(電 言舌 0985-22

“ =■ 一ゝ
重 口引 ﹃
\
平成 27年
(ワ
原
告
岩崎
被
告
国
)第 169号
公正裁判請求権侵 害事件
信
答
弁
書
平成 27年 9月 2日
宮崎地方裁判所民事第 1部 合議係
御中
被告指定代理人
〒 880-8513
宮崎市別府町 1番 1号
宮崎地方法務局訟務部門 (送 達場所 )
(電
言
舌
0985-22-5302)
(FAX 0985-20-3700)
上席訟務官
向
原
裕
美 智
訟
務
官
盛
武
訟
務
官
日
高
岡1
2791-2
1
第1
請求 の趣 旨に対する答弁
1
2
3
原告 の請求を棄却す る。
訴訟費用は原告 の負担 とす る。
仮執行 の宣言は相 当でないが,仮 に仮執行宣言 を付す る場合は
,
(1)担 保 を条件 とす る仮執行免脱宣言
(2)そ の執行開始時期 を判決が被告に送達 された後 14日 経過 した時 とす る こ
と
を求める。
第2
1
請求 の原因 に対する認否
『不法行為 1
(1)「
1」
口頭弁論 の不作為」 について
について
平成 27年 2月
午後 1時
25日
(「
平成 27年 2月
30分 に宮崎地方裁判所延 岡支部
お いて,延 岡支部平成 25年
件 (以 下 「延 岡支部
(ワ
26日
」は誤記 と思われ る。)
)に
(以 下 「延 岡支部」 とい う。
)第 137号 表現 の 自由及 び参政権侵害事
137号 事件」 とい う。)の 第 6回 口頭弁論期 日が開か
れ ,同 日,同 事件 の審理 を担 当 した延 岡支部塚原聡裁判長裁判官 (以 下 「塚
原裁判長」 とい う。)が 弁論終結 した ことは認 め,そ の余は否認す る。
原告 は,同 口頭弁論期 日にお いて,同 月 24日 付 け弁論書 を陳述 してお り
,
塚原裁判長 が,原 告に対 して発言 の機会 を一度 も与えてい ない ことはなく
,
原告 の主張は,事 実 と異なる。
(2)「
2」
につい て
平成 27年 1月 9日 付 け期 日呼出状 が原告 に送付 された ことは認 め,そ の
余は否認 ない し争 う。
期 日呼 出状 の送付は,裁 判長 ではな く担 当書記官 が したものであ り,塚 原
裁判長が延岡支部 137号 事件 の第 6回 口頭弁論期 日におい て原告 に発言 の
-2-
機会を与 えなかった こともない。
(3)「
3」
について
原告 が,延 岡支部 に対 し,平 成 27年 2月
24日 付 け 「裁判請求書」を提
出 し,同 文書には延岡市 の不法行為についての裁判 を求める旨の記載 があっ
た こと,塚 原裁判長 が 同月 25日 に開かれた延 岡支部
137号 事件 の第 6回
口頭弁論期 日にお い て,同 請求書 の内容等に言及す る ことな く弁論終結 した
ことは認 め,そ の余は否認 ない し争 う。 なお ,原 告は,上 記文書 を上記 口頭
弁論期 日で陳述 してい ない。
(4)「
4」
について
上記 (3)と 同様 ,平 成 27年 2月
25日
に延 岡支部 137号 事件 の 口頭弁
論 が終結 したことは認 め,そ の余は否認 ない し争 う。
(5)「
5」
について
否認 ない し争 う。
(6)「
6」
につい て
延 岡支部 が ,原 告に対 し,延 岡支部 137号 の第 6回 口頭弁論期 日に係 る
呼出 しを したことは認 め,そ の余 は否認 ない し争 う。
(7)「
7」
について
否認ない し争 う。
(8)「
8」
につい て
民事訴訟法 (以 下 「民訴法」 とい う。)87条 1項 に,「 当事者 は ,訴 訟
について ,裁 判所 にお い て 口頭弁論 を しなけれ ばな らない。」 と規定 されて
い る ことは認 め,そ の余は争 う。
2
「不法行為 2
(1)「
1」
裁判拒絶 ,訴 の修 正の不当却下」 について
について
認 める。
(2)「
2」
につい て
-3-
延岡支部 が,原 告 の延 岡支部 137号 事件 におい て求めた訴 えの追加的変
更につい て,新 たな別 個 の訴 えとして,そ の 口頭弁論期 日を指定 しなかった
ことは認 め,そ の余は争 う。
訴 えの変更 がその要件 を欠 くと認 める場合 ,裁 判所は,申 立て又は職権 に
よ りそ の変更 を許 さな い 旨の決定 を しなけれ ばな らず (民 訴法 143条 4
項 ),従 来 の請求 につい ての審 理 を続行す ることとなる。
訴 えの変更を許 さない 旨の決定は,新 請求 につい てはそ の審級 では審判 し
ない ことを宣言す る中間的裁判であって ,同 決定は訴訟指揮的裁判 で,こ れ
によって直ちに新請求 の係属 が消滅 させ られ るので はな く,こ の決定を前提
として従来 の請求 につい て終局判決 をす るときに,同 時に新請求につい ての
訴 えを却下す る裁判 をも包含 した全 部判決 がなされた もの として,そ の確定
によりは じめて新請求 が係属 しなか った ことになるので あ り,従 来 の請求 に
係 る終局判決に対 して控訴 の提起があ った場合 に,控 訴審で原審 が した訴 え
の変更を許 さない決定を不当 と認 めた ときは,明 示的又は黙示的に原決定を
取 り消 し,控 訴審にお いて訴 えの変更 がな された場合 と同様 に新請求 に係 る
訴 えの審 理 をす る ことがで き,場 合 によ り事実審 を第一審 のみ ですませ る こ
とを不 当であると認 めれば,事 件 を第一審 に差 し戻す ことが適 当であると解
されてい る (秋 山幹男 ほか 「コンメ ンタール 民事訴訟法 Ⅲ」 197な い し 1
99ペ ー ジ,兼 子一 ほか 「条解 民事訴訟法
[第
2版 ]」
836及 び 887ペ
ー ジ)。
このよ うに,当 該審級 における終局判決前に訴 えの変更を許 さない決定を
した場合 ,そ の新請求に係 る訴 えが別 個 に提起 された もの として裁 判所 が取
り扱 うことを予定 してお らず ,裁 判所 にお いて新請求 に係 る訴訟手続 として
別個 に進 行す べ き義務 もない。
(3)「
3」
について
原告 が,平 成 26年 5月
17日 付 け期 日指定 申立書を提 出 し,手 続 の進行
4
を求めた ことは認 め,そ の余は否認 ない し争 う。
(4)「 4な い し 6」 につい て
認 める。
(5)「
7」
について
認 める。
(6)「 8な い し10」 につい て
争 う。 なお ,原 告 の意見にわたるもの は,認 否 の 限 りでない。
(7)「 11」 につい て
延岡支部 137号 事件 における相被告 であった延 岡市 (以 下 「延 岡市」 と
い う。)が ,平 成 25年
12月 11日
に開かれた第 1回 口頭弁論期 日に欠席
し,答 弁書を提出 していなかった こと,延 岡支部 が,同 期 日にお い て第 2回
口頭弁論期 日を平成 26年 2月
26日
に指定 したこと,延 岡市 がそ の後 に提
出 した答弁書 が,同 日に開かれた第 2回 口頭弁論期 日にお いて陳述 された こ
と,原 告は,同 口頭弁論期 日で同答弁書 が陳述 され る前に,同 年 2月
25日
付 け 「求裁判状訂 正 書」 を提 出 してい た こと,延 岡支部 は,同 「求裁判状訂
正書」 に基づ く原告 の訴 えの変更につい て,同 年 5月 7日 に開かれた第 3回
口頭弁論期 日にお い て,訴 えの変更 は これ を許 さない との決定を した ことは
認 め,そ の余 は否認又は争 う。
(8)「 12」 につい て
民事訴訟規則 (以 下 「民訴規則」 とい う。)60条 2項 によ り,訴 え提起
があった ときは,裁 判長 は 30日 以内 に期 日を指定 しなければな らない と規
定 されてい る こと,延 岡支部は,「 求裁判状訂 正 書」 による原告 の訴 えの変
更 申立て を許 さない との決定 をその提出か ら 2週 間以 上経過 した時期 に した
ことは認 め,そ の余は争 う。
(9)「 13」 につい て
原告 の平成 26年 2月
25日 付 け 「求裁判状訂 正書」 の提 出
-5-
(同 月 26日
提 出)か ら,延 岡市 の 同年 4月
11日 付 け 「訴 えの変更不許 の決定を求める
申立書」 の提 出 (同 月 12日 提 出)ま での期間 が 45日 間
(「
46日 」は誤
記 と思われ る。)で あ った こと,原 告 の 同年 5月 1日 付 け 「弁論書」 の提 出
(同 月 2日
提 出)か ら,延 岡市 の 同年 6月 4日 付 け 「訴 えの変更不許 の決定
を求める申立書」 の提出 (同 日提出)ま での期間が 33日 間であ ったことは
認 め,そ の余は争 う。
(10) 「14」 につい て
争 う。
3
『不法行為 3
裁判拒絶」 について
(1)「 15」 につい て
原告 の平成 26年 5月
17日 付 け期 日指定 申立書 中 に,「 訴 えの変更 が許
・
され ない とされ る部分につい ては,民 訴法 138条 規定 の訴 えの提起 とみな
され る (憲 法 32条 ,民 訴法 2条 ,市 民的政治的権理国際規約 14条 )の で
,
民訴法 139条 及び民訴規則 60条 の規定 により,速 や かに 口頭弁論期 日の
指定を求 める。」 との記載 があった こと,延 岡支部 が別個 に 口頭弁論期 日を
指定 しなかったことは認 め,そ の余は否認又は争 う。
延 岡支部 が,訴 えの変更 申立て を却下 した後 ,期 日を指定 しなか った理 由
は,前 記 2(2)の とお りであ り,原 告 の 同年 2月
25日
付 け 「求裁判状訂 正
書」 に基 づ く訴 えの変更は,第 3回 口頭弁論期 日 (同 年 5月 7日
)に おいて
訴 えの変更 を許 さない 旨の決定 がなされ ,同 期 日におい て原告 に告知 され
,
同年 5月 1日 付 け「弁論書」に基 づ く訴 えの変更は,第 4回 口頭弁論期 日 (同
年 6月
11日 )に お いて,訴 えの変更 を許 さない 旨の決定 がなされ ,同 期 日
にお い て原告 に告知 された ので あ り,い ずれ も速や かに告知 されてい た。
(2)「 16」 につい て
原告 が ,平 成 26年 5月 5日 付 け
(「
平成 26年 6月 5日 付 け」は誤記 と
思われ る。)「 抗告状」 を宮崎地方裁判所延 岡支部 に提 出 した こと,同 抗告
6
状 は, 3か 月以上福岡高等裁判所宮崎支部 に送付 されなか ったことは認 め
,
そ の余は争 う。
宮崎地方裁判所延岡支部は,平 成 26年 9月
10日 付 けで,同 抗告状は
,
不適法でそ の不備 を補 正す ることができない ことが明 らかであるとして民訴
法 331条 本文 ,同 法 287条 1項 によ り抗告 を却下す る決定を行 った。
(3)「 17」 につい て
延 岡支部
137号 事件 につい て,平 成 26年 2月 26日
は誤 記 と思われ る。)か ら 30日 以 内,同 年 5月 7日
(「
(「
2月
25日
」
5月 1日 」は誤記
と思われ る。)か ら 30日 以 内に 口頭弁論期 日が指定 され なか った ことは認
め,そ の余は争 う。
なお ,民 訴規則 60条 1項 , 2項 は,第 1回 口頭弁論期 日につい ての規定
であ り,続 行期 日に関す る規定ではない。
4
「不法行為 4
(1)「
1」
公正裁判請求権侵害 ,不 当期 日指定」 :こ ついて
につい て
塚原裁判長が,延 岡支部 137号 事件 の平成 26年 6月
11日 午後 1時 3
0分 の第 4回 口頭弁論期 日にお い て,原 告 が 7月 1日 か ら 8月 末 までは差 し
支 えである 旨述 べ た ことを認識 した上で,第 6回 口頭弁論期 日を 7月 9日 に
指定 した ことは認 め,そ の余は争 う。
(2)「
2」
につい て
原告 が,延 岡支部 に対 して平成 26年 7月 2日 に出国 した 旨を連絡 した こ
と,塚 原裁判長 が,延 岡支部平成 25年
(フ
)第 36号 事件
(以 下
「延岡支
部 36号 事件」 とい う。)の 審 理 に当た り,同 事件 の証人尋問期 日を原告 に
対す る事前確認 をす る ことな く同年
余 は争 う。
(3)「
3」
につい て
認 める。
-7-
10月
2日 に指定 したことは認 め,そ の
(4)「
4」
につい て
塚原裁判長が,平 成 26年 7月 9日
,延 岡支部 137号 事件 の第 5回 口頭
弁論期 日にお い て,第 6回 口頭弁論 の期 日を同年 10月 1日 に指定す るに当
た り,原 告に対 して事前確認 を してお らず ,当 日出頭 した延 岡市 の意見を踏
まえて指定 したことは認 め,そ の余は否認 ない し争 う。
なお ,裁 判所は,期 日指定にあた って,必 ず しも当事者双方 の都合 を聞 く
必要はない (民 訴規則 93条 1項 )。
(5)「
5」
について
認 める。
なお ,期 日変更 の 申立てが あるにもかかわ らず ,裁 判所 が 当該期 日を開始
した ときは,申 立ての却下 とそ の告知 があった と解 され る (最 高裁昭和 32
12月 24日 第 二小法廷判決・ 裁判集民事 29号 617ペ ージ
年
)。
(6)「
6」
について
争 う。
5
『不法行為 4-5
(1)「
7」
談合期 日,対 審公開不作為 」 について
につい て
平成 26年 7月 9日 に延 岡支部 137号 事件 の第 5回 口頭弁論期 日が開か
れた ことは認 め,そ の余は争 う。 ただ し,同 口頭弁論期 日は延 期 された。
(2)「
8」
について
延 岡支部
137号 事件 について,平 成 26年 7月
9日 の期 日に延 岡市 のみ
出頭 した ことは認 め,そ の余は争 う。
(3)「
9」
について
原告 の 内心を述 べ るものであ り,認 否 の限 りではない。
6
「不法行為 5
違法送達
居所 を知 りなが ら行 つた書留送達」について
(1)「 10」 につい て
-8-
延 岡支部 の担当書記官 が,原 告に対 し,平 成 26年 7月
24日 ,期 日呼出
状及 び延岡市 の同年 7月 2日 付 け訴 えの変更不許 の決定を求める申立書副本
等 を,原 告 の住所地 に特別送達 したこと,こ れ が未達 であったため,同 年 8
月 12日
,書 留郵便 の方法により送達 した ことは認 める
(甲 第
1号 証 )。
(2)「 11」 につい て
延 岡支部 の担当書記官 が,平 成 26年 7月
24日 ,原 告に対 し呼出状等 を
特別送達 したことは認 め,そ の余は否認 ない し争 う。
なお ,上 記特別送達は,受 取人不在 で返送 された ことか ら,担 当書記官は
,
同年 8月
12日 ,原 告宛 てに上記呼出状等 を延 岡郵便局 の書留郵便 に付 し
,
同 日,原 告宛 てに封 書 で民訴規則 44条 の通知 を行 った ものである。原告 は
,
同年 7月 1日 か ら同年 8月
31日
まで海外旅行 のため不在である旨裁判所に
通知 してい たが,補 充送達 (民 訴法 106条 1項 )の 可能性 もあったもので
,
上記送達は有効 である。
(3) 「12」 につい て
民訴法 104条 には当事者が送達場所 を指定す ることができる 旨規定 され
てい る こ と,原 告 が海外旅行 中であることを届 け出たにもかかわ らず ,原 告
の住所 に特別送達 したこと,民 訴法 107条 による書留郵便 送達は民訴法 1
06条 の規定に よ り送達 できない場合 に付す ことがで きることは認 め,そ の
余は争 う。
(4)「 13」 につい て
通知書に「不利益 を受 ける ことが あ ります ので,必 ずお受け取 りくだ さい。」
と記 載 されてい る こと,特 別送達及び書留に よる送達を行 った ことは認 め
,
そ の余は争 う。
(5)「 14」 につい て
民訴規則 83条 1項 に 「当事者は,準 備書面 につい て,第
79条
(準 備書
面)第 1項 の期 間をお いて ,直 送 を しな けれ ばな らない。」 と規定 されてい
-9-
ることは認 め,そ の余は否認 ない し争 う。
なお ,同 条は,準 備書面 の直送 を定めたもので あるが,民 訴規則 47条 4
項では,当 事者が直送 しなければな らない書類 について,直 送を困難 とす る
事 由そ の他相 当 とす る事 由があるときは,当 該 当事者 は,裁 判所 に対 し,当
該書類 の相手方へ の送付 (準 備書面 につい ては送達又は送付 )を 裁判所書記
官に行わせ るよ う申 し出る ことがで きる旨規定 されてお り,必 ず しも準備書
面を直送す る必要はない。
(6)「 15」 につい て
否認 ない し争 う。
延 岡支部 137号 事件 の送達費用 は,特 別送達費用 として 1390円
,付
郵便送達費用 として 830円 ,民 訴規則 44条 通知費用 として 82円 である。
7
「不法行為 6
調書異議 についての裁判不作為 ,調 書不記載」 について
(1) 「 16」 につい て
原告 が延 岡支部に対 して数次にわた り調書 の記載 に関す る異議 申立てに係
る書面を提 出 したこと及び延岡支部 が調書 の訂 正 を しなかったことは認 め
,
そ の余は否認す る。
調書 の記載 につい て当事者そ の他 の 関係人 が異議 を述 べ た ときは,調 書 に
そ の 旨を記載 しなけれ ばな らない とされ るに とどま り (民 訴法 160条 2
項 ),当 該期 日を主宰 した裁判所 が 当該調書異議 が正 当か否 かを判断す ると
ころ,調 書異議 が正当 と認 め られ るときは,裁 判所書記官 に対 して変更 が命
ぜ られ (裁 判所法 60条 5項 ),調 書 の訂 正がな され るが,異 議 を正 当と認
めない ときは,異 議 申立てが された 旨が調書 に記載 され るに とどま り,異 議
申立てに対す る却下決定が され る ことはない。
本件 で,裁 判所 は,原 告 の調書異議 を正 当と認 めない と判断 し,裁 判所書
記官に調書 の記載 の変更 を命 じなかった もので ある。
(2)「 17」 につい て
-10-
否認ない し争 う。
原告は,延 岡支部 36号 事件 にお いて,平 成 25年
12月 16日 付 け 「第
3回 口頭弁論調書異議状」 と題 す る書面 ,同 日付 け 「第 4回 口頭弁論調書異
議状」と題 す る書面 ,同 日付 け「第 5回 口頭弁論調書異議状」と題す る書面
,
同 日付 け 「第 6回 口頭弁論調書異議状」 と題 す る書面をそれぞれ提 出 し,同
日,裁 判所書記官 は,異 議 申立てが な された各 国頭弁論調書 に,原 告 か ら調
書異議 が 申 し立て られた 旨を付記 してい る。
また,原 告 は,同 事件にお いて,平 成 26年 6月 4日 付 け 「第 7回 口頭弁
論調書異議」 と題す る書面 ,同 月 5日 付 け 「第 7回 口頭弁論調書異議」 と題
す る書面 を提 出 し,こ れ らの書面は,第 8回 口頭弁論期 日にお い て,原 告 が
陳述 した ことが 同 口頭弁論調書 に記載 されてい る。
原告 は,延 岡支部平成 25年
(ワ
)第 130号
事件」 とい う。)に お いて ,平 成 25年
12月
(以 下 「延岡支部
130号
8日 付 け 「第 一 回 口頭弁論調
書異議状」 と題す る書面 ,平 成 26年 3月 1日 付 け 「第 二 回 口頭弁論調書異
議」 と題 す る書面 ,同 日付 け 「第二 回 口頭弁論調書異議」 と題す る書面,同
月 17日 付 け「第 二 回 口頭弁論調書異議 2」 と題す る書面 をそれぞれ提出 し
,
裁判所書記官は,異 議 申立てが なされた各 国頭弁論調書 に,原 告 か ら調書異
議 が 申 し立て られた旨を付記 してい る。
なお ,実 務 上 ,調 書異議 に関す る申立てが 口頭弁論期 日でなされた場合 に
は,当 該 口頭弁論調書 にそ の 旨を記載す る方法 と,異 議 申立てが な された 旨
を当該異議 の対象 とな った調書 に付 記す る方法があ り,必 ず しも原告 が主 張
す るように,当 該異議 の対象 となった調書 に記載 しなければな らない もので
はない。
(3)「 12」 につい て
原告 の調書異議 に対 して,審 尋 しなか ったことは認 め,そ の余は争 う。
-11-
前記 (1)の とお り,延 岡支部 は,原 告 の調書異議 を正 当と認 めない と判断
し,裁 判所書記官に調書 の記載 の変更を命 じなかった もので ある。
8
『不法行為 7
弁論 の 自由の侵害」について
原告 は,延 岡支部 137号 事件 の 口頭弁論期 日を指 していると思われ るとこ
ろ,原 告 が,平 成 26年 6月
11日 の第 4回 口頭弁論期 日にお いて,同 月 3日
付 け 「弁論書」 中, 1ペ ー ジの 4項 ない し 6項 , 3ペ ー ジの 27項 ,
31項 及
び 32項 を除い て陳述 した ことは認 め,そ の余は争 う。
塚原裁判長は,同 口頭弁論期 日にお いて,原 告 の 同年 5月 1日 付け「弁論書」
に基づ く訴 えの変更 の うち, 6ペ ー ジの不法行為 3-2,同
に係 るもの,
3-3,同 3-4
21ペ ー ジの不法行為 18-2に 係 るもの につい ては,こ れ を許
さない決定 を した ところ,原 告 の 同年 6月 3日 付 け 「弁論書」 の うち, 1ペ ー
ジの 4項 ない し 6項 , 3ペ ー ジの 27項 ,
31項 及び 32項 は,上 記決定に よ
り訴 えの変更を許 さない とされた部分に関す る主張であ ったため,塚 原裁判長
は,訴 訟指揮権 に基づ き当該部分 の陳述 を制限 した ものである。
9
『不法行為 8
証拠検証 の不作為 ,悪 を匿 う不法行為」 について
(1) 「14」 につい て
認 める。
塚原裁判長 は,平 成 26年 5月 7日
,延 岡支部 137号 事件 の第 3回 口頭
弁論期 日にお いて,原 告 が延岡市 の提出 した証拠書類 の原本照合 を求めた こ
とか ら,十 分な時間を与 えて原本照合 させたが,原 告 が 同作業を終 えなか っ
た ことか ら,照 合作業 の終了を指示 した。
(2)「 15」 につい て
原告 の平成 26年 6月 3日 付 け 「第 二 回 口頭弁論調書異議」 と題す る書面
の 中で ,「 原告 は ,次 回期 日に証拠 検証 の継続 を求 める。」 との記載 がある
ことは認 め,そ の余 は後記 (3)の とお り否認す る。
-12-
(3)「 16」 につい て
平成 26年 6月
11日 ,延 岡支部 137号 事件 の第 4回 口頭弁論期 日にお
い て,原 告 が,延 岡市 か ら第 3回 口頭弁論期 日に提出 されたすべ て の証拠書
類 につい て,確 認時間が不足 していた との理 由か ら,原 本照合作業 を再度行
い たい 旨を求 めたことは認 め,そ の余 は否認す る。
塚原裁判長 は,同 期 日にお いて,原 告に対 し,延 岡市 が提出す る証拠書類
について更に原本照合作業を継続す る理 由及びそ の必要性 につい て記載 した
書面を提 出す るよ う指示 した。
(4)「 17」 について
原告 が,書 記官室にお い て延岡市 の提 出 した証拠 の閲覧を求 めたこと,延
岡支部 が,こ れ を拒否 したことは認 め,そ の余 は否認す る。
(5)「 18」 につい て
塚原裁判長 が,平 成 27年 2月
25日 ,延 岡支部 137号 事件 の第 6回 口
頭弁論期 日にお いて弁論 を終結 した こと,原 告 が,延 岡市 の第 3回 口頭弁論
期 日に提 出 した全ての証拠書類 に係 る原本照合作業 を再度行 う機会 を与え ら
れ なか ったことは認 め,そ の余は否認 ない し争 う。
上記 (3)の とお り,塚 原裁判長 は,再 度 の原本照合 を求 めた原告 に対 し
,
原本照合 を再度行 う理 由及びそ の必要性 を書面で明 らかにす るよ う指示 して
い たが,原 告は同指示 に従 わず ,そ の理 由等を明 らかに しなかった。
(6) 「19」 につい て
争 う。
10
「不法行為 9
(1)「
1」
裁判官 の不独立 ,偏 僻従属」 について
について
争 う。
(2) 「2」 について
平成 26年 に太 田敬司裁判長 と川 瀬孝史判事補 が転勤 したことは認 め,そ
-13-
の余は争 う。
(3)・「3」
について
争 う。
(4)「
4」
につい て
原告 が,裁 判官 の忌避 申立てを したことは認 め,そ の余は争 う。
なお,上 記忌避 申立ては,平 成 26年 4月
(5)「
5」
16日
に却下 された。
について
原告 の平成 26年
10月 21日 付 け塚原裁判長 に対す る忌避 申立書によ り
同月 22日 に延岡支部
130号 事件 の審理か ら塚原裁判長 を忌避す る旨の 申
立てが された こと,塚 原裁判長 が,同 日,同 申立てを却下す る決定を し,同
決定につ き原告に対 してフ ァクシ ミリで通知 したこと,塚 原裁判長 が,同 日
に延 岡支部
130号 事件 の判決 を言 い渡 したことは認 め,そ の余 は争 う。
ところで,訴 訟 の遅延 のみを 目的 として された忌避 申立てについ ては,忌
避権 の濫用 として,訴 訟運営を主宰す る責任 を委ね られてい る裁判 官 が手続
裁量 として,簡 易却下す る ことが可能であると解 され (大 阪高裁昭和 36年
6月
20日 決定・ 下民集 12巻 6号 1400ペ
月決定・ 下民集
ージ,東 京高裁昭和 39年 1
15巻 1号 4ペ ージ参照),忌 避 の 申立てが濫用 に当たると
解 され る場合 ,民 訴法 26条 の適用はな く,訴 訟手続は停止 しない もの と解
され てい るか ら (仙 台高裁昭和 51年
11月 12日 決定・ 判例タイ ムズ 34
198ペ ー ジ参照),原 告 の忌避 申立て を却下 し,即 日,そ の基本事件
である延岡支部 130号 事件 に係 る判決 を したことに違法はない。
7号
(6)「
6」
につい て
延岡支部 130号 事件 につい て,平 成 26年 3月 末に裁判官 が交代す る こ
とを事前 に当事者 に予告 しなかったこと,原 告 が 口頭弁論再開申立書 を提 出
し,延 岡支部 がこれ に応 じなか ったことは認 め,そ の余は争 う。
(7)「
7」
ない し 「 12」 について
-14-
争 う。
(8)「 13」 につい て
130号 事件 ,同 137号 事件
宮崎地方裁判所延 岡支部平成 25年 (ワ )第 147号 事件 (以 下 「延 岡支部
147号 事件」とい う。)の 審理 を担 当 した裁判官 の一人 であることは認 め
塚原裁判長 が,延 岡支部 36号 事件 ,同
,
,
そ の余は争 う。
11
「不法行為 10 書記官 の偏僻従属」 について
(1)「
1」
につい て
原告 が,延 岡支部 36号 事件 の原告 であること,延 岡支部横 山亜 由美書記
官 (以 下 「横 山書記官」 とい う。)が ,同 事件 を担 当 していたこと,平 成 2
5年 10月 24日 午後 1時 30分 の 口頭弁論期 日に証人尋間が予定 されてい
たが ,被 告代理人 の求めに基 づいて 同証人 の採用 が取消 しとなったこと,同
取消 しが 口頭弁論期 日の開始後に原告 に告知 された ことは認 め,そ の余は否
認 ない し争 う。
延 岡支部 36号 事件 の平成 25年
10月 24日
午後 1時
30分 の 口頭弁論
期 日にお い て尋 間が予定 されてい た証人につい ては,同 月 23日 頃 に同事件
の被告代理人 か ら原告 の主張整理不備 を理 由に証人 の採用取消 しの 申入れ が
されたほか,同 月 24日 の 口頭弁論期 日にお いて改 めて同代理人か ら証人採
用取消 しの 申出が された ことか ら,延 岡支部 が 同期 日にお い てそ の採用を取
り消 し,そ の 旨を原告 に告知 したものである。
(2)「
2」
について
延 岡支部 36号 事件 にお いて,平 成 25年
11月 28日 ,同
日付 け被告第
2準 備書面 が, 日頭弁論期 日当 日の朝 に提 出された こと,横 山書記官は,同
日午前
10時 57分 頃 に同準備書面 を原告 に対 して交付送達 した こ とは認
め,そ の余は争 う。 なお ,横 山書記官 が交付送達 を選択 したのは,同 送達が
確実 であると考えた ことによ る。
-15-
(3)「
3」
について
平成 26年 5月 7日 付 け被告第 4準 備書面 が期 日当 日に提 出 され ,横 山書
記官 が,同 日 14時 過 ぎに同準備書面を交付送達 したこと,被 告に対 して民
訴規則 83条 の規定 による直送 を求めなかったことは認 め,そ の余は争 う。
(4)「
4」
につい て
認 める。
(5)「
5」
について
延岡支部
147号 事件 において,廣 中久書記官
(以 下 「廣 中書記官」 とい
う。)が , 日頭弁論期 日の朝 に フ ァクシ ミリによ り原告 が準備書面 を提 出 し
た際 ,被 告 である国 に電話で連絡 し,同 準備書面 を フ ァクシ ミリで送付 した
ことが ある ことは認 め,そ の余は争 う。
(6)「
6」
につい て
争 う。
12
「不法行為 11 裁判官の不独立 ,偏 僻従属」 について
(1)「
1」
ない し 「3」 につい て
争 う。
(2)「
4」
につい て
認 める。
(3)「
5」
ない し 「 11」 について
否認ない し争 う。
13
「不法行為 11-5 除斥申立の無視不法行為 ,違 法判決」 について
(1)「 12」
につい て
原告 が ,宮 崎地方裁判所平成 25年 (行 ウ)第 6号 事件 (以 下 「宮崎地裁
6号 事件 」 とい う。)に つい て ,平 成 25年 12月 24日 付 けで第 1回 口頭
弁論調書異議 を提 出 した こと,平 成 26年 2月
21日
いて ,弁 論終結 したことは認 め,そ の余 は争 う。
-16-
の第 2回 口頭弁論 にお
(2) 「 13」 に つ い て
争 う。
14
『不 法 行 為 12 書 配 官 の
(1)「
1」
FAX謄
写 不 作 為 」 に つ いて
及 び 「 2」 に つ い て
認 め る。
なお ,担 当書記 官 は ,原 告 に対 し,日 頭 弁論 調 書 の 送 付 依 頼 を フ ァ クシ ミ
リで 申 し出 る こ とは で きな い の で ,同 調 書 の謄 本 交 付 申請 あ るい は記 録 の謄
写 申請 をす る よ う促 した (民 訴 法
(2)「
3」
91条
)。
及 び 「 4」 に つ い て
認 め る。
(3) 「 5」 な い し 「 7」 に つ い て
認 め る。
(4) 「 8」 に つ い て
許 可通 知 が虚 偽 で あ る こ とは 否認 し,そ の 余 は認 め る。
(5)「 9」 及 び 「 10」 に つ い て
認 め る。
(6)「 11」 に つ い て
争 う。
(7)「 12」 に つ い て
原 告 が ,謄 写拒 否 理 由 の 法 的根 拠 の 提 示 を求 めた こ とは認 め ,そ の 余 は否
認 な い し争 う。
宮 崎 地 方裁 判所 平成
25年
(行 ウ)第
6号 事 件
(以 下 「宮崎 地裁
6号 事件 」
とい う。)を 担 当 した 同裁 判 所佐 藤 正 善 書 記 官 (以 下 「佐 藤 書 記 官 」 とい う。)
は ,原 告 か ら,日 頭 弁 論 調 書 の謄 写 申請 が 許 可 され た 場 合 に は ,同 調 書 を フ
ァ クシ ミ リで送付 す る よ う求 め られ た こ とか ら,原 告 に対 し,同 裁 判 所 にお
け る謄 写 に係 る具 体 的 な事務 手続 を説 明 した上 で ,裁 判 所 書記 官 に対 して フ
- 17-
ァクシ ミリによ り送付す るよ う依頼す る ことはで きない 旨を回答 した。
(8) 「 13」 ない し 「20」 につい て
争 う。 なお ,原 告 の意見にわたるもの は認 否 の限 りでない。
‐
つい ‐
C
(9) 「2 1」 に′
当事者 の準備書面等 につい て,裁 判所 が 当事者 に対 してフ ァクシ ミリ送付
す る場合 が あること (民 訴規則 47条 )は 認 め,そ の余は争 う。
(10)「 22」 につい て
原告 が ,延 岡支部 に提 出 した訴状 が,宮 崎地方裁判所 (本 庁 )に 回付 され
宮崎地裁 6号 事件 として審理 されたことは認 め,そ の余は争 う。
地方裁判 所及 び家庭裁判所支部設置規則 1条 は,行 政事件訴訟に係 る事件
に関す る事務 を支部で取 り扱 うことがで きる事務か ら除外 してお り,行 政事
件訴訟 に係 る事件 に関す る事務 を延岡支部で行 うことがで きない ことか ら
,
延 岡支部 は同事件 を宮崎地方裁判所 に回付 した ものである。
(11)「 23」 及び 「24」 につい て
争 う。 なお ,原 告 の意見 にわたるもの は認否 の限 りでない。
(12)「 25」 につい て
原告 が ,「 異議 申立理 由を構成す る必要がある」 と,謄 写 した 口頭弁論調
書 のフ ァクシ ミリ送付 の必要性 を異議 申立書 に記載 していたことは認 め,そ
の余は争 う。
(13)「 26」 及び 「27」 につい て
争 う。
(14)「 28」 につい て
当事者 は,調 書異議 申立権 を行使す るため,調 書 の 内容 を確認す る機会が
与えなければな らない ことは認 め,そ の余 は争 う。
(15)「 29」 につい て
担当書記官 が,謄 写 した 口頭弁論調書 を フ ァクシ ミリで送付 す る ことを拒
- 18 -
否 したこと,原 告 か ら申請 の あった 口頭弁論調書 の閲覧謄写 申請 に対す る許
可 (3月
24日
に原告 に対 して許可通知 してい る。)が ,原 告 が異議状 と5
00円 の収入印紙 を提 出 した 3月
8日 よ り後であ つた ことは認 め,そ の余は
争 う。
15
「不法行為 13 訴訟記録 の日覧拒否」 について
(1)「
1」
につい て
認 める。 ただ し,問 合せがあった時刻 は不知。
(2)「
2」
につい て
認 める。
(3)「
3」
について
認 める。 ただ し,詳 細な時刻 は不明であるが午後 11時 ではない。
(4)「
4」
について
認 める。
(5)「
5」
につい て
不知。
(6)「
6」
及び 「7」 につい て
認 める。
(7)「
8」
について
認 める。
ただ し,原 告 の閲覧 申請 が許可 され ,謄 写 申請につい ては許可 されなか っ
た 旨の通知 を した の は,平 成 27年 1月
30日
に原告 が 当庁 を訪れた際が正
しい。 また,記 録整理 の関係 で,こ の 日は原審及 び当審 の判決書 のみ を閲覧
させ た。
(8)「 9及 び 10」 に つ い て
認 め る。
(9)「 11」 に つ い て
-19-
認 め る。
(10)「 12」 につ い て
原 告 か ら連 絡 が あ っ た こ とは認 め ,そ の 余 は不 知 。
(11) 「 13」 に つ い て
お お む ね 認 め る。
た だ し,上 告理 由書 に つ い て は別 個 に 申請 す る必 要 が あ る 旨を伝 えた も の
で あ る こ と,「 上 告 許 可 申立 書 」 な る も の は不 明 で あ り,同 書 面 の 存 否 を回
答 した こ とは な い 。
(12)「 14」 な い し 「 17」 に つ い て
お お む ね認 め る。 た だ し,原 告 が 異議 を述 べ た 際 の 詳 細 な発 言 内容 に つ い
て は不 知 。
本 件 の 閲 覧 申請 に対 す る措 置 が公 文 書 改 ざん に 当た る と主 張 す る点 は 争
つ。
(13)「 18」 に つ い て
閲覧 させ なか った ことは認 める。
(14) 「 1 9」
;及.て
つい ‐
バ「 20」 にン
C
争 う。
(15)「 21」 につい て
民訴法 92条 に秘密保護 のための記録 の閲覧等 の制限が規定 されてい る こ
とは認 め,そ の余は争 う。
(16)「 22」 につい て
判決文 の謄写 を認 めなかった ことは認 め,そ の余 は原告 の意見 であ り,認
否 の限 りでない。
(17) 「23」 ない し 「 27」 について
原告 の意見 であ り,認 否 の限 りでない。
16
『不法行為 14 特別送違濫用加害行為 ,職 権濫用」 について
- 20 -
(1) 「 1」 について
認 める。
ただ し,原 告へ の特別送達 の到着 日については不知。
(2)「
2」
につい て
否認す る。
平成 26年 9月 2日 発送に係 る特別送達郵便物に貼付 した郵便切手 は,以
下 の 3通 合計 で 3284円 である。
(1072円
平成 26年 (行 ス)第 2号 (1082円
平成 26年 (ラ )第 41号 (1130円
① 平成 26年
②
③
(3)「
3」
(行 セ)第
2号
)
)
)
について
不知。
(4) 「4」 に つ い て
否認 な い し争 う。
(5)「
5」
につ い て
認 め る。
た だ し,原 告 へ の 特別 送 達 の 到 着 日に つ い て は不 知。
(6)「
6」
につ い て
否認 す る。
掲 記 の 特別 送 達 郵 便 物 に貼 付 した 郵 便 切 手 は ,以 下 の 4通 合 計 で 4318
円 で あ る。
22号 (1082円
平成 26年 (ラ ク)第 35号 ,同 (ラ 許)第 23号 (1082円
平成 26年 (行 セ)第 5号 ,同 (行 ハ)第 3号 (1082円
① 平成 26年
②
③
(ラ
ク)第 34号 ,同
許)第
)
④ 平成 26年 (行 ハ)第 2号
(7)「
(ラ
7」
(1072円
について
-21-
)
)
)
不知。
(8)「
8」
につ い て
否 認 な い し争 う。
(9)「
9」
な い し 「 11」 に つ い て
認 め る。
(10)「 12」 に つ い て
認 め る。 た だ し,時 期 は不 知 。
(11)「 13」 に つ い て
お お む ね 認 め る。 た だ し,原 告 へ の 特別 送 達 の 到 着 日は不 知 。
なお ,発 送 日は ,以 下 の とお りで あ る。
12月 18日 付 け,平成 26年
12月 18日 付 け,平 成 26年
12月 18日 付 け,平 成 26年
12月 18日 付 け,平 成 26年
①
②
③
④
(1082円
(ラ )第 90号 (1082円
(ラ )第 94号 (1082円
(ラ )第 93号 (1082円
(ラ
)第 89号
)
)
)
)
(12) 「 14」 につい て
前段については,お おむね認 める。 ただ し,時 期 は不知であ り,そ の余 は
否認 ない し争 う。
後段につい ては,郵 便物 の事件番号等 の特定 がな されてお らず ,認 否不能
であるが,平 成 27年 1月 か ら 3月 までの 間,4通 以 上の特別送達 がな され
,
それ らに貼付 された郵便切手 が合計す ると 5370円 を超 えていた ことは認
め,そ の余は争 う。
(13)「 15」 ない し 「17」 につい て
争 う。
(14)「 18」 につい て
原告 の意見 であ り,認 否 の限 りでない。
(15)「 19」 につい て
- 22 -
争 う。
17
「 不 法行 為 15 送 達 費 用 の過 剰 高額 化 に よ る裁 判 請 求権 の 抑 圧侵 害 」 :こ つ い
て
(1)「
1」
な い し 「 4」 に つ い て
原 告 の 意 見 で あ り,認 否 の 限 りで な い 。
(2)「
5」
及 び 「 6」 に つ い て
争 う。
(3) 「 7」 な い し 「 11」 に つ い て
原 告 の 意 見 で あ り,認 否 の 限 りで な い 。
18
「不 法 行 為 16 特 別 抗 告 の不 法 却 下 」 に つ いて
事件 番 号 の 記 載 が な く,特 定不 能 で あ るが ,平 成
(ラ
ク)第
(1)「
1」
26年
(ラ
)第 54号
(同
35号 ,(ラ 許 )第 23号 )と 解 して認 否 す る。
につ い て
不 知。
(2)「 2」 及 び 「 3」 に つ い て
認 め る。
(3)「
4」
につ い て
決 定書 に原 告 が 指 摘 す る記 載 が あ る こ とは認 め る。
Dい ‐
C
(4) 「 5」 に ′
決 定書 に原 告 が 指 摘 す る記 載 が あ る こ とは認 め る。
(5)「
6」
につ い て
争 う。
(6)「
第
7」
につ い て
1文 な い し第 3文
(「
憲法
32条 に」 か ら 「信 義則 違 反 で あ る。」 まで
)
は否 認 な い し争 う。
第
4文
(「
抗 告 人 が 」 か ら 「 9月
15日
- 23 -
で あ る。 (平 成
26年
(ク
)第
1
209号
(7)「
8」
記 録 )」 ま で )は 不 知 。
及 び 「 9」 に つ い て
不 知。
(8)「 10」 に つ い て
争 う。
(9)「 11」 に つ い て
不知。
(10) 「 12」 に つ い て
原 告 の 意 見 で あ り,認 否 の 限 りで は な い 。
(11)「 13」 に つ い て
争 う。
(12)「 14」 及 び 「 15」 に つ い て
原 告 の 意 見 で あ り,認 否 の 限 りで な い 。
(13)「 16」 に つ い て
決 定書 にそ の よ うな こ とが 記 載 され て い る こ とに つ い て は認 め ,そ の余 は
争 う。
なお ,許 可抗 告 申 立 て につ い て も提 出期 限 を徒 過 してい る もの で あ っ たが
,
書 面記 載 の 内容 に わ た つて 福 岡高等 裁 判 所 宮崎 支 部 の裁 判 体 が 判 断 した も の
で あ る。
(14) 「 17」 な い し 「 35」 に つ い て
原 告 の 意 見 で あ り,認 否 の 限 りで な い 。
19
『不 法 行 為 17 再 審 睛 求 の不 法 却 下 」 に つ いて
(1)「
1」
につ い て
認 め る。
(2)「
2」
な い し 「 4」 に つ い て
.
争 う。
…
24 -
20
『不法行為 18 印紙代の不正請求」について
(1)「
1」
について
認 める。
ただ し,原 告 が,記 録 の閲覧謄写 申請 を したのは延岡支部平成 26年
第 39号 事件
(「
(ワ )
延 岡支部 39号 事件 」 とい う。)が 正 しく,福 岡高等裁判
所宮崎支部平成 26年
(ク
)第 1209号
は,後 記 (3)の とお り延 岡支部 3
9号 事件 につい て,裁 判長 が した訴 状却下命令 に係 る福岡高等裁判所宮崎支
部 の抗告棄却決定 につい て した特別抗告事件 の事件番号である。
(2)「
2」
及び 「 3」 について
認 める。
(3)「
4」
ない し 「6」 につい て
原告 が ,延 岡支部 39号 事件 につい て再審請求 を していたこと,延 岡支部
36号 事件 が係属 中であったことは認 め,そ の余は争 う。
延 岡支部 は,延 岡支部 39号 事件 につい て,平 成 26年 6月
20日
に訴 状
却下命令 を し,原 告は,同 命令 につい て,福 岡高等裁判所宮崎支部 に抗告 を
提起 した。同支部 は,同 年 7月
31日 ,同 抗告 を棄却す る決定を し,原 告は
,
同決定につい て,最 高裁判所に特別抗告 を提起 したが,最 高裁判所 は,同 年
12月 15日 ,同 特別抗告を却下す る決定を した。
原告は,上 記却下決定 について,平 成 27年 1月 9日
,最 高裁判所に準再
審請求 を した。
原告 は,延 岡支部 39号 事件 の事件記録 の閲覧謄写を申請 した 同年 2月 5
日当時,最 高裁判所に上記準再審事件が係属 中であ り,延 岡支部 36号 事件
も係属 中であるか ら,そ の事件記録 の閲覧 申請 には,民 事訴訟費用等 に関す
る法律 7条 別表第 2第 1項 による手数料
(以 下 「本件手数料」 とい う。
)は
不要であったと主張する。 しか し,延 岡支部 39号 事件に係 る特別抗告却下
決定についての準再審請求により,延 岡支部 39号 事件 の終了効 が妨げられ
- 25 -
て い る も の で はな い か ら,延 岡支 部
39号 事件 に係 る閲 覧謄 写 申請 に対 して
,
本 件 手数 料 を徴 収 した こ とに違 法 は な い 。
21
「不 法 行 為 19
(1)「
1」
FAX抗
告 状 の 不法 却 下 」 に つ いて
につ い て
認 め る。
た だ し,「 提 出 した 」 とす る部 分 は 「フ ァ ク シ ミ リ送 信 した 」 が 正 しい 。
(2)「
2」
につ い て
認 め る。
(3) 「 3」 な い し 「 24」 に つ い て
争 う。 なお ,原 告 の 意 見 に わ た る も の は ,認 否 の 限 りで な い 。
22
平成 26年
『不 法 行 為 20
(ク
)第 288号 」 につ
いて
(1)「
1」
及び 「2」 につい て
掲記事件 の各調書 (決 定)に ,原 告 の引用に係 る記載がある ことは認 める。
(2)「
3」
ない し 「11」 につい て
争 う。なお ,原 告 の意見 にわたるものは,認 否 の限 りでない。
23
「不法行 為20-2 裁判官押印のない違法決定書」 につ いて
(1)「 12」 につい て
民訴規則 50条 に原告 が指摘す る記載 があることは認 め,そ の余は原告 が
指摘す る決定書が不明であるため,不 知。
(2)「 13」 につい て
掲記 の各 甲号証 の最高裁 の決定に裁判官 の押印 がない ことは認 め,そ の余
は争 う。なお ,い ずれ の決定 も,民 訴規則 50条 の 2に よる調書決定 である。
(3)「 14」 につい て
不知。記載内容 か らは事件 が特定 し得 ない。
(4) 「 1 5」 につい て
- 26 -
掲記 の判例に原告 の 引用に係 る記載がある ことは認 める。
(5)「 16」 について
争 う。
24
「不法行為21 不法抗告不許可行為」について
(1)「
1」
につい て
認 める。
ただ し,不 許可決定 であ り,却 下決定 ではない。
(2)「
2」
ない し 「7」 につい て
争 う。 なお ,原 告 の意見にわたるもの は,認 否 の 限 りでない。
25
『不法行為22 抗告許可 申立 の不法却下」 について
(1)「
1」
について
認 める。
ただ し,不 許可決定 であ り,却 下決定 ではない。
(2)「
2」
ない し 「7」 につい て
争 う。 なお ,原 告 の意見にわたるもの は,認 否 の 限 りでない。
26
「不法行為23 不法期 日指定」について
(1)「
1」
について
認 める。
(2)「
2」
ない し 「8」 につい て
争 う。 なお ,原 告 の意見にわたるものは,認 否 の 限 りでない。
27
「根本不法行為
法定基準外の裁判サー ビス レベル」 について
原告 の意見 であ り,認 否 の限 りでない。
28
『原告の損害」 について
争 う。
四
「裁判請求書 53ペ ー ジ上か ら 5行 日か ら最後まで」 (『 終わ りに」か ら『改
しなければな らな い。」まで)に ついて
- 27 -
原 告 の 意 見 で あ り,認 否 の 限 りで な い 。
第3
1
被告 の主張
は じめに
原告 の主張は必ず しも明 らかではないが,原 告は,自 らが当事者 として関わ
った宮崎地方裁判所 ,宮 崎地方裁判所延 岡支部 ,福 岡高等裁判所宮崎支部及び
最高裁判所 にお ける訴訟事件等 (以 下 「本件訴訟事件等」 とい う。)に おける
裁判官 の行為 (訴 訟指揮 ,判 断)あ るい は裁判所書記官 の事務手続 に,民 訴法
又 は民訴規則 に反す る違法があ り,こ れによ り精神的苦痛損害を受けた として
,
被告国 に憲法 17条 ,民 法 709条 あるい は国家賠償法 (以 下 「国賠法」 とい
う。)に 基 づ き,そ の損害 (合 計 824万
3160円 )の うち 10万 円の賠償
及び これに対す る不法行為 日か ら支払済みまで民法所定 の年 5分 の割合による
遅延損害金 の支払 を求めるよ うである (国 賠法 は,憲 法 17条 の規定 を受けて
制定 された もので あ り,一 般法 である民法 の特別法 の性格 を持 つ こ とになるか
ら,原 告 が 国賠法 に基 づ く損害賠償請求を求めてい るもの と解す る。)。
しか し,本 件 にお いて,裁 判官あるい は裁判所書記官 の行為 につい て,国 賠
法 上の違法は何 ら存在 しないか ら,被 告 が損害賠償責任 を負 う余地はない。
2
裁判官の職務行為 に違法 はないこと
(1)国 賠法 1条 1項 にい う「違法」 とは,国 又は公共団体 の公 権力 の行使 に当
たる公務 員 が個別 の国民 に対 して負担す る職務上 の法的義務 に違 背 して 当該
国民 に損害を加 えた ときに,国 又は公共団体が これ を賠償す る責めに任ず る
旨規定 した もので あるところ,公 権力 の行使主体たる公務員 が,通 常尽 くす
べ き注意義務 を尽 くす ことな く漫然 と公 権力を行使 した場合 ,国 賠法 1条
項 の適用 上違法 と評価 され る こととなる (最 高裁判所昭和 60年
11月 21
1512ペ ー ジ,最 高裁判所平成 17年
14日 大法廷判決・ 民集 59巻 7号 2087ペ ー ジ 。
日第一小法廷判決・ 民集 39巻 7号
9月
1
)′
- 28 -
取 り分 け,裁 判官 の行為 の違法性 については,争 訟 の裁判は,独 立 した裁
判権 を有 し,か つ ,独 立 した裁判 を行 う職責を負 う裁判官 の職務行為 である
ことに鑑み ると,裁 判官 が した争訟 の裁判 につ き職務上 の義務違反 があると
して 国賠法上の損害賠償責任 が肯定 され るためには,当 該裁判に裁判手続 上
の救済方法に よって是 正 され るべ き瑕疵 が存在す るだけでは足 りず ,当 該裁
判官 が違法又 は不当な 目的をもって裁判 を したな ど,裁 判官 がその付与 され
た権 限の趣 旨に明 らかに背 い て これ を行使 し,又 は行使 しなか った と認 め得
るよ うな特別 の事情 があることを必 要 とす ると解 されてい る (最 高裁判所昭
和 57年 3月
12日 第 二小法廷判決・ 民集 36巻 3号 329ペ ー ジ
)。
(2)こ の点 ,原 告は ,「 不法行為 1」 ない し 「不法行為 9」
い し 11ペ ー ジ),「 不法行為 11」 及び 「不法行為
(裁 判請求書 2な
11-5」
し 14ペ ー ジ),「 不法行為 16」 及び 「不法行為 17」 (同
ペ ー ジ),「 不法行為 19」 ない し 「不法行為 23」 (同
(同
12な い
26な い し 35
35な い し47ペ ー
ジ)に お いて,本 件訴訟事件等 を担 当 した裁判官 らの職務行為等 に,違 法 が
あ った 旨るる主張 しているが:い ずれ も民訴法あるい は民訴規則 を正解 しな
い独 自の見解 であって,主 張 自体失 当 とい わざるを得ず ,裁 判官 の職務行為
に何 ら職務 上の法的義務違反はない。
3
裁判所書記官 の事務処理 に違法はな いこと
(1)裁 判所書記官は,裁 判所 に置 かれ る単独 の国家機 関で,そ の独 立 した権限
として,事 件記録 な どの書類 の作成 ,保 管 ,公 証そ の他 の法定 の事務 を掌 り
(裁 判所法 60条
1項 , 2項 ),民 訴法 上 ,日 頭弁論そ の他 の期 日の審 理 に
ついて調書を作成 し,判 決原本その他 の記録 を保 管 し,記 録 の閲覧 ,謄 写 を
許可 した り,公 証事務 として訴訟 上の事項 の証明書 の交付 ,書 類 の送達事務
のほか,執 行文付与 ,訴 訟費用額 の確定処分 ,支 払督促 の発付・ 却下処分 な
どの職務権限が与 えられている。
(2)原 告は,「 不法行為 5」
(裁 判請求書 7及 び 8ペ ー ジ),「 不法行為
- 29 -
10」 (同
12ペ ー ジ),「 不法行為 12」
ペ ー ジ),「 不法行為
1‐
8」
ない し 「不法行為 15」 (同
(同
14な い し 26
35ペ ー ジ)等 において,本 件訴訟事件等 を
担 当 した裁判所書記官 らの行 った職務行為 に違法があった 旨るる主張 してい
るが,前 記 2と 同様 ,い ずれ も民訴法あるい は民訴規則 を正解 しない独 自の
見解 であって,主 張 自体失 当とい わ ぎるを得ず ,各 裁判所書記官 らの職務行
為等について,何 ら職務上 の法的義務違背 はない。
第4
結語
以 上の とお り,原 告 の請求 に理 由がない ことは明 らかであるか ら,速 や かに
棄却 され るべ きである。
附属書類
1通
指定書
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