ロコモティブシントローム(略称:ロコモ) (国策) 日本の最大の悩みは高齢化です。高齢化 社会になると医療費が増え、国家予算(税 金)の大半が医療費に流れます。そこで、 国は医療費を軽減するためにはどうしたら いいのかを考えました。結論としては「寝た きり期間を減らそう」です。そこで、メタボと いう言葉を周知させ意識改革に成功した 厚生労働省が、「脱寝たきり」をめざし、新 たな言葉「ロコモティブシンドローム」を発 表しました。 ※厚生労働省発表資料:次期国民健康づくり運動に関する委員提出資料 ロコモティブシンドローム 日本における危険因子とそれによる死亡 数についての報告の中で、運動不足によ る死亡者数は年間約5万人で、喫煙、高血 圧に次ぐ第3位と非常に多い ロコモの認知度は、平成24年度において 17.4%と低いことから、第二次健康日本21 において、平成34年度までに80%まで向 上させることを目標としている。 ※厚生労働省ホームページより(平成25年) ロコモとは ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といっ た運動器のいずれか、もしくは複数に障害が 起き、歩行や日常生活に何らかの障害をきた している状態です。いつまでも自分の足で歩 き続けていくために、ロコモを予防し、健康寿 命を延ばしていくことが必要なのです。 ※ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト 健康寿命とは 健康寿命とは、健康上の問題がない状態 で日常生活を送れる期間のことです。平均 寿命から健康寿命を引くと、男性は約9年 、女性は約12年となります。誰もが最後ま で、健康でいきいきとした生活を送りたいと 思っています。健康寿命を守りましょう! ※平均寿命(平成22年)は、厚生労働省「平成22年完全生命表」、健康寿命(平成22年)は、 厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」。 健康寿命の障害因子 自立度の低下や寝たきり、つまり要支援・要介護 状態は健康寿命の最大の敵です。そしてその要 因の第1位は「運動器の障害」 ※平成23年厚生労働省国民生活基礎調査より ①運動不足や加齢による衰え ①運動不足や加齢による衰え ①運動不足や加齢による衰え ②起こりやすい病気 ⑴骨粗鬆症 ⑵変形性膝関節症 ⑶腰部脊柱管狭窄症 骨粗鬆症 骨を切った写真 骨粗鬆症 ②起こりやすい病気 ⑴骨粗鬆症 ⑵変形性膝関節症 ⑶腰部脊柱管狭窄症 変形性膝関節症 ②起こりやすい病気 ⑴骨粗鬆症 ⑵変形性膝関節症 ⑶腰部脊柱管狭窄症 腰部脊柱管狭窄症 腰の痛み 足の痺れ ③痛み・疲れやすさ・・・ ⑴痛みで外に出るのもおっくうになる ⑵運動したくてもできない ⑶ずっと寝ているほうが楽 運動不足や 加齢による筋力、骨、 関節の衰え ますます 動かない 動くと 痛みが出たり、 疲れやすくなる ロコモを予防するには ⑴身の回りのことでできる事 は自分で行いましょう! ⑵1日3食規則正しい食生活 ⑶ロコモトレーニング(略称:ロ コトレ)をしましょう♪ ロコモを予防する食事 カルシウムが豊富 海藻類 あおのり (720mg/100g) ワカメ(乾) (820mg/100g) ひじき(乾) (1400mg/100g) 1日に必要なカルシウムの摂取量は600mg ロコモを予防する食事 カルシウムが豊富 乳製品 チーズ 牛乳 (110mg/100g) (600~1500mg/100g) ヨーグルト (120mg/100g) ロコモを予防する食事 タンパク質が豊富な製品 大豆製品 豆腐 4.9g/100g 納豆16.5g/100g ※一日あたりの平均必要量は、成人男性で50グラ ム、成人女性で40グラム ロコモを予防する食事 タンパク質が豊富 肉類 鳥のささみ(22.9g/100g) 牛のもも肉(22.3g/100g) 魚類 マグロの赤身(28.3g/100g) いわし(19.2g/100g) ロコモを予防する運動 開眼片脚起立時間 ロコモティブシンドロームを早期発見す るための検査をしたデータ 70歳以下:19秒 71~75歳:10秒 76歳以上:6秒以下
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