は順調に推移、「お 役立ち提案として商 品・メニューを通じた 活性化を引き続き進め る」方針。今春の家庭 用新商品でも「健康ア マニブレンド油」や「毎 日栄養オイル」など、 価値提案が見込める健 康オイル(付加価値油) を多数提案しており、 評価を獲得。また、オ リーブ油なども値上げ の中、好調をキープし ている。付加価値カテ ゴリーは好調に動いて いる。 (村岡直樹) 常温事業は、青森県 のブランドサバ「八戸 前沖さば」使用の 品 (水煮・味付・味噌煮) を 月 日から g 円で発売。同 ブランドは認定期間が 決められ(例= 年は 月 日~ 月 日)、 三陸沖以北の日本海近 郊で漁獲され、粗脂肪 分や重量などを参考に 前 月期売上高は 億円は超えること 飲食店低迷や競合激 前年比 ・ %増の はできたが、幹部ス 化、価格転嫁や本社 億 万 タッフは足りない。 (同)の回復の遅れも 円で着地した。横浜 営業商圏の拡大や営 あり、全体的な売上 支店(同 %増)や東 業所の新設を図るた 高はほぼ前年比並み 京支店 めにも、幹部人材の にとどまる見通し。 育成は急務だ。一方、 鈴木社長は「(私 (同 %増) 顧 客 対 応 力 で は 、 が先代から)社長を は順調 (業務用食材卸も) 引き継いだ時は会社 はどん底だった。 肚を据える 鈴木社長 (当時は)売上高は 約 億円だが、仮入 金は約 億円あっ た。(事業継承では) 覚悟を決め肚を据え て事業に取り組む大 事さを学んだ」と意 志の強さを示した。 (木村繁男) 6 に伸長した。ただし、 本社(小田原)は営 業体制や箱根(噴火 による)の観光客減 の影響を受け、同 %減となった。 鈴木社長は「前々 期で念願の年商 兼社長は調印式でCK について「この業界は 高齢化に伴い、ニーズ は高い状態だが、同時 に労働人口の減少とい う課題を抱えている。 日清医療食品では、こ の課題解決策の一つと して、CKの増強を進 めている」と、従来の 院内調理・施設内調理 から少子高齢時代の食 事提供を具現化した施 策であるとした。 〈概要〉▽名称=ヘ 「(業務 用食材卸業 界は)首都 圏は緩やか な人口増や 年 の東京五輪 を控え、ほかのエリ アに比較すれば恵ま れている。しかし、 業界全体を見れば静 かに地盤沈下を感じ ている。(当社も) 早く次の施策を打た ないと取り残され る」と危機感を募ら せるのは業務用食材 卸、泉八の鈴木雅治 社長(写真)。 八戸港に水揚げされた サバだけに許される。 月 日から「紅ずわ いがにほぐし身」 ( g 円、 g× 、 円)を新発売 するなど、缶詰 品で 億円を目指す。 (山本大介) 10 価格引き下げせず 「適正化進める」 方針を示した。 同社では今期、原料 や燃料などでコストメ リットが発生したもの の、通年でのミール価 格の大幅下落に直面。 業界全体でみても、参 入各社の搾油部門は影 響を受けており、搾油 採算は厳しい状況が続 いている。通期見通し は修正しないものの、 依然減益の予測を立て ており、製品価格の引 き下げには至らない状 況となっている。 一方、付加価値戦略 調印式を行った安道光二 日清医療食品会長兼社長 ㊨と松本茂幸神埼市長 二つ挙げる。 一、ビジョンを描い ているか。(将来を見 据 え たシス テ ム の 構 築) 二、背景、課題をと らえているか。(「現 状」と「あるべき」要 件・条件の定義) システム選定はパー トナーを決めて終わり ではない。安定した稼 働を迎え、良質な費用 対効果を生むためには 企業の体制づくり、そ して共有された目的達 成意識が必要である。 つまり、ベンダー選定 後がスタートである。 最後に、体制づくり について簡単に触れ る。 刷新の構想が決ま り、開始するまでにさ まざまある。担当者の 力量に成否が係るよう に見えるが、併せてプ ロジェクトオーナーの 方針づくりや壁を乗り 越える力、成長や教育 も含めてのリーダーシ ップも肝要であること を忘れてはならない。 「経営の質と効率向 上を掲げ、競争力を養 うために、企業はどの ようにITを使いこな すか」。読者の皆さま はさまざまな立場の方 々と存じるが、システ ムの検討が近ければぜ ひとも話し合っていた だ き た い テ ーマで あ る。これからますます 世界で戦っていく日本 の企業が発展すること を切に願う。 (ネクステップ・ソ リューションズ首都圏 事業部) =おわり ルスケアフードサービ スセンター九州▽所在 地=佐賀県神埼市神埼 町城原▽敷地面積= ㎡▽工事開始日 = 月 日▽操業開始 予定= 月▽製造商品 =医療・福祉施設で提 供する一般食、治療食 ▽製造数=約 万食/ 日▽投資額= 億 万円▽採用計画= 人採用(うち 人が 地元採用枠) (福島厚子) 生鮮 品や独自商品 の供給といった機能 の提供が、問われて きた」と強調する。 今期( 月)は、 昨年 月末でベーカ リー事業部大阪店を 止めた。ざら場の料 した事業者からさまざ まな理由で廃棄せざる を得ない商品を、食品 ロス削減および社会貢 献のために協賛を得て いる。購入代金の一部 が社会貢献活動団体へ の寄付となる、それら の商品を消費者が得に 購入すること自体が、 気軽で継続的な商品ロ ス削減へとつながる。 また、消費者が身近に 食品ロス問題の現状を 知ることで、家庭での 食品ロス削減にもつな がる。 「REUSE! J APAN PROJE CT」は、 「ヤフオク!」 が 年 月から開始し た「リユースをみんな で広げていくためのプ ロジェクト」。リユー スが当たり前のライフ スタイルを広めること でモノや資源が循環す る社会に変えていくこ とをミッションとし、 イベントのレポートや 著名人のインタビュー 記事など、リユースに 関するさまざまな情報 を公式サイト上で発信 している。ヤフオク! 食品ロスをなくそう 「KURADASHI.JP」で落 札された商品 件につ き、 円が同社からY ahoo!基金に寄付 される。(青柳英明) 2 2 し、今後起きる少子高 事提供を中心に行って 齢化を見越して省力化 いる。モバイルプラス を図りつつ、喫食者の とはセントラルキッチ QOL向上を行い、提 ンでクックチル調理し 供先である九州地区の た食事を施設のニーズ 病院・介護施設で安全 に応じ、真空パックに ・安心かつ安定した品 して配送するサービス 質の食サービスの提供 で、普通食から治療食 を目指す。 までを揃えた持ち運び 日清医療食品は保有 できる食事で、医療版、 するセントラルキッチ 福祉版の 種類があり ン(CK)を「ヘルス ①通常食②全粥食③塩 ケアフードサービスセ 分 g未満食④糖尿病 ンター」という名称で、 食──の 種を展開し 食品ロスは、もはや 医療・福祉施設への食 ている。安道光二会長 社会問題であり、環境 に対する配慮や先進国 と途上国におけるカロ リーの偏在など企業の 社会的責任という面か らも解決すべき喫緊の 課題だ。こうした中、 社会貢献型ショッピン グサイト「KURADASHI. JP」(https://www.ku radashi.jp/)を運営す るグラウクス社は、食 品ロス問題の改善を啓 発するため、 日から ヤフーが運営するイン ターネットオークショ ンサイト「ヤフオク!」 に出店した。また、 「ヤ フオク!」が展開する リユースを広げていく ためのプロジェクト 安全・安心省力化を推進 CK九州工場増設 やモノ、機能、サービス はもちろんのこと、営 業担当者や技術者の素 養(論理性・実現力・ コ ミ ュ ニ ケ ー ショ ン 力)が相当に重要であ ることを忘れてはなら ない。 次にベンダーに提案 依頼する際、成功の定 義を明確にする必要が ある。そのポイントを 3 6 5 1 0 松居副社長 最終四半期 り込みながら方向は絞 られてきたか。それは 自社に沿うか。①テン プレート型(思想への 共感や標準化)②シス テム改良型(ビジネス 哲学の継承と成長)③ 業務改革型(業務の見 える化手法で壁を乗り 越える) 三、パートナー選定 では、目に見える企業 3 50 3 2 0 0 針として、価格適正化 は残念ながら横ばいに 是正は横ばいで、油脂 の未達や今期の減益状 終わった」状況。原料 の価値に見合う価格に 況(後日続報)などか は軟化しているが、ミ は到達していない」と ら、原料軟化に対し、 ール安や今後の不透明 説明。「原料相場・燃 価格を引き下げる局面 感などを考慮すると搾 料 費 は 軟 化 し て き た に及んでいないことを 油環境は厳しい環境が が、現段階では価格引 き下げの余地はまった J―オイルミルズの 強調した。同社では下 続いている。 松居伸一副社長は 月 期から価格是正を続け 松居副社長は「下期 くなく、最終四半期も 期第 四半期の基本方 てきたが、「年末まで から要請してきた価格 適正化を進める」との 今春は新商品 日本ハムグループ力を発 揮し国産ブランド肉使用 で新たな販路開拓を狙う の中、チーズのロルフ 事業が増収増益に大き く寄与した。また、 月の日本ハムグループ 展示会では、グループ 力を生かして新チャネ ルの焼肉・居酒屋向け を提案し手応えを感じ 「今後につながる可能 性も開けた」(同)。 春季は「届けよう! お客様へ満足と感動 品 や国産鶏肉「桜姫」使用 庭用で「おとなのベビ キャベツメンチカツセ ーチーズ枝豆味」を 円) 月 日から追加。業務 ット(同 個 といった日本ハムのブ 用では薫液を使用し、 な ランド肉とコラボした パンやピザへのトッピ ど 商品を投入するなど ングだけでなく練り込 品で 億 万円 みにも活用できるダイ を目指す。日本ハムの スタイプの「Dプロセ 販路を活用しCVSや ス ス モ ー ク 風 味 精肉など新たなルート 」を上市するなど を開拓する。 品で 億円を計画す ロルフ事業部は、家 る。 を。~そして伝えよ う!食べる喜びを」の 品質方針で安全・安心 を追求した新商品を 月から順次発売する。 冷凍食品事業は惣菜 向けに 月から、国産 純粋黒豚「六白」使用 のシュウマイ(参考販 日清医療食品は、ヘ スセンター九州の工場 売価格 個 円) ルスケアフードサービ 設 備 増 設 を 決 定 し 日、佐賀県神埼市と工 場設備増設に係る立地 協定を調印した。 日 の製造食数を 食 か ら 万 食 に 増や す。同時にクックチル 方式で提供する同社ブ ランドの「モバイルプ ラス」の製造数を強化 3年ぶりの増収増益 宝 幸 3月期 宝幸の三 輪孝之社長 は 日の新 商品発表会 で、新中計 初年度の 年 月期は 「 年ぶり の増収増益 になる」見 込みを明ら かにした。 今年は「 周年を機に発展してい く」として、新たに構築 したチーズ・冷食生産 体制をフル活用し、中 計で掲げた徹頭徹尾メ ーカー力をさらに磨く 方針。春季は商品コン セプトを明確にした新 商品・改良品計 品で、 初年度売上高 億 万円を目指す。 今期は為替や原料価 格高騰の影響で「上が った価格を製品へ転嫁 する 年だった」(三 輪社長)。厳しい環境 12 「REUSE! JA PAN PROJEC T」サイト内に事業者 と家庭(消費者)双方 で発生している食品ロ ス問題の改善を啓発す る特設ページ「食の もったいないを価 値へ」を共同で立ち上 げた。 日本では年間 万tの食品ロスが発生 しているといわれてお り、国民 人 日当た りの食品ロス量は、お およそ茶わん 杯分 (約 g)のご飯 の量に相当する。こう した中、「KURADASHI. JP」は、農林水産省を はじめ関係 府省庁が 連携し展開する国民運 動「NO-FOODLOSSプロジ ェクト」を推奨してお り、メーカーを中心と 50 2 1 8 11 3 1 3 2 20 0 0 5 6 4 1 1 10 6 4 2 1 1 50 2 4 12 1 4 7 2 0 0 食品ロス問題を改善 1 9 3 9 8 1 0 2 「ヤフオク!」 に出店 7 3 5 0 9 5 8 0 0 0 2 0 2 0 10 1 6 2 日清医療食品 3 4 2 0 10 3 1 8 12 1 5 5 0 0 三輪孝之社長 3 リーダーシッ プ も肝要 一、検討する前にシ ステム刷新の背景や問 題、目的、各種課題が まとめられているか。 二、パートナーを絞 1 3 9 8 1 グラウクス社 15 1 22 4 6 ベンダー選定後がスタート 8 0 35 13 50 8 0 7 1 3 8 6 1 1 2 6 0 4 22 21 これまで「システム 方針検討の勘所と選定 まで」をテーマに、 回 にわたり連載してき た。最終回では、これ までのまとめとベンダ ー選定後について解説 する。 まず、検討する際の 確認事項とパートナー 選定のポイントを三つ 挙げる。 1 9 J―オイル 4 10 3 3 0 0 11 14 松居伸一副社長 3 ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ 16 70 ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ ヅ !"#$%&'()* (3) 2016年(平成28年)2月19日(金曜日)
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