埼玉県湧水地調査支援実施要領 (目的) 第1条 県は、「川の国埼玉」の実現に向けた県民による湧水地保全を推進すること を目的に、湧水地の調査及び保全活動を実施している県民、又は、湧水地を一般開 放している湧水管理者に対し、予算の範囲内で支援を行う。 2 前項の支援に関しては、この要領に定めるところによる。 (用語の定義) 第2条 次の各号に掲げる用語の定義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 (1)湧水地の調査及び保全活動 県内の湧水地での、ごみ拾い、草刈り、清掃、水質改善、環境学習及び水生 動植物の調査等の活動をいう。 (2)支援 県が行う支援は、次のとおりとする。 (ア)湧水地の現地調査の同行並びに別表1の項目の調査測定に必要な器材の貸 出し及び当該器材の使用に係る助言・指導 (イ)(ア)の現地調査で採取した試料の水質分析 (ウ)(ア)及び(イ)の結果をとりまとめ、湧水調査報告書として県ホームペ ージで公表 (エ)(ウ)の公表ページに、調査実施者の活動概要を掲載 (3)現地調査 別表1の項目の調査測定の実施及び別表2の項目を分析するための試料採 取をいう。 (4)調査実施者 第4条第2項の選定により、県が支援を行うことに決定した湧水地の申請者 をいう。 (申請手続) 第3条 県の支援を申請しようとするときは、環境部水環境課が定めた期間内に、環 境部水環境課に湧水地調査支援申請書(様式1)を提出するものとする。 2 県の支援を申請できる湧水地は、次の事項について湧水地の管理者の承諾を得た 湧水地とする。 (1)調査の実施 (2)調査結果の公表 (3)地域住民又は観光客の見学 (申請に係る審査) 第4条 水環境課は、湧水地調査支援申請書が提出されたときには、申請された湧水 地の公共性を審査し、当該申請された湧水地の調査の実施について湧水地所在市 町村、環境管理事務所及び環境科学国際センター等と協議することとする。 2 水環境課は、前項の審査及び協議を踏まえ、受付順で調査を実施する湧水地を選 定する。 3 水環境課は、前項の選定結果について、県の支援を申請してきた者に通知する。 (現地調査に係る経費) 第5条 交通費、郵送費その他支援を受けようとする際に生じる一切の経費は、支援 を受けようとする調査実施者が負担するものとする。 2 県が調査に同行する際に生じる一切の経費は、県が負担するものとする。 (現地調査報告書) 第6条 第2条第2項に定める支援を受けた調査実施者は、県へ現地調査報告書(様 式2)を提出するものとする。 2 前項の現地調査報告書の提出先は、環境部水環境課とし、提出時期は、支援を受 けた調査の実施日以後30日以内又は当該事業実施日の属する年度末のいずれか 早い日までとする。 (損害の賠償) 第7条 調査実施者が行う現地調査によって発生した損害(第三者に及ぼした損害を 含む。)の賠償に係る一切の経費は、調査実施者が負担するものとする。 (定めのない事項等) 第8条 この要領に定めのない事項等については、調査実施者及び県が協議して決定 する。 附 則 1 この要領は、平成28年3月1日から施行する。 別表1 現地調査で調査測定を行う項目 調査測定項目 調査に必要となる器材 湧水地の状況調査 ・湧水地の状態(地質、地形、植生、自然度など) ・湧水の利活用の状況 デジタルカメラ ・湧水の歴史的背景、言い伝えなど 所在地情報(緯度経度) GPS 湧水量 計量容器又は電磁流量計 気温 温度計 水温 水温計 外観 透視度計 臭気 ポリビン pH pH計 導電率(EC) EC計 酸化還元電位(ORP) ORP計 溶存酸素量(DO) DO計 別表2 水質分析項目 分析項目 備考 大腸菌数 大腸菌群数 硝酸態窒素 亜硝酸態窒素 し尿や施肥による影響の有無が分 かります アンモニア態窒素 陽イオン(Na+、K+、Ca2+、Mg2+) 陰イオン(Cl-、SO42-) 湧水の基本的な性質が分かります 金属類(Fe、Mn、Al、Si) 全有機炭素数(TOC) 代表的な水質指標の一つで、水の汚 れの程度が分かります 分析により検出された物質が、粒子 濁度(NTU) 由来のものなのか、水中に溶けてい るものなのかを判別できます (様式1) 湧水地調査支援申請書 年 月 日 水環境課長 殿 氏名又は名称及び住所並びに法人 にあっては、その代表者の氏名 (電話番号) 埼玉県湧水地調査支援実施要領第 3 条第1項に基づき、下記のとおり申請します。 記 申請者の名称 調査地点 別紙1のとおり 現地調査候補日 現地調査 参加予定人数 その他特記事項 <備考> (該当する項目に○ をつけてください) 県ホームページにおける調査結果の公表時に、調査実施団体 の紹介の掲載を 希望します 希望しません ※ 団体紹介の掲載を希望する場合は、団体紹介チラシ(A4用紙 1~2枚)をご提出ください(別紙2_記入例は参考です。内 容・形式は問いません。)。 湧水所在地 湧水の名称 ※ 地点ごとに、別添「調査予定地点の概要」を作成してください。 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 No. 調査予定時期 【別紙1】調査予定地点一覧 地点区分 湧水利用状況 湧出量(目視) 氏名 住所 湧水管理者 連絡先 湧水管理者への確認事項 調査実施 調査結果公表 見学 の可否 の可否 の可否 備考 【別添】調査予定地点の概要(地点ごとに作成してください) 調査支援を申請する湧水地はこんなところ 地点番号 湧水地の名称 <湧水の魅力・特長> 湧水にまつわる言い伝えや周辺住民との関わり合いなど、この湧水に関する魅力・特長を自由 に記載してください。 <今後、湧水地をどのように保全し、活用していきたいと考えていますか?> 現在実施されている NPO・住民団体による保全活動の状況や、湧水地の今後の将来像を自由に 記載してください。 <湧水地の写真・イラスト等> 湧水地の状況が分かるような写真・イラストなどを貼付してください。 <湧水地までの案内図> 湧水地の場所が分かるように、最寄りの目印となる場所からの案内図を作成してください。 ※ 写真の貼付等により1ページで収まらない場合は、適宜記入枠を拡げ、ページ数を増やし て作成してください。 (別紙2_記入例) 団体名 ~団体の活動理念など(1行で)~ 所在地 代表者 連絡先 電話 FAX 電子メール 活動分野 自然環境・環境保全・生活環境・環境学習 <当会で取り組んでいること> ●団体を立ち上げたきっかけ ●活動内容 写 真 写 真 ●活動成果 ●今後の活動 (様式2) 現地調査報告書 年 月 水環境課長 殿 氏名又は名称及び住所並びに法人 にあっては、その代表者の氏名 (電話番号) 埼玉県湧水地調査支援実施要領第6条第1項に基づき、下記のとおり報告します。 記 調査日 調査地点 調査実施者氏名 その他特記事項 別添「湧水地調査野帳(様式3)」のとおり 日
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