その様子は、少し注意してみれば肌で感じること ができる時代になってきた。 ぼくらの誌上課題で取り組んでいるトーゴについ ても、ぼくらが機関から入手する情報は、 “国家”と 執筆者紹介 津久井 英喜(つくい ひでき) 1962年に日立製作所(コンピュータ事業部)に入社、 その後ライオン、東京理科大学諏訪短期大学を経て、 2006年まで諏訪東京理科大学教授。 いう組織のフィルターを通しての情報であって、こ その間、日本ロジスティクスシステム協会(政策委員、ロ の国で“人種・民族” 、 “宗教” 、 “言葉”の危ういで ジスティクス環境会議・企画運営委員会副委員長、同・共 あろうバランスの上に成り立っている「人々の暮ら し」の実像とは違っているものであることを知って おく必要があろう。 通基盤整備委員会委員長など) 、日本物流団体連合会(物 流環境管理士養成委員会委員長) 、中央職業能力開発協会 (出題委員)などを歴任。 所属学会は、日本物流学会(元・理事)ほか。 主な著書に、編著「よくわかるこれからの物流改善」 、 「よ くわかるこれからの物流」(いずれも同文舘出版)、監修 「物流共同化実践マニュアル」 (日本能率協会マネジメント センター)など多数。 BOOKS タカラは足元にあり! 地方経済活性化戦略 金丸 弘美 著 発 行:合同出版 定 価:1,728円(税込) サイズ:四六判/184頁 ■ 内 容 「地方でも都市でも、時代の流れにあわせて需要が 変化している」 全 国 1 , 0 0 0 カ 所 以 上 の 現 場 を 渡 り 歩 き 、 地 域 に根付く文化を再発見し、各地の元気をネットワーク するスペシャリストが、食、健康、伝統産業などを切 り口に、変化に柔軟に対応している事例や、他業種・ 他分野との連携によって新たな取り組みが生まれてい る事例を渡り歩いたルポルタージュ。 時代にマッチする取り組みに通底するもの、地方 を元気にするための考え方、自治体が主導した成功 事例からみえてくる可能性などを示す。 「地方創生」という政策標語のもとで、試行錯誤す る実践者にとって、今後の政策を再構築するための 様々な提言も。 流通ネットワーキング 2016.3·4 96-99 R1601-21.indd 99 99 2016.2.16 3:56:00 PM
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