蕨市家具転倒防止器具設置等補助金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱

蕨市家具転倒防止器具設置等補助金交付要綱
(趣旨)
第1条
この要綱は、高齢者、障害者等の属する世帯の家具転倒防止の取組を促進
し、地震発生時における被害の防止又は軽減を図るため、蕨市家具転倒防止器具
設置等補助金(以下「補助金」という。)を交付することに関し必要な事項を定
めるものとする。
(定義)
第2条
この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めると
ころによる。
(1) 高 齢 者
75歳以上の者をいう。
(2) 障 害 者
身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)の規定による身体
障害者手帳、埼玉県療育手帳制度要綱(平成14年埼玉県告示第1365号)
の規定による療育手帳又は精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和2
5年法律第123号)の規定による精神障害者保健福祉手帳の交付を受けてい
る者をいう。
(3) 要 介 護 等 認 定 者
介護保険法(平成9年法律第123号)の規定による要介
護認定又は要支援認定を受けている者をいう。
(4) 家 具
たんす、食器棚、書棚その他これらに類する床置き型の家具で、地震
発生時の転倒により生命に危険を及ぼす可能性のあるものをいう。
(5) 家 具 転 倒 防 止 器 具
地震による家具の転倒を防止するために有効な器具等を
いう。
(6) 登 録 事 業 者
家具転倒防止器具の設置に関し、あらかじめ市に工事施工希望
登録を行った事業者をいう。
(補助対象者)
第3条
補助金の交付の対象となる者は、市内に居住し、住民基本台帳法(昭 和4
2年法律第81号)の規定による住民基本台帳に記録され、かつ、次の各号のい
ずれかに該当する世帯に属する者とする。
(1) 高 齢 者 の み で 構 成 さ れ る 世 帯
(2) 障 害 者 の 属 す る 世 帯
(3) 要 介 護 等 認 定 者 の 属 す る 世 帯
(補助対象費用)
第4条
補助金の交付の対象となる費用は、家具転倒防止器具の購入費及び設置費
(登録事業者が設置したものに限る。)とする。
(補助金の額等)
第5条
2
補助金の額は、前条の費用の額とし、10,000円を限度とする。
補助金の交付は、1世帯につき1回限りとする。
(補助金の交付申請)
第6条
補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、家具転
倒防止器具の購入及び設置をする前に、蕨市家具転倒防止器具設置等補助金交付
申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添付し、市長に提出しなければなら
ない。
(1) 第 3 条 各 号 の い ず れ か の 世 帯 に 該 当 す る こ と を 証 明 す る 書 類 の 写 し
(2) 同 意 書 ( 様 式 第 2 号 ) ( 家 具 転 倒 防 止 器 具 を 設 置 し よ う と す る 住 宅 が 申 請 者
の所有する住宅でない場合に限る。)
(3) 購 入 し よ う と す る 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 商 品 名 及 び 金 額 を 確 認 で き る 書 類
(4) 登 録 事 業 者 が 発 行 す る 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 設 置 に 係 る 見 積 書
(補助金の交付決定)
第7条
市長は、前条の規定による補助金の交付申請を受けたときは、その内容を
審査の上その適否を決定し、適当と認めたときは蕨市家具転倒防止器具設置等補
助金交付決定通知書(様式第3号)により、不適当と認めたときは蕨市家具転倒
防止器具設置等補助金不交付決定通知書(様式第4号)により申請者に通知する
ものとする。
(権利譲渡の禁止)
第8条
前条の規定による補助金の交付決定を受けた者(以下「交付決定者」とい
う。)は、補助金の交付を受ける権利を第三者に譲渡し、又は担保に供してはな
らない。
(申請の取下げ等)
第9条
交付決定者は、第6条の規定による補助金の交付申請の内容を変更し、又
は当該申請を取り下げようとするときは、蕨市家具転倒防止器具設置等補助金交
付変更等申請書(様式第5号)を市長に提出しなければならない。
(完了報告及び請求)
第10条
交付決定者は、補助金の交付決定後速やかに家具転倒防止器具の購入及
び設置をし、設置が完了した日から1月を経過する日又は補助金の交付決定を受
けた日の属する年度の2月末日のいずれか早い日までに、蕨市家具転倒防止器具
設置等補助金交付事業完了報告書兼請求書(様式第6号)に、次に掲げる書類を
添付し、市長に提出しなければならない。
(1) 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 購 入 及 び 設 置 に 係 る 領 収 書 等 の 写 し ( 単 価 及 び 数 量 が 記
載されたものに限る。)
(2) 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 設 置 前 及 び 設 置 後 の 写 真
(3) そ の 他 市 長 が 必 要 と 認 め る 書 類
(補助金の額の確定及び交付)
第11条
市長は、前条の規定による完了報告及び請求を受けたときは、当該完了
報告及び請求に係る書類を審査の上補助金の額を確定し、蕨市家具転倒防止器具
設置等補助金交付確定通知書(様式第7号)により交付決定者に通知するものと
する。
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市長は、前項の規定により補助金の額を確定したときは、速やかに 補助金を交
付するものとする。
(補助金の返還等)
第12条
市長は、交付決定者が次の各号のいずれかに該当するときは、補助金の
交付決定の全部若しくは一部を取り消し、又は既に交付した補助金の全部若しく
は一部を返還させるものとする。
(1) 第 8 条 の 規 定 に 違 反 し た と き 。
(2) 偽 り そ の 他 不 正 の 手 段 に よ り 交 付 決 定 を 受 け た と き 。
(3) 補 助 金 の 交 付 の 決 定 の 内 容 に 違 反 し た と き 。
(免責)
第13条
市長は、補助金により家具転倒防止器具を設置した家具の転倒等により
損害が発生した場合であっても、その損害賠償の責めを負わないものとする。
(委任)
第14条
この要綱に定めるもののほか、補助金の交付に関し必要な事項は、市長
が別に定める。
附
則
この要綱は、平成27年4月1日から施行する。