ハノイ~ダナン~ホイアン 統一鉄道に乗って

ベトナム旅行記(第 1 回)
朴由記子
ハノイ~ダナン~ホイアン 統一鉄道に乗って
く田舎の風景、砂ぼこりが舞うかすんだ駅に並ぶ商店、サ
ッカーをする子どもたち、そして美しい蓮の花が浮かぶ池。
ゆっくり進む列車のスピードに合わせて見えるものは、ベ
トナムに生きている人の日常がそこにある。
私の目的地ホイアンに行くには、ダナン駅( GA DA
NANG)から車で約1時間。ホイアンは世界遺産にも登録
された古い町並みが残る、のんびりとした独特な空気感を
持つ美しい小さな町だった。その昔、アジアとの貿易が盛
んだった頃に日本人によって架けられたという「日本橋
(CAU NHAT BAN)」や華僑の人々が現在も使用している
という「集会所」、中国様式にベトナムと日本の様式も取り
入れられた「家屋」も当時のまま残っている。これらの観
光名所を周遊パスを購入し、町並みを楽しみながらのんび
りと散策していると、わたしはホイアンの町をたった1日
で離れる事が残念で悔しくてならず、ずっとここにいたい
と思うほど強く心惹かれていた。滞在したホテルもハノイ
では考えられない料金で、広く開放感もあり、調度品もセ
ンスよく、どこかしらイメージしていたフランス統治時代
の馨りが残る部屋とバルコニーから目の前に広がるゆるや
かな田園には、ベトナムの三角形の帽子をかぶった農作業
をする人と牛が平和でのどかで旅の疲れを癒してくれ、本
当に素敵だった。ホイアン名物(ここでしか食べられない)
という「ホワイトローズ」と呼ばれる食べ物(米粉で作っ
た皮にエビのすり身を詰めて蒸したもの)もとても美味し
かった。今回の旅で一番好きな食べ物。
ベトナムの人は穏やかで、たくさんの笑顔にも出会えた。
もっともっとベトナムを知りたいと思えた今回の旅は、自
分の心を開けば、一期一会であってもハッピーを共有でき
る瞬間や国なんて関係なく、人と人は同じで世界はつなが
っているとあらためて感じさせてくれた。CAM O’ N!(あ
りがとう)
月 日(金)
今後の予定
12
19
特別編 オープンクラス
(弁天町市民学習センター)
12
26
1
2
お休み
通常学習開始
16
2
20
通常学習
27
3
6
特別編
(港区民センター)
13
20
27
ボランティア研修(学習はお休み)
(港区民センター)
*時間はいずれも午後 7 時~
*通常学習は市岡高校同窓会館
*特別編と研修は会場費 100 円
月 日、 月 日
1月9日(金)
1月 日~ 月 日
2月 日、 月 日
3月 日、 日、 日
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編集後記
のんびりと車窓を眺めるような旅が好きだ。その場所で日
常を生活している人たちを感じながら自分の足で歩いて時間
を同じにしてみる。列車での移動は飛行機よりもより日常を
感じれると思っている。
ベトナムは南北に細長い国。北に位置する首都ハノイ(HA
NOI)から中間地点にあるダナン(DA NANG)という町まで
は列車で約14 時間。
南北を走る統一鉄道には、寝台車両(2段ベッドで4人1
室コンパートメントと3段ベッドで6人1室)、通常の座席車
両(ソフトシート、ハードシートの2種類)があり、それぞ
れ料金が異なる。
ハノイを出発したのは夜11時。その日、ハロン湾1DAY ツ
アーから戻った足で列車に飛び乗った。
ハロン湾ツアーで席が隣になった縁から一日を一緒に過ご
した日本人の男の子との別れ、旅の一期一会。今からまた一
人旅が始まるのだなぁと感慨深くなってしまいながら、真っ
暗な窓の外を見ながらホイアン(HOI AN)を目指す。
列車の通路は人が一人しか通れないくらいの幅しかなく、
そこをワゴンをひいた駅員さんがご飯(おかゆや揚げ物など)
を売りに来たり、おばさんがお菓子や飲み物を売り歩く。ワ
ゴンでめいっぱいの通路を通り過ぎようとする人たちは体を
よじらせ、人とワゴンがうまい具合に寝台部屋へ入りくみな
がらすり抜けてゆく。ベトナムの人には当たり前の電車の中
でのこんなちょっとした事も私には興味深くておもしろい。
私のいた寝台車両には欧米人のバックパッカー(団体が多い。
とっても賑やか!)、ベトナム人の家族連れ(帰省っぽい)や
ビジネスマンなどで、ベトナム人は食事道具やティーセット
などを持参していた。個々の部屋はさながら小さな自宅で、
列車の中という意識がだんだん薄れ、みんなで大きな共同体
の集合住宅にいるような不思議な感じがした。
列車が走り続ける中で時間も気にすることなく好きなだけ
本を読んで過ごすことの充足感、通路に立って何も考えず目
の前を過ぎてゆく景色を眺める穏やかな幸福感、片道14時
間という時間を往復しても飽きることはなかった。ずっと続
く田舎の風景、砂ぼこりが舞うかすんだ駅に並ぶ商店、サッ
てい不を大し
てに会皆十