2015 年度 目標設定に関する調査

2015 年度 目標設定に関する調査
2 0 1 5 年 3 月
JTB西日本地域労働組合
関
西
支
部
JTB 関西の評価システム・評価制度について
□なぜ目標を立てるのか?
▶人は行動する前に必ず目標を立てます。仕事に限らず、目標が動機となってあらゆる行動が始まると言えます。
多くの人が働く JTB 関西では、皆さんの行動の積み重ねが会社の業績となります。そういった社員一人ひとりの
行動をスタートさせるために、まずは目標を立てる必要があります。
□目標とそれに対する評価とは?
▶評価とは、必要とされていることに対して「できていること」と「できていないこと」を把握することです。つ
まり、目標に対する評価とは、一人ひとりの目標に対して、それが「どれぐらいできているのか」を定期的に明
らかにして把握することです。
□なぜ目標に対する評価を行うのか?
▶目標を動機として行動をする人に対して、上長がそれをきちんと見ていることが、行動しようとする「やる気」
につながります。そのために目標達成にむけた行動を促すために評価が必要です。
▶評価を行うときには、一人ひとりの目標がどれくらい達成できているかを伝え改善する方法を確認します。その
上で、被評価者は達成に向けて努力することで、目標達成と被評価者の成長が近づきます。
以上のことから、評価の目的は「人財育成」だと言われます。
上記を踏まえ、JTB関西の評価システムは「人財育成」に主眼を置いたしくみとなっています。
□面接の目的は?
▶一人ひとりが具体的な行動を行い、成果を残し成長していくためには、①しっかりと目標を立てること、②評価
と目標達成にむけた支援を適確に行うこと、③一人ひとりが目標と評価・支援内容に納得して取り組むこと、が
必要です。
▶以上のことを目的とした上長(評価者)と被評価者の面接を実施し、お互い納得できるまで話合いをします。評
価の面接については、結果を伝えるだけではなく、①結果の伝達、②これからの仕事の進め方、③改善すべき点、
④将来にむけた意見交換、を行うことが重要です。
~ 評価システムの全体図 ~
成果行動モデルに基づく評価
年間目標に対する達成度に基づく評価
キャリアアップ
チェックシート
キャリアアップ
チャレンジシート
行 動 評 価
業 績 評 価
人 事 評 価
①役割成果給の決定
②職群の変更
夏期臨時給与
個人ポイント・個所ポイント決定
JTB関西の評価制度では、結果だけでなくそこにいたるプロセスを含めて評価します。
年間の業績目標に対する評価だけでなく、どういった行動をとったかという評価を行います。
□業績目標と業績評価
▶キャリアアップ・チャレンジシートを使って、各個人の年間業績目標を設定し、その達成度を評価します。
□行動目標と行動評価
▶担当する業務内容と役割のレベルに応じて、どのように行動すれば高い業績・成果を残せるかということを具体的に示した基
準として「成果行動モデル」が定められています。キャリアアップ・チェックシートを元に、自分の場合はどういった行動に
なるのかを上長と確認し、行動目標とします。
行動モデルと照らし合わせて、どういった行動を取ったかということを評価します。
□業績評価と行動評価のウエイト
▶業績評価と行動評価を合わせて総合的に評価を行います。そのことを人事評価とお呼びます。業績評価と行動評価を合わせ
る際の配分(ウエイト)は、職群ごとに設定されています。
▶各人に求められる役割と責任に応じて職群設定されています。職群が上位であるほど役割と責任が重く、プロセスではなく
結果を重視されることから、上位職群ほど業績評価のウエイトを高く設定しています。
業績評価
行動評価
職群S
8
2
職群 M
6
4
職群A
6
4
職群B
4
6
社員
3
7
目標設定の流れ
~リテール特化店舗編~
※2月より取り組みを行い、3月末までには完了して、
「目標感」を持って2015年度を迎えることが能力発揮のためには重要です。
2月下旬
① 個所目標の確認・目標共有ミーティングの実施
一人ひとりの目標設定に先立って、個所内ミーティングなどで各個所における次
年度の目標を確認します。その上で、個所内における一人ひとりの役割の明確化
を行います。また、目標設定の取り組みのスケジュールを確認します。
個所の目標
3月上旬
各個人の役割
② 各個人の目標設定と上期実行計画の策定(目標シートを作成)
個所の目標に連動して設定される一人ひとりの目標に対して、上期の具体的な実
行計画をそれぞれが策定します。各自で目標シート(キャリアアップチャレンジ
シート)に記入します。
教育研修・資格取得目標も
3月中・下旬
③ 目標設定面接の実施
個人面接
上長と一人ひとりが目標設定に関する擦り合わせの面接を行います。目標のウエ
イト、難易度の確認し計画の実行性を確認します。更に目指すべき行動として「成
果行動モデル」を確認します。また、教育・研修計画についても確認します。
個人の目標
3月中・下旬
副店長(一次評価者)
④ 役割期待度アセスメントの実施
個人面接
一人ひとりの個所目標に対する貢献度を確認し、役割期待度を設定します。
※社員のみ
個人の目標
副店長(一次評価者)
次のページを参照
3月下旬
⑤ 個人目標共有ミーティングの実施
個所内ミーティング
設定された一人ひとりの目標を個所のメンバー全員で共有し、お互いで確認しま
す。
社員Aの目標
共有
副店長
共有
社員Bの目標
目標達成に向けて・・2015年度スタート!
目標設定の流れ
~機能強化店舗編~
※2月より取り組みを行い、3月末までには完了して、
「目標感」を持って2015年度を迎えることが能力発揮のためには重要です。
2月上旬
① 個所目標の確認
一人ひとりの目標設定に先立って、個所内ミーティングなどで各個所における次
年度の目標を確認します。機能強化型個所においては、同時に個所目標と連動し
た各課の目標を個所長、課長全員が相互に確認します。
個所の目標
2月下旬
各課の目標
② 組織目標共有ミーティングの実施(課内ミーティング)
ミーティングなどで個所、課の目標を共有します。その上で、各組織内における一
人ひとりの役割の明確化を行います。また、目標設定の取り組みのスケジュールを
確認します。
課の目標
3月上旬
各個人の役割
③ 各個人の目標設定と上期実行計画の策定(目標シートを作成)
所属する組織の目標に連動して設定される一人ひとりの目標に対して、上期の具
体的な実行計画をそれぞれが策定します。各自で目標シート(キャリアアップチ
ャレンジシート)に記入します。
教育研修・資格取得目標も
3月中・下旬
④ 目標設定面接の実施
個人面接
上長と一人ひとりが目標設定に関する擦り合わせの面接を行います。目標のウエ
イト、難易度の確認し計画の実行性を確認します。更に目指すべき行動として「成
果行動モデル」を確認します。また、教育・研修計画についても確認します。
個人の目標
3月中・下旬
EMGR(一次評価者)
⑤ 役割期待度アセスメントの実施
個人面接
次のページを参照
一人ひとりの組織目標に対する貢献度を確認し、役割期待度を設定します。
※社員のみ
個人の目標
3月下旬
EMGR(一次評価者)
⑥ 個人目標共有ミーティングの実施
個所内・課内ミーティング
設定された一人ひとりの目標を個所・課のメンバー全員で共有し、お互いで確認し
ます。
課員Aの目標
共有
課長
共有
課員Bの目標
目標達成に向けて・・2015年度スタート!
目標設定面接のポイント・流れ
※この場では各目標の内容やウエイト、難易度などについて忌憚なく話し合うことが必要です。
上長と部下がお互いの期待や意思を伝え合い、すり合わせていくことによって納得感のある目標設定となります。
記入したチャレンジシートをもとに、話す内容をまとめておくなどの事前準備をした上で・・・
1
2
STEP
STEP
● 年間業務目標・実行計画の説明 ①・④
● 内容を双方で確認
設定した各目標の内容、上期実行計画について上長に対し
お互いに目標と実行計画の内容および目指すべき行動を
て説明をします。
確認します。
上長は部下の説明をじっくり聞くことを心がける必要が
あります。
※組織目標との整合性、妥当な役割か、計画が具体的か、
目標の達成地点が具体的かつ明確か、などを確認。
④
①
個人
上長
説明
3
個人
確認
上長
4
STEP
STEP
● 目標難易度、ウエイト、達成度判断基準
を双方で確認 ②・③
● 教育研修目標⑤、資格取得目標⑥に
ついても教育研修冊子で双方確認
「難易度」…自身に求められている役割に照らし合わせて、
適切かどうかを確認します。
⑤
「ウエイト」…上長の期待と自分の意欲が一致しているか
どうかを確認します。
「達成度判断基準」…各目標について「どのような状態が
⑥
実現されれば達成度 1.0」を確認します。
②
個人
共有
③
上長
個人
確認
上長
5
STEP
● 役割期待度アセスメントの実施
(役割期待度の確認)
※相対評価における調整要素の一部を事前に開示し、査定の
プロセスの透明性と査定結果に対する納得感を高めるため
に行います。「役割期待度」…組織目標に関する社員一人
一人の貢献度を測る指標です。年度末における個所内での
個人
確認
上長
相対評価に使用されています。
目標確定:面接内容を受けて、目標シートに必要事項を入力し提出
「目標設定」面接が終わりましたら、WEBアンケートにご協力をお願いします。
目標設定に関する『 WEBアンケート 』について
① 対象者:
社員
および T スタッフ・U スタッフ
② 実施期間: 2015年2月26 日(木)~ 4月20日(月)
③
実施方法:
下記それぞれご自身に該当するURLからログイン
約12問程度の設問にお答えください。
また「自由記述」の欄がある場合、是非積極的にお答えください。
★被評価者:職群 S(機能強化個所ライン課長のみ)
、職群 M(エキスパートマネージャー・副店長)、
職群 A、職群 B、社員(入社 2~3 年目)、T スタッフ、U スタッフ
URL:http://goo.gl/FMg06J
今回のアンケートに関するご意見やご質問については、下記までお問い合わせ下さい。
JTB西日本地域労働組合 関西支部
TEL: 06-6260-5121
(XB:96-2146)
メールアドレス: jtbu_kansai@west.jtb.jp