意見書案第4号 沖縄防衛局は知事権限に基づく停止指示を尊重し

意見書案第4号
沖縄防衛局は知事権限に基づく停止指示を尊重し、コンクリート製構造物等の新たな
設置及び既設物の移動を直ちに停止することを求める意見書(案)
翁長雄志県知事は、沖縄防衛局が辺野古埋立許可区域外に設置したコンクリート製
構造物がサンゴ岩礁を破壊した可能性が高いとして、許可区域以外のコンクリート製
構造物等の新たな設置及び既設物の移動について、平成 27 年 2 月 16 日に知事権限に
基づいて沖縄防衛局に対して停止を指示しました。
翁長雄志県知事が行った「停止指示」は、沖縄防衛局による岩礁破砕の許可申請に
ついて、平成 26 年 8 月 28 日付、仲井眞弘多前県知事が沖縄県漁業調整規則第 39 条
第 3 項の規定により、沖縄防衛局に対して付した9項目の許可条件に基づくものです。
その条件の中で「条件項目6:漁業調整その他公益上の事由等により別途指示をす
る場合は、その指示に従うこと。条件項目9:本申請外の行為をし、又は付した条件
に違反した場合は、許可を取り消すことがある。」とうたっております。
したがって、名護市議会は法治国家として法令遵守の立場から、政府・沖縄防衛局
が県知事の停止指示を尊重し、コンクリート製構造物等の埋立区域外への設置及び既
設物の移動を速やかに停止し指示に従うことを求める。
以上、地方自治法第 99 条の規定に基づき、意見書を提出します。
平成 27 年 2 月 20 日
沖縄県名護市議会
宛先:内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方担当)
外務省特命全権大使(沖縄担当)、沖縄防衛局長、衆議院議長、参議院議長