GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 募金趣意書 日本教育会館 2016 年 3 月 19 日(土)〜 3 月 20 日(日) 会長 松永 千秋 (ちあきクリニック 院長) ご挨拶 第 18 回 GID(性同一性障害)学会研究大会が、平成 28 年 3 月 19 日(土) ・20 日(日)に開催される運びとなりました。会 場は日本教育会館で、地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1 出口)から徒歩 3 分の交通至便な場所にあります。 不幸にも東日本大震災に見舞われた第 13 回大会から、実に 5 年ぶりの東京開催となりました。 大会テーマは、「GID とライフサイクル ―変革の時代をどう生きるか」です。 ライフサイクルとは、人の一生を、幼児期、学童期、青年期、成人期、中年期、老年期といったライフステージの連続として みる見方で、それぞれの段階において発達上の課題があるとされています。GID 当事者の支援には、医療、教育、福祉、法律、 就労、家族等、さまざまな領域がありますが、いずれにおいても、ライフサイクルの視点が重要となります。 性別違和感に起因する悩みは、当然のことですが、どのライフステージにおいても表面化しうるものです。しかしこれまで、 すでに中高年になっていたり、結婚して子供を持つようになってからようやく治療に入れるようになった当事者を、疑問視す る姿勢が専門家にさえあったことは、事実として認めざるを得ません。そして、そのような専門家の姿勢は、当事者自身の心 のありようにも影響を与え、あるいは自分のあり方を否定し、あるいは他の当事者に対してネガティブな目を向けるという、 好ましからざる結果をもたらしてきたように見受けられます。このことは、GID 当事者の自尊感情を低下させるばかりでなく、 当事者支援のあり方にも影響を与えてきました。 ジェンダーは人格の大切な一部であり、生涯続く人格発展の中で、個々人のアイデンティティに統合されていくものです。一 人ひとりの個性がさまざまであるように、ジェンダーのあり方も、アイデンティティへの統合のされ方も、さらにはそれらが たどる時間経過も、その人独自のものであって良いのです。このことは、GID 当事者であるか否かにかかわりません。この実 に人間的なプロセスに対して敬意をもって接することこそが、当事者のみならず、自分の生き方を真剣に模索している人々の エンパワーメントにつながるのです。GID 支援は、このような基本的姿勢に基づくものでなければなりません。 一方で、性同一性障害は果たして精神疾患なのか、という問題もあります。このことは、そもそも精神疾患とは何なのかという、 さらに深い疑問に結びつきます。これらの疑問に関しても、さまざまな領域の専門家から見解をうかがい、理解を深めていこ うと思っています。 今回の研究大会は、平成 11 年に「GID 研究会」として発足してから 18 年目となります。人でいえば、まさに青年期まっただ 中です。専門医の養成にも着手しようとしており、GID 学会自身のアイデンティティがようやく確立されようとしているかの ようです。一昨年の 5 月には米国の診断分類である DSM-5 が発表され、性同一性障害の病名が消えて性別違和となりました。 診断基準の中身も変更されています。また、WHO(世界保健機関)が作成する診断分類である ICD-10 の改定も、間近に迫っ ています。「今が変革の時代」というよりも、 「常に変革を続けるのが今の時代」といったほうが、 当たっているのかも知れません。 本研究大会において特筆すべきことは、多くの当事者にご参加をいただいているという素晴らしい事実です。思い起こせば、 東京の青山で開かれた第 1 回 GID 研究会から参加をしている私も、当初は当事者の一人としての参加でした。その頃は、まさ か自分が大会会長になるとは夢にも考えていなかっただけに、感慨一入のものがあります。今回も専門家のみならず、数多く の当事者の方々にもぜひともご参加をいただき、GID 学会および当事者支援体制のさらなる発展に寄与していただければ、喜 びこれに過ぎるものはありません。 本大会を開催するにあたり、その運営はできるだけ簡素、質素を旨とし、必要な経費は会員の参加登録費等を主とする所存で ございます。しかしながら、会場費、プログ ラム、機材関係費等の運営諸費の負担が大きく、学会の自助努力だけでは必要経 費を賄えない状況でございます。つきましては、甚だ恐縮ではございますが、貴社におかれましては、是非とも本大会学会の 趣旨にご賛同いただき、ご支援をいただければ幸甚に存じます。 末筆ではございますが、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 会長 松永 千秋(ちあきクリニック) 2 開催概要 1. 学会名称 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 2. 会長 松永 千秋(ちあきクリニック 院長) 3. 大会テーマ GID とライフサイクル −変革の時代をどう生きるか− 4. 会期 2016 年 3 月 19 日(土)〜 3 月 20 日(日) 5. 会場 日本教育会館 〒 101-0003 東京都千代田区一ツ橋 2-6-2 Tel. 03-3230-2831 6. 公式サイト http://gid18.kenkyuukai.jp 7. 参加者 約 600 名 8. プログラム 特別講演、シンポジウム、教育講演、 一般演題、ポスターセッション その他 9. 発表演題数 約 70 演題 10. 参加費用 ・医師・研究者 8,000 円 ・当事者 5,000 円 ・学生 3,000 円 ・入会金(年会費) 2,000 円 11. 事務局 【本部事務局】 ちあきクリニック 〒 158-0083 東京都世田谷区奥沢 3-32-6 Tel. 03-5754-5678 / Fax. 03-5754-5678 【運営事務局】 株式会社ウィアライブ コンベンション事業部内 〒 104-0041 東京都中央区新富 1-12-4 シーラカンスビル 8 階 Tel. 03-3552-4170 / Fax. 03-3552-4178 E-mail. [email protected] 3 募金募集要項 1. 募金の名称 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 寄付金 2. 募金目標額 100 万円 3. 募金の対象先 諸企業、団体に広く募ります。 4. 寄付金の用途 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会の開催費用に充当いたします。 5. 申込日時 2015 年 10 月 1 日(火)〜 2016 年 3 月 18 日(金) 6. 寄付金の支払方法 巻末の申込用紙にご記入の上、運営事務局まで FAX にてお申し込みいただき、所定の銀行口座にお振 り込みください。 【振込先口座】 銀行名 : 三菱東京 UFJ 銀行 支店名 : 新富町支店(店番 749) 口座番号: 普通 0118181 口座名義: GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 ジーアイディー(セイドウイツセイショウガイ)ガッカイ ダイジュウハチカイケンキュウタイカイ・ソウカイ 7. 税法上の取り扱い 寄付金は所得税・法人税法上の課税優遇措置は受けられません。 8. 企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドラインについて 製薬企業の活動における医療機関等との関係の透明性・信頼性向上のため、医療機関および医療関係 者等に対する研究費、寄附、交流等の支出に関係する情報を、製薬企業が自社のウェブサイトで公開 することに伴い、各社が当学会に対して行う費用の支払いに関し、各社ウェブサイトで公開されるこ とに同意します。 9. 問い合わせ先 【運営事務局】 株式会社ウィアライブ コンベンション事業部内 〒 104-0041 東京都中央区新富 1-12-4 シーラカンスビル 8 階 Tel. 03-3552-4170 / Fax. 03-3552-4178 E-mail. [email protected] 4 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 - 収支予算書 【収入の部】 (単位:円) 費 目 項目詳細 単 価 数量 単位 1.参加費 金 額 4,770,000 医師・研究者 8,000 230 人 1,840,000 当事者 5,000 330 人 1,650,000 学生 3,000 40 人 120,000 入会費・年会費 2,000 580 名 1,160,000 抄録集 1,000 10 冊 学会誌(非会員) 1,200 10 冊 2.冊子販売 22,000 10,000 12,000 400,000 3.懇親会費 懇親会費 5,000 80 名 50,000 1 社 400,000 50,000 4.ランチョンセミナー共催費 ランチョンセミナー 50,000 200,000 5.展示出展費 基礎小間展示 40,000 5 社 A4記事中モノクロ1ページ 60,000 3 社 180,000 A4記事中モノクロ1/2ページ 40,000 5 社 200,000 1,000,000 1 式 300,000 1 式 0 1 式 200,000 380,000 6.抄録集広告掲載費 1,000,000 7.寄付金 寄付金 1,000,000 300,000 8.補助金 GID学会補助金 300,000 0 9.雑収入 銀行利息 0 7,122,000 総計 【支出の部】 費 目 金額(税・サ込み) Ⅰ. 会場借上費 1,899,288 ①会場費 1,685,448 ②会場附帯設備使用料 213,840 Ⅱ. 事前準備費 1,724,072 ①事務局経費 469,800 ②演題処理関連費 19,440 ③印刷・制作物関連費 1,183,032 ④各種発送費・通信費 51,800 Ⅲ.当日運営費 2,860,016 ①運営人件費 762,480 ②映像機材関連費 839,924 ③装飾備品関連費 202,932 ④飲食費用 69,768 ⑤全員懇親会 540,000 ⑥講師接遇費 434,112 ⑦諸経費 10,800 Ⅳ. 事後処理費 11,200 ①事後処理費 11,200 Ⅴ. 業務委託費 459,529 ①業務委託費 459,529 Ⅵ.予備費 167,895 合計 7,122,000 5 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 運営事務局 行 Fax. 03-3552-4178 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 寄付金申込書 GID(性同一性障害)学会 第 18 回研究大会・総会 会長 松永 千秋 殿 この度、下記の通り寄付金の申し込みをいたします 申込日 : 年 月 日 寄付金額 : 金 円也 振込予定日: 年 月 日 貴社名 : 印 所属部署名: ご担当者 : 住所 : TEL : FAX : Email : 〒
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