(平成28年3月2日年管発0302第1号・第2号)(PDF

年管発0302第1号
平 成 2 8 年 3 月 2 日
日本年金機構理事長
殿
厚生労働省大臣官房年金管理審議官
(
公
印
省
略
)
国民年金法施行令の一部を改正する政令の公布について
国民年金法施行令の一部を改正する政令(平成28年政令第53号。以下「改正政令」
という。)が公布されたので通知する。
改正政令の趣旨及び内容は下記のとおりであるので、御了知いただくとともに、実
施に当たっては、貴機構において周知徹底を図り遺漏のないよう取り扱われたい。
記
第1
改正政令の趣旨
政府管掌年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律(
平成26年法律第64号。以下「年金事業運営改善法」という。)第2条の規定による
改正後の国民年金法(昭和34年法律第141号。以下「法」という。)附則第9条の
4の7等の規定に基づく、事務処理誤りにより納付の機会を逸失した国民年金保険
料の納付等の特例制度に関して、その納付手続等を定めるもの。
第2
1
改正政令の内容
特定事由により特定手続をすることができなくなったとき等に該当する旨の申
出を行おうとする際の手続等(第14条の14、第14条の21、第14条の22及び第14条
の28関係)
法附則第9条の4の7等に基づき、法等の規定に基づいて行われるべき事務の
処理が行われなかったこと等(以下「特定事由」という。)により特定の手続(
以下「特定手続」という。)をすることができなくなったとき等に該当する旨の
申出をしようとする被保険者又は被保険者であった者は、申出書を日本年金機構
に提出するものとするほか、その他必要な事項は厚生労働省令で定めるものとす
ること。
2
特定事由の対象となる法令(第14条の15関係)
法附則第9条の4の7第1項第1号の政令で定める法令を、法及び国民年金法
等の一部を改正する法律(昭和60年法律第34号)第1条の規定による改正前の法
(以下「旧法」という。)並びにこれらに基づく又はこれらを実施するための命
令(これらの法令の改正の際の経過措置を含む。)とすること。
3
特定手続(第14条の16関係)
法附則第9条の4の7第1項第1号の政令で定める手続を、法第87条の2第1
項の申出(付加保険料を納付する者となる旨の申出)、法第90条第1項、第90条
の2第1項から第3項まで及び第90条の3第1項の申請(保険料の免除の申請及
び学生納付特例の申請)並びに法附則第5条第1項の規定による申出(任意加入
被保険者となる旨の申出)等の手続とすること。
4
特定手続に係る規定により、特定事由に係る申出をした者に適用する法令の規
定(第14条の17から第14条の19まで関係)
(1)
法附則第9条の4の7第3項に基づき、特定手続に係る規定により、1
の申出をした者が被保険者となる期間があるときに適用する法令として、
法その他の被保険者又は被保険者期間に関して定めた法令(被保険者又は
被保険者期間に係る規定がある全ての法令)を定めるものとすること。
(2)
法附則第9条の4の7第4項及び第6項に基づき、特定手続に係る規定
により、1の申出をした者がその一部の額につき保険料を納付することを
要しないものとされる期間又はその全額につき保険料を納付することを要
しないものとされる期間があるときに適用する法令として、法その他の被
保険者、被保険者期間又は保険料に関して定めた法令(被保険者、被保険
者期間又は保険料(保険料免除期間等を含む。)に係る規定がある全ての
法令)を定めるものとすること。
(3)
法附則第9条の4の7第5項に基づき、特定手続に係る規定により、1
の申出をした者が付加保険料を納付する者となる期間があるときに適用す
る法令として、法その他の被保険者、被保険者期間又は付加保険料に関し
て定めた法令(被保険者、被保険者期間又は付加保険料に係る規定がある
全ての法令)を定めるものとすること。
5
法附則第9条の4の9第4項の政令で定める保険料(第14条の23関係)
法附則第9条の4の9第4項の政令で定める保険料を、法附則第9条の4の3
に規定する特定保険料、国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確
保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律(平成23年法律第93号)
附則第2条第1項に規定する後納保険料及び年金事業運営改善法附則第10条第1
項に規定する後納保険料とすること。
6
法附則第9条の4の9第3項の規定により5の保険料を納付する場合の額(第
14条の24関係)
法附則第9条の4の9第3項の規定により5の保険料を納付する場合の額を、
特定事由がなければ当該保険料を納付するものとした場合におけるその納付すべ
き額に相当する額とすること。
7
法附則第9条の4の11第3項の規定により保険料の追納をする場合の額(第14
条の25関係)
法附則第9条の4の11第3項の規定により保険料の追納をする場合に、追納対
象期間の各月の保険料の額に加算する額を、特定事由がなければ法第94条の規定
による追納をするものとした場合におけるその追納すべき額に相当する額から、
当該追納対象期間の各月の保険料の額を控除した額とすること。
8
法による老齢年金等の支給要件の特例(第14条の29から第14条の33関係)
65歳到達日以後に、法附則第9条の4の8の規定により読み替えられた法附則
第9条の4の7第6項の規定により旧保険料免除期間とみなされた期間を有した
こと等により、法附則第9条の3第1項の規定による老齢年金及び旧法による老
齢年金の受給資格期間を満たした場合は、支給要件に該当するものとみなして、
これらの年金を支給すること。
9
その他所要の規定の整備(第14条の26、第14条の27及び第14条の34関係)
必要な読替え等の所要の規定の整備を行うこと。
第3
改正政令の施行期日
改正政令は、平成28年4月1日から施行すること。
年管発0302第2号
平 成 2 8 年 3 月 2 日
地方厚生(支)局長
殿
厚生労働省大臣官房年金管理審議官
(
公
印
省
略
)
国民年金法施行令の一部を改正する政令の公布について
標記について、国民年金法施行令の一部を改正する政令(平成28年政令第53号)が
公布されたことに伴い、別添のとおり日本年金機構理事長あて通知したので、御了知
いただくとともに、貴管内市町村への周知をお願いする。
別添
年管発0302第1号
平 成 2 8 年 3 月 2 日
日本年金機構理事長
殿
厚生労働省大臣官房年金管理審議官
(
公
印
省
略
)
国民年金法施行令の一部を改正する政令の公布について
国民年金法施行令の一部を改正する政令(平成28年政令第53号。以下「改正政令」
という。)が公布されたので通知する。
改正政令の趣旨及び内容は下記のとおりであるので、御了知いただくとともに、実
施に当たっては、貴機構において周知徹底を図り遺漏のないよう取り扱われたい。
記
第1
改正政令の趣旨
政府管掌年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律(
平成26年法律第64号。以下「年金事業運営改善法」という。)第2条の規定による
改正後の国民年金法(昭和34年法律第141号。以下「法」という。)附則第9条の
4の7等の規定に基づく、事務処理誤りにより納付の機会を逸失した国民年金保険
料の納付等の特例制度に関して、その納付手続等を定めるもの。
第2
1
改正政令の内容
特定事由により特定手続をすることができなくなったとき等に該当する旨の申
出を行おうとする際の手続等(第14条の14、第14条の21、第14条の22及び第14条
の28関係)
法附則第9条の4の7等に基づき、法等の規定に基づいて行われるべき事務の
処理が行われなかったこと等(以下「特定事由」という。)により特定の手続(
以下「特定手続」という。)をすることができなくなったとき等に該当する旨の
申出をしようとする被保険者又は被保険者であった者は、申出書を日本年金機構
に提出するものとするほか、その他必要な事項は厚生労働省令で定めるものとす
ること。
2
特定事由の対象となる法令(第14条の15関係)
法附則第9条の4の7第1項第1号の政令で定める法令を、法及び国民年金法
等の一部を改正する法律(昭和60年法律第34号)第1条の規定による改正前の法
(以下「旧法」という。)並びにこれらに基づく又はこれらを実施するための命
令(これらの法令の改正の際の経過措置を含む。)とすること。
3
特定手続(第14条の16関係)
法附則第9条の4の7第1項第1号の政令で定める手続を、法第87条の2第1
項の申出(付加保険料を納付する者となる旨の申出)、法第90条第1項、第90条
の2第1項から第3項まで及び第90条の3第1項の申請(保険料の免除の申請及
び学生納付特例の申請)並びに法附則第5条第1項の規定による申出(任意加入
被保険者となる旨の申出)等の手続とすること。
4
特定手続に係る規定により、特定事由に係る申出をした者に適用する法令の規
定(第14条の17から第14条の19まで関係)
(1)
法附則第9条の4の7第3項に基づき、特定手続に係る規定により、1
の申出をした者が被保険者となる期間があるときに適用する法令として、
法その他の被保険者又は被保険者期間に関して定めた法令(被保険者又は
被保険者期間に係る規定がある全ての法令)を定めるものとすること。
(2)
法附則第9条の4の7第4項及び第6項に基づき、特定手続に係る規定
により、1の申出をした者がその一部の額につき保険料を納付することを
要しないものとされる期間又はその全額につき保険料を納付することを要
しないものとされる期間があるときに適用する法令として、法その他の被
保険者、被保険者期間又は保険料に関して定めた法令(被保険者、被保険
者期間又は保険料(保険料免除期間等を含む。)に係る規定がある全ての
法令)を定めるものとすること。
(3)
法附則第9条の4の7第5項に基づき、特定手続に係る規定により、1
の申出をした者が付加保険料を納付する者となる期間があるときに適用す
る法令として、法その他の被保険者、被保険者期間又は付加保険料に関し
て定めた法令(被保険者、被保険者期間又は付加保険料に係る規定がある
全ての法令)を定めるものとすること。
5
法附則第9条の4の9第4項の政令で定める保険料(第14条の23関係)
法附則第9条の4の9第4項の政令で定める保険料を、法附則第9条の4の3
に規定する特定保険料、国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確
保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律(平成23年法律第93号)
附則第2条第1項に規定する後納保険料及び年金事業運営改善法附則第10条第1
項に規定する後納保険料とすること。
6
法附則第9条の4の9第3項の規定により5の保険料を納付する場合の額(第
14条の24関係)
法附則第9条の4の9第3項の規定により5の保険料を納付する場合の額を、
特定事由がなければ当該保険料を納付するものとした場合におけるその納付すべ
き額に相当する額とすること。
7
法附則第9条の4の11第3項の規定により保険料の追納をする場合の額(第14
条の25関係)
法附則第9条の4の11第3項の規定により保険料の追納をする場合に、追納対
象期間の各月の保険料の額に加算する額を、特定事由がなければ法第94条の規定
による追納をするものとした場合におけるその追納すべき額に相当する額から、
当該追納対象期間の各月の保険料の額を控除した額とすること。
8
法による老齢年金等の支給要件の特例(第14条の29から第14条の33関係)
65歳到達日以後に、法附則第9条の4の8の規定により読み替えられた法附則
第9条の4の7第6項の規定により旧保険料免除期間とみなされた期間を有した
こと等により、法附則第9条の3第1項の規定による老齢年金及び旧法による老
齢年金の受給資格期間を満たした場合は、支給要件に該当するものとみなして、
これらの年金を支給すること。
9
その他所要の規定の整備(第14条の26、第14条の27及び第14条の34関係)
必要な読替え等の所要の規定の整備を行うこと。
第3
改正政令の施行期日
改正政令は、平成28年4月1日から施行すること。