医療保険給付編 Q10 :病気やケガ等で、医療費が高額となった場合の高額療養費の還付について教えてください。 A:病院窓口で支払う医療費について多額な自己負担をしなければならないことがあります。 このような場合の負担を軽くするために自己負担が月額25,000円を超えたとき(病院毎、入院外来別)は 高額療養費等が給付されます。 高額療養費に関する給付 一般的に高額療養費制度は、医療費の自己負担額を被保険者が医療機関窓口で一旦支払い、その後 申請により自己負担限度額を超えた分が払い戻される制度です。 NTT健康保険組合では、自己負担が月額25,000円を超えたときは高額療養費及び一部負担還元金(家 族療養費付加金)として診療月のおおむね3ヵ月後の支給日(毎月20日)に自動的に払い戻しいたします。 よって、特別な場合(被保険者証の不使用等)を除き手続きは不要です。 ■給付の種類と説明 医療費の自己負担額(窓口支払額)が高額となった場合は、自己負担限度額を超え た金額が「高額療養費」として払い戻されます(法定給付)。 ※法定の自己負担限度額は、下表を参照願います。 高額療養費 (本人・家族) 一部負担還元金 (本人) 家族療養費付加 金(家族) 被保険者の所得による区分 月単位の上限額 標準報酬月額83万円以上 (ア) 252,600円+(医療費-842,000円)×1% <4月目~:140,100円> 標準報酬月額53万~79万円 (イ) 167,400円+(医療費-558,000円)×1% <4月目~:93,000円> 標準報酬月額28万~50万円 (ウ) 80,100円+(医療費-267,000円)×1% <4月目~:44,400円> 標準報酬月額26万円以下 (エ) 57,600円 <4月目~:44,400円> 低所得者(住民税非課税者) (オ) 35,400円 <4月目~:24,600円> NTT健康保険組合では、独自の給付制度として自己負担額(窓口支払額)が25,000 円を超えた場合には、上記の「高額療養費」の他に「一部負担還元金(家族療養費 付加金)」が払い戻されます(付加給付)。 ※一部負担還元金(家族療養費付加金)は、自己負担額(窓口支払額)から 25,000円を引いた金額です。 (100円未満の端数は切り捨て、500円未満は不 支給)なお、この算定は(1)個人ごと、(2)各診療月ごと、(3)各病院ごと(入院・ 外来別、医科・歯科別)に行われます。 ※市区町村民税非課税者の自己負担限度額を適用する場合は、別途手続きが 必要です。 →ここに注意: 食事代や差額ベッド代など健康保険非適用の費用については高額療養費及び一部負担 還元金の対象外です。 上記以外の高額医療制度については、NTT健康保険組合までお問合せください。 17
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