任意継続被保険者 特例退職被保険者

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( 13)
直前 総まとめ ゼミ
健康保 険法
任意継続被保険者
特例退職被保険者
平19,20,21,
22,23,24,25
10肢
特例退職被保険者
(1) 特例退職被保険者の保険者は,特定健康保険組合のみである。
(2) 特例退職被保険者は,資格取得の申出が受理された日から,その資格を取得する。
任意継続被保険者
(3) 任意継続被保険者であるときは,特例退職被保険者となることはできない。
(1) 資格取得の要件
任意継続被保険者と特例退職被保険者の相違
次の①~③のいずれにも該当する者は,被保険者の資格を喪失した日から 20 日以内
に保険者に申し出て,任意継続被保険者となることができる。
①
適用事業所に使用されなくなったため,又は適用除外事由に該当するに至ったた
任意継続被保険者
保険料
め被保険者(日雇特例被保険者を除く)の資格を喪失した者であること
②
その喪失の日の前日まで継続して 2 月以上被保険者(日雇特例被保険者,任意継
続被保険者又は共済組合の組合員である被保険者を除く)であったもの
③
②納付期日は,その月の 10 日(初回の保険料は,保険者が指定する日)まで
保険料の前
納
③割引制度:年 4 分の利率による複利現価法に基づく割引がある
と認めるときは,申出が受理されることがある。この正当な理由とは,天災地
④前納された保険料の取扱い:前納に係る期間の各月の初日が到来したときに,そ
変等により申し出ができなかった場合等が該当するが,法律の不知(知らなか
れぞれその月の保険料が納付されたものとみなされる
ったこと)は含まれない。
保険料の
滞納
失した日に,任意継続被保険者の資格を取得する。
所定の事項を記載した申出書を保険者に提出しなければならない。
(イ) 適用事業所に使用されるに至ったとき。
保険給付
傷病手当金・出産手当金は支給されない
資格の喪
<翌日喪失>
<翌日喪失>
失
① 2 年を経過したとき
①改正前(平成 20 年 4 月 1 日前)の国民
(ハ) 高齢者医療確保法 50 条 2 号の認定(65 歳以上 75 歳未満の者について後期高齢
者医療広域連合が行う障害認定)を受けたとき。
(3) 任意適用事業所の被保険者がその資格を喪失したとき
件に該当しなくなったとき
を納付期日までに納付しなかったとき
<その日喪失>
<その日喪失>
④被保険者となったとき
③後期高齢者医療の被保険者等となったと
き
⑥後期高齢者医療の被保険者等となっ
たとき
任意継続被保険者となることはできない。
任意継続被保険者となることができる。
③保険料(初めて納付すべき保険料を
⑤船員保険の被保険者となったとき
(イ) 任意適用事業所の取消の認可を受けたことにより被保険者の資格を喪失したとき
⇒
健康保険法に規定する退職被保険者の要
ったとき
業主を経由せず,直接)保険者に返納しなければならない。
(ロ)使用されなくなったこと(退職等)により被保険者の資格を喪失したとき
②死亡したとき
除く)を納付期日までに納付しなか ②保険料(初めて納付すべき保険料を除く)
任意継続被保険者は,その資格を喪失したときは,5 日以内に,被保険者証を(事
⇒
⇒任意継続被保険者又は特例退職被保険者とならなかったものとみなされる
⇒納付期日の翌日に資格喪失
(ロ) 船員保険の被保険者となったとき。
②
①初回の保険料を滞納
② 2 回目以降の保険料を滞納
(2) 資格喪失時の手続
任意継続被保険者は,(イ)~(ハ)のいずれかに該当するに至ったときは,遅滞なく,
*当該期間中に任意継続被保険者の資格の取得又は喪失が明らかである者は,資
②前納時期:前納に係る期間の初月の前月末日までに払い込む
1 20 日間を経過した後の資格取得の申出であっても,保険者が正当な理由がある
①
①前納期間:6 月間(4 月~ 9 月,10 月~翌年 3 月)又は 12 月間(4 月~翌年 3 月)
格取得月の翌月以降の期間又は資格喪失月の前月までの期間について前納可
船員保険の被保険者又は後期高齢者医療の被保険者等でないこと
2 前記(1)の資格取得の要件を満たした場合は,適用事業所の被保険者の資格を喪
特例退職被保険者
①保険料の全額を負担
氏名等変更
氏名又は住所を変更したときは,5 日以内に,届け出なければならない
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標準報酬月額・標準賞与額
健康保 険法
平19,20,21,
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標準報酬月額の決定・改定
33肢
現物給与の価額
(1) 資格取得時決定
報
酬
①月給,週給等
(1) 報酬又は賞与の全部又は一部が,通貨以外のもので支払われる場合においては,その
価額は,その地方の時価によって,厚生労働大臣が定める。
て得た額の 30 倍に相当する額
②日給,時間給,出来高給
(2) 健康保険組合は,(1)の規定にかかわらず,規約で別段の定めをすることができる。
等
現物給与の価額の適用に当たっては,被保険者の勤務地(被保険者が常時勤務する
資格取得月前 1 月間に,その事業所で同様の業務に従
事し,かつ,同様の報酬を受ける者が受けた報酬の額
<現物給与の価額の適用>
①
報酬月額の算定
資格取得日現在の報酬の額をその期間の総日数で除し
を平均した額
③前記①,②による報酬月
額の算定が困難な場合
場所)が所在する都道府県の現物給与の価額を適用することを原則とする〔一括適用
資格取得月前 1 月間に,その地方で同様の業務に従事
し,かつ,同様の報酬を受ける者が受けた報酬の額
事業所においても,原則として,被保険者の勤務地が所在する都道府県の現物給与の
価額が適用される〕。
②
(2) 定時決定
派遣労働者については,派遣元事業所において社会保険の適用を受けるが,派遣元
と派遣先の事業所が所在する都道府県が異なる場合は,派遣元事業所が所在する都道
項
目
算定方法
要
(報酬支払基礎日数が 17 日未満の月を除く)に受けた報酬の総額をその
府県の現物給与の価額を適用する。
③
概
毎年 7 月 1 日現に使用される事業所において,4 月,5 月,6 月の 3 月間
期間の月数で除して得た額を報酬月額として,標準報酬月額を決定する
在籍出向,在宅勤務等により適用事業所以外の場所で常時勤務する者については,
対象外
適用事業所と常時勤務する場所が所在する都道府県が異なる場合は,その者の勤務地
① 6 月 1 日~ 7 月 1 日までの間に資格を取得した者
② 7 月~ 9 月までのいずれかの月から随時改定,育児休業等を終了した
ではなく,その者が使用される事業所が所在する都道府県の現物給与の価額を適用す
際の改定又は産前産後休業を終了した際の改定により標準報酬月額を
る。
改定され,又は改定されるべき者
適用開始
標準報酬月額の上限改定
(1) 毎年 3 月 31 日における標準報酬月額等級の最高等級に該当する被保険者数の被保険
者総数に占める割合が 100 分の 1.5 を超える場合において,その状態が継続すると認め
<具体的な取扱い>
①
おいて,改定後の標準報酬月額等級の最高等級に該当する被保険者数の同日における被
保険者総数に占める割合が 100 分の 1 を下回ってはならない。
(2) 厚生労働大臣は,(1)の政令の制定又は改正について立案を行う場合には,社会保障
審議会の意見を聴くものとする。
定時決定は,4 月,5 月,6 月の算定対象月に受けた報酬が基礎となる。例えば,3 月,4
月,5 月の報酬をその月の末日で締め,それぞれ 4 月,5 月,6 月の各月 10 日に支払われ
られるときは,その年の 9 月 1 日から,政令で,当該最高等級の上に更に等級を加え
る標準報酬月額の等級区分の改定を行うことができる。ただし,その年の 3 月 31 日に
その年の 9 月から
たときは,実際に 4 月,5 月,6 月に支払われた報酬を基礎として定時決定が行われる。
②
算定対象月の報酬支払基礎日数は,①月給者は「各月の暦日数」,②月給者で欠勤日
数分に応じ給与が差し引かれる場合は「就業規則,給与規程等に基づき事業所が定めた
日数から当該欠勤日数を控除した日数」,③日給者は「各月の出勤日数」による。
( 16)
( 17)
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健康保 険法
(3) 随時改定
項
目
要
件
<育児休業等を終了した際の改定>
概
要
育児休業等終了日の翌日
①固定的賃金・賃金(給与)体系の変動があったこと
(①~③全
て満たす
こと)
▼(2/15)
②変動月以後継続した 3 月間の各月とも報酬支払基礎日数が 17 日以上あ
1月
ること
2月
3月
2 月を経過した日
▼(4/15)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
③ 3 月間の報酬の合計額の平均月額に基づく標準報酬月額が,従前の標
準報酬月額と比べて,原則として 2 等級以上の差を生じたこと
改定月
従前の標準報酬月額
改定後の標準報酬月額
著しく高低を生じた月の翌月から(固定的賃金が変動した月の第 4 月目
から)
原則 3 月間の報酬の総額*
< 1 等級の変動であっても,随時改定を行うケース>
*:報酬支払基礎日数が 17 日未満の場合を除く
実質的には 2 等級の変動であるため,随時改定が行われることになる。
標準報酬月額
(0 等級
58,000 円
(53,000 円 以上)
63,000 円未満
2 等級
68,000 円
63,000 円 以上
73,000 円未満
46 等級
1,150,000 円
1,115,000 円 以上
47 等級
1,210,000 円
1,175,000 円 以上 (1,245,000 円未満)
1,280,000 円 )
A
2月
1,175,000 円 未満
B
要
件
(1,245,000 円 以上)
4月
5月
6月
項
目
要
件
概
要
被保険者が,産前産後休業終了日に当該産前産後休業に係る子を養育する場合
において,事業主を経由して保険者等に申出をしたとき
概
要
育する場合において,事業主を経由して保険者等に申出をしたとき
育児休業等終了日の翌日が属する月以後 3 月間(報酬支払基礎日数が 17 日未満
産前産後休業終了日の翌日が属する月以後 3 月間(報酬支払基礎日数が 17 日未
満の月を除く)に受けた報酬の総額をその期間の月数で除して得た額を報酬月
被保険者が,育児休業等終了日に当該育児休業等に係る 3 歳に満たない子を養
算定方法
3月
(5) 産前産後休業終了時改定
算定方法
目
翌月
▽
2 カ月
(4) 育児休業等終了時改定
項
4/15
▽
(53,000 円 未満)
1 等級
(48 等級
2/15(終了日の翌日)
▽
報酬月額
48,000 円)
= 報酬月額⇒ 改定後の標準報酬月額
その期間の月数
昇給・降給による次のA・Bの報酬月額の変動は,形式的には 1 等級の変動であるが,
額として,標準報酬月額を改定する
改定月
産前産後休業終了日の翌日から起算して 2 月を経過した日の属する月の翌月か
ら
の月を除く)に受けた報酬の総額をその期間の月数で除して得た額を報酬月額
として,標準報酬月額を改定する
改定月
育児休業等終了日の翌日から起算して 2 月を経過した日の属する月の翌月から
1 1 等級の変動であっても育児休業等終了時改定は行われる(産前産後休業終了時
改定も同様)。
2 報酬支払基礎日数が 17 日未満の月があるときは,その月を除いて育児休業等終
了時改定が行われる(産前産後休業終了時改定も同様)。
3 育児休業等終了日の翌日に産前産後休業を開始している被保険者については,
育児休業等終了時改定は行われない。
1 産前産後休業終了日の翌日に育児休業等を開始している被保険者については,
産前産後休業終了時改定は行われない。