技術セミナー概要 ダウンロード

2016 年 1 月吉日
「SIMetrix/SIMPLIS」技術セミナーのご案内
東京都立川市栄町 5-26-17
株式会社インターソフト
TEL042-538-2682 FAX042-538-2681
e-mail:[email protected]
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、回路シミュレータ「SIMetrix/SIMPLIS」を活用した技術セミナーを下記の通り開
催致します。御多用中とは存じますが、ぜひ御参加いただきますようご案内申し上げます。
記
◆日 時: 2016 年 3 月 4 日(金)10:00~16:50
◆受講料: 17,000 円(消費税込)
◆定
員: 40 名
◆場
所:メルパルク京都 研修室3
(京都市下京区東洞院通七条下る東塩小路町 676 番 13)
◆講
師:荒木 邦彌
理化学研究所 基幹研究所 香取量子計測研究室
元(株)エヌエフ回路設計ブロック 技術担当常務取締役
中村
篤
アルティメイトテクノロジィズ株式会社CTO
http://www.uti2k.com
◆題
目:
1.DC/DC コンバータの入門
10:00-12:00
荒木邦彌
2.LLC電流共振形DC-DCコンバータの設計とその検証法
.
12:50-14:50
荒木邦彌
3.熱設計と数値シミュレーション
15:00-16:50
中村
篤
◆その他
1. 回路設計に興味がある方に適した内容で、イントロ版の操作方法及び回路設計につい
て学べます。詳細は添付の技術セミナー概要をご覧下さい。
2.熱設計と数値シミュレーションでは副教材として書籍を使用します。書籍は当日、無
償で配布します。
3.SIMetrix/SIMPLIS Intro 版で各自がシミュレーションができるようにシミュレーショ
ン用ファイルを供給します。当日は講演のみで、シミュレーションの方法は講師が実
演しますが、参加者はシミュレーションを会場では行いません。会場内にはノートパ
ソコンの電源用コンセントはありませんので、ご承知おきください。
4.保守サポートされているお客様はライセンス1コピーにつき1名様が無料となります。
5. 出席ご希望の方はセミナー申込書に記入し、e-mail か FAX で弊社へお申込み下さい。
以上
2016年3月04日(金曜日) インターソフト技術セミナー概要
荒木 邦彌(1)
1.DC/DC コンバータの入門
時間:10:00-12:00
スイッチング電源回路の設計と評価には,広い知識と独特のノーハウが必要です。スイッチング電源回路が,動的シ
ステムであること,非線形回路を多く含むこと,時定数の範囲が非常に広いスティフなシステムであるなどの特徴による
ものです。
本セッションでは,SPICE 系のシミュレータ“SIMetrix”とスイッチング電源のシミュレーションに最適な“SIMPLIS”を組み
合わせて使い,代表的な DC/DC コンバータの基本的な特性と特徴の評価法を紹介します。
●代表的なコンバータ トポロジー
・昇圧コンバータ
・昇降圧コンバータ
・昇圧コンバータ
●電圧モート・コンバータとその特徴
●電流モード・コンバータとその特徴
・低調波発振とスロープ補償
●電流連続モードと(CCM)と電流不連続モード(DCM)
●DC/DC コンバータの周波数応答
・最少位相推移系と過剰位相推移系
・各種コンバータの周波数数応答
・コンデンサの ESR の影響
2.LLC電流共振形DC-DCコンバータの設計とその検証法
時間: 12:50-14:50
LLC電流共振形DCDCコンバータは,回路が簡単で,部品点数が少なくロー・コスト,ZVS(ゼロ電圧スイッチング),
ZCS(ゼロ電流スイッチング)によるロー・ノイス等の特長があります。しかし,設計の最適化がむずかしく,回路シミュレ
ータによる試作前の設計結果の検証が必須です。
動作原理の学習と設計結果の検証には”SIMetrix/SIMPLIS”が最適です。特に,制御部設計に必須な動特性の解析
には,”SIMPLIS”によるAC解析が威力を発揮します。
本セッションでは,動作原理,等価回路の解析法,疎結合トランスの解析法,ZVSとZCS,動特性解析法など,LLC電流
共振形DC-DCコンバータの設計に必要なシミュレーション技法を紹介します。
●LLCコンバータの基本回路
●LLCコンバータの等価回路
・3つの動作領域
・動作領域別スイッチング波形の解析
●疎結合トランスの表現法とシミュレーション・モデル
●ハーフ・ブリッジとゼロ電圧スイッチング(ZVS)
●整流回路とゼロ電流スイッチング(ZCS)
●シミュレーション・モデル
・ホトカプラ
・シャント・レギュレータ
●動特性のシミュレーション
・過渡解析
・AC解析(周波数応答解析)
受講者には,演習用シミュレーション ファイルを事前に配布いたします。
理化学研究所 基幹研究所 香取量子計測研究室
元 (株)NF回路設計ブロック 技術担当常務取締役
(1)
「プロのためのスイッチングパワーアンプの設計法」
http://www.intsoft.co.jp/simetrix/designingSwitchingPA/index.html
荒木邦彌 著 A4サイズ、約 270ページ 価格:税抜き 5万円
スイッチングパワーアンプの設計法が学べます。ご希望の方は 弊社営業までお問い合わせ下さい。
2016年3月04日(金曜日) インターソフト技術セミナー概要
中村 篤(2)
3.「熱設計と数値シミュレーション」には SIMetrix が最適です
時間:15:00-16:50
電子機器の各部温度は、熱流体シミュレーション(CFD)でつぶさに求められるようになりました。放熱(伝導、伝達、輻
射)がすべて考慮できるため、CFDは熱設計に欠かせないものになりましたが、専任者向けの高度なツールという側面も
もっています。このため、熱も含めて回路を設計する立場の方から、手が出しにくいと云われています。
CFDが台頭する以前は、電子機器などの温度は、熱回路網法で求められていました。部品の温度上昇が、放熱経路
(熱抵抗)と消費電力(熱流量)の積で決まるという原理に基づいています。回路設計者になじみやすい名称がついてい
るように、放熱経路も回路網としてとらえることが大切ということが謳われています。
熱設計を専任者だけに任せず、回路設計、システム設計、基板設計、機構設計などの皆さんに関わっていただけるよ
う、回路図入力型のSIMetrixを使って、モデルが共有しやすくなる熱回路網法についてご紹介します。対象は、皆さんの
関心が集まる半導体チップの温度とします。初めての方にもわかりやすいよう、SIMetrixの基本操作、原理から説明し、
知りたい場所の温度、熱流量が回路網上に表示される様子などご覧いただきます。等価回路にすることで、熱が分流す
る様子が把握でき、対策方法についても見通しがよくなります。CFDを運用されている方、身近にCFDの結果を閲覧でき
る方にも役立つ内容をご紹介します。
1.
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回路シミュレータを使ってみよう
半導体チップとパッケージ
温度が上昇する過程を追ってみよう
先端デバイスの放熱設計
(2)
アルティメイトテクノロジィズ株式会社 CTO
副教材は当日配布します。
オーム社 「熱設計と数値シミュレーション」 国峯 尚樹 , 中村 篤 著
2015年8月発売 ISBN9784274217319 (4274217310) 税込価格2,916円
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026603988-00