内部管理態勢の強化 - 三井住友海上プライマリー生命

内部管理態勢の強化
当社は、経営資源の有効活用と適切なリスク管理を通じ、透明性と牽制機能を備えた経営体制を構築し、
企業価値向上に努めています。
また、経営の健全性・適切性を確保する観点から内部管理態勢の強化に取り組んでいます。
内部管理態勢の強化
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経営管理体制
当社は、迅速な意思決定と適切なモニタリングを両立させることを目的として、執行役員制度を
導入し、経営重要事項の決定および監督を担う「取締役(会)」と執行責任を負う「執行役員」との役割
分担の明確化およびその機能強化を図っています。
経営戦略上最重要な事項の論議・決議ならびに取締役・執行役員の職務遂行の監督を行う「取締役会」
の機能発揮のほか、当社事業の執行に関する重要事項について論議・決定を行う「執行役員会議」や個
別課題に特化して取締役会から委嘱を受けた各種委員会を設置して活用しています。
また、当社は、監査役会設置会社として、コーポレート・ガバナンスの一層の強化を図っています。
監査役は、取締役会等の重要な会議への出席や業務監査などを通じて、取締役の職務執行の監査を行っ
ているほか、内部監査部門との連携を通じて、監査の実効性の向上に努めています。
(2015 年 7 月 1 日現在)
MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社
経営管理、モニタリング・内部監査
三井住友海上プライマリー生命保険株式会社
株主総会
選任
選任
選任
監査役会
取締役会
取締役 : 6名
監査役 : 3名
監督
執行役員会議
執行役員 : 7名
監 査 役 : 3名
本社各部および営業各部
Mitsui Sumitomo Primary Life Insurance Disclosure 2015
常勤監査役 : 1名
監査役(非常勤): 2名
監査
委嘱
各種委員会
報告
業務執行
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監査
・ リスク管理委員会
・ コンプライアンス委員会
報告
監査
・ CS委員会 他
〔内部監査部門〕
監査部
報告
会計監査人
経営意思決定
監督
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業務の適正を確保するための体制(内部統制システム)に関する方針
会社法および会社法施行規則に基づいて決定した「内部統制システムに関する方針」の概要は以下の
とおりであり、本方針に従って体制を整備しています。
業務の適正を確保するための体制(内部統制システム)に関する方針(概要)
1. 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
2. 取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
「MS&AD インシュアランス グループ コンプライアンス基本方針」を当社のコンプライアンスに係る基本方針お
よび遵守基準として、その周知徹底を図るとともに、「法令等遵守規程」を制定し、コンプライアンスの徹底と企
業倫理の確立を図る。また、反社会的勢力排除のための体制整備に取り組み、全役職員に反社会的勢力に対しては
毅然とした姿勢で臨み、不当、不正な要求には応じない旨を徹底する。
内部管理態勢の強化
迅速な意思決定と適切なモニタリングを両立させるため、執行役員制度を導入し、経営重要事項の決定および監督
を担う「取締役(会)」と執行責任を負う「執行役員」との役割分担の明確化およびその機能強化を図る。また、
全社事業の執行に係る重要事項について論議・決定を行う「執行役員会議」と個別課題に特化して取締役会から委
嘱を受けた「委員会」を活用する。
3. 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
「MS&AD インシュアランス グループ リスク管理基本方針」に従い、リスク管理方針等を策定し、適切にリスク
管理を行うための組織・体制およびリスク管理における役割と責任を明確に定めるとともに、全社的かつ総合的な
リスク管理の推進・徹底を図るためリスク管理委員会を設置する。また、危機発生時においては、危機管理マニュ
アルに基づく危機レベルに応じた管理態勢および事業継続態勢を構築し、損失の最小化に向けて適切に対応する。
4. 財務報告の信頼性を確保するための体制
当社に関する財務情報および非財務情報を適時かつ適正に開示するための体制を整備する。取締役会は、公正な情
報開示を担保する業務プロセスについて、情報開示統制の有効性評価と実効性向上への対応を行い、情報開示の適
正性を検証する体制を整備する。
5. 内部監査の実効性を確保するための体制
「MS&AD インシュアランス グループ 内部監査基本方針」に従い、効率的かつ実効性のある内部監査を実施する
ため、内部監査部署として独立した専門組織を設置し、当社の全ての業務活動を対象として内部監査を実施する。
取締役会は、内部監査規程に内部監査にかかわる基本的事項を定めるとともに、内部監査方針および内部監査計画
を策定する。内部監査部署は、内部監査結果および改善状況等を定期的に取締役会に報告する。
6. 取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
取締役および執行役員の職務の執行に係る文書その他の情報を適切に保存および管理する。取締役および監査役は、
これらの情報を常時閲覧できるものとする。
7. 監査役監査の実効性を確保するための体制
(1)監 査役の職務を補助するため、監査役会事務局を設け職員を配置する。監査役会事務局の組織変更、当該職員
の人事異動および懲戒処分を行うにあたっては監査役会の同意を得るほか、当該職員の人事考課については監
査役会が定める監査役と協議のうえ行う。
(2)監 査役は、取締役会、執行役員会議、コンプライアンス委員会、リスク管理委員会その他の重要な会議に出席
できるものとする。また、代表取締役は監査役会と定期的に意見交換を行い、内部監査部署は監査役の監査に
協力する。
8. 当社および親会社等から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
(1)MS&AD インシュアランス グループ ホールディングス株式会社(以下「持株会社」という。)と締結する「経
営管理契約」に定められた義務等を適切に履行するために必要な対応を行う。持株会社から要請があった場合
には、内部監査結果等を持株会社の内部監査部門に報告する。また、リスク管理、コンプライアンスに関する
事項について、持株会社がグループに対し横断的に行うモニタリングに必要な情報等を提供する。
(2)持 株会社の監査役から要請があった場合には、持株会社の監査役による監査を受ける。また、持株会社から要
請があった場合には、全ての業務を対象として、持株会社の内部監査部門による監査を受ける。
(3)組 織または個人による不正・違法・反倫理的行為について、当社の職員が、グループ内窓口およびグループ外
の弁護士に直接通報できる制度を設ける。
Mitsui Sumitomo Primary Life Insurance Disclosure 2015
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