*119番したあと、どれくらいで救急車は来るの? *心臓マッサージと

網戸小
27.6.5
保健室
No.15
③助けを呼ぶ
大声で助けを呼んで、たくさんの人に協力してもらう。119
番通報と AED を持ってきてもらう。⇒依頼したい人を指さ
す。「誰かお願いします」では、誰も協力してくれない・・・
6月3日(水)の PTA 研修で、小山市消防署間々田分署のご指導のもと、救急救命法
講習を行いました。お忙しい中、参加くださった保護者の皆様ありがとうございました。
網戸小ではプール指導が始まり、8月にある地域へのプール解放まで、子どもたちが安
全に水泳を学び・楽しむことができたらと思っております。保護者の皆
様におかれましても、安全な水泳指導へのご理解・ご協力をよろしくお
願いします。
*119番したあと、どれくらいで救急車は来るの?
小山市の平均救急車到着時間⇒8分
市内には救急車が7台(予備1台含む)。しかし、7台全てが出動していることも多い。
⇒その場合は他地区から救急車が派遣、20~30分来ないことも・・・
救急車到着まで、救命
処置をお願いします!
*心臓マッサージと人工呼吸について
①周囲の確認
倒れている人の周辺が安全であるかどうか確認。危険な場所や、狭い場所(トイレの
個室内等)は、倒れている人を安全で手当てしやすい場所へ移動を!
②反応の確認
肩を叩きながら「大丈夫ですか?」「わかりますか?」など声を
かける。次第に叩く強さや声の大きさを大きくしていく。普通で
ない反応や反応がなかった場合は、反応がないと判断。
④呼吸の確認
倒れている人のお腹に手を当て、ゆっくり6秒数えて確認。
⇒心臓停止直後は「死戦期呼吸」と呼ばれる異常な呼吸が見ら
れることがある。惑わされないために、お腹だけを見る。
⑤心臓マッサージ
呼吸がなかった場合、心臓マッサージを30回行う。
⇒心臓の位置は両乳頭を線で結んだ真ん中。1分間に100
回のペースで!
⑥気道確保
一方の手を額に、もう片方の手の人差指と中指の2指をあごに
当てる。あご先を持ち上げながら、額を後方に押し上げて頭を
そらして気道を確保する。
⑦人工呼吸
鼻をつまみ、大きく口を開けて 2 回息を吹き込む。
⇒胸が軽く上がる程度吹き込む。上手くできなくても吹き込
むのは 2 回まで!感染予防のため、必ずハンカチ等を使用。
嘔吐時や吐血時など、人工呼吸がはばかれる場合は無理に
行わなくても大丈夫。
⑥気道確保と⑦人工呼吸を5セッ
トで約2分かかります。5セット
もすると、とても疲れます。しか
し、救急車が到着する平均8分。1
人で救命処置を行うのはとても大
変です。だからこそ、大きな声で助
けを求めましょう!
パッドの貼り方で気をつけること・・・
・洋服を脱がせる。
*AED について
AEDを一言で言うと・・・大きな電気を出すハコ。2000Vの電気が流れる。
× 心臓を動かすことが目的
〇 心臓を止めることが目的
⇒心臓がけいれんすると、正常に血液を送り出せない。一旦けいれんした心臓を正
常に戻すためには、1 度心臓の動きを止めるしかない!
①最初に電源を入れる!(1 番大切なことです)
AEDには様々な種類がある。赤色、青色、オレンジ、黄色など・・・
学校のAEDは
右のタイプ。職員
室においてあり
ます。
⇒パッドをしっかり貼るため。
・体毛を取り除く
⇒体毛の上からパッドを貼ると、密着度が
下がる。予備パッドの粘着力を利用して、
体毛を取り除く。
・金属類を外す。
⇒ネックレス等は外せるものは外す。どうしても外れない場合は、顔側に寄せる。
・貼り薬ははがす。
⇒湿布、喘息の貼り薬、心疾患の貼り薬など、全てはがす。
・ペースメーカーがあった場合は、ペースメーカーを避けて貼る。
⇒鎖骨付近の出っ張りやこぶはペースメーカーの可能性!
・体が濡れていたら水分を拭き取る。
赤色や青色のAEDは電源ボタンを
押すタイプ
オレンジのAEDはフタを
開けるタイプ
フタを開ければ、AEDが自動音声で使い方を教えてくれる!
②音声指示に従って、パッドを貼る。
☆ポイント☆
⇒プール等で全身が濡れていても、パッドを貼る部分だけ拭けば大丈夫。地面が少
し濡れているぐらいは大丈夫。水深が少しある場所で、AEDは使用しない。
取り除けるもの・はがせるものは除去するのが基本!
③音声指示に従って、電気ショックをする。
⇒AEDは心電図を自動解析して、電気ショックが必要な場合は
「ショックが必要です」と音声で案内する。この音声と共に充
電をはじめるので、周囲の人に「さわらないでください」と指
示を出す。充電完了後、再度「さわらないでください」と指示・
確認をしたあと、ショックボタンを押す。ショック終了後、す
ぐ心臓マッサージと人工呼吸を再開する。
心臓をはさむように貼る
救命処置は、たくさんの人の協力を得て、自分にできる
ことを一生懸命やることが大切です。「自分はできな
い・・・」と思わず、もしもの時は協力を!