生徒指導だより(第1号)

生徒指導だより
第1号
H27 5.28
新緑の候、保護者の皆様には益々ご清祥のこととお喜び申しあげます。本校が241名の新入生を迎えはや2か
月。生徒はGW・総合体育大会を経て、現在は間近に迫った第1回定期試験に向けて、日々の学業に励んでおりま
す。私たちもその生徒の健やかな成長のため尽力するつもりでおりますので、保護者のみなさまも本校の生徒指導
につきまして、ご理解・ご協力くださいますようお願い申し上げます。
H27生徒指導係指導目標
生徒指導重点項目
①自立と自律の精神を持ち、自らの義務や責任を自覚し、それに則った行動ができる生徒の育成
②生徒一人ひとりが自他を敬愛し互いに支え合う中で、安心して日々を過ごすことができる学校生活の
確立
③規範意識やボランティア精神などを持ち、さまざまな場面で積極的に社会に参画しようとうとする生
徒の育成
④地域社会や家庭との連携の強化
目指す姿
①自らのなすべきことを深く考え、分別ある行動ができる。
・時間を守る、挨拶ができる、服装や頭髪を整えるなどを通じて、健全で落ち着いた生活を送ること
ができる
②いじめや盗難のない、安全で安心して生活できる学校作りをする。
③社会のマナーや交通法規などの規範の意義を理解し遵守できる。
・防災・防犯意識を高く持ち、緊急時には自ら的確な判断を下し行動できる。
・進んで他者のために行動することができる。
具体的な取り組み
①朝の登校指導や登下校時のマナーアップ指導、自転車・バイクの安全運転講習会などの実施による交通
事故の防止
・全国交通安全運動や交通事故「0」3ヶ月運動等の周知徹底
②遅刻指導の継続と個別指導の徹底
・35分遅刻ゼロの達成
③正しい制服の着こなしの定着
・三学年共通した服装検査の実施
④その他
・避難訓練・災害発生時対応学習の実施を通じた防災意識の高揚
・貴重品等の自己管理に対する意識向上
・いじめアンケートの実施や相談窓口の周知
⑤生徒指導だよりの発行(ホームページへの掲載)を通じた広報活動の充実
☆交通事故・違反0を目指して
本校では交通安全の一環として交通安全意識の高揚を図り、生徒の交通事故防止を目的とした交通指導を行っ
ています。昨年度一年間で届け出のあった交通事故件数(自転車とバイク)は14件
14件で、一昨年の27件
27件からほぼ
14件
27件
半減させることができました。今年度もさらなる減少を目標に日々指導していきたいと考えております。
今年度になって報告のあった事故は自転車が2件ですが、ともに登校時の事故でした。時間に余裕を持って登校
することの大切さがあらためてわかります。ご家庭でもご指導くださいますようお願いします。
1年自転車安全運転教室(5/15)
交通講話(5/23)
☆携帯電話(スマートホン)及びインターネットの適正な利用について
☆携帯電話(スマートホン)及びインターネットの適正な利用について
その利便性ゆえ、いまや高校生の必須アイテムとなった携帯電話(スマートホン)ですが、さまざまなトラブル
や依存などの弊害が社会問題化しています。
本校生徒の所持の状況について下表1に所持率を示しましたが、全校生徒760名中で携帯電話(スマートホン)
を持っていない者は5名でした。また、生徒の最も手軽なインターネットの利用手段がスマートホンであることを
踏まえた、生徒のインターネット利用時間の調査した結果(昨年度2月実施)が下表2となります。休日とはいえ、
現2年生の約1/3が3時間以上ネットを利用していた状況は、学業への悪影響を懸念させる数字でした。
今のところ本校では、携帯電話(スマートホン)あるいはネット利用が原因となる大きなトラブルは、幸いなこ
とに報告されておりません。しかし過去にはネット上のやりとりが原因で、生徒間あるいは外部の方とのトラブル
が発生していて、係としてもこれらの問題がいつ起きてしまうか危惧しているところです。
このような状況の中、昨年度末の生徒総会で、生徒会が主導して以下のような宣言を採択しました。
ネット利用についての宣言文 ~みんなの安全のために~
1.自分のために
・1日の利用時間を「 」時間以内と目標を定め、
」時間以内と目標を定め、「学習計画表」に利用時間を記入する。
・個人情報を書き込まない
・ながらスマホはしない
・困ったときは、助けを求める
2.友達のために
・個人を尊重し、誹謗中傷・差別的発言をしない
・「送信」ボタンを押す前に相手の状況を想像し、時間帯を再確認する
3.社会の一員として自覚を持つ
・発信者としての自覚と責任を持つ
・情報は永久に残ることを認識する
学校としても携帯電話安全利用教室などを通じて生徒の意識の啓発を図っておりますが、ご家庭でもぜひ生徒の
利用状況に留意していただき、適宜指導していただければ幸いです。またトラブルが発生しましたら、すみやかに
学校あるいは専門機関(県消費生活センターや警察)にご相談ください。
表1
H27 スマホ・携帯所持率
携帯所持率
うちスマホ率
1年
98.8%
98.7%
2年
99.6%
97.9%
3年
99.6%
93.1%
表2
H26 ネット利用時間調査結果
平日2時間以上
休日3時間以上
現2年
18.5%
31.7%
現3年
7.3%
14.3%
※アンケート調査はH27の2月実施
☆教育相談(保護者対象)のお知らせ
思春期の子どもを持ち、子どもと向き合うことに悩んだり、問題行動や不登校、発達障害などへの対応など、子
育てに不安を感じている保護者を対象とした教育相談やセミナーが予定されています。希望される方は小林幸彦(保
健主事)または中込光人(生徒指導主事)までご連絡ください。
①
高等学校巡回教育相談
6月22日(月)
9月14日(月)
11月6日(金)
※公立高等学校および特別支援学校の生徒、保護者、教職員を対象とします。詳細は学校までお問い合
わせください。
②
思春期の子どもと向き合う保護者のためのセミナー
第1回 6月11日(木)
第2回 6月16日(火)
第3回 6月18日(木)
第4回 6月25日(木)
※思春期の子どもやこれから思春期を迎えようとしている子どもを持つ保
護者、子どもの問題行動や不登校で悩んでいる保護者、子どもに向き合い
悩んでいる保護者、子育てに不安を感じている保護者等が対象です。
詳細は学校までお問い合わせください。
③
富士見支援学校(県立中央病院に併設)に「高校生こころのサポートルーム」
が開設されました。学校生活、対人関係、自身の性格や行動などに悩みを持つ生徒とその保護者のサポー
トを目的としています。
その他、訪問スクールカウンセラー制度や訪問スクールソーシャルワーカー制度もあります。悩みをご家
庭の中で抱え込まず、生徒指導係または保健相談係にぜひご相談ください