震災対応事業継続計画書 (BCP 規程)

震災対応事業継続計画書(BCP 規程)
xxxxx 株式会社
文書番号
震災対応事業継続計画書
(BCP 規程)
-1.3 版-
xxxxxxxx株式会社
初版施行日
2013/11/19
最新改定版施行日
2014/8/7
承認
制定/改定
○○○○
○○○○
/
/
/
/
1/9
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震災対応事業継続計画書(BCP 規程)
xxxxx 株式会社
制定および改定履歴
制定改定の内容
Rev
制定改定日
制定改定の理由
1.0
2013/11/19
1.1
2013/12/22
1.2
2014/2/7
テキストのてにをは修正
1.3
2014/8/7
対策本部体制変更
頁
章
内容
制定改定者
初版制定
想定シナリオの変更
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震災対応事業継続計画書(BCP 規程)
xxxxx 株式会社
目
次
総則 ........................................................................................................................................4
第1章
第1条
(震災対応事業継続計画書(BCP 規程)の目的) ........................................................4
第2条
(適用範囲) ...................................................................................................................4
第3条
(BCP 対策本部事務局の設置と役割) ..........................................................................4
震災対応事業継続計画活動.....................................................................................................5
第2章
震災対応事業継続計画の定義 .............................................................................................5
第1節
第4条
(震災対応事業継続計画とは) ......................................................................................5
第5条
(震災対応事業継続計画の対象地震と被害想定) ..........................................................5
震災対応事業継続計画基本方針 ..........................................................................................6
第2節
(震災対応事業継続計画基本方針) ...............................................................................6
第6条
震災対応事業継続体制と役割 .............................................................................................6
第3節
(震災対応事業継続体制と役割) ...................................................................................6
第7条
管理者・担当者の設置 ........................................................................................................6
第4節
第8条
(対策本部長) ...............................................................................................................6
第9条
(対策本部長補佐) ........................................................................................................6
第10条
(情報収集および安全対応チーム) ...............................................................................7
第11条
(事業継続計画顧客対応チーム) ...................................................................................7
第12条
(社員等) ......................................................................................................................7
平時の活動 ..........................................................................................................................7
第5節
(平時の活動) ...............................................................................................................7
第13条
有事の行動 ..........................................................................................................................8
第6節
第14条
(危機管理フェーズ).....................................................................................................8
第15条
(BCP フェーズ) ..........................................................................................................8
BCP 教育と訓練..................................................................................................................8
第7節
(BCP 教育と訓練) .......................................................................................................8
第16条
別添資料と関連文書 ............................................................................................................8
第8節
第3章
委員会活動..............................................................................................................................9
第17条
第4章
(委員会の活動内容).....................................................................................................9
雑則 ........................................................................................................................................9
第18条
(見直し) ......................................................................................................................9
第19条
(制定及び改廃) ............................................................................................................9
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第1章
総則
第1条 (震災対応事業継続計画書(BCP 規程)の目的)
震災対応事業継続計画は、xxxxxxxx 株式会社(以下「当社」という。)が実施するリスク管理活動に
よって定められた、首都圏に甚大な影響を及ぼす「震災」を危機管理対象として、震災時における当社
事業の継続を適切に運用するために必要な事項を定めるものとし、震災対応事業継続計画書(基本計画)
(以下「本書」という。
)は、震災時の事業継続計画活動について定めることを目的としている。
第2条 (適用範囲)
本書の適用範囲は、原則として当社の企業活動の範囲内とする。ただし事業継続のために顧客や取引
先との調整事項が含まれることがある。
2
対象となる人員は、役員、社員、派遣社員、委託社員とする。(以下総称して「社員等」という。)
第3条 (BCP 対策本部事務局の設置と役割)
当社の事業継続計画活動に関し、事業継続計画の策定ならびに有事の BCP フェーズにおける対策本
部において、対策本部対応メンバーならびに関連する部門の調整および社内外の情報収集、行動記録な
どを主たる活動内容とし、BCP 対策本部事務局を設置する。事務局の総括責任者としては、リスク管理
統括責任者(CRO)が担当し、CSR 推進室(主)および総務部(副)の各担当が執務を実施する。
2
BCP 対策本部事務局は、次の各号に掲げる役割を担うものとする。
(1) 事情継続計画の策定と継続的改善
(2) 事業継続計画に基づく、事業影響度分析(BIA)の実施と継続的改訂
(3) 事業継続計画に基づく、BCP 対応策の策定と実施管理
(4) 事業継続計画関連文書全般に関わるマニュアル、手順書等の整備及び見直し
(5) 事業継続計画活動に伴う部門間の調整
(6) 事業継続計画活動に関する定期的な意識啓発、教育、訓練の実施
(7) 経営者、危機管理委員会への関連活動報告
(8) 有事、BCP フェーズにおける対策本部の事務局対応
(9) 有事、BCP フェーズにおける当社社員等の安全確保
(10) 有事、BCP フェーズにおける対外(公共インフラ復旧状況等)および社内の情報収集
(11) 有事、BCP フェーズにおける関連部門からの情報整理と情報配信
(12) 有事、BCP フェーズにおける関連部門間の調整
(13) 有事、BCP フェーズにおける対策本部の行動記録(議事録、写真、ビデオなど)
(14) 有事、BCP フェーズにおける対外発表時の広報部への支援
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第2章
第1節
震災対応事業継続計画活動
震災対応事業継続計画の定義
第4条 (震災対応事業継続計画とは)
震災対応事業継続計画とは、首都圏に影響を与える震災時に、社員等の安全が確保された後の復旧段
階において、
「重要業務が中断しない」または、
「重要業務が中断したとしても目標時間内に再開する」
ことで「取引の他社流出」、
「シェアの低下」、
「企業評価の低下」などへの防止対策活動およびマネジメ
ント活動である。
第5条 (震災対応事業継続計画の対象地震と被害想定)
当社における震災対応事業継続計画の対象は、国(内閣府)および自治体などが公表している関西お
よび周辺各地域に甚大な影響を与える、各号に掲げる地震を対象とする。ただし当該地震以外にも、当
社に対し甚大な影響を与える他地域での巨大地震を排除するものではない。
(1) 上町断層帯地震、生駒断層帯地震など(M7.3 相当以上)
(2) 海溝型地震(南海トラフ地震、南海~東南海地震、M8.2 相当以上)
2
地震の特性と公共インフラの状況
それぞれ上記地震発生において、以下の被害想定を行う。(詳細は、関連文書「震災対応事業継続計
画(シナリオと被害想定)」参照)
首都圏に甚大な影響を与える震災発生において、都心部において震度 5 強~震度 7、発生時間 11 月
10 日午後 4 時 10 分、ライフライン(電気、ガス、水道、電話、通信)は被災後全停止。周辺交通機関
(JR、私鉄、地下鉄、バス)も全停止、復旧の見込み情報無し。道路は液状化により亀裂、陥没ありで
乗用車の使用は危険な状態。近辺の橋は落下していないが、車両は通行できない状態。大津波警報発令
されるが、当社オフィスビルに到達しない見込み。
3
当社の被害パターン
(1) パターン 1: 公共インフラの停止以外、社員等の人的被害無し、オフィス内の IT 機器など
を含む設備の物理的な損傷は軽微(⇒公共インフラ復旧およびオフィス片付け、社員等の
出社、対外的な復旧の目途により事業継続体制が整うケース、本格復旧を震災後一ヶ月と
想定)
(2) パターン 2: 公共インフラの停止以外、社員等の死者若干名、負傷者多数、オフィス内の
IT 機器などを含む設備の物理的な損傷甚大(⇒公共インフラ復旧後も、当社内の人員およ
び設備の復旧に時間が掛るケース、本格復旧を震災後三ヶ月~六ヶ月と想定)
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第2節
震災対応事業継続計画基本方針
第6条 (震災対応事業継続計画基本方針)
当社の震災対応事業継続計画基本方針は、次の各号に定めるとおりとする。
(1) 従業員の安全確保
(注:家族と顧客については別途検討)
(2) 会社資産の保全と可能な限り速やかな業務の復旧、継続
(3) ステークホルダーからの信頼性確保
(4) 地域への社会貢献
第3節 震災対応事業継続体制と役割
第7条 (震災対応事業継続体制と役割)
事業継続計画を実行するに当たって、部門ごとに対応した行動計画を整理・検討した上で、社内体制
を個々に構築し、次の各号に定める役割と責任を明確にしておく。
(1) 震災対応事業継続計画に対応した体制の構築と責任体制の明確化
(2) 対策本部事務局および担当部門による運営
(3) エスカレーションと情報収集・配信などのリスク・コミュニケーションの確立
震災対応事業継続計画活動においては、CSR 推進室(主)と総務部(副)を事務局として機能させ、
2
平時における震災対応事業継続計画活動に関する下記の項目について調整および整理を行う。
(1) 事業継続計画の策定および内容、対象範囲などの継続的な見直し
(2) 継続させる事業ごとの体制および責任の所在に関する見直し
3
個々の震災対応事業継続計画担当体制と責任者および役割については、附則 A. 個々の震災対応事
業継続計画体制と役割を参照のこと。
第4節 管理者・担当者の設置
第8条 (対策本部長)
有事、BCP フェーズにおいて、対策本部には、対策本部長を置き、社長が役割を担うものとする。
2
対策本部長は、震災対応事業継続計画活動の最高責任者として、次の各号に掲げる役割を担うもの
とする。
(1) 有事における対策本部(震災対応事業継続計画行動など)設置指示
(2) 全社としての震災対応事業継続計画活動における判断と行動指示
第9条 (対策本部長補佐)
有事、BCP フェーズにおいて、対策本部には、対策本部長補佐を置く。
2
対策本部長補佐は、対策本部において、次の各号に掲げる役割を担うものとする。
(1) 対策本部において、対策本部長の各種判断のアドバイザリ
(2) 対策本部において、対策本部長の業務執行が不可能と判断される場合の、対策本部長の全
権限の執行
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第10条 (情報収集および安全対応チーム)
対策本部には、情報収集および安全対応チームを置く。チームの構成部署および担当者は別紙Xを参
照。情報収集および安全対応チームは、次の各号に揚げる役割を担うものとする。
(1) 対策本部における情報の一括管理(情報収集、共有、配信)
(2) 従業員および必要に応じて関連するステークホルダーへの安全対策の計画と実施
(3) 緊急対応
(4) 上記関連業務に関する対策本部長・対策本部長補佐への報告
第11条 (事業継続計画顧客対応チーム)
対策本部には、事業継続計画顧客対応チームを置く。チームの構成部署および担当者は別紙Xを参照。
事業継続計画顧客対応チームは、次の各号に揚げる役割を担うものとする。
(1) 対策本部における事業継続計画運営体制および事業継続に関する情報収集と共有
(2) 事業運営体制変更および事業継続計画の発動内容および発動タイミングに関する報告
(3) 顧客および取引先など関連ステークホルダーとの対応方針の取りまとめ
(4) 顧客および取引先など関連ステークホルダーへの直接対応もしくは間接対応
第12条 (社員等)
社員等は、震災対応事業継続計画活動の推進に係る役割と責任を有するものとし、適正かつ円滑な震
災対応事業継続計画活動の実践に積極的に取り組まなければならない。
2
社員等は、当社の震災対応事業継続計画活動の推進に対し、以下の役割を担うものとする。
(1) 震災対応事業継続計画活動への積極的な取り組み
(2) 震災対応事業継続計画活動に関する情報の適切な伝達
第5節 平時の活動
第13条 (平時の活動)
平時においては、震災対応事業継続計画活動に関する検討・整理に基づき、次の各号に掲げる準備を
行う。
(1) 対象となる震災および被害想定の見直し
(2) 体制の構築とエスカレーションルールの確立
(3) 具体的な対応策とその準備
(4) マニュアル、手順書など対応内容の文書化
(5) 情報収集・配信等のコミュニケーション方法の確立
(6) 事業継続計画の策定と継続的な改善
(7) 事業影響度分析の実施と継続的な改訂
(8) 教育・訓練
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第6節 有事の行動
第14条 (危機管理フェーズ)
危機発生時には、危機管理基本方針に則り、次の各号に定める行動を実行する。
(1) 当社の企業活動に関わる危機を認識した者は、その危機に対応したエスカレーションルー
ルに従い、速やかに危機管理の担当部署に報告する
(2) 担当部署は、担当役員に連絡し、初動対応体制(危機的状況が発生した直後に、情報収集
や対策本部設置の準備を行う体制のことをいう。(事務局と同じ体制)
)を構築する
(3) 危機的状況の事実を正確に把握し、担当役員に報告する
(4) それ以上の危機的状況に陥らないよう応急措置を講じる
(5) 必要に応じて担当役員は、危機レベルに対応した本格対応のための対策本部を設置する
(6) 危機的状況における従業員の安全確保と速やかな対応および復旧活動を行う
(7) 地域に関しても同様の危機的状況である場合には、出来る範囲で救済措置を講じる
(8) 必要に応じ、監督官庁への対応、マスコミ対応を実施する
第15条 (BCP フェーズ)
震災発生後、回復期に、事業継続計画対応体制における責任者の判断により、本格的な事業復旧のタ
イミングを図り事業継続計画を発動し、事業影響度分析に基づき、実際の被災状況に応じた事業縮退お
よび体制変更による事業継続活動を実施する。なお BCP 対策本部事務局は、次なる震災対応事業継続
計画の改善を目的として、有事の震災対応事業継続計画活動を可能な限り行動記録する。詳細は、関連
文書「震災対応事業継続計画書(BCP)対策本部行動マニュアル」参照)
第7節
BCP 教育と訓練
第16条 (BCP 教育と訓練)
全社の BCP 対応能力の維持・向上を目的として、社員等を対象とした BCP に対応した教育・訓練を
実施する。
2
BCP に対応した知識、有事発生時の対応、当社の震災対応事業継続計画内容など必要なコンテンツ
(テキスト)を作成し、また対策本部担当者の行動訓練を実施する。
3
BCP 教育と訓練は、年一回以上実施し、検証と不備の改善を行っていくものとする。
第8節 別添資料と関連文書
附則 A. 個々の震災対応事業継続計画活動管理体制と役割
附則 B. BCP フェーズの対策本部体制と役割
附則X. チームの構成部署および担当者
【関連文書】
1) 震災対応事業継続計画書(BCP)基本計画(本書)
2) 震災対応事業継続計画書(BCP)シナリオと被害想定
3) 震災対応事業継続計画書(BCP)対策本部行動マニュアル
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4) 震災対応事業継続計画書(BCP)事業影響度分析(BIA)
5) 震災対応事業継続計画書(BCP 対応策および投資計画)
第3章
委員会活動
第17条 (委員会の活動内容)
当社の震災対応事業継続計画活動に関する経営者の諮問機関として、危機管理委員会(以下、本委員
会)を置く。本委員会は、経営者より任命された危機管理委員によって構成される。本委員会は、危機
管理および震災対応事業継続計画における基本方針を決定し、事務局からの重要事項の報告を受け、活
動計画、活動内容および状況について共有し、必要な決定事項に関しては、審議の上、承認あるいは継
続検討の指示などの役割を担うものとする。
第4章
雑則
第18条 (見直し)
危機管理統括責任者(CRO)は、本書の見直しを定期的に行わなければならない。
第19条 (制定及び改廃)
本書の制定及び改廃は、委員会にて審議し、決定する。
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