EVENT イベントユニバーサルイベントの成功がユニバーサルな社会づくりに貢献する必要性が高まるユニバーサルイベントション（すべての来場者のための快適でを用意してきた。ユニバーサル対応と聞安全な運営体制）」「ユニバーサルサステいてすぐにはイメージしない課題ではあ日本イベント産業振興協会が開催するナビリティ（多様な人々が快適に暮らせるが、従来の来場者層を見直していく中「ユニバーサルイベント検定」が 2 月 20 る環境を生み、存続できる）」の 4 つので、出産を機に一時的に観戦を離れてし。基本要素により構成される（図 1 参照）まう方が一定数いたことへの対応となっ日に行われた。同協会によると、「近年、行政や企業では国際化や障がい者のスムーズな社会参加への対応が課題となっています。この検定では、誰もが楽しめている。現在では年々預かり件数も増え一つずつ対応することがユニバーサル化の近道ているということから、来場者数の増加に貢献していると言える。るイベントにするための基礎知識や対応この時に大事なのは、受け入れ体制をユニバーサル対応と聞くと障害への対整えることと同時に、それを開催情報の少子高齢化、人口減少、訪日外国人応や外国人対応、最近ではハラルなどの中で確実に伝えていくことである。せっ 2000 万人時代などがビジネス上の話題宗教対応がよく取り上げられるため、難かく受け入れ体制が整っていても、必要になり、行政面では「障害を理由とするしく考えてしまう方も多い。視点を少し変とする方に情報が届かなければ結果とし差別の解消の推進に関する法律」（通称え、「自身のイベントの来場者を少しでもて機能することはない。「イベントに行け「障害者差別解消法」）が 2016 年 4 月 1 増やすためにできること」を考えればでる、行っても楽しめる」と思ってもらえる日に施行される。イベント産業においてきることが明確になり、一つずつ取り組んように伝えていくことがユニバーサルイベも本格的にこの時代に対応していく必要でいくことができる。ントを成立させるために大切なことである。方法を習得できます」とある。性が高まっている。こうした状況を受け ANA CUP 日本ハンドボールリーグプこうしたことのつながりがイベントを通じて始まったユニバーサルイベント検定が、レーオフでは 2012 年よりガイドサポートてユニバーサルな社会づくりに貢献して昨年 7 月に続き早くも第 2 回を開催するセンターを設置しており、ベビーカーのいくことになる。ということからも、業界の本気度がうか預り所や授乳室を設置するなど、小さながえる。子どもがいる家族でも観戦に訪れる状況文・日本イベント産業振興協会主任研究員越川延明 NPO 法人ユニバーサルイベント協会によると、ユニバーサルイベントとは「参加を希望する全ての人々が、性、年齢、人種、身体的条件の有無にかかわらず、できる限り快適に参加でき、十分な図 1 ユニバーサルイベントの基本ユニバーサルイベントの基本すべての来場者が快適にイベント体験できるように、特性を理解するユニバーサル・ユニバーサル・コミュニケーションアクセシビリティコミュニケーションが図れるイベント」である。その企画・制作・運営上の配慮事項として、「ユニバーサルアクセシビリティ（誰もが楽に来場・移動できる案内・設備・仕組み）」「ユニバーサルコミュニケーション（すべての来場者が快適にイベントを体験できるように、特性を理解する）」「ユニバーサルオペレー 148 ユニバーサルイベント誰もが楽に来場・移動できる案内・設備・仕組みユニバーサル・オペレーションすべてのイベントの来場者／来場希望者が、快適に来場でき、豊かで充実したイベントが体験できる、そんな会場構造他施設機能、運営体制があるすべてのイベントの来場者のための快適で安全な運営体制ユニバーサル・サステナビリティ多様な人々が快適に暮らせる環境を生み、存続できる社会的背景　普遍的な社会的理念ノーマライゼーションＩＴの進展による社会的コミュニケーションの変化国際化と超高齢社会の現状参考：イベント産業振興協会イベント検定ポータルサイト　http://jace-kentei.jp/ NPO 法人ユニバーサルイベント協会　http://u-event.jp/index.html 宣伝会議 2016.4 SS04_143-150_広告業界トピックス.indd 148 2016/02/19 17:15