことを決めた」
I forgot to bring the textbook.
「教科書を持ってくるのを忘れてしまった」
My job is to fix electric appliances.
「私の仕事は電化製品を直すことです」
■it is thatとit is toの使い分け
テキストでも説明させていただいた通り、that節と不定詞は似ています。
it is thatとit is toは両方とも、
「文を名詞に変えてSにした(that節or不定詞に変換して)。
そしたら、Sが長過ぎるので、itで代用して、後ろに回してしまった」
という例です。
この2つは英会話でも良く使う便利な表現です。
では、その使い分けは? と言うと、
基本的には、it is toを使った方が便利です。
なぜなら、不定詞の場合、時制や助動詞を気にしなくていいし、
Sも省略できるからです。
例えば、「散歩をすることは良いことだ」と言いたい場合、
it is toなら、「take a walk=散歩する」だけ考えれば良く、
It is a good thing to take a walk.
でOKです。
しかし、it is thatの場合、
「主語はなんだろ? people? I?」
「時制は現在形かな? 助動詞はいらないよね?」
というように、考えることがいろいろ増えます。
一応、
It is a good thing that you take a walk.
(youは不特定の「人が」という意味でよく使われます)
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英会話のための英文法練習方法
と、it is thatでも表せますが、
it is toの方が楽です。
ただ、
・主語が何かが重要なとき
・時制や助動詞を使って表したいとき
は、it is thatの方が便利です。
例えば、「あなたが遅刻したかもしれないことは重要じゃない」という場合、
「かもしれない」というのは、助動詞で表すのが普通。
不定詞で、そのまま、
It is not important for you to be late.
では、「遅刻することは重要じゃない」と「かもしれない」の意味は出せませ
ん。
なので、
It is not important that you might have been late.
とit is thatを使った方が便利です。
これもぜひ、実際に英文を作って練習してみてください。
■第19号 不定詞 副詞編
この号では、不定詞の副詞としての用法を4つ説明していますが、
何と言っても、ぜひ練習してほしいのが、「目的用法」です。
「不定詞と言えば、目的用法」と言えるぐらい、
目的用法はよく使われます。
結果、根拠、感情も使われないわけではないのですが、
目的用法に比べたら、その比率はかなり低いです。
それに、
結果なら
He went to the supermarket only to be told that it was closed.
=He went to the supermarket but was told that it was closed.
「彼はスーパーに行ったが、閉店していると言われただけだった」
根拠なら
You must be really good at math to understand this.
=You must be really good at math because he can understand this.
「これが理解できるなんて、君は数学がとても得意に違いない」
感情なら
I am happy to see you.
≒I am happy that I can see you.
≒I am happy because I can see you.
「私はあなたと会えて嬉しいです」
と、別の方法で、同じことを表現できます。
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英会話のための英文法練習方法
特に、結果と根拠に関しては、日本人の感覚からするとわかりづらい表現で、
なかなか英会話で使いこなすのはむずかしいですから、
同じように表現できるものがあるのなら、そっちを使った方が便利です。
感情に関しては、それほど使い方はむずかしくないので、
練習してもいいと思います。
しかし、何よりも目的が最優先。
ほかに目的を表す表現も少なく(あえて言えば、カンマなしのso thatですが、
主語、助動詞、時制を気にしなければいけません)、便利な表現なので、↓の
ように、ぜひ英文を一杯作って練習してください。
I went to the supermarket to buy apples.
「リンゴを買うためにスーパーに行った」
She is going to the headquarters to see the president.
「彼女は社長に会うために本部に行く」
I bought this equipment to fix a table.
「私はテーブルを直すために、この用具を買った」
■第21号 不定詞 形容詞編
この号では、副詞の形容詞としての用法を2つ説明していますが、
2つとも英会話ではあまり使いませんし、
そもそも、「穴」を意識しないといけないのでなかなかむずかしいです。
まったく使わないわけではないのですが、
「S have 名詞 不定詞(
すべき○○がある)」
のような、よく使われる表現のセットで使う感じです。
例:I have homework to do.
「やるべき宿題がある」
上記の表現は便利なので覚えておいていいと思いますが、
それ以外に関しては、不定詞は名詞や副詞の用法を優先して練習した方がいいと
思います。
■第23号 不定詞 副詞編2「程度用法」
程度用法は文法的にはかなりむずかしく、本講座の中では一番むずかしいと
思います。
ただ、英会話ではできれば使えるようにしておきたい表現です。
しかし、すべてをマスターしようとすると、
「穴」にはいろんなパターンがあって混乱してしまうので、よく使う
・Sが穴のパターン
I am not old enough to drive a car.
「私は車を運転できる年ではない(つまり18歳未満)」
・O(イディオム動詞含む)が穴のパターンで、Sが省略されている
This table is too old to use.
「このテーブルは使うには古すぎる」
この2つをぜひ練習してください。
16
英会話のための英文法練習方法
「Sが穴のパターン」は楽です。
ただ単にSを抜けばいいだけですし、そもそも不定詞の大半はSがないですからね
Oが穴のパターンは、しっかりと穴を作ることを意識してください。
特に、イディオム動詞の場合は、ちゃんと前置詞を言うことが大切です。
例えば、
This light bulb is too bright to look at.
「この電球は見るには明るすぎる」
は、atを忘れないこと。
感覚的には、
「look at this light bulbと言いそうになるところを、
"あ、this light bulbは言わなくていいんだ"とatで終わらせとく」
という感覚です。
This table is too old to use.の場合も、
「use this tableだけど、this tableは言わなくていいんだ」
と止める感じです。
ぜひ、この「Sが穴のパターン」「Oが穴で、Sが省略されている」という2つの
パターンを練習してください。
■挟むso that、挟むsuch that、too toの使い分け
it is thatとit is toが同じような表現だったのと同じように、
挟むso that、挟むsuch that、too toもほぼ同じような表現です。
形容詞や名詞を挟んで、その程度を説明します。
その使い分けですが、挟むものが名詞だったら、
基本的にはsuch thatで挟みます。
too toやso thatでも名詞は挟めますが、
ネイティヴの英語でもあんまり使われませんし、
・too toは穴を考えなければいけないし、冠詞の位置も厄介
・so thatは冠詞の位置が厄介
というように、不便な点があります。
副詞だったら、so thatがいいでしょう。
too toでも稀に挟んだ例も見ますが、あまり使われません。
使い分けが必要なのは、形容詞を挟む場合です。
such thatは名詞しか挟めないので、
so thatかtoo toかで使い分けることになります。
it is thatとit is toと同じ理由で、
できれば、too toの方を積極的に使いたいところです。
穴の問題があるので、むずかしいですが、
先ほどお話した、「Sが穴のパターン」「Oが穴で、Sが省略されている」の
2パターンについては、ぜひtoo toの方を使ってみてください。
so thatでも表現できますが、主語、助動詞、時制を気にしなくてよい分、楽
なのです。
17
英会話のための英文法練習方法
That bag is too heavy to carry.
=That bag is so heavy that people can't carry it.
「あのバッグは重すぎて運べない」
ただ、やはり、it is toと同様、主語、時制、助動詞をはっきりさせたいときは
so thatを使った方が便利です。
例えば、「あのコンピューターは古すぎて捨てるべきだった」の、
「べきだった」は助動詞でないと表現できません。
なので、
That computer was so old that I should've thrown it out.
と、so thatを使って表現することになります。
■第25号 不定詞 総集編
この号では、「この不定詞はどの用法で使われているのか」を見分ける方法を
お話しています。
すでに完成された文での見分け方、つまり主にリーディングでのお話なので、
英会話では特に関係なく、この号について英会話面でのアドバイスは特にありま
せん。
■第27号 分詞 形容詞編
リーディングでは非常に重要な分野なのですが、英会話では実際のところあまり
使わないと思います。
というのも、形容詞としての分詞は、関係詞で表せるからです。
例えば、
Michael is the guy washing a car in front of the house.
「マイケルは家の前で車を洗っている男だ」
は、
Michael is the guy who is washing a car in front of the house.
と関係詞で言い替えられます。
分詞の方が、「時制を気にしなくてよい」という利点はありますが、
「Sが穴の関係詞」は使いやすいのです。
「Sがwho」というのが違うだけで、
普通に文を作るのと変わりませんからね。
なので、分詞は「できたら使えるようにしたい」で良いと思います。
ただ、1点だけ。1語の分詞の場合。
特に過去分詞に関しては、使えるようになっておいた方が良いでしょう。
2語以上の場合は、上記のMichaelの例のように、
分詞でも関係詞でも後ろに置きます。
なので、ネイティヴから聞いてもそんなに差はありません。
(違いはwho isが入るか入らないかだけで、順番に変化なし)
ただ、1語の場合は前に置くため、差が出ます。例えば、
18
英会話のための英文法練習方法
There was a stolen car.
=There was a car that was stolen.
「盗まれた車(盗難車)があった」
では見た目からしても、聞いた印象も違って来ます。
現在分詞の場合、1語だけというのは少ないのですが、
過去分詞の場合、1語だけのことはけっこう多いです。
なので、「過去分詞で1語」の例は使えるように練習しておくと良いでしょう。
また、「with 名詞 形容詞」もできれば使えると便利です。
「while+文」で代用もできますが、
He is resting with his eyes closed.
=He is resting while his eyes are closed.
「彼は目を閉じながら休んでいる」
できれば使えるようにしたいところです。
■第29号 分詞 副詞編(分詞構文)
分詞の形容詞はあまり英会話では重要ではないとお話しましたが、
分詞の副詞(分詞構文)はそれ以上に英会話では使いません。
形容詞の場合は、「ネイティヴは使うが、関係詞で代用できるから」という
理由でしたが、副詞の場合は、そもそもネイティヴもあんまり使いません。
(それに、従属接続詞で代用もできる)
文書ではけっこう使われるので、リーディング面では重要ですが、
会話ではあまり使われないのです。
あえて言えば、練習すべきなのは
「spend O -ingのように、決まった形で使われる分詞構文」
です。
これらはそれほど数は多くないですが、
便利ですので、練習しておいても良いと思います。
I spent the last weekend playing with my son.
「先週末は息子と遊んで過ごした」
■第31、33号 第5文型
この2号に関しては、まとめて説明させていただきます。
第5文型はネイティヴもよく使いますし、便利な表現なので、
ぜひ使えるようにしておきたいところです。
コツとしては、「第5文型」とひとまとめにするのではなく、
「makeの第5文型」「haveの第5文型」のように、動詞別、そしてさらに、
Cの形別に練習することです。
練習しておくべき第5文型の動詞とその形は以下の通りです。
・make(動詞の原形)
My dad made me study math.
「父は私に数学を勉強させた」
19
英会話のための英文法練習方法
・make(形容詞)
This news made him happy.
「このニュースで彼は幸せになった」
・make(過去分詞)
Good service makes customers satisfied.
「よいサービスが顧客を満足させる」
・let(動詞の原形)
I can't let you do it.
「あなたにそれをさせるわけにはいかない」
・have(動詞の原形)
I will have Jack fix the copier.
「ジャックにコピー機を修理してもらおう」
・have(過去分詞)
I had my pants tailored.
「ズボンを裾直ししてもらった」
・see(動詞の原形)
He saw me get in the bus.
「彼は私がバスに乗るところを見た」
・see(現在分詞)
I saw Janice talking to Monica.
「私はジャニスがモニカと話しているところを見た」
・tell(不定詞)
My boss told me to do that.
「上司は私にそれをやるよう言った」
・ask(不定詞)
I asked the company to deliver the furniture.
「会社に家具を配送してもらうように頼んだ」
・allow(不定詞)
The museum doesn't allow visitors to enter this area.
「博物館は訪問者がこのエリアに入ることを許可していません」
・keep(形容詞)
You should keep the door open.
「ドアを開けておくべきだ」
・keep(現在分詞)
You should keep it going.
「そのままの調子で(決まり文句)」
・keep(過去分詞)
He should have kept the windows closed.
「窓を閉めておくべきだった」
・leave(形容詞)
I left the air-conditioning on.
「エアコンをつけっぱなしにした」
・leave(現在分詞)
Al left the water running.
「アルは水を出しっぱなしにした」
・leave(過去分詞)
Someone must have left the clock broken.
「誰かが時計を壊れたまま放置したに違いない」
・want(不定詞)
I want you to buy bread for me.
「私にパン買って来て欲しいんだ」
20
英会話のための英文法練習方法
・call(名詞)
My friends call me Chuck.
「友人は私をチャックと呼ぶ」
・catch(現在分詞)
My teacher caught me sleeping.
「先生は私が寝ているところを見つけた」
■第35号 動名詞
動名詞は、S、O、C、前置詞の後ろの名詞、の4つすべてで使えますが、
実際のところ、使われるのは、Oがほとんど。
前置詞の後ろの名詞ということも多いのですが、
そのほとんどは、実質はイディオム動詞のO。
例えば、
I thought about going to America.
「アメリカに行くことを考えた」
のgoing to Americaは厳密に言えば、前置詞aboutの後ろの名詞ですが、
実質はイディオム動詞、thought aboutのOです。
Sで使うのなら、it is toを使える不定詞を使う方が多いですし、
Cで動名詞を使った場合、進行形と紛らわしくなるため、あまり使われず、
基本的に不定詞が使われます。
例:My job is talking to customers.
○「私の仕事はお客様をお話をすることです」
「私の仕事がお客様とお話をしています」
My job is to talk to customers.
とすれば紛らわしくない。
なので、動名詞は基本的に、Oとして使う練習だけしておくことになります。
特に、
「rememberやforgetのように、Oに不定詞を置くか動名詞を置くかで意味が違う
動詞」
は練習しておきましょう。
また、できれば、「動名詞しかOにできない動詞」も押さえておきたいところで
す。
また、needで動名詞をOにした例はむずかしいですが、
不定詞をOにしてしまえば、同じ意味で、なおかつ簡単に表せますので、
こっちを練習しておくといいでしょう。
This car needs repairing.
=This car needs to be repaired.
「この車を修理する必要がある」
■第37号 形容詞
「名詞を形容詞として使う用法」は非常によく使われますが、
特定のものだけ押さえておけばいいものではないので、
練習しづらいです。
21
英会話のための英文法練習方法
普通に会話の中で入れていき、使えるようにして行くしかないでしょう。
動名詞を形容詞として使う用法の場合、living roomのように、
決まったセットが多いです。
なので、あまり動名詞として意識するより、「living room=居間」のように、
1単語として覚えてしまった方がいいかもしれません。
形容詞の順序はネイティヴも厳密に守っているわけではないので、
そこまで気にしなくても大丈夫。
ただし、「all、both、half、suchなどが限定詞よりも前に出る」という点だけは
練習しておいてもいいかもしれません。
それ以外で練習しておいた方がいいのは、
five years oldのような「数字+単位+形容詞」の例。
そのほか、
・後ろに形容詞を置く場合
・形容詞の名詞的用法
・強引に形容詞化する手法
は、あまり会話で自分からは使うことはないです。
あえて言えば、
「数字+単位」、「数字+単位+形容詞」をハイフンでつないで使う
は練習しておいてもいいでしょう。
He is five years old.
→He is a five-year-old boy.
というように、言い換えを練習すると効果的です。
■第39号 疑問文 基礎編
この号で説明していることはほぼすべて必要です。
分詞のように、
「リーディングやリスニングでは重要だが、英会話ではそれほどでも」
というような分野もありますが、疑問文に関しては、
どちらでも重要な分野と言えます。
特に練習しておいてほしいのが、
・Yes/No疑問文を素早く作る練習
・付加疑問文への答え方の練習
・8W1H疑問文(副詞、名詞どちらの質問も)を素早く作る練習
の3つ。
特に、Yes/No疑問文、8W1H疑問文を「素早く作る」という点です。
Yes/No疑問文も8W1H疑問文も、39号で説明しているレベルのものでしたら、
ほとんどの人が問題なく作れるはずです。
ただ、英会話の場合、ただ作れるだけじゃなく、素早く作れる必要があります。
それには反復練習しかありません。
22
英会話のための英文法練習方法
特に、8W1H疑問文の名詞の質問で、「S以外の質問」は素早く作るのに苦労しま
すので、一杯英文を作って練習しておいてください。
例:Who were you talking to?
「誰と話していたの?」
感覚的には、不定詞の程度用法と同様で、
「talking to 。普通はOを入れるんだけど、すでにwhoと言ったから言わなくて
いいんだ」とブレーキをかける
というような感覚です。
■第41号 疑問文 形容詞の質問、howの使い方
この号で説明していることもほぼすべて必要です。
あえて言えば、「8W1H疑問文(howの質問その2 Cの形容詞を質問)」はそれ
ほどでもないですが、それ以外はできれば練習しておきたいところ。
howには多くの用法があり、「8W1H疑問文(howの質問その6 S以外の名詞につ
く形容詞につく副詞を質問)」なんかはむずかしいですが、
How much money do you need?
「どのぐらいお金が必要?」
のように、一般的な会話でもよく使われるので、
ぜひ練習しておきたいところです。
これもやはり、用法別に、英文を一杯作って練習するのが効果的です。
Which house is taller?
「どっちの家が背が高い?」
Which table do you like?
「どっちのテーブルが好き?」
How often do you watch TV?
「どのぐらいの頻度でテレビを見ますか?」
How much is this table?
「このテーブルはいくらですか?」
How many students are in this class?
「このクラスには何人の生徒がいますか?」
■第43号 疑問文 応用編
39、41号の内容は、疑問文の中では基本的なことなので、
いずれも英会話で使えるようにしたいものでした。
しかし、43号の内容は応用編で、リーディングやリスニングでは必要でも、
英会話ではそこまで必要じゃないものもあります。
例えば、「8W1H疑問文(前置詞も一緒に前に出てくるケース)」は、
英会話ではあまり必要ありません。
「8W1H疑問文(後ろについている前置詞+名詞も一緒に前に出すケース)」も、
優先順位は高くありません。
23
英会話のための英文法練習方法
この号でやっておくべきなのは、
・8W1H疑問文(準動詞の中身の質問)
・8W1H疑問文(that節内の質問)
の2つの練習です。
バリエーションはいろいろありますが、練習すべきなのは、
・不定詞の文全体修飾の副詞の質問
Where did you want to go?
「どこに行きたかったの?」
・不定詞のOの質問
What do you want to do?
「何をしたいの?」
・that節の文全体修飾の副詞の質問
When do you think this train will arrive at the station.
「いつこの電車が駅に着くと思う?」
・that節のSの質問
What do you think is the ideal job for you?
「あなたにとって理想の仕事とはなんだと思いますか?」
・that節のOの質問(イディオム動詞のO含む)
Who do you think the president trusts?
「社長は誰を信頼していると思う?」
・that節のCの質問
Who do you think you are?
「自分が誰だと思ってるの?」
の6点。
特に、「不定詞のOの質問」はぜひマスターしておいてほしいものです。
■第45号 疑問節
この号の事項も重要ではありますが、英会話のことを考えると、
43号と同様、絞って練習した方が効果的です。
押さえておいていただきたいのは、以下の2つ。
・Do you know/Could you tell me 疑問節
・I don't know/I'm not sure/I don't remember 疑問節
(文法的にはI'm not sure about 疑問節だが、
定番用法なので、aboutがよく略される)
疑問節をOとして使った、上記のパターンはぜひ押さえておいてください。
もちろん、これも英文を一杯作るのが効果的です。
これらができれば、Oとして疑問節を使うパターンはほかにも応用ができるよう
になって来ます。
Do you know when the meeting will start?
「会議がいつ始まるか知ってる?」
Could you tell me where the Landmark Tower is?
「ランドマークタワーがどこか教えていただけませんか?」
I don't know when Mr. Johnson left the office.
「ジョンソンさんがいつオフィスを出たか知りません」
24
英会話のための英文法練習方法
I'm not sure what he was talking about.
「彼が何を言ってたのかよくわからない」
I don't remember what I told her at the party.
「パーティーで彼女に何と言ったか覚えていない」
■第47号 特殊疑問詞
この号の内容はリーディングで理解するのもけっこうむずかしいですし、
英会話で自分から使うとなるとさらにむずかしいです。
なので、優先順位は低くていいですが、
できれば、副詞節としての特殊疑問詞は練習しておくと良いでしょう。
つまり、
No matter where you are going, it is raining outside.
=Wherever you are going, it is raining outside.
「どこに行くのかしらないが、外は雨だよ」
のように、副詞節として使われている例を練習しておくのです。
名詞節の例も使えればいいですが、副詞節の例に比べると優先順位は低いです。
I talk to whoever wants to talk to me.
「私と話したい人なら誰とでも話す」
■第49号 関係詞 基礎編
関係詞は非常に便利な表現なので、ぜひ身につけてしておきたいところです。
ただ、49号で学んだことがすべて使えないといけないかというと
そんなこともありません。
押さえておくべきものとしては、以下の3つが挙げられます。
・関係詞where
This is the hospital where I was born.
「ここが私が生まれた病院です」
・Sが関係詞のwhich、who、that
He is the guy who called me last night.
「彼が昨晩、私に電話をくれた男です」
・O(イディオム動詞含む)が関係詞のwhich、who、that
I was reading the book which I bought yesterday.
「私は昨日買った本を読んでいました」
which、who、thatの使い分けについては、単純に、
・モノならwhich、人ならwhoと使い分ける
・全部thatで済ませる
どちらかでいいと思います。
■第51号 関係詞 応用編
関係詞は便利で、ぜひ身につけたいものですが、
51号の内容は応用編なので、英会話という視点では、身につけておくべきもの
25
英会話のための英文法練習方法
はそれほどありません。
唯一、英会話で使えたら、というのは、「強調構文」です。
具体的には、以下のパターンを練習しておくといいでしょう。
・文全体修飾の副詞を強調する
It was in the mooring that you saw me.
「私に会ったのは朝だったよ」
・Sを強調する
It was Jason who told you that.
「それを言ったのはジェイソンだよ」
・O(イディオム動詞含む)を強調する
It was this restaurant which I went to yesterday.
「私が昨日行ったのはこのレストランだよ」
■第53号 比較 基礎編
比較は英会話でも便利なので、ぜひ練習しておきたいところです。
疑問文の基礎と同じように、「素早くできるようになる」という点がポイント。
・原級
This mango is as delicious as that one.
「このマンゴーはあのマンゴーと同じぐらい美味しい」
・比較級
This mango is more delicious than that one.
「このマンゴーはあのマンゴーより美味しい」
・最上級
This mango is the most delicious.
「このマンゴーが一番美味しい」
これらは、英文を作るだけならそれほどむずかしくないと思いますが、
英会話ではただできるだけじゃなく、素早くできる必要があります。
なので、これを素早く作る練習を一杯やっておきましょう。
・原級の否定
・逆の比較級
・逆の最上級
などは、別の表現で表せるので、あまりやらなくても良いと思います。
This mango is not as delicious as that one.
=This mango is less delicious than that one.
=That mango is more delicious than this one.
「あのマンゴーの方がこのマンゴーより美味しい」
This mango is the least delicious.
=This mango is the most terrible.
「このマンゴーが一番まずい」
また、「英会話」という視点では、
「as、もしくはthan以降の任意省略」
が大きな課題となります。
論理的なルールではないため、英文法問題としては出しづらいですし、
リーディングやリスニングでは重要なポイントとはなりません。
26
英会話のための英文法練習方法
でも、こちらからしゃべる英会話では重要なポイントとなってしまいます。
そして、厄介なことに、これはテキストでも説明させていただきましたが、任意
省略は、個別の前置詞の使い分けや、副詞の位置と同様、ネイティヴの感覚なの
です。
従って、一杯英文に触れて行くうちに感覚として身につけていくしかないもの
になります。
■第55号 比較 応用編
同じ「比較」でも、53号ほどは押さえるべき点はありません。
中では、以下の2つを押さえておくべきです。
・差の表現(具体的、抽象的の両方)
Lake Biwa is four times as large as Lake Kasumigaura.
「琵琶湖は霞ヶ浦の4倍大きい」
Dirk is much taller than Shawn.
「ダークはショーンよりずっと背が高い」
・最上級の範囲(in、of amongの使い分け)
Jose is the fastest in our team.
「ホゼは我がチームで最も速い」
Jason is the smartest of these players.
「ジェイソンはこれらの選手の中で最も頭がいい」
Jet is the most popular among children.
「ジェットは子どもの中で最も人気がある」
あと、むずかしい表現ではありますが、
「the -er, the -er」も練習しておくとよいと思います。
The closer you get, the louder noise this equipment makes.
「近づけば近づくほど、この装置は大きな音を出す」
■補講1 倒置
この号に関しては、そもそも、リーディングやリスニングでも重要ではなく、
英会話でも押さえるべき点はありません。
唯一の例外は「there be S」ですが、それは文型の方で押さえています。
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英会話のための英文法練習方法
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分かる! 解ける! 英文法! and 英語真っすぐリーディング講座 特典
第3章 英語真っすぐリーディング講座の知識
発行者:鈴木 拓 http://www.thebelltree.com/
◇--------------------------------------------------------------------◆
「分かる! 解ける! 英文法!」と「英語真っすぐリーディング講座」を
ご利用いただきありがとうございます。
両方の講座の制作者の鈴木 拓です。
前章でお話させていただいた通り、第3章では、
「"分かる! 解ける! 英文法!"ではやっていないけど、
"英語真っすぐリーディング講座"ではやっている部分」
の解説をさせていただきます。
■第15号 受動態と時制
受動態の方は、「分かる! 解ける! 英文法!」で解説させていただきました
ので、時制の方だけをお話させていただきますね。
時制は、テキストでもお話させていただいた通り、
読む際には大して重要ではありません。
過去形、現在完了形、現在完了進行形、過去完了形など、過去を表す時制がいろ
いろあります。
しかし、読む際は、「要するに過去でしょ」と解釈しても大して問題ありませ
ん。
ただ、こちらからしゃべる場合は別です。
日本人からすれば、過去形も現在完了形も一緒ですが、
ネイティヴからすると、別のものであることがあります。
しかし、そうは言っても、「どちらも使える場合」が多いのも事実。
時制はネイティヴによってかなり言うことが違います。
アメリカ人は大雑把。シンプルに多くのことを過去形で表現します。
イギリス人は細かく、いろいろな時制を使い分けたがります。
(同じアメリカ人、イギリス人でも、また人によって差があります)
どちらが正しい、間違っているではなく、違いがあります。
私はアメリカ人に習って来たので、アメリカ流です。
なので、ここではアメリカ流のお話になります。
イギリス流を目指す方もいらっしゃるかもしれませんが、
ハードルが高いので、上級者になってから取り組むことをオススメします。
細かい時制がいろいろありますが、「使えなければならない」のは、
以下の時制。
・現在形
I like oranges.
「私はオレンジが好きだ」
28
英会話のための英文法練習方法
・現在進行形
I am listening to the radio.
「私はラジオを聞いている」
・現在完了形
I have worked for a restaurant.
「私はレストランで働いたことがある」
・現在完了進行形
I have been working for three hours.
「私は3時間働き続けている」
・過去形
I bought an apple.
「私はリンゴを買った」
・過去進行形
I was eating bread at eight o'clock.
「私は8時はパンを食べていた」
・未来形
I will call you./I'm going to call you.
「電話しますね」
・過去から見た未来形
I thought I would be late./I thought I was going to be late.
「私は遅刻するだろうと思った」
・昔を懐かしむ過去形
I used to play here.
「私は昔ここで遊んでいた」
これだけ。
そして、現在進行形や過去形など、特に意識しなくても使える時制も多いです
よね。
なので、意識して練習しないとダメなのは以下の時制で、以下の場合。
・現在完了形「経験を表す」
I have been to France.
「私はフランスに行ったことがある」
・現在完了形「否定で、未完了を表す」
I haven't read this book yet.
「私はこの本をまだ読んでいない」
・現在完了進行形「since、for、how long?とセットで継続を表す場合」
He has been watching TV since this morning.
「彼は今朝からずっとテレビを見ている」
She has been working for this company for three years.
「彼女はこの会社で3年間働いている」
How long have you waiting?
「どのぐらい待っていますか?」
※:進行形にできない動詞に注意(後で説明します)
29
英会話のための英文法練習方法
・過去進行形「"○○時に何してました?"というピンポイントの質問と回答」
What were you doing at seven o'clock?
「7時に何していましたか?」
I was reading a book.
「本を読んでいました」
※:「7時」のような表現だけでなく、
「事故が起きたとき」when the accident occurredなど、ピンポイントの
表現なら何でもOK
・過去から見た未来形「過去形で、Oがthat節の場合」
I believed you would come here.
「私はあなたがここに来るだろうと信じていた」
これらが重点的に練習すべきもの。
ほか、例えば、現在形とか練習した方が良いことは良いですが、
上記のものに比べれば、感覚的に使いこなせてしまうので、優先度は低いです。
特に、時制で注意すべきなのは、
・現在完了形「経験を表す」
・現在完了形「否定で、未完了を表す」
・現在完了進行形「since、for、how long?とセットで継続を表す場合」
の3つですね。
過去形、現在完了形、現在完了進行形、過去完了形。
この4つは日本語感覚からすると、同じように見えます。
これはネイティヴも同じで、アメリカ人は、シンプルにどんどん過去形で統一
しようという傾向が出て来ています。
ただ、すべて過去形で良いわけではなく、
現在完了形や現在完了進行形でないといけない場合もあります。
それが上記の3つ。
特に最後の3つ目はよく使われますし、ほかの2つに比べて感覚的にわかり
づらいので、練習が必要です。
「今も続いている場合、あるいはたった今終わったばかりで、
"いつから"、"この期間"と、開始時期や期間を言いたい場合」
since、for、how longとセットで、現在完了進行形が使われます。
ただ、上記の場合は、基本的に現在完了進行形が使われるのですが、
ある場合は、現在完了形で代用されるので、注意が必要です。
それは、「進行形にしない動詞」の場合。
例えば、be動詞など、「進行形にしない動詞」というものがあります。
その場合、進行形にはできないので、現在完了形で代用されます。
例えば、「私は3時からここにいる」と言う場合、
「今も続いている場合、あるいはたった今終わったばかりで、
"いつから"、"この期間"と、開始時期や期間を言いたい場合」
の条件を満たすので、現在完了進行形で、
I have been being here since three o'clock.
となるはずです。
30
英会話のための英文法練習方法
しかし、be動詞は進行形にしないので、現在完了形で代用され、
I have been here since three o'clock.
が正しくなります。
以上が、時制のお話になります。
ちなみに、時制の一致ですが、やはり「シンプルに」という志向はここでも
見られ、あまり使われなくなって来ています。
例えば、
I knew that you were a student.
「私はあなたが学生だと知っていた」
は、主文がknewと過去形なので、今も学生であったとしても、wereと過去形が
使われます。
ただ、徐々に「今も学生なら、時制の一致をさせず、シンプルに現在形でいい
じゃないか」という方法に変わって来ております。
つまり、
I knew that you are a student.
が多くなって来てします。
なので、時制の一致で練習するのは基本的に、「過去から見た未来形」だけで
とりあえずは十分かと思います。
■第17号 助動詞
助動詞と言うのは、英文法にしては珍しく、理屈がなく、とにかく暗記と練習量
がモノ言う分野です。
・「この助動詞はこういう意味」「過去形だとこういう形になる」と覚える
・ひたすらそれを使って英文を作る練習をする
これにつきます。
助動詞を練習する上で、ポイントとなるのは、以下の2点。
1、過去形、否定形も練習する
2、複数の助動詞が使える場合、1つに絞る
助動詞は普通の文と違って、過去形や否定形になると、形が変則になることが
よくあります。
例えば、「 できる」という意味のcanは過去形はcouldですが、
同じcanでも「 かもしれない」なら、過去形はcould have beenになります。
「
に違いない」のmustは、否定形はmust notではなく、cannot。
このように変則なので、過去形や否定形も含めて複数のパターン練習する必要が
あります。
(過去形は原則全部の助動詞。否定形は「 に違いない」のmustと、have to、
had to、should have 過去分詞の4つを練習しましょう)
また、「 かもしれない」がmay、might、can、couldと4つ使えるように、
複数の助動詞が使える場合があります。
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英会話のための英文法練習方法
その場合、いろいろバラバラにするより1つに絞った方がいいです。
よく使うので、練習すべき助動詞は以下の通り。
・can「 できる」
I can speak English.
「私は英語を話せる」
・could「 できた」
I could run fast when I was a child.
「子どものころは速く走れた」
・could「 してくれませんか?」(疑問文のみ)
Could you pass me that pen?
「そのペンを取ってくれませんか?」
・can「 してよい」(過去形はない)
You can use my car.
「僕の車使っていいよ」
・may「 かもしれない」
She may call you.
「彼女はあなたに電話するかもしれない」
・might have 過去分詞「 だったかもしれない」
Jason might have bought that book.
「ジェイソンはその本を買ったかもしれない」
・have to「 しなければならない」
I have to read this book.
「私はこの本を読まなければならない」
・don't have to「 する必要はない」
You don't have to ask me.
「あなたは私に聞く必要はない」
・had to「 しなければならなかった(実際にした)」
I had to work overtime.
「残業しなければならなかった」
・didn't have to「 する必要はなかった」
You didn't have to buy scissors.
「あなたはハサミを買う必要はなかった」
・should「 した方がよい」「
You should leave now.
「すぐに出発した方がいいよ」
すべき」
・should have 過去分詞「 すべきだった(実際にはしなかった)」
I should have watched that TV program.
「あのテレビ番組見るべきだったなぁ」
・shouldn't have 過去分詞「 すべきでなかった(実際はしてしまった)」
You shouldn't have said that stupid thing.
「あなたはあのようなバカなことは言うべきではなかった」
・must「 に違いない」
You must be a genius.
「あなたは天才に違いない」
・cannot「 のはずがない」
You cannot be stupid.
「あなたがバカなはずがない」
・must have 過去分詞「 したに違いない」
You must have studied hard.
「あなたは一生懸命勉強したに違いない」
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英会話のための英文法練習方法
・couldn't have 過去分詞「 したはずがない」
He couldn't have known that secret.
「彼があの秘密を知っていたはずがない」
■第19号 仮定法
仮定法は時制とは逆に、「読むより使う方が簡単」と言えるかもしれません。
これは読む場合も使う場合も共通して言えることですが、
仮定法のポイントは、
「仮定の話をしている。現実は逆である」という点です。
例えば、
If you had called me, I would have come.
「電話してくれたら来たのに」
と言う場合、現実は「電話していないし、来てない」。
これが現実です。
「字面にとらわれないで、論理的に、何が仮定で、何が現実かをしっかりととら
える」
これが仮定法で一番大切なことです。
読んだり、聞いたりする場合、相手の頭の中で何が仮定で、何が現実なのかを
考えなければなりません。
ただ、自分から言う場合、何が仮定で、何が現実かは自分の頭の中です。
なので、基本的に、仮定法でやるべきことは、ひたすら以下の2つの形を練習
することです。
・仮定法過去(現在の仮定)
If I had money, I would buy that.
「お金があったら、それを買ってるよ」
・仮定法過去完了(過去の仮定)
If I had known that, I could have told you.
「もしそれを知っていたら、あなたに教えられたのに」
仮定法には、仮定法未来とかifの省略とかありますが、
そこまで使われませんし、ましてや英会話で自分から積極的に使うものでも
ありません。
上記の2つをひたすら練習することが仮定法では最も重要なことです。
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英会話のための英文法練習方法
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分かる! 解ける! 英文法! and 英語真っすぐリーディング講座 特典
あとがき
発行者:鈴木 拓 http://www.thebelltree.com/
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「分かる! 解ける! 英文法!」と「英語真っすぐリーディング講座」を
ご利用いただきありがとうございます。
両方の講座の制作者の鈴木 拓です。
第3章までの内容を持ちまして、本特典は終了となります。
英会話は上級スキルで、なかなか上達しないものです。
しかし、
1、語彙、英文法、リスニングの基礎3本柱をしっかりと確立する
2、第2、3章でお話しした、英文を作るトレーニングを一杯する
3、生英語を一杯読み聞きする
4、発音、イントネーションなど、英会話特有のスキルを磨く
5、実戦を積み重ねる
これをやっていけば、着実に出来るようになって行きます。
進捗はゆっくりであっても、やれば着実に力がついて行きますから、
ぜひやってみてください。
本特典、「分かる! 解ける! 英文法!」と「英語真っすぐリーディング講
座」の両講座が英語学習のお役に立てれば幸いです。
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