民主党へ扶養控除の存続を求める「緊急要望書」を提出 12月4日(金)、日本難病・疾病団体協議会(JPA)は、扶養控除の存続を 求めるなど3項目の「緊急要望書」を民主党企業団体委員会へ提出しました。 民主党本部で、要望書を受けとった谷博之民主党企業団体委員長代理(難病 議連事務局長)からの回答は、次の通りでした。なお、この陳情行動には、岡 崎トミ子難病議連会長も同席しました。 (谷委員長代理)中央団体からの要望を受ける窓口として民主党企業団体委員 会が設置され、皆さんの要望が第1号となります。この委員会は、幹事長と直 接つながっており、要望内容をきちんと伝えて行きたい。 <要望項目1「扶養控除・配偶者控除の存続を」> ・今日の税調で結論がでる。時間がないので、至急に大串財務大臣政務官に要 望内容を伝えたい。(「今後、難病患者については何らかの対応策を検討した い」との回答を得たとの電話がありました) <要望項目2「事業仕分け(食費・居住費、市販類似薬の保険外し)」 ・要望の主旨は理解しました。 <要望項目3「超党派難病議連の設立を」 ・超党派議員連盟の新しいルールが正しく伝わっていない。超党派議連をつく っていけないということではない。新設も可能です。今後は、政権政党とし てイニシアチブを発揮していくことが必要との意味です。 ・この問題で坂口先生(公明党)とも 1 時間程度協議し、概ね了解を得ている。 今後、時期を見て自民党の先生とも協議していきたい。 記者会見で、伊藤代表が「扶養控除の存続」を訴える 同日、民主党へ提出した扶養控除の存続を求めるなどの「緊急要望書」に関 する記者会見を厚生労働省記者会で行いました。 伊藤たてお日本難病・疾病団体協議会代表は、 「扶養控除・配偶者控除の廃止 は、働けない中で、ギリギリの生活をしている難病患者・家族を直撃するもの であり、到底認めることができない。私たちのこの間の税調委員への要請行動 を通じて、成年障害者等扶養控除の創設が検討されているが、この内容で該当 する人はごく一部に限られる。大多数の患者・家族を救済するため控除の存続 が必要」と強調しました。また、 「税調委員への要請と合わせて、民主党各県連 へ陳情行動など、解決できるまで取り組んでいきたい」と話しました。
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