報道発表資料平成２８年７月１２日ウェルフェアイノベーションプロジェクト２０１６第２弾卓上型対話支援機器「comuoon」を用いたモデル利用・体験会を実施します。かわさき基準（ＫＩＳ）認証の革新的機器で、「聴こえやすい」をみんなのあたり前に川崎市では、産業と福祉の融合により新たな活力と社会的仕組みを創造する「ウェルフェアイノベーション」の一環として、川崎市独自の福祉製品のあり方を示した「かわさき基準」の認証を進めています。2015 年度にかわさき基準（ＫＩＳ）に認証された卓上型対話支援機器「comuoon」（販売代理：大和ハウス工業株式会社、開発・製造ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社）を、市立聾学校の生徒に向けて効果検証を行い、補聴器を使わなくともコミュニケーションの課題を解消する効果が一定程度実証することができました。この効果を社会に広めていくため、このたび、川崎市高津区役所窓口にて、窓口サービスの向上や 4 月に施行さ「comuoon」を用いたモデル利用を開始します。れた障害者差別解消法の具体的な取組として、また、今年度のウェルフェアイノベーションの取組では、製品を利用するシーンを具体的に想定して、その価値を「新たな生活スタイル」として実感していただく機会の創造にも取り組んでおり、その一つ目の取組として、多くの方に「聴こえやすさ」を実感していただく一般市民向けの「comuoon」利用体験会を実施します。１高津区役所窓口モデル利用実施場所・期間場所：高津区役所区民課及び高齢・障害課等の窓口カウンター期間：平成 28 年 7 月 12 日（火）∼ 概ね 2 か月程度（開庁時間中） ※来庁者及び窓口対応を行う職員の声を聞きながら実証を進めていきます。高性能マイクスピーカー「comuoon」２一般市民向け利用体験会場所・日時概要：家庭内でのコミュニケーションの促進に向けて、本市職員及び販売代理元の大和ハウス工業株式会社スタッフによる製品説明及び体験会を行います。場所：ＳＵＵＭＯ住宅展示場ダイワハウスモデルハウス内（武蔵小杉駅徒歩 10 分）日時：平成 28 年 8 月 6 日（土）、7 日（日）の 2 日間両日ともに 10 時 16 時３「comuoon」製品概要・難聴者側が補聴器を装用するのではなく、話し手側で難聴者が聞き取りやすい音や声を作り出すことで、コミュニケーションを改善する機器です。・軽度から中度難聴者（25∼69db 程度）であれば、補聴器を装用せずに「聴こえ」を改善することが可能です（個人差があります）。・2014 年度グッドデザイン賞 BEST100 及びグッドデザインものづくりデザイン賞を受賞しています。４難聴者の現状日本補聴器工業会の難聴や補聴器に関する実態調査「JapanTrak2015」によると、高齢化に伴い日本の総人口に占める難聴者の割合は 10.9%(2012 年)から 11.3%(2015 年) と増加しています。一方で、難聴者における補聴器所有率は 13.5%と低い水準に留まっています。今後、高齢化が進むに伴い、難聴者の人口・割合は増加してくことが予測され、多くの方がコミュニケーションに課題を感じる懸念が生じています。【本企画全般・かわさき基準に関して】川崎市経済労働局次世代産業推進室秋山、滝口、江畑電話：044‐200‐3226 【高津区役所でのモデル実施について】川崎市高津区役所区民サービス部黒澤、志村電話：044-861-3160 【製品の販売情報について】大和ハウス工業株式会社ヒューマン・ケア事業推進部ロボット事業推進室作田、大塚電話：03‐5214‐2270 【製品の製造・開発について】ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社川嶋電話：03‐6427‐1467