『ひょうご橋守隊』発足式の開催について

記者発表(資料配付)
月/日
担当課(室)名
担当課名
3/6
(金)
(公財)兵庫県まちづくり技術センター
電
話
078-367-1228
発表者
(担当課長名)
理事長 濵田 士郎
(建設技術部長 速水 繁)
その他
配布先
なし
『ひょうご橋守隊』発足式の開催について
公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センター
技術力が質的・量的に不足する市町では、社会問題化している橋梁等インフラの急速な老朽化の進行、
先の丹波豪雨災害のような大規模災害直後の復旧・復興に対し、各市町単独での対応が極めて困難な情
勢となっています。
このため、公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センターでは、社会基盤整備を総合的に支援する公
的機関として、市町支援の体制を一層強化するため、
「ひょうご橋守隊」を創設し、老朽橋梁の経年劣
化状況の観察を代行することで、市町橋梁の老朽化対策を支援します。
つきましては、下記のとおり「ひょうご橋守隊」発足式を開催しますのでお知らせします。
記
1.支援内容
定期点検で損傷が判明した橋梁は、長寿命化修繕計画に基づき計画的に架け替えや補修を行うが、損
傷の大きな橋梁は、対策が実施されるまでの間、経過観察※1を行い、通行の安全を確保する必要がある 。
しかし、多くの市町※2では技術職員不足・経験不足が理由で経過観察を行うことが困難な状況にある 。
これらの市町が抱える課題に対応するため、橋梁に関する豊富な現場経験や各種資格を有する県土木
技術職OBの人材を活用し、市町からの要請を受け、「ひょうご橋守隊」により橋梁点検(経過観察)を
代行することにより、市町橋梁の適切な維持管理を支援する。
※1 経過観察:定期点検後の損傷進行状況や新たな損傷の有無を毎年確認する簡易な点検。損傷の急激な進行や
新たな損傷が確認された場合、詳細な点検と診断を実施するよう市町へ報告する。
※2「ひょうご橋守隊」活用希望市町数:36 市町(管理橋梁数:約 16,000 橋、うち 1 割程度が損傷橋梁)
12 市町は技術者不足等により経過観察が困難(要経過観察橋梁:約 600 橋)、当面これらを優先的に実施予定
2.「ひょうご橋守隊」の概要
道路橋点検士や技術士、コンクリート診断士等の資格を有するなどの、道路橋に関する高度な技術力
を有する県土木技術職OBによるボランティア
隊 員 数:13名(順次増員予定)
研 鑽 状 況:橋梁点検講習会をこれまでに3回実施
隊員の経歴:県土木事務所長、県庁橋梁整備係長等
3.「ひょうご橋守隊」の発足式
日 時:平成27年3月11日(水)13:30~
場 所:兵庫県まちづくり技術センター3階大会議室(神戸市中央区栄町通6-1-21(神明ビル))
式次第:辞令交付、理事長訓辞、ひょうご橋守隊宣誓
4.今後の予定
3月下旬 市町との協定締結(技術職員数の不足する市町と優先的に協定締結)
4月以降 ひょうご橋守隊活動開始
市町橋梁の現状
・市町管理橋梁数:約 2 万橋(橋長 2m以上、神戸市除く)市管理橋約 16,700 橋,町管理橋約 3,700 橋
・昨年の道路法改正による道路橋の近接目視点検の義務化(1 回/5 年)により毎年約 4 千橋の点検が必要
・センターでは H20 年に市町橋梁マネジメントシステムを整備、これまで 39 市町の長寿命化計画策定を支援
・橋梁定期点検の地域一括発注に関して既に 25 市町から要請がある
(市町からの相談対応:H26.1~)
公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センターとは
・兵庫県の安全・安心な社会基盤整備を総合的に支援することによ
り公共の福祉に寄与することを目的とした、高度な技術力と豊富
な実績を有する公益財団法人
・平成8年4月の設立で出捐は兵庫県及び県内全市町