学校だより3号

未来を切り開き 共にきたえ高めあう稲田小学校
顔あふれる稲田小学校
平成27年度
帯広市立稲田小学校 学校便り NO.3
平成27年
4月24日 発行
失敗をカウントするな!
成功をカウントしよう!
校長 斉藤 昌之
皆さんは、
「はやぶさ」という名前を覚えていますか?太陽の周りを回っている「イトカワ」という小惑星を調べるために地球
から発射された人工衛星の名前です。
「はやぶさ」は発射されてから「イトカワ」の表面にあるものをとって往復 4 年かけて戻
ってくる予定でした。しかし、いろいろな故障が起きて予定より 3 年も遅れて地球に戻ってきました。戻ってきたというより、
この人工衛星をつくりあげたチ-ムの人たちが、最期まで諦めずに全力を尽くして戻したといってよいかも知れません。
「はや
ぶさ」は「イトカワ」に着陸して 1500 もの粒をとって地球に戻ってきました。このことは世界で初めてのことでした。この話
は、本や映画にもなり、人々に希望や勇気を与えました。
今回は、川口純一郎さんという人工衛星「はやぶさ」の計画を成功させたチ-ムリ-ダ-が言った「失敗をカウントするな!
成功をカウントしよう!」という言葉について話題にしたいと思います。
私たちは、新しいことに挑戦しようとするとき、経験したことのないことに取り組むとき、
「はたしてうまくいくだろうか」
「失
敗しないだろうか」と不安な気持ちになります。例えば、算数のテストのとき、
「間違えなくできるだろうか。合格点をとれる
だろうか」と不安になったり、跳び箱を跳ぶときに「うまく跳べるかな」
「引っかからないかな」などと心配になったりします。
そんなことを考えると「できればやりたくないな、やらないですめばいいな」と消極的な気持ちになりがちです。間違えたりで
きなかったりしたら点数が引かれるという減点法で考えてしまいます。それで頭がいっぱいになってしまいます。
でも、逆に 1 つずつできたら点数をあげていくという加点法で考えたらどうでしょうか? 1 つできたら 50 点、2 つできたら
100 点というように、できるごとに点数を加えていくのです。そうすると、できれば点数はどんどんあがっていきます。100 点
満点ではないのです。もっと上を目指していくこともできるのです。
川口さんたちも、このやり方で取り組んだそうです。人工衛星の電機エンジンが 3 台同時に動いたら 50 点、エンジンが 1000
時間動いたら 100 点、
「イトカワ」と一緒に太陽を回ることに成功したら 200 点、
「イトカワ」の観測に成功したら 250 点、
「イ
トカワ」に降りて表面のものを取れたら 275 点、とったものを地球に持ち帰ったら 400 点、というように、だんだんむずかしく
なるごとに点数をあげて、それにチャレンジするように計画を立て、
「はやぶさ」の部品をつくり組み立てていったのです。で
すから、途中で困難なことがあっても諦めずに何とかなるはずだと考え、あらゆる手立てを講じてとうとう一番高い 500 点の目
標だった「イトカワ」のサンプルを手に入れることができました。
このように、これができたら 10 点、これができたら 20 点というように、できそうなこと、できるようになりたいことを考え
て、それに点数を加えていく加点法でやるとだんだん夢が大きくなるのです。1つできて終わりではなく、さらにもっとできた
らという気持ちになります。
これから皆さんはいろいろなことに目標をもちチャレンジしていくことでしょう。そんなとき、失敗をカウントするのではな
く成功をカウントしてより大きな目標を目指してください。
<参考・引用文献:「はやぶさ」式思考法-日本を復活させる24の提言(飛鳥新社) 名言で語る校長講話(教育開発研究所)
6年全国学力学習状況調査実施
4 月 21 日(火)全国一斉に学力学習状況調査が実施されました。今年度はこ
れまでの国語A算数A(主として知識に関する問題)
、国語B、算数B(主とし
て活用に関する問題)
、児童質問紙に加え、学習指導要領の目玉の一つである理
数教育の充実の一環として、3 年ぶりに理科も実施されました。
全国の小学6年生(中学は3年生も)を対象としたこの調査は、結果を基にし
た分析が進められます。本校といたしましても、これまでの学びの検証と共に、
今後の子どもたちの確かな学力の定着と向上に向けた具体的な取組を進めてい
く資料としていきます。本校の結果や傾向については、改めてお知らせします。
」子どもを引きつけながら、どの学年、 何を考えるのかな?わかる授業で学び合い、高め合
笑顔一杯で、よく聞き、よく話し、集中力が持続する 「いいかい。
学級でも熱い授業が展開されました。
いの空気がつくられます。
1 年生。すっかり学校生活に慣れました。
ことり学級では、学びとコミュニケーションのす
ごろく遊びが行われました。
外国語活動の授業。保護者のみなさんも巻き込み
ながら楽しく進められました。
市教委の特段の配慮により、校地内路面の舗装が
行われ、みなさんをお迎えすることができました。
18日(土)は、授業参観、PTA総会、学級懇談にご来校いただきましてありがとうございます。
全校参観日は3年ぶり、また 4 月参観日に合わせた PTA 総会を開催するのは記録がないほど、久し
ぶりのこととなりました。
「何人来てくれるだろうか」実は大変心配でしたが、当日は380名ものみな
さんにお集まりいただきました。家庭数(499家庭)の7割を超えるみなさんに集まりいただけた「大」
総会は市内でもあまり見られないかもしれません。数は力です。大変ありがたいことです。
総会では今回の目玉商品「カラー版年間行事予定表や新・通学路危険箇所マップ」
(しまいこまないで、
ご家庭でぜひはってください)の配布とともに、総会の中では、稲田小学校の1年を綴ったプロモーシ
ョンビデオの上映、また保護者のみなさんがふだんあまり聞くことのない本校の校歌(丸田教諭の独唱)
もお聞きいただきました。
また学級懇談では、オブザーバーとして懇談にお入りいただいた PTA 三役のみなさんの力添え、そし
て保護者のみなさんのご協力により、例年より役員選出がスムーズに進められました。
休日の朝、1時間目からの授業公開ということで、少し慌ただしい朝をお迎えのみなさんも多かった
ことと思いますが、全学級20教室で行われた授業は、各教室に入りきれないほどたくさんのみなさん
に参観いただきました。子どもたち一人一人の真剣に学ぶ姿をご覧いただけたのではないでしょうか。
チームワーク、ネットワーク、ヘッドワ
学校生活の中で特に身につけて欲しい力の一つとし
て「集中力」があります。担任は子どもたちがよく考
え、スピーチや発表、説明等の場面でしっかり話し、
しっかり聞けるような、一人一人の活躍場面を大切に
した授業を展開し、集中力を持続させることに努めて
いました。ぜひお子様を励ましていただきますようお
願いします。
昨年度もふれましたが、お一人お一人が無理なく、
出来ることを、出来る範囲でご協力いただき、子ども
の様子、学校のことなど保護者、教師が互いに共有し
合いながら、子どもたちを健やかに育み、そして子ど
もたちの将来の幸せのために連携していきたいと考え
ます。どうぞお力添えをお願いします。
ーク、フットワークで、子どものため、
自身のため、学校のために、共にPTA
活動を盛り上げていきましょう!
平成27年度
稲田小PTA三役・部長
会 長
熊切 宏樹
副会長
佐藤 寿一
副会長
戸塚 義明
副会長
下村知佳子
監 査
山田 悟志
監 査
秋山 峰志
監 査
原田 文恵
事務局員
池田 喜成
教養部長
小林 葉子
保体部長
和田 佳二
総務部長
鳥海 明子
広報部長
堀越 美樹
社会部長
清水 沙里
学級部長
谷口 文代
ベルマーク委員長
安藤美奈子
氏
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