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インマヌエル中目黒キリスト教会
2015年2月15日聖日礼拝
使徒の働き連講49
「テサロニケ教会の誕生」
使徒の働き17章1節-10節
竿代照夫牧師
聖書朗読
新約聖書
使徒の働き17章1節-10節
聖書本文は新改訳聖書第三版
(©新日本聖書刊行会)を使用しています。
第二版の聖書はp262~/第三版の聖書はp240~
1 彼らはアムピポリスとアポロニヤを通って、
テサロニケへ行った。そこには、ユダヤ人の
会堂があった。
2 パウロはいつもしているように、会堂に
入って行って、三つの安息日にわたり、
聖書に基づ いて彼らと論じた。
3 そして、キリストは苦しみを受け、死者の中
からよみがえらなければならないことを説明
し、また論証して、「私があなたがたに伝えて
いるこのイエスこそ、キリストなのです」と
言っ た。
4 彼らのうちの幾人かはよくわかって、パウロ
とシラスに従った。またほかに、神を敬う
ギリシヤ人が大ぜいおり、貴婦人たちも
少なくなかった。
5 ところが、ねたみにかられたユダヤ人は、
町のならず者をかり集め、暴動を起こして
町を騒がせ、またヤソンの家を襲い、
ふたりを人々の前に引き出そうとして捜した。
6 しかし、見つからないので、ヤソンと兄弟たち
の幾人かを、町の役人たちのところへ
ひっぱって行き、大声でこう言った。「世界中
を騒がせて来た者たちが、ここにも入り込ん
でいます。
7 それをヤソンが家に迎え入れたのです。
彼らはみな、イエスという別の王がいると
言って、カイザルの詔勅にそむく行いをして
いるのです。」
8 こうして、それを聞いた群衆と町の役人たち
とを不安に陥れた。
9 彼らは、ヤソンとそのほかの者たちから保証
金を取ったうえで釈放した。
10 兄弟たちは、すぐさま、夜のうちにパウロと
シラスをベレヤへ送り出した。ふたりはそこに
着くと、ユダヤ人の会堂に入って行った。
説
教
使徒の働き連講49
「テサロニケ教会の誕生」
使徒の働き17章1節-10節
竿代照夫牧師
主テキスト
「あなたがたは、私たちから神の使信のことば
を受けたとき、それを人間のことばとしてではな
く、事実どおりに神のことばとして受け入れてく
れたからです。この神のことばは、信じている
あなたがたのうちに働いているのです。」
(1テサロニケ2:13)
先週の復習:ピリピの看守と家族の救い
(16:34-35)
1.ピリピからテサロニケへ(1節a、地図参照)
・イグナチア街道を西進、アムピポリス、
アポロニヤ経由でテサロニケに到着
・テサロニケ
・アレクサンドロス大王の義弟カッサンドラに
よって建設(BC4世紀)、その妻テッサロニ
キに因む命名
・168BC、ローマがマケドニヤ州都とし、
その後自由都市に
・ユダヤ人も多く、会堂(シナゴーグ)も存在
・現代のテッサロニキ:ギリシャ第二の都市
2.会堂での教え(1節b-3節)
・パウロたち、会堂に行く
・会堂での教え:「ナザレのイエスこそ
メシヤ(キリスト)」
3.テサロニケ人の受容(4節)
・ユダヤ人:少数だが真実な人々
(含・ヤソン)
・「神を敬うギリシャ人」:会堂での求道者
・町の貴婦人たち:自立した女性たち
・一般ギリシャ人:偶像と不道徳的を捨て、
真の神に帰る(1テサ1:9)
4.ユダヤ人の迫害(5-9節)
・ユダヤ人たちが嫉妬し、「ならず者」を扇動
・「皇帝への反逆罪」でヤソンを訴える
・ヤソンはパウロたちの退去を条件に保釈
される
5.パウロたちの退去とテモテの派遣(10節)
・教会がパウロたちを見送る
・テモテの派遣(1テサ3:1-3)
・パウロ再訪の試みと挫折(1テサ2:18)
・テサロニケ教会は周辺教会の模範に
(1テサ3:6-10)
終わりに
み言葉を素直に受け取り、信じ、
実行する恵み(1テサ2:13)