今月のニュースレター - 東京パスポート学院

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T. P. A . N e ws l e tte r
March
*今月号のご案内*
P1
TPA からのお知らせ
P2-3 講師コラム ~Confusing English in Japan~
*ニュージーランド豆知識 2
P4「おもてなし」の語源 ~おもてなし講座を担当して 2~
東京パスポート学院
2016 年 3 月
★英検 5 級講座・5 日間 申込締切:5 月 月号
13 日(金)
~6月12日の試験日を目指して!!~
講座日程・全5日間
火、木講座
5月24日(火),26日(木),31日(火),6月2日(木),7日(火)
各日16:00~17:45 *1レッスン1時間45分
講座料金:
\22,500- (在校生は\20,250-)
教材費: 別途 \1,080-要 ※ノートは各自で準備
東京パスポート学院は全外協加盟校として2020年の
オリンピックに向けた東京都主催「外国人おもてなし
語学ボランティア」育成講座にあたり講師派遣の協力
をしています。
★新年度クラス教材費について
既にご案内の通り、3/22 の週に現金にて回収させ
ていただきます。なるべく釣銭が出ないよう何卒ご協
力をお願い致します。
■【中学・英文法クラス】生徒募集中!
当クラスでは中学校の内容に準拠したカリキュラム
を日本人講師が分かりやすく指導します。
新年度スケジュール
中1クラス 毎週水曜:18時30分~
中2クラス 毎週火曜:18時30分~
中3クラス
〃 :19時40分~
月謝 ¥10,800-(税込)
ネイティブクラスと合わせて受講される場合は総額
から 10%割引になります!
中 1 クラス対象:中学生及び当校 K4 クラス以上の小
学 5,6 年生) 中 2 クラスは小学 6 年生以上対象。
ご興味のある方はスタッフまでお問い合わせくださ
い。定員(各クラス6名)になり次第、締切とさせて
頂きます。
↓ぜひご覧ください♪
★ホームページ
http://www.gakuin.co.jp
★フェイスブック
https://www.facebook.com/gakuin.co.jp
★ツイッター
対象:5級を受験するにあたり無理がない基本単語、
文法知識がある今年4月時点で小学2年生~中学1年生
★小学生~大人各クラス生徒募集中!
紹介者制度や家族割引があります!
ご友人をご紹介いただいた場合、ご紹介者の 1 か月分
のお月謝が半額に。またご入会者の入会金(通常 1 万
円)が免除となります。家族割りの場合は、ご家族の
お一人様(レッスン料が低い方)のお月謝が毎月 15%
off になります!
但し他の割引との併用はできません。詳しくはスタッ
フまでお気軽にご相談くださいませ♪
~TPA生徒のご紹介コーナー~
第 6 弾はシニアクラス
ティータイムイングリッシュ
受講中の Masaki さんと Yukiko
さんです!
TPA歴 約 3 年間。
Q1 英会話をやっていて嬉しかった事は?
Mさん:海外旅行に行った時でも物怖じしなくなった。
Yさん:リスニング力が良くなった事。洋画やテレビを見て
いる時に、以前より英語が入ってくるようになった。
Q2:今後の目標は?
Mさん:困ることなく日常会話を話せるようになりたい。
Yさん:海外の色々な文化についてもっと勉強して、日本文
化についてもきちんと海外の人に紹介できるようになりたい
です。
Q3:皆さんへのメッセージ
https://twitter.com/TokyoPassport
シニアクラスはチケット制なので気軽に来ることができると
★TPAにて留学の手配をしています。
短期から長期、親子留学等、お気軽にご相談下さい。
中学生以上は親が同伴しないで留学も可能です!!
ころが良いです。お茶を飲みながらクラスメートの皆さんと
和やかにレッスンを受けています!またレッスン以外にもビ
ア・パーティなどイベントを通して、講師やスタッフの方々
とも交流できて、とても楽しいです!
*シニアクラス「ティータイムイングリッシュ」は、55 歳以
上、初級対象のクラスです。
TPA Newsletter
March 2016
This month your teachers will tell you about our observations of English in Japan. Overall,
the English in Japan is great, but some words and phrases mean different things to native
speakers, and due to spelling or grammar mistakes, some things can be quite humorous.
今月は講師たちが日本の英語で気づいたことについてお話します。一般的には日本の英語は素晴らしいのですが、
スペルや文法が間違っていることで単語やフレーズの意味がネイティブスピーカーにとって
意味が異なるものであったり、かなり面白いものがあったりします。
Many people in English speaking countries get tattoos using kanji and kana, only to find the meaning is not
what they expected. It is hard to get the meaning correct if you are not fluent in the language or are not able to
have someone who is check your writing. Here are some examples of some Japanese products with amusing
English text.
英語圏の多くの人はタトゥー(入れ墨)を入れるのに漢字や仮名文字を使い、入れてしまった後でそれが思っていた意味
と違ったと気付くことがあります。その言語が堪能ではなかったり、書いたものを確認してくれる人がいなければ正しい
意味を知るのは難しいことです。それでは日本の製品で面白い英文表記がなされている例をいくつか紹介しましょう。
This is product is biscuits with raisins and a sweet filling. The sand probably means the biscuits look like
sandwiches, but sandwiches has been shortened to sand. Sand is something at the
beach, it gets everywhere and is crunchy when you eat it. The conclusion is that this
biscuit is made from sand and raisins. That doesn’t sound very delicious! この製品は
レーズンと甘いクリームが入っているビスケットです。きっとこの”サンド“というのは、ビス
ケットがサンドイッチみたいということなのでしょうが、サンドイッチが省略されてサンド
(sand)となっています。Sand はビーチやどこにでもある“砂”で食べたらジャリジャリしま
す。つまり砂とレーズンで作ったビスケットとなり、全然美味しそうではありません!
“UNIVERSAL TONGUE RETORT” is some text on the packaging for a pair of
tongs. It looks like they are trying to sell us a tongue! And not just any tongue. A
tongue that can retort. A retort is a sharp, angry, or witty reply. The irony is that it
was spelt correctly elsewhere on the packaging
トング (tongs;パスタなど食品をはさむ調理器具)のパッケージに”UNIVERSAL
TONGUE RETORT“と書かれていたのです、まるで”舌(tongue)“を販売しているようで
す!しかもただの舌ではありません。反論できる舌なのです。retort の意味は「鋭く、
怒って、又はうまく言い返す」です。皮肉にもそのパッケージに書かれた文はある意味
正しいスペルだったのです。
A can of Asahi beer informs us that it is “style free”. I have
no idea what the intended meaning is. In English it means either this beer is NOT
special or that is NOT fashionable. アサヒの缶ビールに“style free”“とありますが、私には何を
意図しているのかさっぱり見当もつきません。英語の意味では、「このビールは特別ではない」か「このビール
は流行ではない」のどちらかになります。(* ○○- free =「○○がない」という意味。例 smokefree)
Books Carrot is the name of my local book store. The name has a random feel to it. A carrot is not just a
vegetable. A carrot can also be something offered as a reward to encourage someone to do something. If you
do your homework you can have some dessert – the dessert is the carrot/reward. So is the book the
carrot/reward? If the word order was reversed, it would be a better name, but would not have the same
connection to reward.
“Books Carrot”は私の住んでいる地域にある本屋です。その名前は出任せな感じがします。Carrot はただ野菜だけの意
味ではなく、やる気を起こさせるために与える「褒美」という意味もあります。宿題をしたらデザートが食べられる、
という時のデザートが”carrot =褒美”です。ですから本は褒美なのでしょうか?もし語順が逆だったらもっといい名前
だったのでしょうが、そうすると carrot と褒美が結びつかなかったでしょうね。
Stephen スティーブン
During my time in Japan I have learned many English phrases and words the Japanese have adopted into their
lexicon.
A lexicon is the vocabulary of a language.
Some common examples are “mansion” and
“illumination.” Once we learn these words and phrases it is fairly simple to use them in our day to day lives.
私が日本にいる間、たくさんの英語のフレーズや単語が日本語の語彙に使われていることを知りました。lexicon はある
特定の言語の語彙という意味です。よくある例ではマンションやイルミネーションです。一旦これらの語彙を覚えたら、
日常生活で使うのはいたって簡単です。
A common source for strange English in Japan is when the Japanese try to translate Japanese thoughts and
feelings. These things are created from Japanese culture so a direct translation is often the worst way to write
them. It’s very hard to transfer those ideas to a new language.
日本で見る変な英語によくある原因は、日本語で思った事や感情をそのまま訳そうとしているからです。これは日本文化
が生み出したものなので、直訳して書くのは、最悪のやり方になってしまいがちです。このような考えを新しい言語に置
き換えるのは非常に難しいです。
This is an example from an ice cream shop in Okinawa. It
says, “We’ll make your own ice cream with your heart.” We
understand the meaning. They will make us ice cream full
of love. But it really says they’ll make us ice cream and use
our heart as an ingredient. No thank you!
これは沖縄にあるアイスクリームショップの例で“We’ll make your own ice cream with your heart”と書かれていま
す。言おうとしている意味は理解できます。きっと心をこめてアイスクリームを作ってくれるのでしょう。でも実際には、
私たちの心臓を材料にしてアイスクリームを作ってくれると言っているのです。お断りします!
Sometimes the only major issue in a bit of English is the spelling.
Spelling mistakes are often humorous and lighthearted. Take for
example, this one. It says, “We have perfect confidence in my
abirity.” The L/R problem that all Japanese are familiar with.
時々、ちょっとした英語で大きな問題点となるのが綴りです。スペルミ
スはユーモアがあり面白いです。この例を見てみましょう。“私たちは自
分たちの abirity???に完全な自信を持っています” 能力なら ability で、
日本人はこのLとRの間違いがよくありますよね。
And this one is just weird. I saw this everyday on the way to one of my classes at
my previous job. It is located near Ooyama Station. It’s a darts bar and the sign
reads, “Be calm, Bring, Blow Up.” I don’t know what they were going for, but I really
do not want to blow up or be anywhere that people may blow up!
そしてこれは単に奇妙です。前の勤務先でレッスンへ行く途中に、これを毎日見ていました。
大山駅近くにあるダーツバーの看板を読むと“Be calm, Bring, Blow Up” 「落ち着いて、持
ってきて、爆破」 いったい何を持っていくのかさっぱり分かりませんが、絶対に私は爆破さ
れたくありませんし、誰かが爆破するかもしれない場所になんかいたくありません。
Zach ザック
「おもてなし」の語源 ~おもてなし講座を担当して 2~
約 4 年後に控えた東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて行っている「外国人おもてなし語学ボランティア講座」では、外
国人に日本文化やマナーを伝える表現も練習するのですが、私はこの講座を担当するにあたって、「おもてなしとは何か」を改
めて調べることから始めました。すると 「おもてなし=hospitality」と訳されますが、語源には深い意味がありました。
「おもてなし=裏表がない」
幾つかの語源の由来があるようですが、そのうちのひとつは聖徳太子の十七条憲法の最初に出て
くる「和をもって貴しと為す」の「もって為す」から来ているという説です。これが「裏表がない」となる
のですが、聖徳太子が言う「和」というのは、「なごやか、おだやか」というものではなく、「十分な話し
合いを経た合意」のことを意味しています。自分にも人にも正直に、不平不満があれば正直に話
し合い、そしてお互いに歩み寄って理解するということが「和」であり、言いたいことも言えないのでは
「和」は得られないというものです。
国によりマナーもそれぞれですが、ある受講生の方が「(日本では)静かにすべき電車の中でも大声で話していたり、ゴミを
平気で捨てる外国人には、私はきちんと注意する。外国人だと遠慮して言わない人が多いが、外国人が増えるにつれ、日本
の良さが失われては良くない。」と話してくれました。本当におっしゃる通りで言わなくてはいけないことは勇気を出して誰かが伝え
ないといけないですよね。この講座では”Please”や”Sorry”をつけて、威圧的にならないように伝える練習をします。(何度言
っても分からなければ”Please”は不要ですが…。)京都では特に芸者さんと写真を撮ろうと急に芸者さんに触る外国人がい
たり、立入禁止の所に平気で入って写真を撮っていて、それが原因で苔の美しい庭が傷つき、撮影禁止場所が増えてきている
ということも…とても残念なことです。
相手に対し、思いやる気持ちを持って対応することで、マナーを伝えることも「おもてなし」となるのだと思います。また日本の良
さを失くさないという点でも。マナーを説明する時は、極力なぜそうするのかという理由や例えを伝えると相手も受け入れやすい
ですよね。例えば、もし立入禁止の場所に入って写真を撮っている人を見たら、”You can’t enter the area. It’s an offlimit to protect the plants. But you can take good photos over there.”などと説明すれば分かってくれると思い
ます。 “off-limit(s)“が立入禁止です。仮に相手に非があっても、「きっとルールを知らないんだろう。どうすればこの人の助け
になるだろう?」など、相手の気持ちを汲んだ話し方をしないと、言葉の使い方、表現の仕方次第で、相手への伝わり方が変
わりますから、気を付けようと思いました。
この講座では、素敵な受講生の方々からいろんなお話を伺うことができます。ある方から伺った心に残ったお話しを一つご紹
介させて下さい。その方は薬局の店員で英語はあまり話せません。黒人の男性が紙に書いた薬を見せて、英語で「これがほし
い」と言いましたが、そこの薬局には販売していなかったので、「それはない」と言うと、「黒人だから売れないのか!!」というようなこ
とを英語でまくしたててきた。何か誤解していると思ったこの方は”Come.”と言って、その人を連れて別の薬局まで連れて行き、
必要な薬を教えてあげました。するとその人は何度も握手をして”Thank you. Thank you.”と、とても感謝しました。果たし
て、体調が悪くて不機嫌になっていたのか、薬がなくて腹が立ったのか、日本人が「ない」と言う時にする顔の前で手をふるジェス
チャーを「臭い」と言われているように勘違いしてしまったのか、怒った理由は分かりませんが、言葉は通じなくても気持ちは伝わる
ということと、わざわざ別の薬局まで連れて行ってあげた生徒さんの「おもてなしの心」に感激ました。
その他のエピソードなどブログに掲載しておりますので、お時間ありましたら、ご覧ください。
 辻井
清江