なぜなに学習相談䈭䈟䈭䈮ቇ⠌⋧⺣学研教育情報資料センター ቇ⎇ᢎ⢒ᖱႎ⾗ᢱ࠮ࡦ࠲࡯ 資料番号３３０７ほんとうゆめたバクって本当に夢を食べるのゆめたはなし ●夢を食べるバクの話のもとは、マレーバクどうぶつえんみちゃいろはんとう動物園で見かけるバクには、アメリカにすむ茶色のバクと、マレ−半島やタイなどにいる、たいはくしょくくろちかどう体だけ白色で、あとは黒っぽいマレーバクがいます。どちらのバクも、ウマやサイに近なかまみずべみずくさたどうぶつい仲間で、水辺にすみ、水草などを食べる、おとなしい動物です。むかしさまのところからだしろぶぶんマレーバクのほうは、昔インドで、おしゃか様がお乗りになった所が、体の白い部分につたむかしちゅうごくゆにゅうなったという、いい伝えがあります。このマレーバクが、昔からときどき中国に輸入されじつぶつみはなめあしることがあったりして、実物をめったに見られないまま、ゾウの鼻と、サイの目、トラの足、ええがそうぞうじょうどうぶつあウシのしっぽをもった絵が描かれ、想像上のバクという動物ができ上がったようです。日むかしへんええがのこおな本でも、昔、とても変なゾウの絵が描かれて、残っているのと同じでしょう。ゆめたそうぞうじょう ●夢を食べるのは想像上のバクちゅうごくわるゆめみあとわるゆめゆめかそうぞうじょう中国で、悪い夢を見た後、その悪い夢をいい夢に変えてくれる、想像上のバクというもあらわわるゆめたどうぶつのが現れました。それがやがて、悪い夢を食べてくれる動物ということになっていったよえどじだいはつゆめゆめみしたうです。そして、日本でも、江戸時代ごろから、初夢でいい夢を見るために、まくらの下にたからぶねえいね宝船の絵などを入れて寝るようになりまえたからぶねした。その絵に、宝船といっしょに、「獏じかしゅうかんひろ（バク）」という字を書くという習慣が広わるゆめみまったようです。もし悪い夢を見ても、バたあんしんクが食べてくれるから安心ということだったのでしょう。（監修・今泉忠明）マレーバク無断複製：転載：翻訳を禁ずＧａｋｋｅｎ X1020217