訪問看護へ踏み出すための研修プログラムを作成 [PDF

News Release
報道関係者各位
2016 年 3 月 2 日
公益社団法人 日本看護協会 広報部
訪問看護への「初めの一歩」を踏み出す
「訪問看護入門プログラム」 を公表
新卒者、潜在看護職にも適用できる動機付け研修プログラム
公益社団法人日本看護協会(会長・坂本すが、会員 70
万人)は、この度「訪問看護入門プログラム」と「訪問
看護入門プログラム 指導要綱」を作成・公表しました。
団塊の世代が 75 歳以上を迎える 2025 年に向け、地域
包括ケアシステムの構築が進められる中、医療・生活の
視点を生かしながら療養生活を支える訪問看護師の人材
確保が各地で課題となっています。しかし、訪問看護師
の数は約 4 万人(就業看護職の約 2.6%)に過ぎません。
こうした現状を受け本会では、訪問看護を志す看護職
誰もが受講でき、訪問看護への「初めの一歩」を踏み出
すきっかけとなるような研修プログラムの開発に取り組
んできました。2012 年度にはプログラム案作成(公益財
団法人 日本訪問看護財団に委託)に着手し、その後、複
数の訪問看護ステーションでの試行事業を経て完成に至
りました。
本プログラムは、いずれも 2 日間にわたる【A:紙上
演習タイプ】と【B:同行訪問タイプ】とがあり、受講
者数や受講者のプロフィールに応じて活用することが可
能です。
また、プログラム自体と同時に、具体的な手順や指導
のポイントを解説した指導要綱も作成しました。本会で
はプログラムの普及とともに、適切に活用いただき、よ
り充実した研修が実施されるような働き掛けもしていき
たいと考えています。
報道関係の皆さまにおかれましては、本プログラムの
趣旨をご理解いただき、さまざまな機会にご紹介いただ
きますようお願い申し上げます。
「訪問看護入門プログラム」
(上)と「同指導要綱」
(下)
*衛生行政報告例より
「訪問看護入門プログラム」「同 指導要綱」は本会ホームページで
ご覧いただけます(PDF ダウンロード可)。
http://www.nurse.or.jp/nursing/zaitaku/index.html
<リリースの問合先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話 03-5778-8547 FAX 03-5778-8478
E メール [email protected] ホームページ http://www.nurse.or.jp
News Release
報道関係者各位
2016 年 3 月 2 日
公益社団法人 日本看護協会 広報部
◆プログラムの構成◆
本プログラムは、【A.紙上演習タイプ】【B.同行訪問タイプ】の 2 タイプ
があります。研修規模や受講者の属性に応じて選択することが可能です。
【A】紙上演習タイプ
午前
1 日目
午後
2 日目
終日
※1時間=45 分で換算
・訪問看護とは(概論)
4 時間
ねらい 訪問看護活動に要する初歩的な知識を学ぶ
・訪問看護とは(基礎技術)
(事例検討・グループワーク)
ねらい 事例を用いて訪問看護の実際と必要な基礎技術を 4 時間
学び、訪問看護への意欲を高める
・訪問看護とは(基礎技術)
(事例検討・グループワーク)
8 時間
※前日午後の続き
【B】同行訪問タイプ
午前
1 日目
午後
2 日目
終日
※1時間=45 分で換算
・訪問看護とは(概論)
4 時間
ねらい 訪問看護活動に要する初歩的な知識を学ぶ
・訪問看護とは(基礎技術)
(事例検討・グループワーク)
ねらい 事例を用いて訪問看護の実際と必要な基礎技術を 4 時間
学び、訪問看護への意欲を高める
・訪問看護とは(基礎技術)
(同行訪問・グループワーク)
8 時間
※前日午後の続き
◆受講対象となる看護職(例)◆
訪問看護の経験がなくても「自分もできそうだ」
「やってみよう」など、興味
と意欲が高まることに主眼を置いています。本プログラムで、まず第一歩を踏
み出し、その後、継続的な教育研修につなげていくことが大切です。
新卒看護職
潜在看護職
医療機関などに
定年退職後の
看護系大学(院)、
看護職としての
勤務する看護職
看護職
看護学 校な どの
実務経験を有す
現在は医療機関
セカンドキャ
卒業直後で、実務
るが、育児・介
などで勤務して
リアとして訪
経験の ない 看護
護などによっ
いるが、訪問看
問看護を選択
職
て、実務を退い
護にも関心を持
する看護職
ている看護職
っている看護職
◆プログラムの普及・活用に向けて◆
●本プログラムおよび指導要綱を本会ホームページに公開し、誰でも活用でき
るようにします(下記より PDF ダウンロード可)。
▼ http://www.nurse.or.jp/nursing/zaitaku/index.html
●本プログラムのねらいに沿った適切な研修が実施できるよう、活用に向けた
説明会などの取り組みを行います。
<リリースの問合先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話 03-5778-8547 FAX 03-5778-8478
E メール [email protected] ホームページ http://www.nurse.or.jp