に対する 日本看護協会の考え方と今後の活動方針

News Release
報道関係者各位
公益社団法人 日本看護協会 広報部
2015 年 3 月 13 日
「特定行為に係る看護師の研修制度」 に対する
日本看護協会の考え方と今後の活動方針
公 益社 団法人 日本 看 護協会( 会 長・坂 本 すが 、会員 69 万人 )は 、この たび 厚
生労働大臣より「保健師助産師看護師法第三十七条の二第二項第一号に規定す
る特定 行為及 び同 項 第四号 に規定 する 特 定行為 研修に 関す る 省令 」( 平成 27 年
3 月 13 日 厚生 労働 省令第 33 号) が公 布され た こと を受 け 、「特定 行為 に係る 看
護師の 研修制 度 」 に 対 する 基本的 な考 え 方と 今 後の活 動方 針 をまと めまし た。
本制度 は、 2014 年 6 月の「地 域にお け る医療 及び介 護の 総 合的な 確保を 推 進
するた めの関 係法 律 の整備 等に関 する 法 律」
(医療 介護 総合 確保 推 進法)の 成立
を 受 け て創設 され た 制度で あり、 本年 10 月 1 日から 施行さ れます 。
本会は 、本 制度 を活 用し 、看護 師が 専門 性をさ らに発 揮 す る ことで 、少 子超 高
齢社会における国民のニーズに応えることができると考えます。 併せて、研修
を修了した看護師が、国民や医療現場の期待に応える役割を果たしていくため
に は 、 充実し た 研 修 体制の 構築や 安全 性 の担保 が不可 欠 だ と 考えま す。
以上のことから、本制度に対する本会の基本的な考え方を以下の通り表明し
ます。
また、研修制度の推進、ならびに特定行為の実施における安全性の担保に向
け、次 頁 に挙 げた 方 針の下 、活動 して い きます 。
報道関係者の皆さまにおかれましては、本会の考え方と活動方針にご理解・
ご賛同 いただ き、さ まざま な機会 にご 紹 介くだ さいま すよ う お願い いたし ます 。
― 基本的な考え方 ―
○本 制 度 を活 用 し、看 護 師 の専 門 性 をさらに発 揮 し、少 子 超 高 齢
社会における国民のニーズに積極的に応えていく。
○本制 度創 設の趣旨を鑑み、在 宅医 療 等の推 進 に向け、それぞれ
の活動 場所で求 められる看護 師 の役割をさらに発揮できるよう、
本制度を推進する。
<リリースの問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール [email protected]
ホームページ http://www.nurse.or.jp/
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報道関係者各位
公益社団法人 日本看護協会 広報部
2015 年 3 月 13 日
― 今後の活動方針 ―
<研修の推進にあたって>
○本制度の意義は特定行為のみを行うのではなく、看護の関わりの
中で特定行為も含めた医療を提供することであり、本研修を修了
した看護師が看護の専門性を発揮した活動を展開できるよう研
修を推進する。
1.本制度を活用した大学院教育の推進
2.大学院以外での特定行為研修について、①大学院との単位
互換性の考慮、②多様な教育方法 (e-ラーニング等) の活用
を基本に推進
1) 在宅領域および厚生労働省の養成調査試行事業に参加
した3領域 (救急、皮膚・排泄ケア、感染管理) において、
期待される役割機能を基に、必要な行為区分を組み合わせ
たモデルカリキュラムを作成し公表する
2) 指定研修機関への申請を行い、制度開始に合わせ、当
面、認定看護師を対象とした研修を実施する
<安全性の担保について>
○特 定 行 為 は難 易 度 の高 い診 療 の補 助 行 為 のため、特 定 行 為 の
実施にあたっては、安全性の担保ができるよう特定行為研修を必
ず受講することを推進する。
○今 後 も、医 療 や看 護 の安 全 性 が向 上 するよう医 療 関 係 者 はじめ
社会に対し普及啓発をしていく。
<リリースの問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
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